強風の硫黄岳と赤岳 赤岳鉱泉宿泊
- GPS
- 13:28
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,824m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 6:53
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:33
コース定数って自分の行動時間で計算しているけれども、もしかして間違っている?
天候 | 初日は曇り、稜線では強風(予報では21m/sとかだったのでそのくらいか)。夕方は青空が出た。登山口で-5℃、硫黄岳山頂で-12℃。 2日目は雪。朝は尾根で強風(これも予報で18m/sとかだったのでそのくらいか)、その後緩んだ。赤岳山頂付近で-15℃。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
諏訪湖SAはフードコート24時間営業で、早朝から給油もできてありがたい。 八ヶ岳山荘~赤岳山荘の道は、タイヤチェーンをつける気満々で行ったが、雪がなくて拍子抜け。赤岳山荘に近づくと雪が出てきて急坂もあったので、チェーンがないと厳しい時期もあると思う。今回はスタッドレス・4WDで問題なかった。 雪がなくても轍が深いので、車高低い車では難しそう。 赤岳山荘の駐車場には6時50分ごろ到着。先着10台ほど。 下山時には満車で、駐車場の外まで車が止めてあった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢ルート:ツボ足で問題なし。氷の板がむき出しになっているところが数か所あり、そこだけはかなり慎重に。 赤岳鉱泉~赤岩ノ頭:アイゼン、トレッキングポールで問題なし。 赤岩ノ頭~硫黄岳:ピッケルでも良かったかもしれないが、トレッキングポールで行った。強風で視界悪かった。 赤岳鉱泉~行者小屋:ツボ足で問題なし。 行者小屋~赤岳:階段が出てくるあたりからはピッケル必要。階段が埋まり切っていなくて、登りはまだしも下りにくいと感じた。中岳分岐のあたりで風が強まるが、じきに岩に遮られて弱くなる。キレット分岐から竜頭峰分岐の登りが最も緊張した。 南沢ルート:ツボ足で問題なし。こちらは凍結しているところはなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
セプター35
ビーコン
予備電池
プローブ
ショベル
アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
スリング
カラビナ
ヘルメット
ダウンフーディ
エバーブレスアクロジャケット
予備グローブ
予備ソックス
サングラス
ゴーグル
バラクラバ
ヘッドライト
予備ヘッドライト
行動食
山専ボトル
ナルゲンボトル
笛
日焼け止め
手ぬぐい
ファーストエイド
ポケットティッシュ
予備靴ひも
ピコシェルター
エマージェンシーシート
マルチツール
モバイルバッテリー
Focus
カメラ
コンパス
地形図
iPhone
ストラップとタッチペン
時計
財布
|
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備考 | 【装備】 ・10.2kg。湯0.5L+ポカリ0.5L。 【服装】 《上半身》 ・ドライレイヤーウォーム(Finetrack) ・DF Mesh Merino Hoody(山と道) ・ポリゴン2ULジャケット(Finetrack) ・フロウラップフーディ(Finetrack) ・メリノスピンバラクラバ(Finetrack) ・ヘルメット(Petzl) 硫黄岳の時は、赤岩ノ頭でハードシェルを着込んだ。風が強くて着るのにてこずった。稜線に出る前に着ておくべきだった。強風による冷え込みを遮ってくれたが、それでも若干寒かった。 赤岳の時は、前日の反省で行者小屋でハードシェルを着た。硫黄岳の時ほど風が強くなかったこともあって、快適だった。 DF Mesh Merinoの下にドライレイヤーウォームを着るかどうか迷っていたが、着て正解だった。DF Mesh Merinoはサムホールがないのが気になっていたけれども、裾が十分長いグローブだったためか問題なかった。 《下半身》 ・ドライレイヤータイツ(Finetrack) ・メリノスピンライトタイツ(Finetrack) ・ドラウトクローパンツ(Finetrack) ・エバーブレスアクロパンツ(Finetrack) ちょうど良く、問題なし。 《グローブ》 初日 ・メリノウールグローブタッチ(Mont-bell) ・ソロイスト(Black Diamond) 2日目 ・200 OASIS GLOVE LINER(icebreaker) ・ラックナーグローブ(Lackner Wolle) ・シェルオーバーグローブ(Bailess) 《足元》 ・Dry Layer Socks(Finetrack) ・RLメリノ・エクスペディションクルー(Caravan) ・MANTATECH GTX(Scarpa) ・クロコダイルゲイター(Outdoor Research) 《課題》 ●ゴーグル ・以前から持ち歩いていたが今回ようやく本格稼働のアルパインゴーグルHD(Mont-bell)。 ・いろいろあるラインアップから明るいゴーグルを選んだはずだけども、暗くて見にくい。ゴーグルは天気の悪い時にするものなので、もっと明るいモデルがあって良いはずと思うのだが。調光レンズにすれば良かったか? ・それよりもすぐに曇ってしまって使い物にならず。以前、伯耆大山で吹雪だった時はスキー用ゴーグルを使っていて、それより良いゴーグルと思って買ったつもりだったが、スキー用の方がましだった。スキー用はダブルレンズだからその差か? ●グローブ ・いつも、想定(山頂を想定している)よりライトなものも一つ持とうと思いつつ置いてきてしまう。 ・初日と2日目で違う組み合わせにしてみた。 ・初日のソロイストの方が保温力は高いと感じた。しかし、ごつくて、カメラを扱いづらい。 ・2日目のラックナーグローブ+シェルグローブでも、時々指を動かしていれば特に問題なかった。また、カメラやスマホを扱いやすく、グローブを外さなくてはいけない場面ができないのでこちらの方が良い。 ●ヘルメット ・ヘルメットはペツルのBoreoなのだが、夏にぴったりなので、バラクラバを重ねるとぴっちりでバックルを締めにくい。まあ、頭が痛くなったりはしなかったので、しばらくは我慢するか。。。(それよりゴーグルだ) |
感想
前日夜まで天気図をにらみながら、うんうん悩んでいたが、強風で撤退するのも良い経験だろう!と心を決めて出発。
赤岳山荘までの道を運転するのが初めてで少し不安だったが、まだ雪が少なく問題なかった。
赤岳鉱泉に到着して、すぐ装備を準備して硫黄岳に出発。
赤岩ノ頭より先は強風で、雪または霧氷が叩きつけられてきた。これは冷えると思って、久々にハードシェルの出番となった。
トレースは視界が悪いのと雪が軽くてすぐに風で飛んでしまうのとで、全く確認できないが、とにかく尾根伝いに行けば良いのだからと進んだ。地形が複雑だったら引き返していたと思う。
ゴーグルが完全に曇ってしまってというか内側が凍結してしまった感じで使えず、吹き上げてくる風が強いときは立ち止まりつつ、ゆっくり進んでいたのだが、拍子抜けするくらいすぐに硫黄岳に着いた。
冷えていると、今まで気になったことがないようなところが硬くなるというか、ひきつるような感覚があった。意識してよい姿勢をキープしていないと、おかしなところを痛めそう。
赤岳鉱泉で赤ワインで祝杯。おいしくて昼に1本、夜に1本飲んでしまった。
2日目、赤岳に行くには、行きを地蔵尾根、帰りを文三郎尾根にできるとよいと思っていた。
しかし、行者小屋手前で地蔵尾根分岐を見たところ、誰も行ってない。地蔵尾根は無雪期にも通ったことがないので、経験済みの文三郎尾根を行くことにした。
行者小屋では、アイゼン、ヘルメット、ハードシェルを装着。ピッケルはザックと背中の間にさして出発。これらの作業は阿弥陀岳との分岐あたりでもよかったかも。
階段が出てきたあたりからピッケルに切り替え。
とにかく登るが、急坂続きで下りられるんだろうかと不安を感じつつ登る。
下りてくる人たちもいて、最初のうちは皆さん展望荘から、そのうち文三郎を登っていたが風が強いので撤退するという人たちが出てきた。
こちらとしては、昨日の硫黄岳の方が風が強かったので、風はあまり気にならず登り続けた。
中岳の分岐辺りは一番風が強かったが、しばらく行くと岩に遮られたからなのか弱くなった。
キレット分岐から竜頭峰分岐までが最も厳しかったが、なんとか乗り切った。
赤岳山頂にたどり着いて、自然と「やった!」という声が出た。
北峰も行って、まさに凍てついている頂上山荘の前であんぱんを食べた。展望荘から来た人たちのトレースは全く残っておらず、安全策をとって下山は文三郎を戻ることにした。
登っている間は下りられるか不安だったが、案外すんなりと降りることができた。
行者小屋でビーフカレー。美味しくて勢いよく食べてしまった。
南沢ルートで下山中、登ってくる人と多くすれ違った。多くの人がアイゼンをしているが、なぜなのだろうか?練習?アイゼン履かない方が歩きやすいので不思議だったが、なんとなく尋ねにくくて謎。
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