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Yamareco

記録ID: 7627469
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

強風の硫黄岳と赤岳 赤岳鉱泉宿泊

2024年12月27日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:28
距離
17.8km
登り
1,824m
下り
1,822m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:36
休憩
1:17
合計
6:53
距離 9.2km 登り 1,101m 下り 570m
7:27
5
7:32
5
7:37
7:38
41
8:19
8:20
55
9:15
9:43
6
9:54
10:00
88
11:28
11:29
49
12:18
12:56
21
13:17
54
14:11
14:12
4
14:20
日帰り
山行
5:18
休憩
1:15
合計
6:33
距離 8.6km 登り 723m 下り 1,252m
7:04
29
7:33
9
7:42
7:56
12
8:08
8:09
57
9:18
9:27
16
9:43
9:51
11
10:02
10:07
3
10:10
10:13
12
10:25
10:33
2
10:35
8
10:43
10:46
7
10:53
10:54
5
11:39
11:58
42
12:40
12:41
53
13:34
3
13:37
赤岳山荘
コース定数 初日24.2、2日目20.1。
コース定数って自分の行動時間で計算しているけれども、もしかして間違っている?
天候 初日は曇り、稜線では強風(予報では21m/sとかだったのでそのくらいか)。夕方は青空が出た。登山口で-5℃、硫黄岳山頂で-12℃。
2日目は雪。朝は尾根で強風(これも予報で18m/sとかだったのでそのくらいか)、その後緩んだ。赤岳山頂付近で-15℃。
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜、諏訪湖SA車中泊。ダウンコートを着込んで、モンベルダウンハガー#3ファスナー全開で、起きた時には冷え込んでいると感じた。
諏訪湖SAはフードコート24時間営業で、早朝から給油もできてありがたい。

八ヶ岳山荘~赤岳山荘の道は、タイヤチェーンをつける気満々で行ったが、雪がなくて拍子抜け。赤岳山荘に近づくと雪が出てきて急坂もあったので、チェーンがないと厳しい時期もあると思う。今回はスタッドレス・4WDで問題なかった。
雪がなくても轍が深いので、車高低い車では難しそう。

赤岳山荘の駐車場には6時50分ごろ到着。先着10台ほど。
下山時には満車で、駐車場の外まで車が止めてあった。
コース状況/
危険箇所等
北沢ルート:ツボ足で問題なし。氷の板がむき出しになっているところが数か所あり、そこだけはかなり慎重に。
赤岳鉱泉~赤岩ノ頭:アイゼン、トレッキングポールで問題なし。
赤岩ノ頭~硫黄岳:ピッケルでも良かったかもしれないが、トレッキングポールで行った。強風で視界悪かった。
赤岳鉱泉~行者小屋:ツボ足で問題なし。
行者小屋~赤岳:階段が出てくるあたりからはピッケル必要。階段が埋まり切っていなくて、登りはまだしも下りにくいと感じた。中岳分岐のあたりで風が強まるが、じきに岩に遮られて弱くなる。キレット分岐から竜頭峰分岐の登りが最も緊張した。
南沢ルート:ツボ足で問題なし。こちらは凍結しているところはなかった。
前夜は諏訪湖SA車中泊。
2024年12月27日 00:36撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 0:36
前夜は諏訪湖SA車中泊。
赤岳山荘駐車場は先客10台で、余裕があった。年末なので混むかと思っていたが、まだ金曜だからか。
美濃戸山荘前で-5℃。
2024年12月27日 07:36撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 7:36
赤岳山荘駐車場は先客10台で、余裕があった。年末なので混むかと思っていたが、まだ金曜だからか。
美濃戸山荘前で-5℃。
ポリゴン脱いだ。-7℃。
2024年12月27日 07:54撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 7:54
ポリゴン脱いだ。-7℃。
2024年12月27日 08:10撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 8:10
北沢はツボ足で問題なし。数か所凍結していて滑りやすかったので、そこさえ気を付ければ。
2024年12月27日 08:31撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 8:31
北沢はツボ足で問題なし。数か所凍結していて滑りやすかったので、そこさえ気を付ければ。
赤岳鉱泉到着。
2024年12月27日 09:16撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 9:16
赤岳鉱泉到着。
もうチェックインできるということだったが、そのまま硫黄岳に向かうことにした。アイゼン、ヘルメット装着。ピッケルはしばらく要らないと思ってトレッキングポールで。
2024年12月27日 09:33撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 9:33
もうチェックインできるということだったが、そのまま硫黄岳に向かうことにした。アイゼン、ヘルメット装着。ピッケルはしばらく要らないと思ってトレッキングポールで。
2024年12月27日 10:11撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 10:11
-12℃を一旦みたがここでは-10℃。
下りてくる人に話を聞いたら、強風でトレースもないし撤退とのことだった。もうすぐ赤岩ノ頭なので、ここでゴーグル装着。
2024年12月27日 11:24撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 11:24
-12℃を一旦みたがここでは-10℃。
下りてくる人に話を聞いたら、強風でトレースもないし撤退とのことだった。もうすぐ赤岩ノ頭なので、ここでゴーグル装着。
赤岩ノ頭。-10℃、風強い。
少し進んでから、これは身体が冷えると思って、ハードシェル装着。強風で着るのにてこずった。
2024年12月27日 11:34撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 11:34
赤岩ノ頭。-10℃、風強い。
少し進んでから、これは身体が冷えると思って、ハードシェル装着。強風で着るのにてこずった。
どこが道なのか分からないが、尾根沿いに行くだけの単純な地形なので、気にせず行きやすいところを行く。
風は相当強く、身体が流されそうなときもあった。
2024年12月27日 12:07撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 12:07
どこが道なのか分からないが、尾根沿いに行くだけの単純な地形なので、気にせず行きやすいところを行く。
風は相当強く、身体が流されそうなときもあった。
なんだか割とあっさりと到着。-12℃強風。赤岳の予報で21m/sとかだったので、そのくらいはあったのだと思う。
2024年12月27日 12:16撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 12:16
なんだか割とあっさりと到着。-12℃強風。赤岳の予報で21m/sとかだったので、そのくらいはあったのだと思う。
爆裂火口ははっきりとは見えない。
2024年12月27日 12:30撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 12:30
爆裂火口ははっきりとは見えない。
それよりロープに着いた霧氷が面白い。
2024年12月27日 12:35撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 12:35
それよりロープに着いた霧氷が面白い。
もう少し見えてほしかった!
天候回復見込みないので下山。
2024年12月27日 12:40撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 12:40
もう少し見えてほしかった!
天候回復見込みないので下山。
これはこれで良い景色。
2024年12月27日 13:24撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 13:24
これはこれで良い景色。
樹林帯は風弱い。
2024年12月27日 13:31撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 13:31
樹林帯は風弱い。
細口ナルゲンにポカリを入れて行ったら、凍結して飲めなかった。
2024年12月27日 13:46撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 13:46
細口ナルゲンにポカリを入れて行ったら、凍結して飲めなかった。
トレースが消えている。積もっているのは飛ばされた霧氷。雪崩っぽくはないけど、さらっさらのパウダースノーなので流れてくるのかな…
2024年12月27日 13:58撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 13:58
トレースが消えている。積もっているのは飛ばされた霧氷。雪崩っぽくはないけど、さらっさらのパウダースノーなので流れてくるのかな…
赤岳鉱泉に戻って-10℃。
2024年12月27日 14:21撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 14:21
赤岳鉱泉に戻って-10℃。
冬季硫黄岳登頂祝い。
ハーフボトル、余ったら晩ご飯に持ち込むつもりだったが、余らなかった。。。
2024年12月27日 14:36撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 14:36
冬季硫黄岳登頂祝い。
ハーフボトル、余ったら晩ご飯に持ち込むつもりだったが、余らなかった。。。
お昼ご飯にしょうゆラーメン。
2024年12月27日 14:39撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 14:39
お昼ご飯にしょうゆラーメン。
モツ煮も。
2024年12月27日 14:39撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 14:39
モツ煮も。
夕方近くなって、小屋上空は青空になった。
2024年12月27日 16:09撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/27 16:09
夕方近くなって、小屋上空は青空になった。
よなよなエールはおいしい。
2024年12月27日 16:17撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 16:17
よなよなエールはおいしい。
この日は大部屋に2人のみ、贅沢に場所を使って荷物を広げられて良かった。
2024年12月27日 16:21撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 16:21
この日は大部屋に2人のみ、贅沢に場所を使って荷物を広げられて良かった。
晩ご飯はステーキだった。
前回はシチューだったので、赤岳鉱泉での初ステーキ。
加えて赤ワインハーフボトルもう1本。
2024年12月27日 17:53撮影 by  iPhone 16, Apple
12/27 17:53
晩ご飯はステーキだった。
前回はシチューだったので、赤岳鉱泉での初ステーキ。
加えて赤ワインハーフボトルもう1本。
赤岳鉱泉から行者小屋への移動。ツボ足で問題なし。
2024年12月28日 07:28撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 7:28
赤岳鉱泉から行者小屋への移動。ツボ足で問題なし。
地蔵尾根への分岐。誰も行ってない。。。
地蔵尾根は無雪期にも行ったことがないので、ここは経験のある文三郎尾根から行くことにした。
2024年12月28日 07:40撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 7:40
地蔵尾根への分岐。誰も行ってない。。。
地蔵尾根は無雪期にも行ったことがないので、ここは経験のある文三郎尾根から行くことにした。
行者小屋でアイゼン、ヘルメット、ハードシェル装着。ピッケルはザックと背中の間にさして、とりあえずトレッキングポールでスタート。
階段が出てくるあたりから傾斜が急なので、ピッケルに切り替え。
2024年12月28日 08:23撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 8:23
行者小屋でアイゼン、ヘルメット、ハードシェル装着。ピッケルはザックと背中の間にさして、とりあえずトレッキングポールでスタート。
階段が出てくるあたりから傾斜が急なので、ピッケルに切り替え。
記憶より急傾斜なような。。。
2024年12月28日 08:29撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 8:29
記憶より急傾斜なような。。。
岩々しい。
2024年12月28日 08:54撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 8:54
岩々しい。
中岳分岐が見えた。
これより手前で何組か撤退される方に遭遇。風が強くて、、、ということだった。
一応、ここでゴーグル装着したが、とても見えにくかったのですぐ外した。
2024年12月28日 09:15撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 9:15
中岳分岐が見えた。
これより手前で何組か撤退される方に遭遇。風が強くて、、、ということだった。
一応、ここでゴーグル装着したが、とても見えにくかったのですぐ外した。
この手前がどう行くのか思い出せず、うろうろしてしまった。-14℃。
2024年12月28日 09:40撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 9:40
この手前がどう行くのか思い出せず、うろうろしてしまった。-14℃。
鎖場。
2024年12月28日 09:43撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 9:43
鎖場。
険しい。慎重に。
2024年12月28日 09:49撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 9:49
険しい。慎重に。
ここまで来たらもうすぐ!
2024年12月28日 10:02撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 10:02
ここまで来たらもうすぐ!
はしごがいくつかあって、
2024年12月28日 10:10撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 10:10
はしごがいくつかあって、
赤岳山頂!
2024年12月28日 10:12撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 10:12
赤岳山頂!
真っ白になってる。
2024年12月28日 10:14撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 10:14
真っ白になってる。
頂上山荘へ。
2024年12月28日 10:14撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 10:14
頂上山荘へ。
まさに凍てついている。
頂上山荘の前であんパンを食べ、水分補給。
2024年12月28日 10:19撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 10:19
まさに凍てついている。
頂上山荘の前であんパンを食べ、水分補給。
-15℃。
地蔵尾根の方はまた今度ということにして、安全策をとってきた道を戻ることにした。そうすると、続々と人が登ってきていて、ちょっとした渋滞も。
下山は意外と難しくなかった。
2024年12月28日 10:21撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 10:21
-15℃。
地蔵尾根の方はまた今度ということにして、安全策をとってきた道を戻ることにした。そうすると、続々と人が登ってきていて、ちょっとした渋滞も。
下山は意外と難しくなかった。
行者小屋でビーフカレー注文。
2024年12月28日 11:40撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 11:40
行者小屋でビーフカレー注文。
うまかった!
2024年12月28日 11:48撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 11:48
うまかった!
南沢もツボ足で問題なし。
北沢のように凍結している箇所もなし。
2024年12月28日 12:11撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 12:11
南沢もツボ足で問題なし。
北沢のように凍結している箇所もなし。
年末の土曜だけあってか、上がってくる人多数だった。
2024年12月28日 12:41撮影 by  NIKON Z6_3, NIKON CORPORATION
12/28 12:41
年末の土曜だけあってか、上がってくる人多数だった。
これを越えるとすぐ美濃戸山荘だった。
赤岳山荘駐車場は満車。駐車場の外に停めている車も多かった。
2024年12月28日 13:31撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 13:31
これを越えるとすぐ美濃戸山荘だった。
赤岳山荘駐車場は満車。駐車場の外に停めている車も多かった。
諏訪湖SAで山賊焼きとコーヒー調達。
2024年12月28日 14:42撮影 by  iPhone 16, Apple
12/28 14:42
諏訪湖SAで山賊焼きとコーヒー調達。

装備

個人装備
セプター35 ビーコン 予備電池 プローブ ショベル アイゼン チェーンスパイク ピッケル スリング カラビナ ヘルメット ダウンフーディ エバーブレスアクロジャケット 予備グローブ 予備ソックス サングラス ゴーグル バラクラバ ヘッドライト 予備ヘッドライト 行動食 山専ボトル ナルゲンボトル 日焼け止め 手ぬぐい ファーストエイド ポケットティッシュ 予備靴ひも ピコシェルター エマージェンシーシート マルチツール モバイルバッテリー Focus カメラ コンパス 地形図 iPhone ストラップとタッチペン 時計 財布
備考 【装備】
・10.2kg。湯0.5L+ポカリ0.5L。

【服装】
《上半身》
・ドライレイヤーウォーム(Finetrack)
・DF Mesh Merino Hoody(山と道)
・ポリゴン2ULジャケット(Finetrack)
・フロウラップフーディ(Finetrack)
・メリノスピンバラクラバ(Finetrack)
・ヘルメット(Petzl)

硫黄岳の時は、赤岩ノ頭でハードシェルを着込んだ。風が強くて着るのにてこずった。稜線に出る前に着ておくべきだった。強風による冷え込みを遮ってくれたが、それでも若干寒かった。
赤岳の時は、前日の反省で行者小屋でハードシェルを着た。硫黄岳の時ほど風が強くなかったこともあって、快適だった。

DF Mesh Merinoの下にドライレイヤーウォームを着るかどうか迷っていたが、着て正解だった。DF Mesh Merinoはサムホールがないのが気になっていたけれども、裾が十分長いグローブだったためか問題なかった。

《下半身》
・ドライレイヤータイツ(Finetrack)
・メリノスピンライトタイツ(Finetrack)
・ドラウトクローパンツ(Finetrack)
・エバーブレスアクロパンツ(Finetrack)

ちょうど良く、問題なし。

《グローブ》
初日
・メリノウールグローブタッチ(Mont-bell)
・ソロイスト(Black Diamond)
2日目
・200 OASIS GLOVE LINER(icebreaker)
・ラックナーグローブ(Lackner Wolle)
・シェルオーバーグローブ(Bailess)

《足元》
・Dry Layer Socks(Finetrack)
・RLメリノ・エクスペディションクルー(Caravan)
・MANTATECH GTX(Scarpa)
・クロコダイルゲイター(Outdoor Research)

《課題》
●ゴーグル
・以前から持ち歩いていたが今回ようやく本格稼働のアルパインゴーグルHD(Mont-bell)。
・いろいろあるラインアップから明るいゴーグルを選んだはずだけども、暗くて見にくい。ゴーグルは天気の悪い時にするものなので、もっと明るいモデルがあって良いはずと思うのだが。調光レンズにすれば良かったか?
・それよりもすぐに曇ってしまって使い物にならず。以前、伯耆大山で吹雪だった時はスキー用ゴーグルを使っていて、それより良いゴーグルと思って買ったつもりだったが、スキー用の方がましだった。スキー用はダブルレンズだからその差か?

●グローブ
・いつも、想定(山頂を想定している)よりライトなものも一つ持とうと思いつつ置いてきてしまう。
・初日と2日目で違う組み合わせにしてみた。
・初日のソロイストの方が保温力は高いと感じた。しかし、ごつくて、カメラを扱いづらい。
・2日目のラックナーグローブ+シェルグローブでも、時々指を動かしていれば特に問題なかった。また、カメラやスマホを扱いやすく、グローブを外さなくてはいけない場面ができないのでこちらの方が良い。

●ヘルメット
・ヘルメットはペツルのBoreoなのだが、夏にぴったりなので、バラクラバを重ねるとぴっちりでバックルを締めにくい。まあ、頭が痛くなったりはしなかったので、しばらくは我慢するか。。。(それよりゴーグルだ)

感想

前日夜まで天気図をにらみながら、うんうん悩んでいたが、強風で撤退するのも良い経験だろう!と心を決めて出発。

赤岳山荘までの道を運転するのが初めてで少し不安だったが、まだ雪が少なく問題なかった。

赤岳鉱泉に到着して、すぐ装備を準備して硫黄岳に出発。
赤岩ノ頭より先は強風で、雪または霧氷が叩きつけられてきた。これは冷えると思って、久々にハードシェルの出番となった。
トレースは視界が悪いのと雪が軽くてすぐに風で飛んでしまうのとで、全く確認できないが、とにかく尾根伝いに行けば良いのだからと進んだ。地形が複雑だったら引き返していたと思う。
ゴーグルが完全に曇ってしまってというか内側が凍結してしまった感じで使えず、吹き上げてくる風が強いときは立ち止まりつつ、ゆっくり進んでいたのだが、拍子抜けするくらいすぐに硫黄岳に着いた。
冷えていると、今まで気になったことがないようなところが硬くなるというか、ひきつるような感覚があった。意識してよい姿勢をキープしていないと、おかしなところを痛めそう。

赤岳鉱泉で赤ワインで祝杯。おいしくて昼に1本、夜に1本飲んでしまった。

2日目、赤岳に行くには、行きを地蔵尾根、帰りを文三郎尾根にできるとよいと思っていた。
しかし、行者小屋手前で地蔵尾根分岐を見たところ、誰も行ってない。地蔵尾根は無雪期にも通ったことがないので、経験済みの文三郎尾根を行くことにした。
行者小屋では、アイゼン、ヘルメット、ハードシェルを装着。ピッケルはザックと背中の間にさして出発。これらの作業は阿弥陀岳との分岐あたりでもよかったかも。
階段が出てきたあたりからピッケルに切り替え。
とにかく登るが、急坂続きで下りられるんだろうかと不安を感じつつ登る。
下りてくる人たちもいて、最初のうちは皆さん展望荘から、そのうち文三郎を登っていたが風が強いので撤退するという人たちが出てきた。
こちらとしては、昨日の硫黄岳の方が風が強かったので、風はあまり気にならず登り続けた。
中岳の分岐辺りは一番風が強かったが、しばらく行くと岩に遮られたからなのか弱くなった。
キレット分岐から竜頭峰分岐までが最も厳しかったが、なんとか乗り切った。
赤岳山頂にたどり着いて、自然と「やった!」という声が出た。
北峰も行って、まさに凍てついている頂上山荘の前であんぱんを食べた。展望荘から来た人たちのトレースは全く残っておらず、安全策をとって下山は文三郎を戻ることにした。
登っている間は下りられるか不安だったが、案外すんなりと降りることができた。

行者小屋でビーフカレー。美味しくて勢いよく食べてしまった。

南沢ルートで下山中、登ってくる人と多くすれ違った。多くの人がアイゼンをしているが、なぜなのだろうか?練習?アイゼン履かない方が歩きやすいので不思議だったが、なんとなく尋ねにくくて謎。

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