蝶ヶ岳-常念岳(三股から)〜穂高岳・槍ヶ岳の最高級の展望台
- GPS
- 33:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,076m
- 下り
- 2,065m
コースタイム
‘目:歩行時間5時間15分/P三股登山口(無料駐車場:標高1,270m)-(20分)-三股(前常念岳分岐)-力水-(2時間30分)-まめうち平-蝶沢源流(最終水場)-(2時間5分)-大滝山分岐(お花畑)-(15分)-▲蝶ヶ岳(2,677m)-(5分)-蝶ヶ岳ヒュッテ
日目:歩行時間10時間45分/蝶ヶ岳ヒュッテ-(35分)-▲蝶槍-(20分)-横尾分岐-(15分)-蝶槍(巻き道あり)-(4時間15分)-▲常念岳-(1時間)-▲前常念岳-(1時間30分)-稜線分岐(三股下降点)-(2時間30分)-三股-(20分)- P三股登山口(無料駐車場):タクシーはここまで入る。
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2004年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新宿から松本まで JR中央東線特急「あずさ」で2時間40分 名古屋から松本まで JR中央西線特急「しなの」で2時間5分 松本から豊科まで JR大糸線 普通列車で30分 豊科駅下車 豊科駅から三股登山口まで タクシーで約35分 松本空港から三股登山口まで タクシーで約50分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*北アルプスの入門コースとしては、三股-蝶ヶ岳ヒュッテを一泊で往復が適する。 *脚力にある程度自信があるならば、本コースで稜線歩きが楽しめる。 *別のコース設定(2泊3日)三股-蝶ヶ岳-○K1蝶ヶ岳ヒュッテ-蝶槍-常念岳-○K2常念小屋-常念岳-前常念岳-三股(マイカーでなければ、常念小屋から一ノ沢へ下ってもよい。ヒエ平までタクシーが入る。) *蝶ヶ岳ヒュッテHP http://www.inett.or.jp/mt-chou/ *常念小屋HP http://www.mt-jonen.com/ *国営アルプスあづみの公園 http://www.azumino.go.jp/ *ホリデーユー四季の郷 http://www.holiday-you.co.jp/access.html *道の駅 旬の味ほりがね(堀金)物産センター http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/agri/horigane.htm ★長野県警察・山岳情報(登山届) http://www.pref.nagano.jp/police/sangaku/sangaku.htm |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
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写真
感想
・コースガイド風のコメント
蝶ヶ岳は、北アルプスの入門コースに最適。
他の入門の山としては、唐松岳、爺ヶ岳、燕岳、立山、乗鞍岳。
蝶ヶ岳から常念岳の稜線は、何度もアップダウンがあるため、1泊2日の場合、健脚向きとなる。ただし、常念小屋に泊まり2泊3日とすれば、ゆったりとした、最上級の穂高岳・槍ヶ岳の展望が得られる稜線歩きが楽しめる。
三股登山口の駐車場までの道路は、舗装されている。すれ違いには注意が必要。ヘッドライトを点灯するのが良い。途中で前常念岳が望める。
【1日目】三股登山口 - 蝶ヶ岳ヒュッテ:歩行時間5時間15分
三股登山口の駐車場には、トイレが設置されている。その先は砂利道の林道で、ゲートが設置されている。タクシーもここまで乗り入れる。車上狙い注意の案内があった。
林道終点には、登山届を提出する案内所がある。すぐ先には、前常念岳方面への分岐標識がある。(本沢増水時には、前常念岳方面に進み迂回路を利用することができる。)本沢沿いを直進すると、吊橋があり南側へ渡る。急坂を少し上ると『力水』と呼ばれる水場がある。
急な針葉樹林帯を上っていくと、標高1,916mの平らな『まめうち平』に到着する。途中の尾根の樹間からは、常念沢と常念岳を望むことができる。また途中に『恐竜木』と呼ばれる面白い木があるようです。Google画像参照 http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%E8%9D%B6%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%80%80%E6%81%90%E7%AB%9C%E6%9C%A8+OR+%E6%81%90%E7%AB%9C%E3%80%80&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
しばらく標高2,014m地点まで、緩やかな上りが続く。その先急坂となり、トラバース部先の標高2,150m付近に、蝶沢源流の水場がある。干天時に涸れることもあるが、上流に上っていくと水が出ている場合がある。
その後急坂を上っていくと時期に応じた高山植物(オオサクラソウ・キヌガサソウ・シナノキンバイ・ハクサンシャクナゲ・ハクサンフウロ・チングルマ・クルマユリ・ツマトリソウ・ウサギギク・ツルリンドウ・タカネザクラなど)が見られる。
標高2,500m付近には、最終ベンチがある。
標高2,600mで、大滝山方面からの中村新道と合流する。この付近は森林限界のハイマツ帯で、お花畑が広がっている。ガスが発生している時に、雷鳥に遭遇することがある。
えぐられた道を上っていくと長塀尾根に合流。そこには、キャンプ指定地(約30張)があり、すぐ南のピークが蝶ヶ岳山頂(2,677m)である。1990年頃以前は、北側にある三等三角点(2664.32 m)が蝶ヶ岳の山頂とされていた。
山頂すぐ北側に、蝶ヶ岳ヒュッテがある。収容人数(250人)。詳細はHP参照。
http://www.inett.or.jp/mt-chou/
Wikipedia参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%B6%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%86
小屋では、他の山小屋同様に、生ビールを提供している。山小屋の横にはベンチとテーブルがあり、その先のピークには、展望盤が設置されていて、360度の展望が得られる。穂高岳・槍ヶ岳の最良の展望台となっている
シーズン終了後は、小屋の一部が冬期避難小屋(緊急避難用)として開放されている。夜には、蝶ヶ岳ヒュッテ前からは、あづみ野の夜景が見られる。
【2日目】蝶ヶ岳ヒュッテ - 常念岳 - 三股:歩行時間10時間45分
翌朝、蝶ヶ岳ヒュッテ前の展望台からは、ご来光や穂高岳・槍ヶ岳のモルゲンロートなどの眺望が得られる。
蝶ヶ岳ヒュッテから蝶槍への稜線上からは、素晴らしい展望が得られる。
ハイマツ帯と砂礫岩の登山道を進んでいくと、標高2,625mのコルの横尾分岐に到着する。その先には、三角点があり、尖った頂点の蝶槍がすぐ北側に望める。蝶槍は、常念岳の良い展望台となっている。
蝶槍の西側に巻き道があるが、展望が良い稜線のコースがお勧め。
いったん標高2,462mのコルまで急坂を下り、2,592mのピークまで上り返す。この手前にもお花畑があり、多くの高山植物(ハクサンチドリ・ハクサンシャクナゲ・ヨツバシオガマなど)が見られる。このピークからは、南側にピラミダルな蝶槍を望むことができる。 さらに、急坂を下り再び上り返すと標高2,512mのピークに到着する。岩の山頂で、展望が良い休憩ポイントになっている。
いったん少し下ると、常念岳を眺めながらの急な砂礫岩の上りが常念岳まで続く。
常念岳山頂も、日本百名山にふさわしい360度の絶景が得られる。蝶ヶ岳からとは、少し違った穂高岳・槍ヶ岳の山容となっている。
山頂から少し北へ向ったところには、前常念岳への分岐がある。
南南東へ下っていくと、一等三角点(2661.78m)がある、前常念岳に到着する。山頂には祠がある。
標高2,355m地点までは、急な下り坂が続き、次第に勾配が緩くなり標高2,170mで、三股下降点となる。この先、三股まで展望のない針葉樹林帯の急坂が延々と続く。本沢合流点からは、三股登山口の駐車場は近い。
下山時の帰路途中にあるホリデーユー四季の郷の日帰り湯で、疲れを癒すことができる。
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