【1日目】11月30日(月)
6:07 白沢登山口出発
去年は登山口に雪はなかったが、今年は薄っすらと雪が積もっている。
この時点で、去年よりも遥かに厳しい登山になる事が容易に予測できた。
0
11/30 6:07
【1日目】11月30日(月)
6:07 白沢登山口出発
去年は登山口に雪はなかったが、今年は薄っすらと雪が積もっている。
この時点で、去年よりも遥かに厳しい登山になる事が容易に予測できた。
途中の橋や手すりが取り外されているとの案内板。
すべて取り外されている訳ではなく、外されている場所も沢の水量が下がっているので渡れる。ハズ・・・
0
11/30 6:17
途中の橋や手すりが取り外されているとの案内板。
すべて取り外されている訳ではなく、外されている場所も沢の水量が下がっているので渡れる。ハズ・・・
一番最初の橋。
ハシゴを寝かせたような橋で、雪が積もりとても怖い(笑)
1
11/30 6:23
一番最初の橋。
ハシゴを寝かせたような橋で、雪が積もりとても怖い(笑)
去年は雪がなかったのでスイスイ進めた沢沿いも、今年は雪が道を隠し、探りながら進むトラバース道。
0
11/30 6:55
去年は雪がなかったのでスイスイ進めた沢沿いも、今年は雪が道を隠し、探りながら進むトラバース道。
紅葉ノ滝
この辺りは落ちれば30mくらい真っ逆さまの場所もあり、神経を使う。
ハシゴを寝かせた橋が点在。
雪を落としながら進むので、とにかく時間が掛かる。
絶対に足を落とせない場所なので慎重に進んだ。
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11/30 7:22
紅葉ノ滝
この辺りは落ちれば30mくらい真っ逆さまの場所もあり、神経を使う。
ハシゴを寝かせた橋が点在。
雪を落としながら進むので、とにかく時間が掛かる。
絶対に足を落とせない場所なので慎重に進んだ。
岩が露出している部分は氷で覆われていてツルツル。
下りでは使いたくないので、何としても燕岳まで抜けてしまいたい。
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11/30 7:30
岩が露出している部分は氷で覆われていてツルツル。
下りでは使いたくないので、何としても燕岳まで抜けてしまいたい。
沢床を歩く部分も雪と氷に悩まされた。
1
11/30 8:05
沢床を歩く部分も雪と氷に悩まされた。
魚止ノ滝が見えてきた。
この地点で既にかなりコースタイムから遅れてしまっている。
この雪では仕方ないか・・・
1
11/30 8:13
魚止ノ滝が見えてきた。
この地点で既にかなりコースタイムから遅れてしまっている。
この雪では仕方ないか・・・
9:29 最終水場に到着
ここまでコースタイムでは2時間20分だが、3時間20分も掛かってしまった。
重く湿った雪でズボンとグローブを濡らしてしまった。
去年はここまで雪無かったのに・・・。
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11/30 9:29
9:29 最終水場に到着
ここまでコースタイムでは2時間20分だが、3時間20分も掛かってしまった。
重く湿った雪でズボンとグローブを濡らしてしまった。
去年はここまで雪無かったのに・・・。
最終水場からは一気に急登となる。
レインパンツを履き、ラッセルグローブに変えて登って行く。
北側の谷を登っているので、太陽に当たる場面はほとんどなかった。
1
11/30 10:15
最終水場からは一気に急登となる。
レインパンツを履き、ラッセルグローブに変えて登って行く。
北側の谷を登っているので、太陽に当たる場面はほとんどなかった。
谷地形は吹き溜まりとなり、この辺りは股下まで埋まりながら登る。
一部アイゼンを使用した。
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11/30 13:30
谷地形は吹き溜まりとなり、この辺りは股下まで埋まりながら登る。
一部アイゼンを使用した。
14:33 大凪山山頂
この山頂標柱は地形図の山頂表記よりもかなり下に立っている。
ここまで来ると急登はひと段落し、なだらかな稜線を少しずつ登りながら進む。
今日は百曲りの取り付きにビバークで、余った時間で百曲りのトレース付けに行こうと考える。
こんなにも遅れてしまうとは・・・
2
11/30 14:33
14:33 大凪山山頂
この山頂標柱は地形図の山頂表記よりもかなり下に立っている。
ここまで来ると急登はひと段落し、なだらかな稜線を少しずつ登りながら進む。
今日は百曲りの取り付きにビバークで、余った時間で百曲りのトレース付けに行こうと考える。
こんなにも遅れてしまうとは・・・
ここまで登って来て、ようやく太陽がちゃんと見えるようになった。
だが、もう少ししたら沈んでしまう時間だ(汗)
2
11/30 14:52
ここまで登って来て、ようやく太陽がちゃんと見えるようになった。
だが、もう少ししたら沈んでしまう時間だ(汗)
樹林の間から安曇野が見える。
もうすっかり夕時の雰囲気。
1
11/30 15:55
樹林の間から安曇野が見える。
もうすっかり夕時の雰囲気。
あと30分で日没時間。
進めば進むほど雪が深くなり、どんどんペースが落ちてしまう。
この分だと百曲りの取り付きまでも行けなそうだ。
2
11/30 16:18
あと30分で日没時間。
進めば進むほど雪が深くなり、どんどんペースが落ちてしまう。
この分だと百曲りの取り付きまでも行けなそうだ。
16:56 標高2235m付近
暗くなり、僅かな平地が有ったのでここにビバークする事にする。
今年は去年よりも早く出発して、一日で小屋まで上がってやる!と意気込んで来たのに・・・
百曲りまでも辿り着けないだなんて。
さっと整地して幕営。
雪から水を作り米を炊く。
風もなく快適な夜だった。
1
11/30 16:56
16:56 標高2235m付近
暗くなり、僅かな平地が有ったのでここにビバークする事にする。
今年は去年よりも早く出発して、一日で小屋まで上がってやる!と意気込んで来たのに・・・
百曲りまでも辿り着けないだなんて。
さっと整地して幕営。
雪から水を作り米を炊く。
風もなく快適な夜だった。
【2日目】12月1日(火)
6:08 起床
なんと、2時間も寝坊してしまった!!
今回から新しい時計になったのだが、そのアラームの音が耳元に置いておかないと気付かないほど小さい。
完全に信じ切って寝ていたが、なにやらテントの外が明るく感じるようになり飛び起きた(笑)
完全にやっちまった(-.-)
2
12/1 7:14
【2日目】12月1日(火)
6:08 起床
なんと、2時間も寝坊してしまった!!
今回から新しい時計になったのだが、そのアラームの音が耳元に置いておかないと気付かないほど小さい。
完全に信じ切って寝ていたが、なにやらテントの外が明るく感じるようになり飛び起きた(笑)
完全にやっちまった(-.-)
7:45 出発 2.6℃
ここからはスノーシューで進むことにする。
1
12/1 7:42
7:45 出発 2.6℃
ここからはスノーシューで進むことにする。
なだらかな樹林帯を進む。
スノーシューの効果は絶大だ。
1
12/1 8:07
なだらかな樹林帯を進む。
スノーシューの効果は絶大だ。
百曲りの取り付き地点に到着。
雲海から僅かに有明山が顔を出していた。
1
12/1 8:17
百曲りの取り付き地点に到着。
雲海から僅かに有明山が顔を出していた。
取り付きからは百曲りの谷ルートには進まず、尾根を直登する事にした。
去年は谷ルートに進み、腰ほどまで埋まるラッセルを強いられた。
今年の積雪では更に酷い目に遭う可能性が高い。
少し登ったが、荷物を背負ってのラッセルは体力消耗が激しい。
ザックはデポして、百曲りの頭までトレースを付けに行ってきた。
1
12/1 10:56
取り付きからは百曲りの谷ルートには進まず、尾根を直登する事にした。
去年は谷ルートに進み、腰ほどまで埋まるラッセルを強いられた。
今年の積雪では更に酷い目に遭う可能性が高い。
少し登ったが、荷物を背負ってのラッセルは体力消耗が激しい。
ザックはデポして、百曲りの頭までトレースを付けに行ってきた。
尾根ルートはかなりの急登だが、トレースを付けた事により順調に登ることが出来た。
1
12/1 11:23
尾根ルートはかなりの急登だが、トレースを付けた事により順調に登ることが出来た。
百曲りの頭が近い。
晴れてきた!
2
12/1 12:19
百曲りの頭が近い。
晴れてきた!
頭に到着。
キレイ・・・
右側に見えるピークまで上がれば風上に出れるので、あそこまで頑張れば何とかなるハズ。
1
12/1 12:31
頭に到着。
キレイ・・・
右側に見えるピークまで上がれば風上に出れるので、あそこまで頑張れば何とかなるハズ。
登ってきた稜線を振り返る。
やはりスノーシューは偉大だ。
去年はワカンで来て本当に大変な思いをしたので、違いが本当によく分かる。
2
12/1 12:31
登ってきた稜線を振り返る。
やはりスノーシューは偉大だ。
去年はワカンで来て本当に大変な思いをしたので、違いが本当によく分かる。
ここからは餓鬼岳小屋の建物が見える。
夏道なら30分で行けるらしいが、雪が有ると2〜3時間は掛かる。
1
12/1 13:00
ここからは餓鬼岳小屋の建物が見える。
夏道なら30分で行けるらしいが、雪が有ると2〜3時間は掛かる。
ここは去年ビバークした場所。
去年より半日以上遅れてしまっている。
朝の寝坊が本当にイタイ・・・(笑)
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12/1 13:01
ここは去年ビバークした場所。
去年より半日以上遅れてしまっている。
朝の寝坊が本当にイタイ・・・(笑)
ここからは向こうの尾根までトラバースし、再び稜線に登り返すルートだが、少しでも早く風上の稜線に出たい為、少しトラバースしたところから稜線に向かって直登する。
0
12/1 13:06
ここからは向こうの尾根までトラバースし、再び稜線に登り返すルートだが、少しでも早く風上の稜線に出たい為、少しトラバースしたところから稜線に向かって直登する。
稜線の真下まで来た。
小さいが雪庇の様になっている。
1
12/1 13:44
稜線の真下まで来た。
小さいが雪庇の様になっている。
山頂を目視する。
ここを乗り越えれば向こう側の景色が見えるはず。
ワクワク。
1
12/1 13:46
山頂を目視する。
ここを乗り越えれば向こう側の景色が見えるはず。
ワクワク。
雪庇を壊し・・・
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12/1 13:49
雪庇を壊し・・・
見えたー!!
立山だー!!
2
12/1 13:52
見えたー!!
立山だー!!
どっこらしょ!!
1
12/1 13:54
どっこらしょ!!
おー。いい感じじゃん♪
踏んでも沈まない。
これなら山頂まで一気に進めるかも。
1
12/1 14:01
おー。いい感じじゃん♪
踏んでも沈まない。
これなら山頂まで一気に進めるかも。
この区間は最高だった。
スノーシューでグイグイ登って行ける。
5
12/1 14:02
この区間は最高だった。
スノーシューでグイグイ登って行ける。
唐沢岳。
既に唐沢岳はキャンセルする事に決めている。
とても行けるような時間はない。
今回も行けなかったかぁ・・・
2
12/1 14:06
唐沢岳。
既に唐沢岳はキャンセルする事に決めている。
とても行けるような時間はない。
今回も行けなかったかぁ・・・
登ってきた稜線を振り返る。
雲上の世界・・・気分爽快だ。
3
12/1 14:06
登ってきた稜線を振り返る。
雲上の世界・・・気分爽快だ。
日が陰り始め、日影に入ると寒く感じる。
0
12/1 14:43
日が陰り始め、日影に入ると寒く感じる。
隣の尾根が近くなってくると風下のこちらは雪が柔らかくなり、再びラッセルとなる。
ハイマツの上を歩いているような状態で、足元が定まらず疲れる。
0
12/1 14:43
隣の尾根が近くなってくると風下のこちらは雪が柔らかくなり、再びラッセルとなる。
ハイマツの上を歩いているような状態で、足元が定まらず疲れる。
モコモコのハイマツの上を登るような状態。
一度溶けて固まれば安定するのだろうけれど・・・
山頂はもう少しだ。頑張ろう。
1
12/1 15:08
モコモコのハイマツの上を登るような状態。
一度溶けて固まれば安定するのだろうけれど・・・
山頂はもう少しだ。頑張ろう。
見えた!
1
12/1 15:12
見えた!
15:12 餓鬼岳山頂 2647m
山頂にはほとんど雪なし。
去年のリベンジのはずが、更に苦戦を強いられてしまった。
それでも何とか登頂できたので満足は満足だ。
4
12/1 15:23
15:12 餓鬼岳山頂 2647m
山頂にはほとんど雪なし。
去年のリベンジのはずが、更に苦戦を強いられてしまった。
それでも何とか登頂できたので満足は満足だ。
前回ワカンで大失敗したが、今回のスノーシューは大いに役立った。
2
12/1 15:28
前回ワカンで大失敗したが、今回のスノーシューは大いに役立った。
唐沢岳の向こうに立山連峰。
1
12/1 15:28
唐沢岳の向こうに立山連峰。
左から、雄山、剱岳、針ノ木岳。
2
12/1 15:29
左から、雄山、剱岳、針ノ木岳。
鹿島槍ヶ岳。
真っ白だ!
2
12/1 15:29
鹿島槍ヶ岳。
真っ白だ!
遠くに槍ヶ岳。
手前にケンズリ。
2
12/1 15:29
遠くに槍ヶ岳。
手前にケンズリ。
大天井岳
1
12/1 15:30
大天井岳
浅間山
当方には綺麗な雲海が広がっていた。
1
12/1 15:30
浅間山
当方には綺麗な雲海が広がっていた。
八ヶ岳
1
12/1 15:30
八ヶ岳
南アルプス
1
12/1 15:30
南アルプス
富士山も。
1
12/1 15:31
富士山も。
餓鬼岳の山頂は本当に景色がいい。
風も弱く居心地のいい山頂だった。
1
12/1 15:32
餓鬼岳の山頂は本当に景色がいい。
風も弱く居心地のいい山頂だった。
山頂の社に手を合わせ、今年も登頂できたことに感謝。
2
12/1 15:34
山頂の社に手を合わせ、今年も登頂できたことに感謝。
少しでも先に進み、ケンズリを越えたコル辺りでビバーク出来ればと考えていたが、この時間からでは厳しい・・・
雪はあるが夏道が見えている。
ケンズリの手前で道は見えなくなっている。
2
12/1 15:44
少しでも先に進み、ケンズリを越えたコル辺りでビバーク出来ればと考えていたが、この時間からでは厳しい・・・
雪はあるが夏道が見えている。
ケンズリの手前で道は見えなくなっている。
今日は小屋まで行って幕営だな。
0
12/1 15:32
今日は小屋まで行って幕営だな。
強い風があたる西側に雪がないが、樹林帯に入ると途端に膝上まで埋まる雪。
0
12/1 15:46
強い風があたる西側に雪がないが、樹林帯に入ると途端に膝上まで埋まる雪。
15:51 餓鬼岳小屋着 2600m
ひっそりと静まり返っている。
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12/1 15:51
15:51 餓鬼岳小屋着 2600m
ひっそりと静まり返っている。
小屋の先からは餓鬼岳山頂が望める。
1
12/1 15:55
小屋の先からは餓鬼岳山頂が望める。
餓鬼岳の影が雲海に写る。
3
12/1 15:55
餓鬼岳の影が雲海に写る。
風が強くなると困るが、最高に眺めのいい場所に幕営する事にした。
2
12/1 16:12
風が強くなると困るが、最高に眺めのいい場所に幕営する事にした。
日没が近い。
冬は日照時間が少なく、行動できる時間が少ないので難しい。
1
12/1 16:13
日没が近い。
冬は日照時間が少なく、行動できる時間が少ないので難しい。
1
12/1 16:14
1
12/1 16:14
ここは最高だ!
3
12/1 16:22
ここは最高だ!
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12/1 16:23
双六岳の辺りに太陽が沈んでいく。
1
12/1 16:24
双六岳の辺りに太陽が沈んでいく。
ケンズリと槍ヶ岳
1
12/1 16:27
ケンズリと槍ヶ岳
有明山
1
12/1 16:27
有明山
16:28 日没
1
12/1 16:28
16:28 日没
1
12/1 16:31
0
12/1 16:41
南アルプスも赤く染まる。
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12/1 16:32
南アルプスも赤く染まる。
烏帽子岳
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12/1 16:53
烏帽子岳
テント内からはこんな景色。
テントはやはりシングルウォールに限る♪
3
12/1 17:04
テント内からはこんな景色。
テントはやはりシングルウォールに限る♪
夕食を済ませ、日記を書き終えてから夜空の撮影。
素晴らしい星空が広がってくれた。
3
12/1 21:21
夕食を済ませ、日記を書き終えてから夜空の撮影。
素晴らしい星空が広がってくれた。
外気温は-8.4℃
冬の稜線にしては風が弱いので、そこまで酷い寒さではない。
2
12/1 21:30
外気温は-8.4℃
冬の稜線にしては風が弱いので、そこまで酷い寒さではない。
1
12/1 21:32
松本の街は明るいな〜
1
12/1 21:34
松本の街は明るいな〜
30分解放したが、途中で月が上がって来てしまい、昼のような写真になってしまった(笑)
2
12/1 22:35
30分解放したが、途中で月が上がって来てしまい、昼のような写真になってしまった(笑)
【3日目】12月2日(水)
4:01 起床
昨日思いっきり寝坊してしまったので、今日は時計を耳元に置き、万全の状態で寝たので、時間通り目を覚ますことが出来た。
昨夜は雲海が広がっていたが、朝になると雲海が無くなり、街の夜景が広がっていた。
4
12/2 4:17
【3日目】12月2日(水)
4:01 起床
昨日思いっきり寝坊してしまったので、今日は時計を耳元に置き、万全の状態で寝たので、時間通り目を覚ますことが出来た。
昨夜は雲海が広がっていたが、朝になると雲海が無くなり、街の夜景が広がっていた。
3
12/2 4:19
2
12/2 5:47
今日も八ヶ岳、富士山、南アルプスがバッチリ見えている。
2
12/2 5:48
今日も八ヶ岳、富士山、南アルプスがバッチリ見えている。
2
12/2 6:11
富士山と南アルプス。
手前下に有明山。
3
12/2 6:12
富士山と南アルプス。
手前下に有明山。
1
12/2 6:13
明日から天気が崩れる予報になっている。
予備日は設定しているものの、当初の予定通り今日のうちに下山してしまいたい。
行くか戻るか迷ったが、ケンズリ、東沢岳を越え、東沢乗越から中房温泉に下る方向で進む事にした。
ただ、雪の状態で大きくタイムロスしそうな場合には、下山の時間を計算して撤退する事も頭に入れて出発する事にした。
2
12/2 6:18
明日から天気が崩れる予報になっている。
予備日は設定しているものの、当初の予定通り今日のうちに下山してしまいたい。
行くか戻るか迷ったが、ケンズリ、東沢岳を越え、東沢乗越から中房温泉に下る方向で進む事にした。
ただ、雪の状態で大きくタイムロスしそうな場合には、下山の時間を計算して撤退する事も頭に入れて出発する事にした。
もうすぐ日の出だが、少しでも進みたいので出発する事にした。
6:23 餓鬼岳小屋出発
西風が出てきた。
1
12/2 6:14
もうすぐ日の出だが、少しでも進みたいので出発する事にした。
6:23 餓鬼岳小屋出発
西風が出てきた。
小屋を出発してすぐの鞍部でいきなり深い雪に捕まる。
このような場所が多くあったら、今日中の下山はとても無理だ。
1
12/2 6:21
小屋を出発してすぐの鞍部でいきなり深い雪に捕まる。
このような場所が多くあったら、今日中の下山はとても無理だ。
6:38 御来光
1
12/2 6:38
6:38 御来光
雪が太陽に照らされ、美しいオレンジ色の世界が広がってゆく。
0
12/2 6:39
雪が太陽に照らされ、美しいオレンジ色の世界が広がってゆく。
ケンズリ
2
12/2 6:41
ケンズリ
三ツ岳
2
12/2 6:41
三ツ岳
1
12/2 6:41
1
12/2 6:41
ケンズリが近付いてきた。
この辺りから写真右下の方へ標高を下げ、トラバースして行く。
2
12/2 6:44
ケンズリが近付いてきた。
この辺りから写真右下の方へ標高を下げ、トラバースして行く。
樹林帯に入ると深い雪がまっていた。
トラバースが終わりケンズリ山頂に向かって急な登り返しが始まるが、この登り返しの雪が本当に深かった。
斜度があるので次の一歩が胸から首の高さにある。
ピッケルとグローブで雪を崩し、一歩を出してはまた雪を崩す・・・
1
12/2 7:15
樹林帯に入ると深い雪がまっていた。
トラバースが終わりケンズリ山頂に向かって急な登り返しが始まるが、この登り返しの雪が本当に深かった。
斜度があるので次の一歩が胸から首の高さにある。
ピッケルとグローブで雪を崩し、一歩を出してはまた雪を崩す・・・
時間に余裕が有ればザックを置いてルートを切り開いたが、時間的にも厳しいので、強引に突き進んだ。
この急登を越えるのにかなりのタイムロスをしてしまった。
撤退するリミットの時間が迫ってきた。
1
12/2 8:09
時間に余裕が有ればザックを置いてルートを切り開いたが、時間的にも厳しいので、強引に突き進んだ。
この急登を越えるのにかなりのタイムロスをしてしまった。
撤退するリミットの時間が迫ってきた。
なんとか樹林帯を抜け、再び稜線に出てきた。
いつの間にか西風がかなり強くなっている。
2
12/2 7:51
なんとか樹林帯を抜け、再び稜線に出てきた。
いつの間にか西風がかなり強くなっている。
この辺りはハシゴ場の連続。
もう戻らなくてはいけない時間になってしまったが、せめてケンズリの向こう側の状況を見届けてから・・・
と思い、もう少し進んでみる。
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12/2 7:54
この辺りはハシゴ場の連続。
もう戻らなくてはいけない時間になってしまったが、せめてケンズリの向こう側の状況を見届けてから・・・
と思い、もう少し進んでみる。
0
12/2 7:54
岩の向こうに顔を出すと・・・
ケンズリの山頂がすぐそこに見えた。
が、あそこまで行って戻って来るとなると、日没時間を過ぎてしまう可能性がある。
ここまでか・・・。
1
12/2 7:55
岩の向こうに顔を出すと・・・
ケンズリの山頂がすぐそこに見えた。
が、あそこまで行って戻って来るとなると、日没時間を過ぎてしまう可能性がある。
ここまでか・・・。
現在地を確認し、撤退する事を決める。
結局今回も途中で撤退と言う事になるが、去年よりも厳しい状況の中、ここまで来れたのだから悔いは無し!
最後の沢ルートに不安があるものの、来た道を戻る事に決めた。
0
12/2 7:57
現在地を確認し、撤退する事を決める。
結局今回も途中で撤退と言う事になるが、去年よりも厳しい状況の中、ここまで来れたのだから悔いは無し!
最後の沢ルートに不安があるものの、来た道を戻る事に決めた。
この場所からは唐沢岳と、その背後の立山連峰が綺麗に見えた。
1
12/2 8:01
この場所からは唐沢岳と、その背後の立山連峰が綺麗に見えた。
鷲羽岳・双六岳
1
12/2 8:02
鷲羽岳・双六岳
餓鬼岳
それにしても西風がかなり強くなってきた。
1
12/2 8:02
餓鬼岳
それにしても西風がかなり強くなってきた。
来た道を戻り、餓鬼岳小屋の近くまで来てケンズリを振り返る。
一度歩いた道はすぐに戻って来れた。
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12/2 8:28
来た道を戻り、餓鬼岳小屋の近くまで来てケンズリを振り返る。
一度歩いた道はすぐに戻って来れた。
9:02 餓鬼岳小屋
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12/2 9:02
9:02 餓鬼岳小屋
9:12 餓鬼岳
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12/2 9:12
9:12 餓鬼岳
今日も本当に景色が良い!
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12/2 9:13
今日も本当に景色が良い!
立山方面
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12/2 9:13
立山方面
鹿島槍ヶ岳
手前が爺ヶ岳
0
12/2 9:18
鹿島槍ヶ岳
手前が爺ヶ岳
下るルート。
向こうの街が大町。
0
12/2 9:14
下るルート。
向こうの街が大町。
昨日登ってきたトレースが綺麗に残っている。
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12/2 9:14
昨日登ってきたトレースが綺麗に残っている。
さて、下りますか。
さようなら、槍さん(^^)/
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12/2 9:22
さて、下りますか。
さようなら、槍さん(^^)/
灌木帯は登り同様、とても歩き難かった。
スノーシューは下りに弱い・・・
0
12/2 9:33
灌木帯は登り同様、とても歩き難かった。
スノーシューは下りに弱い・・・
この辺りまで来ると快適な稜線歩きになる。
1
12/2 9:33
この辺りまで来ると快適な稜線歩きになる。
気持ちのいい稜線の一本線。
やっぱ冬はこれだよな〜。
誰かが歩いたトレースを歩くなんて退屈(笑)
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12/2 9:41
気持ちのいい稜線の一本線。
やっぱ冬はこれだよな〜。
誰かが歩いたトレースを歩くなんて退屈(笑)
下には百曲りの頭が見える。
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12/2 9:42
下には百曲りの頭が見える。
その百曲りの頭まで下って来た。
展望はここまで。
樹林帯に入ります。
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12/2 10:00
その百曲りの頭まで下って来た。
展望はここまで。
樹林帯に入ります。
一昨日ビバークした場所まで戻ってきた。
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12/2 11:15
一昨日ビバークした場所まで戻ってきた。
大凪山を越え、どんどん標高を下げる。
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12/2 13:07
大凪山を越え、どんどん標高を下げる。
13:51 最終水場に到着
日没まではまだ余裕があるが、ここからの沢ルートがとっても危険。
かなり疲労して来ているが、気持ちを引き締めて油断しないように。
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12/2 13:51
13:51 最終水場に到着
日没まではまだ余裕があるが、ここからの沢ルートがとっても危険。
かなり疲労して来ているが、気持ちを引き締めて油断しないように。
昼間に気温が上がった為、岩に付いていた氷はいくらか溶けていた。
それでも雪はまだまだ残っていて足元がどんな状況なのか分からないので気を付けながら進む。
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12/2 14:30
昼間に気温が上がった為、岩に付いていた氷はいくらか溶けていた。
それでも雪はまだまだ残っていて足元がどんな状況なのか分からないので気を付けながら進む。
それにしても長いルートだ・・・(^^;)
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12/2 14:53
それにしても長いルートだ・・・(^^;)
沢沿いの危険地帯を抜け、やっと平坦な道になった。
ここまで来れば安心できる。
林道終点はもうすぐだ。
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12/2 15:57
沢沿いの危険地帯を抜け、やっと平坦な道になった。
ここまで来れば安心できる。
林道終点はもうすぐだ。
林道終点に到着。
入山時は雪がしっかり有ったが、溶けて地面が綺麗に出ている。
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12/2 16:01
林道終点に到着。
入山時は雪がしっかり有ったが、溶けて地面が綺麗に出ている。
16:07 白沢登山口着
それにしても疲れた・・・
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12/2 16:07
16:07 白沢登山口着
それにしても疲れた・・・
今年も燕岳までは行けなかったが、去年を上回る積雪に苦しみながらもケンズリ手前まで進む事が出来たので、敗北感はあまりない。
来年は雪の無い時に来たいかな・・・(笑)
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12/2 16:11
今年も燕岳までは行けなかったが、去年を上回る積雪に苦しみながらもケンズリ手前まで進む事が出来たので、敗北感はあまりない。
来年は雪の無い時に来たいかな・・・(笑)
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