ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 776953
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)冬季縦走

2015年12月08日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:00
距離
20.1km
登り
1,683m
下り
1,679m

コースタイム

八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)冬季縦走

06:05 美濃戸口 八ヶ岳山荘
06:45 美濃戸 美濃戸山荘
08:30 行者小屋(大休憩&雪山装備装着)
10:00 赤岳
10:50 地蔵の頭
11:50 横岳(奥の院)
12:25 硫黄岳山荘
12:45 硫黄岳
13:05 赤岩の頭付近分岐
13:35 赤岳鉱泉(大休憩&雪山装備外し)
14:30 美濃戸 美濃戸山荘
15:05 美濃戸口 八ヶ岳山荘

天候 晴れ
稜線:気温(−8〜−5℃程) 風(5〜15m/s程)
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口 八ヶ岳山荘
コース状況/
危険箇所等
《美濃戸口〜美濃戸》
積雪さほど無し。凍結あり。軽アイゼン未使用。

《美濃戸〜行者小屋、赤岳鉱泉〜美濃戸》
積雪あり。凍結あり。ラッセル無し。アイゼン未使用。

《行者小屋〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉》
積雪、トレースを外さなければラッセル無し。稜線は雪と岩のミックス。12本爪アイゼン使用。ピッケルはいざという時に備えて装着。積雪期の核心部は横岳岩稜のトラバースになると思われるが、この日の状態では問題なく通過。
その他周辺情報 【温泉】
ふれあいセンター もみの湯
大人 500円(昼)・300円(17時以降)
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html
八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)冬季縦走。美濃戸口 八ヶ岳山荘に登山計画書を投函し登山開始
4
八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)冬季縦走。美濃戸口 八ヶ岳山荘に登山計画書を投函し登山開始
林道歩き長かった。美濃戸山荘より南沢へ。この辺りから雪道
1
林道歩き長かった。美濃戸山荘より南沢へ。この辺りから雪道
沢には氷のオブジェ
23
沢には氷のオブジェ
やがて沢の音も止み、静寂に包まれた氷の世界
8
やがて沢の音も止み、静寂に包まれた氷の世界
神秘的な霧氷の森
4
神秘的な霧氷の森
霧氷の森の上に横岳岩峰群が聳え立つ
8
霧氷の森の上に横岳岩峰群が聳え立つ
稜線上の青は間違いなくこの日の絶景を期待させてくれる
2
稜線上の青は間違いなくこの日の絶景を期待させてくれる
満を持して赤岳登場!
3
満を持して赤岳登場!
行者小屋に到着。ここで朝食を摂りつつ雪山装備を装着。阿弥陀かっこよかった
13
行者小屋に到着。ここで朝食を摂りつつ雪山装備を装着。阿弥陀かっこよかった
行者小屋にはまだ日が差し込まず手がかじかんだ。山専ボトルで淹れたコーヒーがうまかった
1
行者小屋にはまだ日が差し込まず手がかじかんだ。山専ボトルで淹れたコーヒーがうまかった
文三郎尾根より赤岳を目指す。樹林帯途中から階段が目立ち始める
文三郎尾根より赤岳を目指す。樹林帯途中から階段が目立ち始める
連続する階段はまだ埋まる手前。奥に赤岳が聳える
3
連続する階段はまだ埋まる手前。奥に赤岳が聳える
行者小屋から登ってきた尾根をふり返り眺めます
1
行者小屋から登ってきた尾根をふり返り眺めます
進行方向 右を眺めれば中岳と阿弥陀が堂々と
17
進行方向 右を眺めれば中岳と阿弥陀が堂々と
進行方向 左には横岳と硫黄岳。近いと感じるのは感覚がおかしいのか?実際はアイゼンだとけっこう距離あり
2
進行方向 左には横岳と硫黄岳。近いと感じるのは感覚がおかしいのか?実際はアイゼンだとけっこう距離あり
まずは稜線分岐を目指していく
2
まずは稜線分岐を目指していく
稜線へ登ると太陽!予想以上の好天に感謝
11
稜線へ登ると太陽!予想以上の好天に感謝
ふり返れば阿弥陀の豪快な山容
24
ふり返れば阿弥陀の豪快な山容
赤岳岩稜は雪は少ないが薄氷があるので注意しながら登る
6
赤岳岩稜は雪は少ないが薄氷があるので注意しながら登る
赤岳登頂おめでとう!八は今年デビューして赤岳は半年で早くも3回目の登頂
26
赤岳登頂おめでとう!八は今年デビューして赤岳は半年で早くも3回目の登頂
赤岳よりキレット権現方面!奥に南アルプス!冬この景観をまた見ることができて嬉しい
14
赤岳よりキレット権現方面!奥に南アルプス!冬この景観をまた見ることができて嬉しい
権現の奥に北岳・甲斐駒・仙丈
8
権現の奥に北岳・甲斐駒・仙丈
中央アルプスの峰々も雪化粧してさらに綺麗
8
中央アルプスの峰々も雪化粧してさらに綺麗
迫力の阿弥陀の先には、御嶽・乗鞍・北アルプス南部
7
迫力の阿弥陀の先には、御嶽・乗鞍・北アルプス南部
ついついアップで撮ってしまう槍穂
15
ついついアップで撮ってしまう槍穂
車山・美ヶ原・蓼科の奥には北アルプス後立山の峰々。麓近くまで白く桁違いの積雪をうかがい知ることができます
6
車山・美ヶ原・蓼科の奥には北アルプス後立山の峰々。麓近くまで白く桁違いの積雪をうかがい知ることができます
北に蓼科へと連なる八ヶ岳連峰主脈!個人的に思い入れの強い縦走路を眺め次への糧に!
4
北に蓼科へと連なる八ヶ岳連峰主脈!個人的に思い入れの強い縦走路を眺め次への糧に!
真教寺と県界。この周回もいずれは。かなたの奥秩父縦走もいつかはしなくちゃ
5
真教寺と県界。この周回もいずれは。かなたの奥秩父縦走もいつかはしなくちゃ
富士山が見れるとなんだか嬉しくなってしまう。やっぱ日本にうまれてよかったなー
26
富士山が見れるとなんだか嬉しくなってしまう。やっぱ日本にうまれてよかったなー
さて、縦走しちゃうよ!
7
さて、縦走しちゃうよ!
時間によっては地蔵尾根下山でしたが先へ進みます。冬に来れました。またお会いしましょう
7
時間によっては地蔵尾根下山でしたが先へ進みます。冬に来れました。またお会いしましょう
赤岳と富士!冬もまた感動の景色!
16
赤岳と富士!冬もまた感動の景色!
思いのほか弱風なので奥秩父を見ながらバラクラバ外したり衣類調整
2
思いのほか弱風なので奥秩父を見ながらバラクラバ外したり衣類調整
鉾岳トラバースも問題なく通過。厳冬期はエグイことになりそう
5
鉾岳トラバースも問題なく通過。厳冬期はエグイことになりそう
横岳(三叉峰)・横岳(無名峰)・横岳(奥の院)目の前に
2
横岳(三叉峰)・横岳(無名峰)・横岳(奥の院)目の前に
エビのしっぽ。たくさん足下に落ちてた。また成長してきたやつ
8
エビのしっぽ。たくさん足下に落ちてた。また成長してきたやつ
えらい角度のエビのしっぽ。完全に吹き上がってますよね!?
7
えらい角度のエビのしっぽ。完全に吹き上がってますよね!?
杣添尾根
強風地帯では雪とんでる箇所も。二連ハシゴが見えたら横岳(奥の院)もうすぐ。余裕こいてピース
7
強風地帯では雪とんでる箇所も。二連ハシゴが見えたら横岳(奥の院)もうすぐ。余裕こいてピース
横岳(奥の院)登頂!八ヶ岳縦走にて地形だいたい把握してるのでまだ気は抜けませんが展望を楽しみます
15
横岳(奥の院)登頂!八ヶ岳縦走にて地形だいたい把握してるのでまだ気は抜けませんが展望を楽しみます
赤岳から縦走してきた稜線!富士山もずっと背中から見守ってくれてたかも
6
赤岳から縦走してきた稜線!富士山もずっと背中から見守ってくれてたかも
白き赤岳・中岳・阿弥陀岳。南八ヶ岳を代表する山岳風景!
24
白き赤岳・中岳・阿弥陀岳。南八ヶ岳を代表する山岳風景!
硫黄岳を目指します。まだまだ高度感ある稜線歩き
2
硫黄岳を目指します。まだまだ高度感ある稜線歩き
シビアな箇所もありますが、整備もなんもない栃木のマイナー山域での経験は伊達じゃなかったようです
8
シビアな箇所もありますが、整備もなんもない栃木のマイナー山域での経験は伊達じゃなかったようです
でもこのトラバースは雪の状態によっては非常に厳しくなるかもしれません
3
でもこのトラバースは雪の状態によっては非常に厳しくなるかもしれません
大同心を制した者のトレースが輝いてみえました
4
大同心を制した者のトレースが輝いてみえました
強風で名高い大ダルミ通過です。本日まだ穏やかなほうでよかった
4
強風で名高い大ダルミ通過です。本日まだ穏やかなほうでよかった
硫黄岳へむけて登ります
1
硫黄岳へむけて登ります
でっかいケルンをカウントダウンしながら登りました
2
でっかいケルンをカウントダウンしながら登りました
硫黄岳登頂!全方位 快晴 絶景 の一日にありがとう!
5
硫黄岳登頂!全方位 快晴 絶景 の一日にありがとう!
硫黄岳 爆裂火口!
5
硫黄岳 爆裂火口!
根石・天狗・奥に蓼科。北ア、浅間、上越、日光連山。全部見ることができた日でした
4
根石・天狗・奥に蓼科。北ア、浅間、上越、日光連山。全部見ることができた日でした
赤岩の頭より赤岳鉱泉を目指して下山します
1
赤岩の頭より赤岳鉱泉を目指して下山します
またね硫黄。この角度新鮮だね。どこの山でしょ?って問題だされても俺も間違うかも
3
またね硫黄。この角度新鮮だね。どこの山でしょ?って問題だされても俺も間違うかも
また来年!縦走路を目と心に焼きつけ
12
また来年!縦走路を目と心に焼きつけ
森を駆け下りる
おみやげ楽しみにしていた赤岳鉱泉!のはずが、財布を車に忘れてきてしまい全然楽しくねー!次また来るさ
1
おみやげ楽しみにしていた赤岳鉱泉!のはずが、財布を車に忘れてきてしまい全然楽しくねー!次また来るさ
スリップ注意の箇所多しの北沢
スリップ注意の箇所多しの北沢
美濃戸で「今度は登れよ」と言う阿弥陀に「わかった約束する」と別れ
4
美濃戸で「今度は登れよ」と言う阿弥陀に「わかった約束する」と別れ
美濃戸口 八ヶ岳山荘に無事下山。温泉ここと迷ったけど「もみの湯」にて温まってから帰路に就きました。おつかれさま
4
美濃戸口 八ヶ岳山荘に無事下山。温泉ここと迷ったけど「もみの湯」にて温まってから帰路に就きました。おつかれさま

感想

2015年12月08日
八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)冬季縦走


積雪期の八ヶ岳(特に赤岳)。雪山登山を始めた当初から、目標への通過点として必ず登頂を果たしたいと思っていた。登山経験を積むごとに、いつしか山行計画は見直され、八ヶ岳(赤岳 横岳 硫黄岳)を冬季に縦走したいと思うようになった。

師走は誰もが忙しい。自分も例外ではないが、仕事の合間に天候を気にすると次の休日は絶好の登山日和。八ヶ岳は積雪も気象も厳しい冬にはまだ早いかもしれないが、次の登山ができる休日は晴れるとは限らない。白い峰々の絶景を期待して栃木からまた八ツに会いに出かけた。

この日の登山は予想を上回る好天。それなりの寒さはありつつも吹く風は強くはない。白く雪化粧した南八ツの稜線を、快晴のなか日本アルプスや名山を眺望しながら歩き、目標も達成され満足のいく山行となった。

久しぶりのアイゼンは少し重く感じたが、ひとつひとつの所作を確かめるようにしっかりと意識して歩くことができた。やはりアイゼン歩行は楽しい。

下山後、温泉で冷えた体を温め帰路に就く。夕暮れの八ヶ岳エコーラインでは名峰を眺めながらのドライブ。近隣の方を羨ましく感じながらも、また来ようと余韻に浸る。北へぬけ暗くなってきた佐久あたりで急激な眠気。今回は登山前に1時間仮眠できたがやはり足りなかったようだ。なんとか横川に辿り着き1時間撃沈。その後無事に家路に着いた。今後も安全登山&安全運転に努めたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4608人

コメント

快晴!
AIKENさん、雪山八ヶ岳お疲れさまでした。快晴の八ヶ岳ブルーはウラヤマシイです。そしてさすがに早い。やはり青空と雪山いいですね。今シーズンは行けるかな?
2015/12/9 22:55
n7548kw さん、ありがとうございます!
雪山登山を始めたころからひとつの目標にしていた八ヶ岳。もっと雪深くなるのを待ってもよかったのですが、快晴の絶景登山が期待できる休日が来てしまったので思わず行っちゃいました!

昨年 n7548kw さんの『赤岳(全方位快晴!)』のコメントで、自分なら縦走できると背中を押して頂いたこともあり、おかげさまで念願の八ヶ岳(赤岳 横岳 硫黄岳)冬期縦走を叶えることができ感謝いたします!

山頂からの大展望、真っ白い峰々の虜です。これからも、お互い安全で良い山行が楽しめますように。(特に自分 やらかさないように)
2015/12/10 20:06
雪山始動!
AIKENさん、こんにちは!
完全に雪で覆われる前の雰囲気 独特でいいですね
いよいよ雪山始動ですね〜
楽しみです^^
2015/12/10 7:22
shitroen さん、ありがとうございます!
雪山始動!とか開幕!とか言いたかったけど、もし続かなかったら こっぱずかしいので、しれっと始まりました〜

もっと雪が凄いことになってるのかと思いましたが意外でした。締まった雪を踏みしめるアイゼンの音も、岩稜を踏むアイゼンの音も、どちらも好物なので それはそれで良かったです!人気の八ヶ岳はトレースもあり、樹林帯用にワカン担いでいったの自分くらいで逆に恥ずかしかったかも お互い今シーズンも安全登山で冬の澄み切った空気の中 絶景を目の当たりにできることを願いましょう!
2015/12/10 20:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら