白山・別山 別当出合In/Out 南竜ヶ馬場テント泊【58座目/100名山】

- GPS
- 15:37
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 2,387m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 8:40
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 9:40
| 天候 | 両日共に快晴、20日(日)は別山にガスが上がってくるのが早かった。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
かなり広い駐車場だけど、三連休初日7:00着時点で少し離れたところに案内されていた。私は高速割引も適用されないので、二輪車定率割を使うべくバイクで行ったが、ビジターセンター目の前に停めれた。こういう時はバイクが強い。 シャトルバスの乗車券はビジターセンターすぐ横に窓口有り、片道1,000円。ビジターセンター内にトイレ有り。 別当出合も立派な休憩所・自販機・水場・トイレと何でも有るので安心。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
■別当出合〜甚之助避難小屋〜南竜分岐(砂防新道) まず結構長い吊り橋を渡る。しっかりした造りで恐怖感は無い。吊り橋を渡った先から本格的な登山道が始まる。殆どの所は勾配はキツくないが、登り下り一方通行で分けられている分岐からの登りは、そこそこの急登だった。 序盤は殆ど展望の無い樹林帯の道。まず中飯場の休憩ポイント。トイレとベンチがある。水もあるみたいだが、7/19時点ではまだ出てなかった。 中飯場から森の中を登っていくと、別当覗と呼ばれる箇所が有り、少し開けている。広くなっているので休憩にも良い。 さらに森の中を登っていくと、甚之助避難小屋に出る。ここが避難小屋とは思えないテラスが整備されていて、最初の展望スポット。別山かな、よく見える。トイレと水道があって、避難小屋から少し登った所にも水が補給出来る。 甚之助避難小屋から少し樹々の背が低くなって、南竜分岐の辺りからは視界が広がる。先ほどまで居た避難小屋がよく見えた。分岐は広くなっていて、多くの人が休憩している。 ■南竜分岐〜南竜山荘・南竜ヶ馬場野営場 ここから視界がずっと開けている。エコーライン分岐までは少し登る。7/19時点でエコーラインが登山道崩落のため通行止めになってしまい、少し道が狭いのでそれを知らない人が引き返したりしていた。 途中で南竜山荘やテン場が見えてくる。弥陀ヶ原の尾根?が見えており、景色が良い。エコーライン分岐からは下り基調、帰りはテン場でテントを回収してここを登ることになるから少し大変。 沢が2箇所くらいあったが橋が掛けられている。木道も多い。南竜山荘の看板が見えて、テント受付もバッチリ案内がある。周辺情報でも書いたが、受付と言っても無人となる。 山荘とテント場は少し離れていて、徒歩7分くらいかな。沢を渡った後ちょっと勾配があり、7/19時点ではテン場の取り付きにガッツリ雪渓が残ってたので、サンダルで気軽に山荘へ。というのは難しいかもしれない。炊事場で水の補給が出来る。 ■南竜ヶ馬場野営場〜別山 野営場から下りると木道がしばらく続く。木道終了から沢を渡るために、割とガッツリ下る。沢への下りに7/19時点で雪渓が残っており、この区間が一番勾配があった箇所かな。滑っても滑落まではいかなさそうなので、ノーチェンスパで乗り切った。 沢を渡った後は登り返し。開けるまで結構狭い道幅が続き、樹が鬱陶しい箇所も多い。もう1箇所雪渓が残っているが、短い区間なので迂回しながらクリア出来た。 稜線に出てからはずっと展望が開けており、気持ちよく歩ける。ちょっとしたアップダウンはあるが、若干登り基調の程度。最初は御舎利山が別山のように見えたが、別山はそのもう1個向こうの山となる。市ノ瀬への分岐を向かうと御舎利山を踏めるが、今回行かなかった。 別山山頂直下に祠有り。山頂には立派な標柱が有る。そこそこ広くなっているので、大休止も出来る。山頂から見る、御舎利山と白山がとても素晴らしい光景。反対側はちょっとガスが多かったので視程が悪かったが、三ノ峰に続く稜線が見渡せる。 ■南竜ヶ馬場野営場〜室堂(展望歩道) 序盤はヘッデン歩きのためあまり分からないが、しばらく木道の緩やかな道。木道が終わると登山豪ぽくなり、勾配が急になる。展望はあまり無さそう。踏み跡はハッキリしておりナイトハイク可能。途中にアルプス展望台があり、東側が開けているためココでご来光を拝んだ。ただ、そんなに広くないので、3連休中日のご来光待ちは、中々の人で混雑していた。その名の通り、北アルプスが一望出来て、槍ヶ岳・乗鞍岳・御嶽も望める。 展望台から先、一瞬樹林帯に入るがすぐ森林限界を越えて見通しが良くなる。平瀬道分岐からはほぼ平坦だったと思う。巨大な室堂山荘が見えてくると、白山御前峰の取付は近い。信仰の山だけあって、御前峰の取付には巨大な鳥居が建っていた。 ■室堂〜御前峰〜大汝峰〜室堂 流石人気の山、御前峰までは超絶整備されている。幅も広く、ほぼ全てですれ違いも可能。階段がメインなので嫌いな人も居るかも。そこそこの標高差だけど、しっかり整備がされているので個人的にはかなり楽だった。振り返れば別山の稜線が見える。山頂直下には白山神社奥之院や立派な標柱が有り、山頂から見る大汝峰がとてもカッコイイ。山頂は広く、大休止にも最適。 個人的にはココからが白山の真骨頂。個人的には、室堂から御前峰までピストンするのはもったいないと思った。御前峰からの下りはずっと視界が開けているが、ちょっとザレ気味なので気を付けて。池巡りということで、今年は雪が多かったから、残雪部分がブルーになっててとてもキレイだった。御前峰から剣ヶ峰を横目に下り、大汝峰の取付まで気持ちよく歩ける。 室堂側から大汝峰への登りは、この白山界隈で一番急登と感じた。ちょっとした岩登りもあって険しくなる。標高差はそうでも無いので頑張って登りましょう。大汝峰山頂は平坦でとても広い。御前峰よりくつろぐことが出来ると思う。立派な山頂標識と祠が有って、祠に石垣が有るので風除けになるからありがたい。避難小屋跡も有る。 大汝峰をピストンしても良いが、反対側に下りて巻き道で帰っても良い。少し下りると、ハイマツの中にスッと伸びる道がとても気に入った。個人的には、登山道が見えるのが好きなのでピストンより回って歩くことをオススメ。巻き道はずっと平坦ではなく最後分岐まで登りになるけど眺めも良い。 御前峰への分岐から少し行くと、7/19時点で雪渓がまだ残っていた。ここから池巡りルートと言って、グルっと回って室堂に戻るルートも有ったが、そこそこのアップダウンがありそうなので真っ直ぐ向かった。次も雪渓が残ってトラバース気味だったけど、仮に滑ってもまぁ死にはしないだろう、って感じのところだったから普通にクリア出来た。また少しハイマツ帯を越えると室堂に戻ってくる。山荘前にはイス・テーブルも沢山有るけど、それ以上に人が多くて大変。 ■室堂〜南竜分岐 室堂からしばらく下ると、弥陀ヶ原の木道に出る。3連休でもあるので登山客がたくさん居たので離合が大変だった。振り返った白山がとても良い。この区間は平坦で、すれ違いも問題無い。 弥陀ヶ原の木道が終わると、観光新道との分岐。こちらから下りる周回コースも人気だけど、南竜山荘に戻らなければならないので砂防新道で南竜分岐まで向かう。 コチラは下りなのでまだ良いけど、これがかなりの急勾配だと思った。コレを登ってくるのはとても大変なことだろう。皆息を切らしながら登っていた。沢を何度も越えて、激下りを越えていくと南竜分岐に出る。 |
| その他周辺情報 | 南竜ヶ馬場野営場利用、1,000円/泊。立派な炊事場、超キレイな水洗トイレまで有って山の中とは思えない快適な環境。南竜山荘で受付するが、無人で申込書を書き、封筒に利用料金と申込書を入れて、箱に投函するスタイル。超性善説だねw 皆様きちんと払いましょう。 白山の頭は見えないけど、目の前にエコーラインの九十九折登山道が見えたり良い景色が広がる。陰になりそうなものは皆無なので、昼間は暑い。 テン場はとても広く、サイトに番号が付けられていて、個人的には炊事場・トイレの目の前2番サイトが景色も良くオススメ。ケビンの先までサイトが有り、基本的に平坦でよく整備されているが、流石三連休初日、ほぼ一杯になった。 2日目の昼食は、勝山のチェーンだけど北陸に多い8番らーめんをいただく。 去年2024年に登った荒島岳・経ヶ岳と同様に、郡上まで行って「白鳥温泉かみほの湯」で登山後の汗を流した。土日祝900円で全く変わっていない。相変わらずヌルスベの素晴らしい温泉で、サウナ・水風呂も完備されており、露天風呂も超広い。ソフトクリームも食べれる。 |
写真
感想
白山:100名山58座目、2025年11座目。
白山はいいぞおじさん「白山はいいぞ」
いきなりネットスラングから入ったけど、まとめサイトで"〜はいいぞおじさん"というのをよく見るw バイクで言えば「セローはいいぞおじさん」が多い気がするww
山界隈ではあまり見ないが、何故か白山ではよく見た気がする。そんだけ言われるくらいだから良い山なんだろうな〜とは思っていた。
いつも通り前置きからだが、何度か書いている通り私の会社では祝日休みではないため、普通の土日となる。なのでこの週末をどうしようか考えていたが、天気予報は超良好。それなら山に行くしかないよねw
ただ、世間は三連休なので山小屋争奪戦が厳しい。テン泊で行けそうで、未踏の山を探してみると、行きたいと思ったのが笠ヶ岳と白山だった。
笠ヶ岳は笠新道がかなり体力勝負らしく、これまでの実績から行けば何とかなるかな?とは思っていたけど、もう少しステップアップしてから望みたいな、って思った。だったら白山に登ることに決めた。
また今年2025年から、三連休は高速の休日割が適用されなくなってしまった。白山は人気の山だろうし、バイクなら二輪車定率割が使えるので今回もバイクで行くことにした。3月くらいに発生した土砂崩れの影響で、国道158号が長らく通行止めになっていたが、この週末にようやく解除されたのでルートも問題無い。
相変わらず前置きが長いが、今回の山行の感想をw
まずは白山。登ってみた感想としては、私も"白山はいいぞおじさん"になってしまったw 最盛期はもう少し先なのかもしれないが、お花もたくさん咲いているし、単独峰ではないので山の景色が大変素晴らしい。
登山道も整備されているし、水場も豊富だし、登山道は早めに展望は開けるしでとても楽しく登ることが出来た。
次に別山だが、この山は300名山ではなく、〜名山という意味では岐阜100山に選ばれてるくらい。でも今回登ってみたのは、テン場から行きやすかったというのもあるけど、去年登った荒島岳・越前経ヶ岳から見る別山がとてもカッコよく感じたから。
テン場から少し藪がうるさい区間もあるけど、稜線に出れば素晴らしい展望が広がる道が続き、段々別山に近づいていくのがとても良い。逆にピストンしても、今度は白山に近づいていくのがとても良かった。別山から見る、三ノ峰の稜線もとても良さそう。三ノ峰は福井県最高峰なのでその内登りに行きたいところ。赤線繋ぎたくなりそうだけど、三ノ峰はまず麓からピストンで行くことになるだろうなw
今回はGPSを低精度にして記録したが、高低差の乖離が大きい。計画から比べると15%くらいの乖離かな?ちょっと大きいので、やっぱり別アプリを起動した方が良さそうかな。フラッグシップモデルなのに、XperiaはGPSショボイのかなw まぁ別アプリを起動して試してみよう。
前週の尾瀬に行った際に、カメラが壊れてしまったため、急遽即納出来る店舗でカメラを新調した。
買ったのはCanon EOS R8。フルサイズミラーレス一眼をついにデビューした。元々フルサイズ一眼である、Canon EOS 5D Mark靴鮖っているが、流石にコレを山に持ってくのは重すぎるw なので軽量を謳ってる本機種を買ってみた。
カメラの感想としては、流石フルサイズ。ダイナミックレンジが全然違う。今まで山用にしていたCanon G1X Mark靴癲▲灰鵐妊献汽ぅ困世韻APS-Cで気に入っていたが、やはり画質の良さでは一眼には叶わないな、って感じた。大きく重たくなったけど、私は写真を撮りに山へ行っている側面もあるので、良い投資だったと思う。
今年のテン泊4回目で、体力も更に強化されてきた気がする。早くは歩けないけど、翌日の疲れの残り方がかなりマシになってきた。今なら笠新道登れるかなw 今回も良い山行が出来ました。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、ルート概況と写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います。→8/20入力完了。

















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