会津駒ヶ岳 〜残雪期に新雪。それでもあいこま♪〜
- GPS
- 25:28
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 3:38
天候 | 1日目:ずっと小雨。小屋近くなってようやく雨はやむ。かすかに太陽。しかしガスガス。 2日目:吹雪。下山するに従い雪足は弱まるが、下山までずっと雪。ほんのたまに太陽。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
例年とは比べ物にならないほど積雪は少なく、夏道は水場まで出ています。雪解け水が登山道にも流れ出ているので、滑らないように気を付けてください。 水場から駒の小屋は尾根伝いを登ります。小屋番さんの配慮により赤テープやポールがありますので、見失わないようにしましょう。 駒の小屋から駒ヶ岳山頂まで、今回初めてガスの中を登りましたが、方角を見失わないようにすることが大切です。東側の斜面には間違っても下りないこと、また西側の樹林の中にも迷い込まないようにすれば大丈夫でしょう。 |
その他周辺情報 | <入浴> ☆燧の湯 http://www.oze-info.jp/spot/hiuchinoyu/ ほんのり硫黄が香る単純硫黄泉。 駒の小屋で割引券(500円→300円)を入手可能(宿泊者のみ) 露天風呂もありのーんびりできるいいお風呂。 ☆駒の湯 http://www.aizu-concierge.com/map/spot/10339/ 燧の湯からすぐ近くの駒の湯はアルカリ性単純泉。 登山口から歩いて行ける距離。 お肌の弱い方はこちらがおススメとのこと。 <食事> ☆裁ちそばまる家 http://www.oze-info.jp/spot/tachisobamaruya/ http://www.naf.co.jp/maruyashinkan/welcome.stm <暦> 福島(福島県) 2016年4月28日(木) 日の出 4:46 日南中時 11:36 日の入り 18:26 月の出 23:33 月南中時 3:55 月の入り 9:05 正午月齢 20.7 |
写真
感想
◆10人で臨んだ山行
今回、会津駒ヶ岳に足を運んだのは3人でした。
しかし、計画の立案や役割分担、事前の打ち合わせ、食材の調達にいたるまで、我々3人のほか、
miouさん
keichiro01さん
kiyoponさん
muniさん
rgz91さん
tais0903さん
aiminさん
を加えた総勢10人がかかわりました。
様々な事情で参加できなかった方が多いにもかかわらず、皆さんが最後まで役割分担の任務を全うしていただいたおかげで、無事に山行を終えることができました。
ここに感謝の気持ちを表します。
どうもありがとうございました!
◆「駒の小屋」で扱う商品
この日はプレオープンということで我々のグループの他はお客さんがいません。
メンバーが減ったこともあり、小屋番さんを独占してたっぷりとお話を聞かせていただきました。
17時以降に販売するTシャツに関し、小屋番さんの心意気、プライドの高さを感じるエピソードをご披露していただきました。
たかがTシャツ、されどTシャツ・・・
見知らぬ登山者同士を結びつけるという付加価値を付けて、思い出を扱っているんだなと感じる心温まるお話が印象に残りました。
そんな小屋番さん、全国にファンが大勢いらっしゃるのがうなずけます。
◆脳裏に浮かぶもの
ふとした時に、参加できなかったメンバーの顔が浮かびました。
この場面ではこんなこと言うのかな、とか、料理を盛ったコッヘルを差し出してくれたり、あれこれと世話を焼いたりする情景が何度も浮かびました。
今頃何をやっているのか・・・そんなことも考えたりしました。
目の前の風景や同行したメンバーとの会話、冷たい雪の感触に至るまで、現実で十分楽しいのは間違いないのです。
でも少しだけ寂しい。。。
だって、皆さん本当に真剣に、そして全力を傾けて取り組んでいたのを知っているんですから。
誰が欠けてもこの山行は成功しなかったし、誰もががんばってくれたから楽しい山行ができたのです。
これも思い出の一つとして今回の山行はいつまでも記憶に残る気がします。
8人でワイワイの予定が悪天候のため3人になった今回。
3か月も前から役割分担してそれぞれが自分の担当を計画してた。
行かないことを選択した5人も、その計画を、実践してみたかったろうなぁ。
行くことを選んだ私が実践できたかと言うと、そうでもないような・・?
実践が計画とかけ離れていると、「それはそれ」としてしまう性分でして。
(よく言えば、臨機応変!)
私の担当1:記録係
→ 雨/雪だからそもそも一眼持ってかなかった。
そして iPhoneは水と寒さに弱いからあんまり写真撮らなかった。
コースの通過時間はすべてGPSログに任せた(当初はメモも取ろうと思ってた)。
私の担当2:会計係
→ 大幅に計画と変わったので「まぁいっか」精神が全面にでてしまった。
当日中に会計終わらすつもりが今現在(二日後)も完了していない。ダメダメじゃん。
で、会津駒ヶ岳。初でございます。
はるかな尾瀬〜 と唄われるくらいですから、遠いですね〜
正直、山自体はよくわかんないです。雨と濃霧と吹雪とに遭遇してしまい。
やっぱり尾瀬なので、今度は夏に来てみたいね。あっついらしいけど。
今回行けなかった、冬にしか行けないという三岩にも、いつか行ってみたいな(実際今年はGW後はもういけないらしい)。
そして駒の小屋。
本来であれば常連さんでしか味わえないであろう、小屋番さんとの密な語らい。あいこま初心者なのにいいのだろうか。
でもこういうのはタイミング、そして、縁なので。
楽しい一夜を過ごさせていただきました。
今度はみんなで行きましょうね〜
当初は「滝沢登山口〜会津駒ヶ岳〜三岩岳〜小豆温泉」をメンバー8名で1泊2日の予定だったが、前日の天気予報は明らかに下り坂を示していた。
【前日の判断】
何が正しい判断かと言われれば、私にもわからない。以下、私なりの分析。
・天気予報により、メンバー内にはすでに行かない空気が流れている。
・天候不良の中山に登ることが危険であるのは百も承知である。
・1日順延するのもアリだった。(→しかし翌日の小屋は満室。)
・小屋番さんからは、無理して来なくてもいいとも言われた。
・他方、私にとって会津駒ヶ岳は何度も入山し、慣れ親しんた場所である。
・今年は特に積雪が少ないと聞いている。
・滝沢ルートであれば、大半は樹林帯がメインとなる。
・なにより、行けない気がしない。
・小屋番さんの顔も浮かぶ。
・行きたいかもしれないメンバーの顔も浮かぶ。
・そのメンバーたちも行けない気がしない。
・最悪、予備日がある。小屋で1日様子を見るのもアリ。
・会駒でなければ潔くあきらめたかもしれない。しかし愛駒…。
最終的に、当初予定していた山行は「中止」としたが、あらためて行きたい人を募って実行したのが今回の山行だ。この判断がよかったのかはわからない。私が無茶していると思われても仕方がない。その一方で、この状況の中、私との同行を名乗り出た人がいた瞬間、絶対に彼らを生きて返すぞ(もちろん自分も!!)、という決意は固くなった。こうなれば、あとは出発あるのみ!!
【いつものあいこま】
例年より積雪量の少ないことが今年の特徴だ。いつも営林署看板前でアイゼンを装着していたが、今年はアイゼンを出さずに終わってしまうほど。。。 その後、水場を過ぎてからは残雪の上を歩いたが、ガスの中でも赤テープやポールのお陰もあり、無事に小屋に辿り着くことができた。
小屋前ではしゃいでいると、まず小屋番のご主人が笑顔で出てきてくれた。小屋に入れば、姐さんが「絶対に来ると思ってた」と声をかけてくださり、本当に嬉しかった。こんな天気の中来るなんて…、と怒られてもいいシチュエーションなのに…。(ただ、小屋界隈はむしろ雲の上に近かったようで、穏やかな天気だったからかも!?)
その後自炊室でゆっくりコーヒーを飲み、調理が始まり(→miouさんのスペシャルメニュー&kerolinaさんの手際の良さのお陰です)、小屋番さんとも一緒に食べ、暗くなればランプの灯りの下でいろいろな山の話をする。その中に笑いがある。あぁ、あいこまだなぁと思えた瞬間…☆
【常連たち】
2日目。好天であれば中門岳まで…、なんて期待もむなしく。雪。それでも山頂だけは踏みに行った。ガスの中だったが、おおまかな地形が頭に入っている。そこに歩行時間も計算すれば…。無事に登頂し、あとは写真のとおり♪
ちなみに天候不良が原因で、小屋には数名のキャンセルが出たと聞いたが(=天候を考慮すれば延泊も可能となったが)、自分たちは下山を決めた。その下山途中で、多くの常連客がみな登ってくるのだ。彼らはみな駒の小屋に向かっている。(山頂に向かっているとは言っていない!) その前提として、どの程度の天候なら行ける、行けないを見極め、しかもみな大荷物で歩くことも難なくクリアしている…。さすがは常連…、というか、日頃からの賜物なのだろう。
【今回最大の反省】
人に頼らず起きましょう! 以上!!
みなさん、こんにちは。
代表遠征おつかれさまでした。
いろいろ準備して、行く選択をした皆さん。
本当に何事もなく、無事に楽しんで帰ってきてくれてよかったです。
この旅を通じて、私もいろんなことを学びました。
特に机上登山の重要性とか、安全係のなすべき仕事とか。
これって1人で行く時に自分ではやっているつもりで、できていないことだったのだなぁとしみじみ実感したよσ(^_^;)
今年の夏前にこういう経験ができてよかった。
山旅というのは、山を歩いている時だけじゃないんだなぁ〜
今回会津駒ケ岳の雪を踏むことはなかったけれど、私は十分旅をしてきたと思ってます。
一緒に旅してくれてどうもありがとう。
また、いつか、実際の雪とリアル小屋番さんに会う日をご一緒できたらいいな(^_−)−☆
無事、帰還いたしました
なんだかホロリとするコメントをどうもありがとう
計画からすでに、山行は始まっているのですね。
自分のことだけじゃなく全体のことを考えて、通常時だけでなく有事に備え、準備しすぎることはないくらいに検討すること沢山。
机上登山は主に検討された結果を聞かせてもらうだけの立場だったのが申し訳なかったけど、どのようなプロセスでどのように検討されたかを漏れ聞いて、なるほどな、と考えさせられたり。日々是勉強也
初の会津駒ケ岳。山、自然、そして人を愛す小屋番さんの温かさが心地よくて。
癖になるのも頷けました。次の機会は皆で行きましょうね
戻ってまいりました(`・ω・´)ゞ
事前の準備やご提案では本当にお世話になり、ありがとうございました。
実行部隊のワタシとしては残留なさった方々の努力の積み重ねの上にピークに行くことができたと思ってます。
実際、準備に費やした時間は相当だった思います。
まさに「山旅というのは、山を歩いているときだけじゃない」という表現は的確です。
「一緒に旅してくれて」なんて言われると・・・(´;ω;`)ウゥゥ
また今度一緒に行きましょう!
今回の山行に貴重なコメントをくださり、ありがとうございます。
そして返信がかなり遅くなり、本当にごめんなさいm(._.)m
でもこれにはわけがあり…、
きちんと返信しようと思ったら、なんだか書きはぐってしまった…
まずは、代表遠征だなんてとんでもないです!
LArcさんやkeroさんの感想を読めば、
みんなで行きたかった気持ちで溢れかえっているようです。
それがお二人の正直なところなのだと思います。
私と行くよりも、みんなとの時間を大切にされているようですね!!
他方、「中止」という判断も、時には必要だと思っています。
またリーダーの立場というより、個人的な立場で思うのは、
「行きたくない人を無理やり連れて行きたくもない」ということ。
だから今回は「中止」という判断を前面に出しました。
(→その上で「行きたい人だけで行く」という形をとってしまい、ごめんなさいっ!
やはり個人的には行っておきたかったので…。)
今回は、準備段階でみなさんがいろいろと動いてくださったこと、
こちらも嬉しかったです。こうして山行が作り上げられていくわけですからね。
そして、本来は全員で山に登って、反省会(飲まない方)までやって…。
そこまで考えてはいたのですが…。(実際、みなさんに伝えたいこともあったし…。)
でも今となっては、中止でよかったのかも、と思える自分もいるのです。
だってみなさん、これまでも各自できちんと計画を立てて、登って、
無事に帰ってきているんですから。
その中で、みなさんそれぞれのスタイルが確立していたり、
さらには銀山には銀山の空気もあるようですしね。。。
もしみんなと歩いて、反省会(飲まない方)までしていたら、
今頃どうなっていただろうな…、と考えてしまう自分もいます。
そしてそこまでしなくてもよかったのかもと思える自分もいたり。
だからこそ、今回の企画は永遠にお蔵入り。
それが今の自分の結論です。
最後に、muniさんが用意してくださった超高級国産和牛!
決して自分で買うような代物ではないので、
まさか山の上で食べられるとはビックリでした!
小屋番さん達も大喜びでしたよ
粋な取り計らい、ありがとうございました
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