白馬岳（猿倉〜大雪渓〜白馬岳）

2016年05月14日(土) ~ 2016年05月15日(日)

• GPS: 26:11
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,901m
• 下り: 1,890m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:57
• 休憩: 1:19
• 合計: 7:16

距離 8.6km 登り 1,779m 下り 157m

7:32 猿倉登山口駐車場
7:40 7:49 猿倉荘
8:59 9:01 白馬尻小屋
10:20 10:24 岩室跡
11:36 11:43 避難小屋
12:39 12:45 白馬岳頂上宿舎
13:18 13:27 白馬山荘
13:47 14:29 白馬岳
14:48 白馬山荘

2日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 1:58
• 合計: 5:34

距離 8.1km 登り 119m 下り 1,734m

4:01 白馬山荘
4:20 5:06 白馬岳
5:22 6:30 白馬山荘
7:13 避難小屋
7:53 岩室跡
8:31 8:35 白馬尻小屋
9:35 猿倉登山口駐車場

<5/14>
猿倉登山口駐車場07:32→07:40猿倉荘07:49→08:59白馬尻小屋→11:36避難小屋→12:39白馬岳頂上宿舎12:45→13:18白馬山荘(受付)13:27→13:47白馬岳14:29→14:48白馬山荘(宿泊)
[TOTAL：7時間16分]
<5/15>
白馬山荘4:01→4:20白馬岳5:06→5:22白馬山荘(朝食)6:30→8:31白馬尻小屋→9:35猿倉登山口駐車場
[TOTAL：5時間34分]

天候

5/14:晴れ（一時ガス）
5/15:晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・中央道長野IC→猿倉登山口（無料Pは7:15頃でキャパ4割程度でした。）

コース状況／危険箇所等

登山届は猿倉荘のポストへ。トイレは猿倉荘（チップ￥100）、白馬山荘の2か所。
GW後のこの時期は猿倉荘、白馬尻小屋、白馬岳頂上宿舎は営業してないので水場も使えません。
＜猿倉〜白馬尻＞
渡渉が2回あり、一度目は上流（帰りは木橋が架けられてました。）、2度目は下流を渡りました。今年は雪が少ないようで、普段は雪の下で橋をかける必要もないのだとか。
＜大雪渓＞
登りは時間が遅いこともあって雪は柔らかく、終始ノーアイゼン＆ストックでOKでした。杓子岳直下を超えるまでは落石のあとがけっこうあるので注意。頂上宿舎のあたりは一旦夏道となります。
下りは早い時間に通過する上部の雪が固く締まってました。標高が下がって傾斜も雪も緩んでくるまでは、アイゼン＆ピッケルがよいと思います。
＜稜線〜白馬岳山頂＞
稜線に出てからは、白馬山荘の玄関付近をのぞいて山頂までほぼ全て夏道。

写真

5/14 7:17

7:17 猿倉の無料駐車場。土曜なのにけっこう空いてる。見上げる白馬岳の右端に馬の雪形。

5/14 7:33

7:32 猿倉駐車場しゅっぱつ。標高1,230mだそうです。

5/14 7:34

猿倉荘でジュース買おうと思ってたのに休館中。水500ccしかないけど大丈夫か？

5/14 7:46

登山届をポスト。トイレもお借りしました。(チップ\100）

5/14 7:49

7:49 それでは、しゅっぱつ。緩やかなブナ林を登っていきます。

5/14 8:03

林道に出て、すぐに白馬鑓との分岐。

5/14 8:08

ピークは雲に隠れてます。左の白いのが大雪渓か？

5/14 8:16

意表をつく渡渉ポイント。けっこう水量あるんで突っ込むのは怖い。

5/14 8:26

アカヤシオが咲いてます。

5/14 8:34

林道が終わり、雪が出てきました。

5/14 8:42

2回目の渡渉点は、ちょっと下を渡る。雪に埋もれてるのが橋？

5/14 8:49

8:49 大雪渓に入ります。

5/14 8:56

上のほうに登ってく人が見えます。

5/14 8:59

8:59 白馬尻は建物の屋根が少し。地図に水場マークあったから淡い期待あったんだが、水汲めず。

5/14 9:01

とりあえず、おにぎりチャージしてしゅっぱつ。

5/14 9:02

クラックもいくつか。まあ、普通に歩いてると嵌る心配はないかと。

5/14 9:33

標高1,700mくらい。けっこう落石のあと多いんで、とりあえずヘルメット被ります。

5/14 9:36

食らったらペチャンコになりそうな大きさの石もけっこう転がってます。

5/14 9:58

いつの間にか陽が当たるようになって暑い〜。稜線まで、まだあるなあ。正面の岩峰が天狗菱？

5/14 10:36

40分歩いても、景色があんまり変わってないような・・・。

5/14 10:37

標高2,100mくらい、けっこう登ってきた。

5/14 10:37

2度目のおにぎりチャージ。下向いてのんびり食ってたらダメです。（笑）

5/14 10:48

稜線かと思ってたら、その上に雪庇ついた稜線が見えてきてがっくり。

5/14 10:50

杓子方面からの落石かな、大きいです。いつか雪解けしたらコイツも動くかと思うと怖いですね。

5/14 10:58

葱平のあたりでしょうか。小尾根の左側にルートとります。

5/14 11:20

ミサイル発射！みたいな飛行機雲。

5/14 11:25

天狗菱の鋭峰がカッチョよい。

5/14 11:36

11:36 避難小屋。おそろいのTシャツ着た先行パーティが楽しそうに寛いでます。「ガスが好き」って背中に書いてる人w

5/14 11:42

3個目のおにぎりチャージして、しゅっぱつ。

5/14 11:52

ガスってきた（笑）
けど落石ゾーンは過ぎてるから平気。

5/14 12:03

ガスったり晴れたり。

5/14 12:30

ガスの中から頂上宿舎が見えてきました。

5/14 12:39

12:39 白馬岳頂上宿舎とうちゃこ。まだ営業してません。

5/14 12:51

長かった雪渓の登りもあと少し。

5/14 12:53

白馬山荘の巨大な姿も見えてきました。

5/14 12:58

ようやく稜線。向こう側に毛勝三山。

5/14 13:01

ふりかえると、杓子岳と白馬鑓ヶ岳。

5/14 13:07

稜線に乗りました。すっかり夏道。

5/14 13:07

すぐ正面には旭岳。

5/14 13:08

巨大な白馬山荘がどんどん近づいてきます。

5/14 13:18

13:18 白馬山荘とうちゃこ。水500ccでなんとか持ちました。

5/14 13:27

受付したら山頂に向かいます。持ってきた日本酒は玄関前の雪で冷やしておこう。

5/14 13:32

山頂まで雪は全くありません。荷物デポしてきたら良かった。（笑）

5/14 13:38

白馬山荘の創始者のレリーフだそうです。

5/14 13:41

いちおう、東側には雪庇が残ってます。

5/14 13:47

13:47 白馬岳とうちゃこ。（2,932m）

5/14 13:49

山荘で買ってきた缶ビールで1人カンパイ〜！あ〜、おいし♪

5/14 13:49

△三角点と、指示盤。

5/14 13:50

新田次郎の『強力伝』に出てきたやつです。文字はけっこうすりへってる。

5/14 13:54

大雪渓を見下ろします。（一番奥）

5/14 14:08

小蓮華岳方面。

5/14 14:08

旭岳と毛勝三山。

5/14 14:09

杓子岳と白馬鑓。

5/14 14:12

雄の雷鳥が出迎えてくれました。

5/14 14:22

白馬鑓の向こうに鹿島槍の双耳峰。鹿島槍北峰（左側）の手前に五龍。

5/14 14:25

立山、別山、そして剱岳のピークもようやく顔を出しました。

5/14 14:25

白馬鑓の右奥は大天井でしょうか。

5/14 14:29

こんどは雌の雷鳥も。冬毛から夏毛にかわる途中ですね。

5/14 14:48

40分ほど展望を楽しんで、今夜お世話になる白馬山荘に戻りました。

5/14 15:12

「大雪渓」ならず「真澄」の生酒をテラスで一杯、至福のひととき♪

5/14 15:28

中央に剱岳。手前の雪原がオラーフのよう。

5/14 17:31

晩ゴハン、いただきます。TVでやってたとんかつではないのね。

5/14 18:56

旭岳のむこうに夕日が沈んでいく。ガスが惜しい。

5/14 20:34

夜はスタッフさんも一緒に天体望遠鏡で月を観測したり。

5/15 4:01

おはようございます。二日酔い気味の翌朝です。

5/15 4:12

ご来光を求めて山頂をめざします。東の空が明るい。

5/15 4:26

左から煙が出てる焼山、火打、妙高、高妻山の頸城山塊。

5/15 4:31

今日は剱岳もすっきりです。

5/15 4:32

槍穂高連峰もよく見えます。前穂、奥穂、槍ヶ岳。その右奥は乗鞍岳かな。

5/15 4:34

左手前から、野口五郎、鷲羽、水晶、赤牛、黒部五郎岳かな。

5/15 4:36

朝日が昇ってきました。

5/15 4:39

ちょうど妙高の真上です。

5/15 4:40

雲海に浮かぶ八ヶ岳、その右奥には富士山も。

5/15 4:47

鹿島槍の双耳峰の間にのぞいてるのは常念岳？大雪渓も朝日に染まってきました。

5/15 4:51

立山、別山、剱岳。

5/15 4:52

鹿島槍の左奥に中央アルプスがうっすらと。

5/15 4:58

剱岳と毛勝三山の間、遠く西には白山も。

5/15 4:54

白山を望遠で。

5/15 4:55

槍穂高連峰も朝日でピンクに染まります。

5/15 4:58

ずらり並んだ名峰達に息をのみます。

5/15 4:58

薄桃色に染まる剱岳。

5/15 5:00

何度見てもすばらしい眺め。

5/15 5:01

陽がすっかり上がりました。雲海がきれいです。

5/15 5:10

南アルプスも見えてきました。

5/15 5:10

あちらは中央アルプス。

5/15 5:13

槍穂高から立山、剱岳、そして白山までぐるり。見飽きませんがそろそろ朝食。

5/15 5:32

というわけで山荘に戻って朝ゴハンです。

5/15 6:30

6:30 白馬山荘しゅっぱつ。お世話になりました。

5/15 6:37

八ヶ岳と南アルプス。名残惜しいけど下ります。

5/15 6:39

剱岳と毛勝三山、そして日本海。さよ〜なら〜。

5/15 6:43

槍ヶ岳と剱岳が写っています。というわけでここでアイゼン履いて大雪渓に降ります。

5/15 6:50

早朝の雪は締まっていてアイゼンもサクサク効いて気持ちいい。

5/15 7:00

杓子岳を見上げます。少し雲が出てきた？

5/15 7:12

大きな岩の下に、避難小屋が見えてきました。

5/15 7:17

どんどん下ります。

5/15 7:40

落石ゾーン。石を落したりすると大変。

5/15 7:44

今日もたくさんの人が登っていきます。スキーの人が多いかな？

5/15 7:54

中央が白馬岳のピークかな。

5/15 8:31

08:31 白馬尻まで下りてきました。

5/15 8:39

大雪渓はここでおわり。また来たい。

5/15 9:09

行きに渡渉したところは橋が架けられてました。多謝！

5/15 9:26

ここを右に降りたら猿倉荘。帰りは用もないのでそのまま林道を駐車場へ。

5/15 9:35

9:35 猿倉登山口駐車場とうちゃこ。おつかれさまでした！

撮影機器：

DMC-FT20 Panasonic

E-PL6 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

YOS1967

先週はロープウェイ使って栂池から登るつもりだったけど中止して乾徳山に転進。
今週はロープウェイ動いてないけど天気図見たらこりゃ行かな、ということで大雪渓から白馬山荘1泊で白馬岳。白馬岳入門はやっぱりこのコースということで。（笑）

調べると猿倉の無料Pは100台程度のキャパ、土曜日だしこりゃ早く行かねばと東京を4時に出て7時20分頃着。あら、なんだけっこう空いてるじゃないの、ということで安堵するも、水買うつもりの猿倉荘が営業してない。日本酒は4合あるけど、水は500ccしか持ってない。今日は暑そうだけど大丈夫か俺〜？
まあ、困ったら雪渓に水も流れてだろうし、雪もあるからなんとかなるかということで8時前に出発。

けっこうな水量の渡渉が2度あったものの無事ドボンとならずに1時間ちょっとで白馬尻。大雪渓に入るとようやく上のほうに登山者の姿。吹き下りてくる風が涼しくていいですね。と思ってたら途中からしっかり陽が当たるようになって暑い！
そんなこんなでハアハアいいながらの約4時間に及ぶ長い長い大雪渓、いやほんと長かった！稜線に乗ったら毛勝三山と旭岳が正面に。剱岳は残念ながら雲に隠れています。

稜線は完全に夏道。白馬山荘の巨大な姿がどんどん近付いてきて、計画より少し早く、1時過ぎに山荘とうちゃこ。とりあえず水は500ccでなんとか足りて安堵しました。ひとまず受付を済ませて、山頂での乾杯用に缶ビールを調達。
持ってきた日本酒は雪に埋めて冷やしておきます。（思えばもっと荷物デポしときゃ良かった）

白馬岳山頂では新田次郎『強力伝』に出てくる展望表示板に御対面、すり減った文字に歴史を感じてちょっと感動。ちょっと雲あるものの、そのうち剱や鹿島槍のピークも顔を出し、なかなかの展望にビールもまいうーです。そうこうしてると雷鳥さんたちもお目見えしてラッキー！あとは明朝のご来光とさらなる大展望に期待して山荘に降り、のんびり過ごしました。

翌朝は山頂にてご来光、そして期待通りの大展望〜！
頸城山塊から上がる朝日、槍穂高から剱立山連峰ほか、北アルプスの錚々たる名峰達がほんのり染まります。遠く雲の上に浮かぶ浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、そして白山の姿も。やっぱり山の上に泊るといいことあるなあ。

というわけで3年連続となったGW過ぎの北アルプス、山小屋が空いてるのがなによりだけど、今年も天気＆展望に恵まれて良かった良かった。

コメント

akimay

お世話様でした！
14･15日お天気にも恵まれ、山頂での雷鳥･夜の談話室でのお話・早朝の山頂でのご来光360度の大展望・帰りの林道歩きをご一緒いただき有難うございました。私の住まいは所沢ですので13時には帰宅でき、道の駅で購入した山菜と林道でGETした蕗の薹をテンプラにして美味しく頂きました。又、山でお会いしましたら宜しくお願いします。

YOS1967

Re: お世話様でした！
akimayさん、どうも！
こちらこそ、写真の話や山の話、いろいろ聞けて楽しかったです。蕗の薹の天ぷら、ビールがすすみそうですね。この時期はまた北アルプスのどこかに登りたいと思いますんで、またお会いできたら宜しくお願いします〜。

noma102

7月に行きます
ご無沙汰しております。
関東からだとアルプスも近くていいですね。
私達も7月前半に行きます。

YOS1967

Re: 7月に行きます
noma102さん、どうも！
7月というと花が一番キレイな時期、楽しみですね。僕は次回は鑓温泉から白馬大池のほうに、2泊くらいでのんびり行きたいなと思います。けど、大雪渓も良かったですよ〜。