谷川主脈(谷川岳〜万太郎山〜仙ノ倉山〜大源太山)


- GPS
- 11:24
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 3,039m
- 下り
- 2,759m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 11:23
天候 | 晴れ、午前中強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り:浅貝(15:47発バス;660円)〜越後湯沢駅(17:53発;410円)〜土合駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース中雪が残っているのは肩の小屋直下の100m程度。 この日は雪も柔かく、アイゼン不要でした。 ・笹刈の状態も良く、登山道の整備状況は素晴らしかったです。 ・水3.5L持参しましたが、1Lぐらい余りました。 ・稜線で多く見られた花はアズマシャクナゲ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、 ミツバオウレン、ナエバキスミレ。 ハクサンイチゲ、ムラサキヤシオ、イワカガミは咲き始め。 |
写真
感想
今週は丹沢のシロヤシオと迷いましたが、昨年ムラサキヤシオを見そびれたので、
今年は何としても見に行こうと考えてました。
谷川連峰の雪が消え、かつ心配だった寒気の影響が小さくなる方向に変わったので、
谷川主脈に挑むことにしました。
主脈の場合はバスと電車の乗継がポイントになりますが、
以前は越後湯沢発の終電5分前に到着するバスがあったのですが、
バスのダイヤが改正になり、終電1分前の到着に変わっていました。
さすがにそのリスクを取る気になれず、15時台のバスに乗らなくてはいけません。
逆算するとスタートは4時過ぎ、寝不足必至の山行です。
最近はスタートから数時間は誰とも会わない山行が続いていましたが、
さすがに人気エリアとあって、4時過ぎでも歩いている人がそれなりにいます。
この時間から歩き出している人は、主脈か馬蹄形を狙っている人でしょう。
中にはクライマーもいました。
暑くもなく快調に西黒尾根を登りましたが、山頂近くになって風が急速に強くなり、
久々に手袋をするほど寒かったです。
谷川岳に寄ってからいよいよ主脈スタートですが、
前方には風の強さを象徴するような不気味な雲が見えてます。
オジカ沢ノ頭手前で風が強すぎて引き返してくるパーティーがいました。
確かにオジカ沢ノ頭はこの日で最も風が強い山頂でした。
これだけ風が強いと花の撮影が困難で、ブレまくり。
一方、強風のお蔭で汗はかかず、心配だった水分はそれほど必要としませんでした。
またこの時期は避けて通れない大量の虫が、全く見当たりません。
強風もメリットとデメリットの両方がありますね。
主脈西行きの場合は、中盤の万太郎山の登りと、
後半のエビス大黒ノ頭〜仙ノ倉山への登りがポイントになりますが、
今年は山行後半に1000mクラスの登り返しを何度か行っていたため、
スムーズに対処できました。
毛渡乗越〜仙ノ倉山への標高差は450mなので、
このぐらいの数字だと驚きはなく、精神的な余裕があったのは良かったです。
また、西黒尾根からずっと先行している単独行の方の背中が見えていたのも
いい励みになりました。
平標山まで来ると、これまでの静寂の世界から180度変わって人いっぱい。
ずっと先を歩いてきた方と会話をして、別れます。
ただ、ここまで最大の目的であるムラサキヤシオの撮影ができていません。
西黒尾根で1本見ましたが、後で撮ればいいと思って見送るチョンボ。
以前、大源太山前後で見た記憶があったので、予定通り大源太山に向かいます。
そして、平標山の家を過ぎてすぐムラサキヤシオとの2年ぶりの再会が叶いました。
これで今年はアカ、シロ、ムラサキと3色ヤシオgetです。
朝は天気(風)が心配だった谷川主脈も、結局終日天気に恵まれました。
雪融けペースは例年の2〜3週間前倒しぐらいだと思われますが、
花の開花ペースは0〜1週間前倒しぐらいでしょうか、まだこれからでしょう。
それでもムラサキヤシオ等たくさんの花との出会いを果たせ、
今回も期待を裏切らない主脈縦走路を思う存分楽しめました。
hirokさん、こんばんは
実は私も、先週末にこの週末の計画を検討中に、
西黒尾根ー谷川ー平標ー土樽駅
を土曜日に行く計画を第一候補としていました。
でも直近のレコで、まだ高山植物の花が咲いていないようでしたので
八ヶ岳のツクモグサに変更して本日そちらへ行きました。
谷川にしていたらお会いできたかもしれず、ちょっと残念です。
花は結構さいていたんですね。特にシラネアオイやムラサキヤシオが
見れたのなら、私もこっちにしてもよかったかなとも思いました。
終電が早い上にバスの接続も悪くて、ロング泣かせですよね。
何とかならないかと思ってしまします。
強風を物ともせずにロング山行、お疲れ様でした。
shigetoshiさん、こんばんは
さすがロング好きのshigetoshiさん、狙っていましたか。
平標から土樽駅まで歩く計画とはさすがです。
これだとバスがない分、計画しやすいですね。
バスと電車の接続が考えられていないので、計画に苦労します。
今回は法師温泉側に下りることも考えましたが、
バス-バス-電車と効率が悪いので却下、自転車も考えましたが、
デポするだけで1時間以上かかりそうなので、これも却下、
結局、普通に湯沢経由で帰りました。
そば食べてもまだまだ時間が余ってしまいました
ムラサキヤシオがなかなか見れずにドキドキでしたが、
平標山の家〜三国山ではたくさん咲き始めてました。
去年会えなかっただけに、感動も大きかったです
hirokさん、こんばんは。
谷川主脈、美しいですね。
エビス大黒にはこころをうたれます。
咲き始めの高山植物、ハクサンイチゲとかコザクラとかも、たまらないですね。
私も今年こそは行きたいと思いつつ、累積標高差にびびってしまいます。
1000m級の登り返しをやっていると、慣れるものなんですね。
常人には真似できませんが、なんか、hirokさんだと納得してしまいます。
まだまだツツジの季節だと思っていましたが、
夏は、着実に近づいていますね。
sat4さん、こんばんは
さすが日帰り圏の横綱級のルート、素晴らしい眺望と花の稜線でした。
主脈にあるエビス大黒ノ頭、オジカ沢ノ頭、近くの俎瑤覆鼻
美しい山容の山が多くて、歩く活力になっていると思います。
やはり自分はこういう展望の山が一番好きなんだなあと改めて認識させられます。
確かに累積標高はありますが、西黒尾根を登りきってしまえば、
展望と花が素晴らしいので、sat4さんなら乗り切れるでしょう。
最初の登りを飛ばしすぎないのと、食料補給がポイントでしょうか。
私は各山頂で何かしら食べてました。
残雪の状態は異常なほど少なく、夏の訪れは例年よりも早そうな気配です。
早くも秋の水場が心配になってしまうほどです。
hirokさん、こんにちは。
5月だと、まだ谷川に目が向いていませんでした
昨年6月中旬に歩いたので、雪の状況を写真から
比較してみると、万太郎山への登りのわきにある
雪渓など、昨年の6月中旬の方が雪が多く残って
います。
ほんとに、雪解け水の不足など心配になる状況ですね。
私も昨年ムラサキヤシオを見たのは大源太山のみ
でした。咲き始めでとても綺麗ですね
ムラサキヤシオ、今年は見ずに終わりそうな気がしてます。
晴れれば満足度は北アルプスをも上回るのでは?
なんて思ってしまうこのルート、天気に恵まれて
よかったです
youtaroさん、こんばんは
おっしゃるとおり、例年だと5月に谷川という選択肢は除外されますよね。
GWに毎年行っていた至仏山の山スキーを断念した時に、
もしかしたらと思っていたのですが、案の定雪は全くといっていい程なく、
しかも泥濘さえない事実から、かなり前から縦走路は雪がなくなっていた感じでした
やはりムラサキヤシオは咲いている場所が限定されるのですね。
アカヤシオやシロヤシオに比べて遭遇率が低く、ますます会いたくなる花です。
谷川連峰ならどこかで見れるだろうと思っていたのですが、徐々に焦りが
でも無事に見届けることができて満足です
晴れればアルプス的な景色と、東北のような山並みと、
併せて楽しめる素晴らしいルートですよね
この時期八ヶ岳も惹かれますが、ここの人の少なさは特筆ですね
hirokさん、こんばんは!
いや〜大作ですね
私の好きな稜線歩きと、咲き始めた高山植物がワンサカ。
こんなお山歩きが理想なんです。
「やられたな〜」 レコを拝見し始めた時に、思わず呟いた一言です。
谷川主脈、八ヶ岳より標高は低いのに、その高度感と存在感は
八ッを遥かに凌駕していますね
これは是非とも見たい景色です!
一度だけ出向いた山業が、RW利用でチョロッと散歩でした
その時のイメージと全然違い、ちょっとしたカルチャーショックに見舞われています。
高速1000円時代になったら、是非とも訪れたいと思います
3色の八代亜紀ならぬ、ヤシロをゲットされた今シーズン!
hirokさん、絶好調ですね
tailwindさん、こんばんは
百高山、長野県在住経験、に加え、山の理想も同じですね
徐々にtailwindさんとの共通点が増えているような気が。
sat4さんのコメントにも書きましたが、
日帰りコースとしては八ヶ岳と並んで東西の横綱と思っています。
八ヶ岳と決定的に違うのが、稜線上の小屋は泊まる気になれない超狭い避難小屋しかなく、
かつ水の補給が難しい所です。
そのためか、この日も谷川岳〜仙ノ倉山は片手ぐらいしか会っていません。
八ヶ岳のゴールデンルート(赤岳〜硫黄岳)の1/10以下でしょうか。
RW利用の一回だけですか
それはまた勿体ないですね。
> 高速1000円時代になったら、・・・
どこかで聞いたようなセリフですが
是非、高山植物がたくさん咲く理想の稜線歩きを堪能して下さい
hirokさん こんばんは
花の写真満載のロングハイクレコ。
hirokさんの本領発揮ですね
花と稜線。どちらかだけでもキレイなのにそのコンビネーション!
#63、#68、#72、#73、#91 などたまらない美しさです。
特に#91はムラサキヤシオ再開の念願叶えた安堵感や満足感も写っているようなイイ写真です
doppo634さん、こんばんは
今回は理想のハイクでした
展望の稜線と高山植物、このコンビネーションはたまりません。
写真のアングル選びに時間をかけ、花の位置によっては登山道に寝そべって撮ってます。
北アルプスでこんなことするとすぐに踏んづけられてしまいますが、
ここは独占・貸切なので、余裕ですね
今回は300枚ぐらいの写真を撮ったので、ムラサキヤシオもいい写真をチョイスでき、
非常に自己満足です
hirokさん、 こんばんは〜
私も 前から 谷川岳 万太郎山 仙ノ倉山 平標山を 歩きたいと思ってました。
やっぱりいいですね
私の場合 公共交通機関 日帰りしかできないので、なかなか このあたりの山域 むつかしいのです。
日帰りでも RW使ったら 平標山までだったらいけるかなー
とか 逆に回ったら いけるかなー とか考えてますが
なかなか いい方法が見つかっていないのです。
今回のレコ
ありがとうございました
ではいい山歩きを
tsuiさん、こんばんは
確かに公共交通機関で日帰りは難易度が高いですね
・上毛高原駅〜ロープウェイ
・高崎駅〜土合駅
・越後湯沢駅〜平標登山口
・越後湯沢駅〜土合駅
といくつか方法があるものの、スタートは最速でも9時前でしょうか。
土樽駅を起点にして、2回に分けるという方法もあるかもしれません。
tsuiさんはスタートの遅さをカバーできる健脚があるので、
是非トライしてみて下さい
あと天気が難しいエリアなので、是非晴天を掴んで下さいね。
どう難題をクリアされるのか、楽しみにしてます
hirokさん こんばんは
1日違いでお会いできず残念でした。それにしても主脈稜線は
良い景色ですね。とても気に入りました。もっとも、日曜日の
方が風が弱くて歩きやすかったからでしょう。自分が土曜日に
歩いていたら、もう2度と行かないと決心したかもしれません。
ところで、ムラサキヤシオというお花があるとは知りませんで
した。来年、自分も探してみたいと思います。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
土曜日は確かに風強すぎでしたが、
この稜線は無風で気温が高いと、暑さで参ってしまうリスクがあるので、
水の心配がないのは良かったです。
日陰が全くないので。
でもまた歩きたくなる稜線ですね。
ヤシオ好きのchii1961さん、是非ムラサキヤシオもチャレンジしてみて下さい。
アカ、シロの次に咲き始めますが、私の知る限りでは北関東(谷川、尾瀬、那須)
あたりでないと、見かけません。
毎年3色をコレクションするのを楽しみにしてます。
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