谷川岳、茂倉岳(日帰り)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一の倉沢側は断崖ですが、登山道そのものは危険な箇所はなく問題ありません。 |
写真
感想
先週、山頂に到達できなかった谷川岳に再チャレンジです。天候は良くなっていく予想。できれば谷川岳から先の峰にも足を延ばせればという思いでやって来ました。
ロープウェイで天神平まで運んでもらい、出発です。天神平にはシラネアオイがそこここに美しくて大きな花を咲かせていました。天神平からの登りは良く整備されていてそれほどの急登もなく快適に登れました。ただ、谷川岳の上方は未だガスに隠れていて良く見えませんでした。ガスで景色が見えない分、多くの花に癒されながら登りました。
先週、途中断念の要因でもあった山頂手前の非常に大きな残雪帯までくると、そこには先行の方が3名程おられ、ロープを手繰って登っていくところでした。初めての雪渓で不安もありましたが、皆さんに続いて登ります。ツルツルと結構滑り易いのですが、足場をしっかり作って進めば問題ありませんでした。
雪渓を過ぎると間もなく肩ノ小屋です。ここからは一ノ倉方面の山々がまだガスに少し覆われながらも展望できました。休憩もそこそこに頂上を目指します。トマの耳、オギの耳を経て、茂倉岳まで行くことにします。ここの稜線は一の倉沢側は落ちたら麓まで滑り落ちるのではないかというような垂直の壁、万太郎山方面は比較的緩やかな稜線という絵柄です。先週、下から見た残雪残る一の倉沢は本当に大迫力で鮮やかな緑と相まって本当に美しい景観でしたが、上から見る一の倉沢は空前絶後の断崖絶壁でした。
ガスはだんだん薄くなってきていて、一ノ倉沢から乗り上げるガスは稜線を垂直に持ち上がって消えて行きます。2,000m程の稜線ではありますが、岩稜と残雪に彩られ、遠くに伸びる稜線と、稜線が繋ぐ周囲の峰々の様子はアルプスに匹敵する迫力、景観で感動です。
ただ、本当にうっとうしいのですが、ブヨやアブが本当に多く、直ぐにたかってきます。油断していると鼻の穴の中まで入って来ちゃいます。どんだけ、虫が多いかは写真にも写りこんでいることで、ご想像頂けるかと思います。
茂倉岳に着く頃には、ガスもほぼ消え、蓬峠から朝日岳、白毛門に至る馬蹄形の峰々を始め、360°に谷川連峰の絶景が得られました。ここは比較的フラットで広い山頂で、昼食&乾杯にします。
帰り道も、一の倉沢の崖を何度も覗き込んでしまいます。よく見ると、沢山の人が張り付いているのが見えます。凄い、こんなところを登るんだなっ、と改めて感嘆してしまいました。
谷川岳に登ってみて、近隣の他の山々と一線を画した、ダイナミックな山容や稜線の美しさにつくづく感じ入りました。ここを東アルプスと呼んでも良いのではないかと思ってしまうほどです。沢山の挑戦のし甲斐のある山だとも思いました。また多様な花の美しさも魅力の一つでした。大満足の山行でした。
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