記録ID: 879196
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沢登り
丹沢
中川川水系 箱根屋沢
2016年05月22日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 391m
- 下り
- 383m
天候 | 晴れ(暑いな) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ゲート前後に7〜8台 ・箱根屋沢出合の箱根橋まで徒歩15分程度 ※最近、箱根橋や割沢橋周辺は河原のキャンパーの駐車で混雑するように なってしまい、地元でも問題になっております。不法投棄も含め。 悪沢や箱根屋沢を遡行するなら大滝沢林道の方が邪魔にならないので マシかと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
箱根屋沢 遡行距離は短いが、10〜20m級の滝が次々と現れ、クライミング力を問われる 丹沢では代表的な登攀系の上級沢。 650〜700mには直登の場合、アブミの架け替えが必要な滝が連続する。 遡行グレード:2級上(短いから2級の範疇で収まっているが内容は濃い目) 仝道76号/箱根橋の左端から入渓。通常は水量も少なく、この先滝があるのか 疑うほどだ。 2つ続く堰堤は右隅の古い単管ハシゴで越える。 3つ目の堰堤は低くゴーロに埋まりがちで難なく越えられる。 標高490mでようやく2段15m滝が現れる。 左から取り付き流芯右を登る。卦蕁銑卦蕁棔残置ハーケンは3つあるが 見つけにくい。 高巻きは少し戻った左手の枝沢に見える古い単管ハシゴとロープを30m登り 右へトラバースするが、2つ目の小さな支沢が崩れ気味であまりよくない。 2m+石積み堰堤+5mの連瀑が少しで出てくる。 上段の5mは右隅も登れるが少々悪い(元蕁櫃らい)。 または左手崖に架かったPPロープ(トラロープ)を確認しながら登り 落ち口方向にガレが溜まった斜面をトラバースする。 下に同行者がいる場合は落石の可能性高いので注意を要する。(卦蕁 すぐに12m滝。左壁を登り、落ち口にトラバースするか(高度感あり 残置もなくヌメリもあるので少々怖い)、左上する壁沿いに上がって 壁が低くなったら乗り越して木でビレイポイントを取る。卦蕁 550mでまた12m滝。 右壁を登る。中盤で左へ少々ハイステップで上がるところが少し悪い。 落ち口に終了点用残置ハーケンと黒ロープがあるが、ビレイする場合は ハンギングビレイになるので、今回は少し上流でボディブレイスビレイ にした。卦蕁棔 ヂ瑤亘霧きから北西向きになりナメ小滝を登る。 595mで二俣状となり計8mほどのジャンクションフォールとなっている。 左側の涸支沢側を登って巻く。教蕁棔 すぐの5m滝は左のPPロープで巻き気味に登る。教蕁棔 続く2×4m、4段8×12mと3連瀑になっている。 間髪入れずに2段15m滝。 以前はなかったが右凹角に残置ロープが設置されてしまい少し残念。 ロープを使ってしまえば卦蘢度だ。(なかった頃は卦蕁棔 640mで右から涸支沢、650mで左から涸支沢を迎え、水流のある本流には 2段20m滝が登場。ここからしばらくがこの沢の核心部となっていく。 下から見ると10mくらいにしか見えないが、この滝の上部はトイ状になって いる。 通常は左の乾いた壁をポケットつないだクライミングで登り上に垂れ下がっている 残置スリングを目指すか、流芯を少々シャワーで取り付きやはり残置スリングを 目指す。スリングから先をトラバース気味に上がりトイ状のスラブ斜面を登るが 絶対滑落は許されない。元蕁 高巻きは、右側から巻けるが少し悪い。 今回は左涸支沢を少し上がってからトラバースに入ってみた。 残置スリングは5mほど下なので、そのままトラバースするが、しっかりした木に 届くまでの1、2歩がズルズルで悪かった。 その先で木と細い枝の間を登ってから落ち口に右上した。 これもあまりよくない巻きだ。 ビレイポイントは大岩に3カ所ほど古いリングボルトがある。 衝撃荷重をあまり架けないよう、荷重方向を見極めての固定分散が無難であろう。 Г垢位椶料阿砲15m垂瀑。 昔からこの滝はアブミクライミングで越えていく。 右側のクラック(というかリス)に沿って適度な間隔でハーケン(上部一部は リングボルト)が打たれているので、アブミの架け替えで登っていく。 大体の支点はアブミの最上段か一つ下段に乗ればクイックドローやアブミの フィフィは架けられるが、一部動くハーケンもある。 落ち口近くで左の流芯側クラックの残置ハーケンに一歩トラバースして 上から飛び出ている木の根を使って落ち口に入り込む。 ビレイポイントは少し高い左右の木くらいしかない。 今回は上流でボディブレイスビレイとした。 控蕁A1。 なおこの滝は右側から高巻くこともできる。 また、右側から高巻いてそのまま尾根を北北西方向に詰めれば、20分ほどで 箱根屋沢と大滝沢の界尾根(森林作業径路あり)に出られる。 15m滝の次はやはりアブミなどエイドギアがないと難しい10m滝が続く。 残置支点は古いリングなど3つで、1つ目もちょっと高い位置にある。 2つ目はかなり古い残置スリングに荷重しなければいけない。 この滝は仮に乾いた壁でも5.11近くはありそうだ。 今回は15m滝登って上述したエスケープで遡行終了したが、過去2回は登った。 また過去1回は右側をトラバースしながら巻いたが、沢に戻る所が崩壊しており 何とか戻れたくらいで悪かったと記憶している。 ┐気蕕冒鵡圓垢譴3m滝は卦蕕曚匹捻曚─標高730m二俣(水量比1:5)。 右に進み少しで出てくる7m滝、5m滝はいずれも卦蕁棔 ナメ床あたりから沢は西向きとなり775m二俣状。 北西向きの右沢には4m棚(卦蕁砲あり、途中から右の支尾根を詰める。 西北西向きの左沢は苔岩(右ルンゼを越える)くらいで、斜度のある植林帯を 詰めて箱根屋沢と大滝沢の界尾根に出る。 下降はその界尾根を読図下降する。 植林作業径路は一部薄いが付いている。 650m平坦地は柵を中央に開放的な展望のよい場所だが、その先で尾根は太って きて、どこに下りるかコンパスワークが必要。 柵沿い方向(途中で柵は離れていくが)に下りれば県道76号の岬状カーブ地点に (最後は笹薮の中の径路を下降するが)。 東方向にやや急斜面を下れば次第に尾根形も明瞭になり平坦になって北東にカーブ するコルから左手の植林帯に下りれば大滝沢林道ゲート。 |
写真
ダイレクトビレイでムンターヒッチを施すが、必ず荷重が架かるロープ側(つまりここではフォロークライマー側)はHMS型カラビナのスパイン側になるようセットする
ゲート側に荷重ロープが出るのは間違い!
ムンターはロープ摩擦でやばいのではという方もいるがそれ程問題はない
ゲート側に荷重ロープが出るのは間違い!
ムンターはロープ摩擦でやばいのではという方もいるがそれ程問題はない
2段20m滝は左の乾いた壁をクライミングし、中盤に見える長い残置スリング目指すか(元蕁棔法⇔芯シャワーで登り同じく残置スリング目指す(同等)。
スリングから先のトラバースも足元悪く、上部は下から見えないトイ状スラブになっている。
高巻きは少し左支沢を上がり残置スリングよりも5m上を登るが、木に行くまでの一歩が悪く、木の間から上に上がる所も悪い。右からも巻けるがそれなりに悪い。
終了点は大岩に古い残置リングボルト×3。
ここは流動分散ではなく固定分散が無難。
スリングから先のトラバースも足元悪く、上部は下から見えないトイ状スラブになっている。
高巻きは少し左支沢を上がり残置スリングよりも5m上を登るが、木に行くまでの一歩が悪く、木の間から上に上がる所も悪い。右からも巻けるがそれなりに悪い。
終了点は大岩に古い残置リングボルト×3。
ここは流動分散ではなく固定分散が無難。
撮影機器:
装備
個人装備 |
地図(地形図) 1 kamog作成のものをメンバー全員コピー(同じ地形図を持たないと情報共有ができない)
トポ 1 kamog作成のもの
コンパス 1
笛 1
計画書 1
ヘッドランプ 1
予備電池 1
筆記用具 1
ファーストエイドキット 1
保険証 1
ツェルト 1 不測のビバーク等用
ロープ 1 この沢は50mがよい
ハーネス 1
ヘルメット 1
ビレイデバイス 1
ロックカラビナ 4 主にHMS型
フリーカラビナ 3 キーロックのオフセットD型
クイックドロー 10 アルパインクイックドロー含む
スリング 2 120、240cmその他20cm程度のショートダイニーマ数本
ロープスリング 2 セルフライズアップ用
パーソナルアンカーシステム 1 セルフビレイ等用
アブミ 4 2本×2名分
フィフィ 4 アブミセット
アッセンダー 2 ミニトラクション、Reskyou(共に有事の際のレスキュー用)
ハンマーバイル 1
ナイフブレード 3
アングルハーケン 1
渓流シューズ 1
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