静かなルートから尾瀬ヶ原を目指す〜アヤメ平・八木沢新道・長沢新道・富士見下下山

2016年05月28日(土) ~ 2016年05月29日(日)

• GPS: 28:30
• 距離: 30.7km
• 登り: 931m
• 下り: 1,194m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:55
• 合計: 9:25

7:49 鳩待峠
8:49 8:51 中ノ原
9:17 9:17 横田代
9:53 9:54 中原山
10:05 10:05 アヤメ平
10:15 10:16 セン沢田代
10:19 10:22 富士見田代(尾瀬原分岐)
10:26 10:41 冨士見小屋
10:55 10:55 富士見峠
12:01 12:02 昼場
12:55 12:55 桧枝岐小屋
14:11 14:11 見晴(下田代十字路)
15:39 15:39 赤田代
15:49 15:50 温泉小屋
16:03 16:33 元湯山荘
16:35 16:35 温泉小屋
16:45 16:45 赤田代
17:09 17:10 見晴(下田代十字路)
17:14 桧枝岐小屋

2日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 1:27
• 合計: 6:39

5:33 桧枝岐小屋
5:36 5:36 見晴(下田代十字路)
6:09 6:09 東電尾瀬橋
6:18 6:19 東電小屋
6:30 6:30 ヨシッ堀田代
6:35 6:35 ヨッピ吊橋
7:00 7:23 竜宮十字路
8:31 8:32 長沢頭
8:49 8:50 土場
9:22 9:22 富士見田代(尾瀬原分岐)
9:29 10:16 冨士見小屋
10:41 10:42 アヤメ平下
11:01 11:01 元休憩所
11:12 11:13 馬洗渕
11:26 11:27 田代原
11:39 11:50 十二曲り
12:12 富士見下

天候

2日とも晴れ時々曇り。山は霞むもばっちりです。

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

戸倉の第一駐車場に停める。暦日制で1日当たり1000円。1泊2日だと2000円。
その駐車場から、乗り合いジャンボタクシーが2から3分ごとに出発。定期バスは少ないけど、時間を調べておく必要はありません。970円です。
帰りは富士見下から戸倉までバスを使用。こちらは1日に僅か3本。400円です。この区間を歩くと1時間20分程度でしょうか？

コース状況／危険箇所等

八木沢新道はあまり歩かれていませんね。若干整備不良です。それ以外はハイキングコースですよ。

その他周辺情報

片品村中心部の“かたしなや”はおすすめ。小さな施設だけど、食事やデザートがおいしいです。
また、すぐ横に“ほっこりの湯”があります。目立たない施設なので空いていますよ。大人550円です。

写真

5/28 7:12

戸倉にある第一駐車場からは10人乗りジャンボタクシーが随時発車。

5/28 7:43

鳩待峠までは20分ほどで到着です。

5/28 7:49

背景は至仏山。多くの登山者でにぎわっています。

5/28 7:49

鳩待道の入り口です。こちらは空いていますよ。

5/28 8:16

富士見峠までの7割は歩道です。

5/28 8:19

山菜の名前はわかりません。

5/28 8:19

こちらもわからん。

5/28 8:23

エンレイソウです。

5/28 8:24

スミレの仲間ですが、名はわかりません。

5/28 9:01

横田代では水芭蕉が満開でした。ドンピシャです。

5/28 9:02

全体的に小ぶりです。

5/28 9:06

高層湿原が広がります。

5/28 9:06

タテヤマリンドウ。

5/28 9:09

食虫植物のモウセンゴケ。

5/28 9:10

タテヤマリンドウ。

5/28 9:12

ショウジョウバカマ。

5/28 9:12

この付近のショウジョウバカマは花弁が少ないのかな？

5/28 9:13

開きかけのワタスゲ。

5/28 9:13

？？？

5/28 9:15

チングルマ。

5/28 9:15

尾瀬ヶ原ではほとんど見かけませんでした。

5/28 9:21

振り返ると至仏山が。5月とは思えない雪の少なさ。

5/28 9:39

湿原には休憩所が点在しています。

5/28 9:50

ミツバオーレン。

5/28 9:52

今回の登山の最高点です。

5/28 9:57

どこまでの続きそうな空中木道。

5/28 9:57

5/28 9:59

湿原の先に見えるは草津白根山。

5/28 10:00

定番写真の燧ケ岳。

5/28 10:02

こちらは谷川連峰でしょうか？

5/28 10:03

アヤメ平は過去に湿原が破壊された場所でもあります。あちこちにその形跡が残っています。

5/28 10:04

こちらは至仏山。

5/28 10:05

植生復元の取り組みが紹介されています。

5/28 10:05

木道の先には燧ケ岳。

5/28 10:09

アヤメ平を過ぎるとけしきがかわってきます。

5/28 10:10

武尊山、赤城山も見えていますよ。

5/28 10:10

尾瀬の一角とは思えない景色です。

5/28 10:16

オオバキスミレ。

5/28 10:20

この分岐を下ると尾瀬ヶ原の竜宮です。2日目に歩きます。

5/28 10:20

5/28 10:22

東京電力が平成18年に整備したという記録。

5/28 10:23

一本の木を2つに切って並べた木道。左右対称でしょ？顔に見えませんか？

5/28 10:25

富士見小屋は今年から休業

5/28 10:36

なんだが寂しいですね。

5/28 10:50

もともとは尾瀬の入り口。大動脈だった場所です。

5/28 10:52

ひっそりと。

5/28 10:55

ここから八木沢新道に下ります。まっすぐ行くと4時間ほどで尾瀬沼に直行もできますよ。

5/28 10:55

イワナシ。

5/28 11:03

ネガマリダケ。熊の大好物！

5/28 11:15

殆ど眺望のないコースながら、時々燧ケ岳が見えます。

5/28 11:17

道標は整備されています。

5/28 11:21

オオカメノキ。

5/28 11:59

八木沢新道の中間付近。昼場といいます。

5/28 11:59

最初の水場。

5/28 12:17

八木沢を渡ると、尾瀬ヶ原の一角です。

5/28 12:18

しばらくは八木沢沿いに進みます。

5/28 12:18

八木沢橋。

5/28 12:29

左手に湿原を見ます。

5/28 12:31

カエデの花？

5/28 12:33

幻想的できれいです。

5/28 12:36

上高地みたい？

5/28 12:36

5/28 12:42

大雨の後に流失することが多い橋です。このルートを通るときは橋の状況の確認は必須ですよ。

5/28 12:53

下田代のテント場が見えてきました。

5/28 15:14

にぎわっている見晴を出発。お風呂お散歩です。

5/28 15:21

土曜とは思えないほど空いている。

5/28 15:24

オオバタチツボスミレ。

5/28 15:27

ミヤマキンポウゲ。

5/28 15:29

下田代方面を振り返ります。

5/28 15:29

逆光の至仏山。

5/28 15:30

調べます。

5/28 15:44

赤田代の温泉小屋が見えてきました。

5/28 15:47

手前の小屋は外来入浴できません。

5/28 15:52

元湯山荘前の看板です。

5/28 15:56

500円で外来入浴できますよ。

5/28 16:26

中心部から離れているためか、とっても静か。

5/28 16:35

温泉小屋付近から尾瀬ヶ原を俯瞰します。

5/28 16:37

？？？

5/28 16:39

リュウキンカ。水芭蕉と同時期に咲く花です。

5/28 16:40

5月なのにワタスゲ

5/28 16:40

ちゃんと開いています。

5/28 16:56

5/28 17:04

ミツガシワ

5/28 17:04

拡大してみました。

5/28 17:07

ヤマザクラ。

5/28 17:07

まだまだつぼみもたくさんあります。

5/28 17:08

下田代に戻ってきました。

5/28 17:09

5/28 17:09

たくさんの小屋が並んでにぎやかです。

5/28 17:12

テントは全部で80張くらいでしょうか？

5/29 4:57

おいらのテントは左奥。ドマドームです。

5/29 5:03

朝のテント場。みんなゆっくりしていますね。もう、5時を過ぎていますよ。

5/29 5:38

日があたる前の湿原と、朝に輝く至仏山。

5/29 5:41

燧ケ岳から日が昇る直前です。

5/29 5:43

放射冷却で非常に冷えた朝です。霜が降りました。

5/29 5:44

水滴ではないですよ。氷の粒です。

5/29 5:44

燧ケ岳からの日の出。

5/29 5:44

蜘蛛の巣も幻想的です。

5/29 5:45

コバイケイソウ。

5/29 5:45

至仏山方面

5/29 5:45

5/29 5:46

水滴の付いたスミレは幻想的です。

5/29 5:46

早朝のご褒美？オオバタチツボスミレです。

5/29 5:47

ミヤマキンポウゲと。

5/29 5:49

ワタスゲも水滴がついて輝いています。

5/29 5:51

まだまだ人がいません。

5/29 5:51

5/29 5:54

東電小屋方面への分かれ道。左は東電小屋、直進は赤田代です。

5/29 5:55

この分岐付近は特に花が豊富な場所。

5/29 5:56

ツツジはこれからです。

5/29 5:56

ワタスゲたち。

5/29 5:57

ヒメシャクナゲもあちこちに。

5/29 5:57

5/29 5:57

樹林帯が見えてきました。その先には只見川の源流です。

5/29 5:58

5/29 6:01

若芽が育ってきていますが、わかりません。

5/29 6:02

逆光の燧ケ岳。

5/29 6:06

ヨッピ川（只見川）です。

5/29 6:08

頑丈な橋で反対側にわたります。

5/29 6:08

群馬県から新潟県に突入・

5/29 6:09

木道が高架化しています。雨季には水に埋もれる場所でしょうか？

5/29 6:18

東電小屋前からの景色です。

5/29 6:23

ところどころにクマよけの鐘が。

5/29 6:31

貸し切り状態。ゆったりと歩きます。

5/29 6:34

5/29 6:38

このあたりにもヒメシャクナゲの群生が。

5/29 6:39

竜宮に進路をとると大きな地糖が目立つようになります。

5/29 6:46

鬼ゼンマイ？

5/29 6:50

相変わらず逆光の燧ケ岳。

5/29 6:59

ワタスゲと至仏山。

5/29 6:59

地糖と至仏山。

5/29 7:00

竜宮十字路。

5/29 7:02

竜宮小屋です。

5/29 7:03

このあたりはお化け水芭蕉がたくさん。3週間前はきれいだったでしょう。

5/29 7:26

竜宮十字路付近から至仏山。

5/29 7:27

同じく燧ケ岳。見納めです。

5/29 7:30

素晴らしい！

5/29 7:48

尾瀬ヶ原の一角をはなれ富士見峠に向かいます。

5/29 8:00

しばらくは長沢にそって緩やかに登ります。

5/29 8:07

階段の急登が続き、一気に標高をあげます。

5/29 8:14

ところどころから尾瀬ヶ原を俯瞰できます。

5/29 8:26

影鶴山？日本二百名山ながら入山禁止の山です。

5/29 8:51

急登が終わると富士見峠までは緩やかな木道が続きます。

5/29 8:52

どうして？鍵の字に折れ曲がった白樺です。

5/29 9:07

イワナシ

5/29 9:07

5/29 9:09

最後の階段。

5/29 9:15

僅かですが雪が残っていました。

5/29 9:19

原発事故後の平成25年に設置された木道です。これ以降、東電による整備はされていないようです。

5/29 9:20

逆さ燧ケ岳が見えていたけど、写真には写らず。

5/29 10:23

富士見峠から僅かに下った場所にある水場です。

5/29 10:25

サンカヨウ。

5/29 10:25

今回の行程で見つけた唯一の株です。

5/29 10:28

整備状態の良い林道を下ります。

5/29 10:38

複雑な枝の広がりが多いブナの原生林。

5/29 10:39

変形したブナも多数。

5/29 10:40

見上げると尾瀬とは思えないような山岳景観も。

5/29 10:41

標高を下げるとツツジが満開に。

5/29 10:41

どぎついほどのピンクのツツジ。

5/29 10:41

ドンピシャです。

5/29 11:25

放牧地のような平坦な場所。

5/29 11:28

5/29 11:53

5/29 12:07

ゴールが見えてきました。

5/29 12:08

ゲートには鍵がかかっていて、一般車はここから先には入れません。

5/29 12:09

40台くらいは停められそうな駐車場。10台ほどが停まっていました。

5/29 12:11

戸倉まで歩いて5キロ、標高差は350m。

5/29 12:12

バス停到着。予定通り、30分前でした。

5/29 12:37

1日3本のバスです。ここから乗ったのはオイラだけ。

5/29 13:37

“かたしなや”の二八そばとマイタケの天ぷら。ボリューム満点。

5/29 13:49

花豆ソフトクリームです。

撮影機器：

Xperia Z3 Compact SO-02G SONY

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

この時期の尾瀬は モンベルシュラフでいえば2番がおすすめ。

感想

takerin0708

いつもなら6月になってからピークを迎える尾瀬の水芭蕉。今年は記録的な小雪のため、3週間〜1か月も早まってしまっているようです。すでに尾瀬ヶ原ではきれいな株を見つけることはできないでしょう。
水芭蕉を見るのであれば、規模が小さいながらも鳩待通りの横田代でしたら6月1週目の週末までは楽しめると思います。

尾瀬を訪れるのは4回目。今までとは違うルートから入ってみようと思って地図を眺めていて思いついたのが今回のルート。

鳩待峠から横田代・アヤメ平を経て富士見峠に抜ける鳩待通りは意外なほどに多くの人（それでも出会ったのは20人くらい？）で驚いたけど、八木沢新道は2時間の下りで1組のパーティーとすれ違っただけ。とっても静かな山歩きです。

初めて尾瀬の温泉に行ってみました。シャンプー石鹸は使えないけど、汗を流すには十分です。下田代（見晴）のテント場から片道30分程度のお散歩です。

尾瀬の山小屋の朝食時間って遅いんですね。
なので、5時半に出発したおいらは、広い尾瀬ヶ原を独り占め。本当に独り占め。

竜宮からの長沢新道は、帰りに使う人が多いのでしょうか？1日目の八木沢新道と違って踏み跡が太く、整備も良好。
5組程度のパーティーと出会いました。

富士見峠からは整備された林道の下りです。ブナの原生林を2時間ほどで富士見下のバス停に到着。
10分ほどのバス乗車で戸倉に到着します。