十字峡-丹後山-中ノ岳-十字峡
- GPS
- 13:44
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,153m
- 下り
- 2,128m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:39
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:17
十字峡 0830-0902
栃ノ木橋 0938
高度計読み625 0953-03
一合目 1012
二合目 1040
標高950m付近 1051-1101
三合目 1116
四合目 1144
高度計読み1260 1147-1204
五合目 1223
六合目 1234
高度計読み1550 1246-58
七合目 1304
八合目 1316
九合目 1335
丹後山 1340
6/4
丹後山 0447
利根川水源碑 0518
大水上山 0531-42
兎岳 0608-24
小兎岳 0700
鞍部 0719-34
池の段 0827
中ノ岳 0844-0920
池の段 0932
七合目 1003-14
六合目 1031
五合目 1049
高度計読み1400 1102-18
四合目 1126
三合目 1140
二合目 1156-1209
水場分岐 1217
二合目 1230
高度計読み690 1233-41
十字峡 1259
天候 | 両日とも晴れ。気温は6/3は平年並み、6/4は高めで風弱い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
工事関係者のものも含まれるようだが、7割がた埋まっていた。 登山届入れは中ノ岳方面と丹後山方面双方にあり。プライバシー配慮、下山届付き。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
十字峡〜丹後山:残雪全くなし。丹後山避難小屋の天水タンクは満タン。 丹後山〜兎岳、中ノ岳〜十字峡:部分的に残雪あるが問題なし。 兎岳〜中ノ岳:残雪あり。滑落注意(感想参照)。滑ったらおしまいの場所もある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ライター
地形図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
ライター(3)
ティッシュ
三角巾
バンドエイド(5)
タオル(2)
携帯電話
スパッツ
手袋
ビニール袋(5)
替え衣類
入浴道具
シュラフ
シュラフカバー
クマよけ鈴
食器
水筒(3)
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ローソク
医薬品
ラジオ
ポリタンク
|
---|
感想
6/3
まさか6月頭に実行するとは思ってはいなかった計画であるが、どこの山でも
ひと月位季節が進んでいるようだし、少し前のレコを見ても行けそうだ。
三国川右岸を通って十字峡へ。土木作業関係者のものも含まれるようだが、意外にも
そこそこ車が止まっている。登山口まで、渓谷は落ち込みあり、ゴルジュ有で
美しい。出発時間が遅いせいもあるが、日差しが厳しい。
林道には全く雪がない。40分ほどで登山口だが、風が通らないので
少し登ってから休憩。ハエはそれなりにいるし、蚊も少し飛んでいるが、
虫よけを使わなくても刺されることはなかった。ヤマツツジが目立つ。
二合目を過ぎると展望が途切れ途切れに得られるが、休憩場所は展望よりも、
日陰と風の通りを重視した。
四合目あたりから、ムラサキヤシオ、イワカガミ、イワウチワ、オオカメノキ、
ドウダンツツジ、タムシバ、アカモノと出てきて、楽しい。
急ぐこともないので、のんびりとまでいかないがゆるめのペース。
コースタイムは少し甘め。(同じ「越後三山」でも平ヶ岳や荒沢岳ではそうでもない)
七合目で森林限界を超え展望が大きく開ける。花もオオカメノキとイワカガミはまだあるが、ミツバツチグリやフデリンドウ、シラネアオイ、ミツバオウレン等に
代わる。フデリンドウが一番きれいだったか?
1340丹後山避難小屋着。とてもきれいな小屋。貸切利用で快適。
天水タンクは満タン。それにしても奥利根方面の雪が少ないと思う。
(戻ってから、6月末の平ヶ岳、7月半ばの荒沢岳の写真と比べてみた。
視点が違うから雑な比較だが、両者の中間位か?)
時間があるので、ザックの中を色々見てみたが、常に持ち歩いている
「非常用セット」が、やばかった。予備電池は盛大に液漏れしている上に
震災時に会社用に格下げしたヘッドランプ用のサイズ。ライターは着火しない。
非常時でないときに気付いてよかったが、少なくとも2-3年はこんなガラクタを
必ず持ち歩いていたと思うとあほらしい。
6/4
3時半起床。日の出は見逃したが5時前に出発。良い天気。丹後山北の残雪で
半分ほど水を入れた水筒に雪を詰める。
大水上山の北ではシャクナゲの見事な群落になっていた。兎岳では
陽の水のテン場に泊まったという人と一緒になる。荒沢岳のクサリは
重要な部分については先週つけたられたとのこと。
ここから、ストックを使用。残雪上を歩くことが多くなる。
かつて5月連休に毎年神居尻山に登っていた私にはさして問題ではない、などと
慢心していたバチがあたって、小兎岳の先で見事に滑落。
幸い、10mほど下で雪が途切れており、その先は小石まじりの斜面であったが、
下手に止めようとしなかったのも幸いして、手首のプチ出血で済んだ
(+あとで気付いたがズボンの尻に小穴)。
丁度対向してきたパーティに見られており、恥ずかしいことこの上ない。
また、話をした際に「丹後山」という言葉が出てこなかったのは、動揺して
いたのだろう。(単なる老化かも?)
尻に泥が付いたので、少し進んだ鞍部の手前で尻セードをしてみたが、
あまりきれいにはならなかった。
鞍部で休憩し、気を取り直して進む。これまでも部分的にはそうだったが
この先の残雪は高さ方向に長大で、滑ったら恥ずかしいでは済まされない。
結構真剣に登ったので、記録をまとめて気付いたが、30分ほど写真も撮っていない。
池の段手前の肩まで来ると一安心。池の段の分岐はやっと道標が出たところ。
中ノ岳0844着。越後三山縦走、あるいは裏越後三山縦走という形の計画を何度も
立てた。都度計画倒れと挫折を重ね、結局こういう形での登頂となったが
やはりうれしい。
(時間も早いし、ここで越後駒へ計画変更しても行動時間はあまり変わらず、
タクシー代が余計にかかるだけだ、と悪魔のささやきが聞こえたが、止めておいた)
下りにかかるとぼちぼち人とすれ違う。池の段で右折すると急な下りが続く。
昨日よりも風が無い感じがして暑く、きつい。五合目近くなると残雪が数か所あり、
少し掘っては一ヶ所につき2口くらいづつ食べながら歩く。暑いとすぐ頭が
ぼーっとなる私は、これでだいぶ助かった。
五合目からはまた急傾斜、三合目から二合目の緩傾斜の尾根は展望は良いが
日陰がなく日差しがきつい。この辺から下はヤマツツジは見事。そして、
二合目から下は超の付く急傾斜。歩き始めにこんな傾斜を登るのはつらそうだが、
下るのも大変だ。最後は階段になって、13時十字峡着。
蛇足:
梅雨入り前にと思って取った3日金曜日の休み。読みが当たって天気は良さそう。
当初は白峰南嶺の核心部のどこかに当てる予定で、プランは山ほどあった。
しかし、笊から椹島へは道の状況が不明、青笹から青薙へ回るのも青薙崩れを
重荷で通過するのが不安。伝付峠への入山路は通行禁止で早川町役場に電話しても
詳細不明。最後まで有力だったのが、伝付峠の代替として林道別当代線から
別当代山へ上がるものだが、記録をよく見ると部分的に倒木帯があるようで、
苦労するかもしれない。こんな感じでそれぞれに難点を抱えている。
この位であれば、いずれも自分に自信があれば決行するのだが、最近、宿泊山行が
億劫になり、2年近くも日帰りばかりだ。これは一からやり直すほうが良いと考え、
避難小屋泊での丹後山中ノ岳を選択した。
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