記録ID: 889543
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沢登り
丹沢
世附川水系 西沢(沢登り講習)
2016年06月04日(土) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 878m
- 下り
- 870m
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■西沢 神奈川県最西端の世附川源流の沢は、沖ビリ沢、樅ノ木沢、水ノ木沢そして 今回の西沢などナメおよびナメ滝が発達した良渓たちだ。 西沢の960m二俣から左俣に入ると巨岩帯と連瀑帯になり、右俣とは性格が 一変する。 詰めはどこも急激になるので早めに右岸尾根へエスケープした方がよい。 遡行グレード 右俣 1級上 左俣 2級下 ‘算屬澆舛話鷦屮好據璽垢あまりないので気を遣う。 山伏峠トンネルの山中湖側側道(ホテル廃墟の入口)は以前タイヤにチョークを されたこともあるし、ホテル土地所有者も作業されていたこともあるので あまり駐車はしない方がよさそう。 山中湖側に300mほど下りた山側のスペースには縦列で4台程度駐車可能なので 今回もそちらを利用させていただく。(大沢橋の横) 山伏峠トンネルを潜り大棚ノ頭方面の登山道を進む。 水ノ木分岐はベンチがある。 ここから一般登山道を離れ、西丸への尾根を下る。 少し行けば恒例の背の高い笹藪内の径路。 過去に熊の痕跡やら実物やらに会ったので音物、匂い物はしっかり用意したい。 西丸手前のコルから北側山腹を巻くように径路が付けられている。 北東に向かう右が植林帯、左が広葉樹の尾根を下りる。 コルから植林作業径路は右山腹に続いており、時折不明瞭だがこれを忠実に 伝っていくと金山沢の標高800mに下りられる。 金山沢を渡り対岸に上がると未舗装の荒れ気味の林道に出る。 林道を南東方向に下れば白いガードレールの樅ノ木橋(橋の東側隅に橋名が 記載されている)。 橋の西端から入渓する。 なおこの周辺の沢は渓流釣り師が結構入っている。 渓流釣りは上流を歩かれてしまうと釣りにならないので、もし釣りの先行者が いらっしゃる場合はズカズカと近づいたり追い越したりしないよう注意が必要。 近づかないレベルでお互いの存在を認知してもらい、ボディランゲージで 行ってもよいか、などコミュニケーションを取る。 奥利根等で過去、これを無視したため胸倉をつかまれて殴られそうになったなどの 話がある。 トラブルは絶対避けたい。 ∠皀量畋瑤鵬爾蠅襪肇肇織鸚愁疋薀犂未左岸にあり沢幅いっぱいに広がった浅い 池状となり、その上には美しい4×8mナメ滝が架かっている。 右側も左側も登れる。教蕁楪度で歓声を上げたくなるところだ。 しばらく平凡な沢を遡行していくとナメがあり、標高760m二俣に着く。 両俣とも石積み堰堤が見え、水量比は1:1。 右が樅ノ木沢、左が西沢。 今回は西沢に進み、堰堤は左から巻く。(右も巻ける) 790m辺りには7×40mのきれいなナメ、少し沢が北向きになってもナメが続く。 小滝を3つほど越え、860m二俣は水量比2:3で、本流の右沢には階段状5m滝 が架かっている。左から取り付き右を登る。(卦蕁次 ここから沢は北北東になり、しばらくで沢幅いっぱいのナメが見事だ。 そして突き当りには2本の巨倒木が架かった5m滝が出てくる。 倒木の左隅を木を抱えながら登る。スタンスが出だし細かいので滑らないよう 注意したい。(卦蕁 これを越えると左岸から少し急なナメを持った枝沢が2本連続で流れ込んでいる。 900m辺りだ。 ここで沢は再び北北西を向く。 ナメを過ぎると930mで左から流芯が黒筋の3段10m滝が落ちている。 水量比は1:3。 960mで水量比2:3の二俣となる。 樅ノ木沢ノ頭(1306m)方向に詰めあがる右俣には階段状5m+4m滝があり 少し倒木群のある左俣には逆Y字状2段6×15m滝が見える。 もし右俣に行くなら、階段状5m(教蕁棔法4m(卦蕁檗法▲淵畭咫 2段6m(卦蕁法3段10m(右斜上バンド巻く)、斜度緩い10m涸棚、 そして詰めは5m棚×2(卦蕁檗法▲肇ぞ2段10m涸棚があり、樅ノ木沢ノ頭 西側1280mコルに出る。 今回は左俣に進む。 ず能蕕竜Y字状2段6×15mは流芯教蕁楪度で登れる。 そこから小滝が連続する。 3×6m(教蕁法2段2m、CS状3段7m(右卦蕁次法3段スライドトイ状 3×7m(教蕁法△修靴CS2段8m滝。 右から登り中段を左へトラバースしてCSの左脇を登る。(卦蕁次 1020mは変形三俣では真ん中を行く。 すぐに左流芯に倒木の架かった幅広2条8m滝。2条の間隔は離れている。 この左の倒木を使って登り、上部は枝を使ってスラブ壁を登って抜けた。(卦蕁 間髪入れずに右側が乾いた壁の5m滝。 右の乾いた壁をクライミングする。(卦蕁 次の3m滝は左隅の浅い凹状土ザレを巻き気味に登って越えた。 1070mには6m滝。 右ザレから巻き、落ち口上に架かった倒木を使ってクライムダウンする。 その上は4×15mナメ、6×20mナメと続き、1090m二俣の右沢には 3段15m滝(水はもうしょぼい)、左沢には赤茶のチムニー状5m滝と8m滝 が見えた。 地形図を見る限り詰めはいずれもこの先急激になるので、6×20mナメ終了点 から右岸尾根にエスケープを図る。 イ笋箋泙派の広い尾根を木やスズタケ頼りにほぼ西向きに登り詰める。 中間部からはスズタケ藪が少しうるさくなる。 しばらくで北北西向けの尾根と合流し、再びスズタケ藪を漕ぎながら詰めると 西沢ノ頭(1290m)の南西側、「J五三一」と書かれた見出標のところで 東海自然歩道(甲相国境稜線)に出た。 あとはアップダウンのある東海自然歩道を往路目指した下山した。 ■丹沢限定沢登り記録集↓ http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html ■沢登り講習、クライミング講習、読図講習等は http://mt-farm.info/ です。 |
写真
撮影機器:
感想
受講者さんのリクエストで世附川源流の西沢にて沢登り講習へ行きました。
西沢は多くが右俣に行かれて左俣はおそらくほとんど登られていませんが
ナメが特徴の周辺源流域にあって、巨岩と連瀑という性格を異にする沢です。
詰めはスズタケの藪漕ぎになりましたが、昔より随分藪も薄くなった感じですね。
TAさん、今日は車出してくださりありがとうございました。
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