大源太山(河内沢の頭)平標山周回


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 宿場の湯等あり |
写真
感想
先週は、上越のマッターホルンとも呼ばれる大源太山に登った。実は、谷川岳を挟んでもう一つの大源太山が存在する。山と高原地図には、カッコ書きで河内沢ノ頭と記載されている。丸の大源太山とも言われているらしい。上越のマッターホルンには何回か登っているが、丸の大源太山は登ったことがなかった。今の時期なら花も十分楽しめるはずだ。花を楽しむならば平標山を外すわけにはいくまい。行程は、まず大源太山に登り、折り返して平標山から松手山経由で周回することとする。
順調に車を進め元橋の駐車場に6過ぎ到着。第一、第二駐車場はほぼ満車で第三駐車場に停める。さすがは花の平標。人気は高い。6時35分出発。一組のペアが追い抜いて行ったが静かな道だ。松手山コースを登る人が多いのであろう。林道を進み登山道が始まると、ほとんどが木製の階段の道となる。手入れの行き届いた道だ。ドウダンツツジの花が多い。ギンリョウソウ、ツツジ、タニウツギ等が咲く。こんなに長かったのか、と思うほど記憶は薄れていた。はっきり覚えていたのは、長いトラバースの木道であった。これはもう少しで平標山の家だというしるしである。
小屋の煙突が見えて、やれやれで平標山の家。山の家は閑散としていた。一休みして出発。いきなりシャクナゲが咲いていて期待高まる。アカモノ・ドウダンツツジ・タニウツギ・ツマトリソウ・マイヅルソウ等が咲く。イワナシは既に丸い実になっていた。蛇がニョロニョロと道を横切って行った。意外に素早い動きだ。道は比較的なだらかな道だ。標識から左折、山頂へ向かう。ダケカンバの道だ。道がなだらかになると一息で山頂である。
誰も居ないと思った山頂には中年の男性が一人。出身が直江津とあって話が弾んだ。昨日テン泊して二日目だとか。彼と入れ替わるように男性が一人。少し間を置いて、女性一人と男性二人のパーティがやって来た。カメラのシャター押しを頼まれたりしたが、私も入れ替わりに下山。折り返して平標山を目指す。今まで見えていた苗場山等に薄い雲がかかって来た。それは谷川岳も同じだ。午前中は晴れの天気予報だがそれより早い気象の動きだ。
途中で出会った人は地元だと言い、平標と仙ノ倉の鞍部付近は、花が真っ盛りらしい、と教えてくれた。ガスの動きは速いが何とかそこまでは天気が持ってほしいと強く思う。朝と違って、山の家周辺は大勢の登山者だ。私も一休みとザックを下ろすと、思いもかけない匂いが。久しく嗅いだことのないタバコの匂いだ。なんでこんなところで喫うんだよ。副流煙には、散々いじめられたものだ。早々に退散し、平標を目指す。
階段の道を一歩一歩進む。スピードは上がらず。蹴上げはちょうど良い高さで助かる。ドウダンツツジの咲く間を抜けていく。ツボミのシャクナゲ。ツマトリソウが咲く。イワイチョウやワタスゲの小群落。お子さんを連れたパーティや中高年の団体など、様々な階層の人とすれ違う。今日は、“こんにちは”の連続だ。そんなことはどうでもよいが、ガスは濃くなっていく。風も強まる。鞍部まで行けるか、花は見えるのか。
山頂の吹きさらす風は強く、ガスを運んで景色は見えなかった。吹きさらしの風の中、山頂の縁には登山者が並んで休んでいる。私は、平標新道を一段下がって休む。風はチョット下がっただけで劇的に弱まる。単独行は、仲間と懇談することも無いので、このへんは臨機応変に対処できる。腹ごしらえして、お花畑を目指す。途端に体が飛ばされそうな強風が吹き付ける。風が体温を奪う。たまらず手袋をつける。ウインドブレーカーまでは、と思ったが我慢の許容を越え、強風で持って行かれないように気をつけながら羽織る。
ハクサンイチゲが斜面を埋める。ガスがかかっているとはいえ圧巻だ。どこに出しても恥ずかしくない光景だ。惜しむらくは光が足りない。ハクサンコザクラ、キンポウゲ(多分)も少し咲いている。ハクサンコザクラは風に吹かれて位置が定まらない。ところがプレビューで見るとちゃんと写っているのだ。いわゆる瞬撮技術だ。この辺は日本の技術が貢献しているのであろう。
鞍部のベンチで折り返し、そのまま松手山経由で駐車場を目指す。なだらかな山容で高原状の光景が広がるいい風景だ。一部階段のジグザグ道が有るが歩きやすい道だ。雨は心配だが、花が連続して足が進まない。ヨツバシオガマ・オノエラン?・シャクナゲ・ツツジ・アカモノ等々。松手山付近から灌木帯へ変わりシャクナゲが連続する。雨が落ちて来た。
鉄塔付近から樹林帯へ。これが意外と急坂だ。雨が強くなって、土の道は滑りやすくなった。以前来たときは冬だったので、スピードに乗って一直線に降りた。今は一歩一歩だ。あたりも暗くなって、本降りだ。写真を撮ったらストロボが自動発光した。
いったん雨は小雨になったが、駐車場が見えたと思ったら、また、本降りに。最後の最後に雨にたたられる。駐車場に着いたらまた小雨に。まあ、それでも一日中、花の道を歩いた、いい山行である。
梅雨なので雨は避けられない時期ですが
6月は山のお花が一番多いときなので
見逃せないですね。
山の花は雨を喜んでいるみたいです。
お花も珍しいですが
なんといってもダケカンバがたくさんありますね
中国山地の比婆山あたりにも見られますが
木肌の色が緑に映えて森がすがすがしく見えますね(^o^)
hobbitさん こんばんは
いつかそのうちに、なんて思っていたのですが登ってしまいました。雨は、あと一時間くらい我慢してくれれば雨には当たらなかったのですが、ちょっと残念。表と裏の分水嶺ですから、まずまずだと思わないとね。
ダケカンバは普通に有りますよ。風雪に痛めつけられて、ねじ曲がっているものも多いです。クネクネと。ほんとタクましいです。ある意味”美”を感じます。平場でも剪定された柿の木とかブドウの木とか 、平面的に広がる木にも”美”を感じます。そういうの好きですね。
妙高さん、こんばんは。
先週も大源太山に登られていたので、大源太山って平標山に近いところにあったんだぁとタイトルを見て勝手に勘違いしていました。
(ごめんなさい、新潟方面の山は位置関係がさっぱりわからなくて
近くに同じ名前の山が二つあったんですね。
ロングトレイル、タフな妙高さんならではのコースですね。
私は1泊で昨年平標山・仙ノ倉山を歩いたのですが、急登と下りにくたびれました
平標山のお花は本当に素晴らしいですね。
雨の中お疲れさまでした。
日付変わってしまったので、おはようございます、になるんでしょうか(-_-;)
ちょっと横になったら眠ってしまいました。いま起きたとこ。まあ、いつものことで珍しくもないんです。遅寝早起きですから。
平標山は三回登っているのですが、花の時期に登っていなかったし、こっちの大源太山は登ったことなかったので行って来ました。大源太がメインだったのですが、やっぱり平標は人気の山ですね。人数違い過ぎ。
雨には降られたけど花の時期は初めてだったので一緒に登って正解でした。
では、おやすみなさい、じゃないですね。
おはようございます。今日も元気で頑張りましょう!
おはようございます。
花の季節は忙しくなりますね。
近くに大源太山が2つあるのは知りませんでした。
最後は雨に打たれましたね。
私の雨の記憶はもう久しいですが、雨の山も嫌いではありません。カッパを着た蒸し暑さもそれなりに楽しい?ものです。
〔No38、39はハクサンイチゲかも〕
こんにちは〜
すみません。いつもいつも。
完全なポカですね。自分ではハクサンイチゲと書いたつもりでチエックもしているのですが。舛添さんの言うように、”汗顔”のいたりです。早速、修正しました。有難うございます。
私も、天気予報見て晴れを狙っているのですが、今回はちょっと、いいほうに考えてしまいました。まあ、雨は雨で、また乙な所もありますね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する