北岳草に会いに北岳へ〜小太郎にも会った！

2016年06月25日(土) ~ 2016年06月26日(日)

• GPS: 32:33
• 距離: 17.9km
• 登り: 2,276m
• 下り: 2,275m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:57

距離 6.5km 登り 1,582m 下り 195m

6:44 広河原インフォメーションセンター
6:47 広河原・吊り橋分岐
6:52 6:53 広河原山荘
7:03 白根御池分岐
9:31 9:36 二俣
11:54 12:10 八本歯のコル
12:22 12:30 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
13:20 トラバースルート分岐
13:41 北岳山荘

2日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 2:30
• 合計: 9:25

距離 11.3km 登り 694m 下り 2,072m

5:51 北岳山荘
6:11 トラバースルート分岐
6:28 吊尾根分岐
6:49 7:17 北岳
7:33 7:38 両俣分岐
7:45 7:47 北岳肩ノ小屋
8:08 8:31 小太郎尾根分岐
9:36 10:02 小太郎山
11:09 11:24 小太郎尾根分岐
11:36 11:37 草すべり分岐
12:40 13:28 白根御池小屋
14:57 14:58 白根御池分岐
15:06 15:07 広河原山荘
15:11 広河原・吊り橋分岐
15:16 広河原インフォメーションセンター
15:16 ゴール地点

天候

ガッスガス 時々 雨 そして 暴風

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

◆駐車場
　　市営芦安駐車場

◆芦安駐車場⇔広河原
　　乗合タクシー
　　　5:15頃発(夜叉神峠ゲートが5:30に開門するのに合わせて満車になり次第出発)
　　　　1200円(協力金100円含む)/片道

その他周辺情報

◆日帰り温泉
　　金山沢温泉(市営芦安第５駐車場付近)
　　　850円

写真

6/25 6:41

【2016.6.25】
広河原インフォメーションセンターからスタート(L)
芦安から乗り合いタクシーで早く着きました！(a)
ゲート開通、バンザイ☆(w)

6/25 6:47

吊り橋手前から北岳・・・ガスの中(L)
お天気回復してほしいなー(k)
おーぅい、きーたーだーけーー(a)

6/25 6:48

吊り橋を渡って・・・(L)
いつもの吊り橋(a)

6/25 6:50

広河原山荘(L)
自販機が！(k)

6/25 6:50

登山届よーし！(k)
重要な写真がピボケ…(a)
中身は大丈夫ですよね！(w)
間違いは手書き修正しました・・・(k)

6/25 6:51

おにぎりみたいなLArcさんのお荷物(k)
おにぎり満載です(L)
そういえば、🍙出てきてましたね〜(w)

6/25 6:53

私の荷物はもっこもこ(k)
そういえば、たくさんのお菓子が出てきてましたよね〜(w)

6/25 7:12

分岐で二俣へ(L)

6/25 7:38

沢を登って行きます(k)

6/25 7:39

雪解け水と雨で増水中(L)

6/25 7:46

晴れた！（のか？）(k)
いえす！晴れー(a)
晴れー(w)

6/25 7:50

サンリンソウ(k)

6/25 7:54

越冬のシシウド！(w)
オブジェによさそう(k)

6/25 8:11

木道は濡れて滑りやすい(L)

6/25 8:30

橋の手前で休憩。おやつでチャージして出発(a)

6/25 8:32

秘境探検隊みたいだ(k)
枝やなんかで道が荒れぎみ？でしたね。この時期はそういうものなのかな(a)
シーズンが始まったばかりですしねー(w)

6/25 8:42

お花見！(w)
タカネザクラ？(k)
ミネザクラ？(L)
桜を見るとうれしくなる(a)
タカネザクラ=ミネザクラ らしいです(k)

6/25 8:49

いよいよ雪渓(L)
ノーアイゼンで行きました(w)

6/25 9:01

タカネグンナイフウロ(k)

6/25 9:05

暗くてわかりにくいがミヤマハナシノブかなぁ(k)

6/25 9:07

キバナノコマノツメ(k)
カッコイイ名前！(w)

6/25 9:11

多肉だけどなんだろう…(k)

6/25 9:29

大樺沢の雪渓(L)
大分荒れてますね(k)
でも多くの人が登ってましたね(w)

6/25 9:37

落石が目立つ(L)
すーーっと落ちてきそうで前方から目が離せませんでした(k)

6/25 9:37

アイゼンはなしで登高(L)
傾斜がゆるいところを選んで歩きます(a)

6/25 9:45

皆さん足元を注意しながら(a)

6/25 9:50

ストックありで楽する私(k)
一方はバテバテ(L)

6/25 10:11

イワベンケイ(k)

6/25 10:25

急で…ひぃひぃ(a)

6/25 10:27

鳳凰三山♪(L)
今日は鳳凰が当たりだったのかも!?(w)

6/25 10:48

ネギは1本持ち！LArcさんのザックです〜(a)
あれはネギ型のトレッキングポール(L)

6/25 11:18

雪渓を過ぎて急登(L)

6/25 11:18

八本歯の稜線はまだまだ先(L)

6/25 11:28

ハシゴをいくつも登る(L)
疲れた足に、ハシゴはつらいよ…(w)

6/25 11:30

バットレス上部は雲の中(L)
これがまた魅力？(w)

ツガザクラ(k)

6/25 11:36

ここもバテバテ(L)
ハシゴ、長かった〜(w)

6/25 11:36

鳳凰三山方向は晴れている(L)

6/25 11:39

ハシゴは続くよどこまでも…(w)

6/25 11:41

ウラジロナナカマド(k)

6/25 11:42

イワカガミ(k)

6/25 11:53

心の中は快晴？(L)
瞳を閉じれば…(心眼！)(w)

6/25 12:06

もうすぐ八本歯のコルだっ。がんばれ(a)
おぉ( ｀ー´)ノ(L)

6/25 12:10

イワベンケイ きらきらモード(k)
開花前の姿も可憐！(w)

6/25 12:12

コルから先もはしごがあったーヒィー(a)
歩きやすくしてくれるはずのハシゴなのに…(w)

ハクサンイチゲ(k)
何千何万と咲いてます(L)
シーズンですね！(w)
ハクサンイチゲも大好き(a)

6/25 12:18

白峰の稜線(L)

ミヤマオダマキ(k)

6/25 12:38

分岐でトラバース道へ(L)
いよいよお花畑ゾーン♪(k)

6/25 12:48

これはチョウノスケソウ？(L)
いえす！チョウノスケソウ！(a)
葉っぱで見分けましょう！(w)

6/25 12:57

こちらがキタダケソウ(L)
ちっちゃいのね。(a)
こちらはパセリのような葉っぱ！(w)

チシマアマナかな？(k)

白色が抜けてるけど多分シロウマオウギ。イワオウギじゃないと思うけど…(k)
keroさん、いつのまに見分けている！(w)

6/25 13:07

突風にあおられながらキタダケソウを撮影！(a)
真剣なまなざしでしたね〜(w)
登山道離れないように細心の注意払ってね！(k)

6/25 13:08

キタダケソウ♪(k)
見れたね。見れたねー♪(a)
ミッション達成！(w)

6/25 13:11

ミヤマムラサキ(L)

シナノキンバイ(k)

6/25 13:24

稜線上は強風と濃霧(L)
小屋へ。小屋へーー(a)
アルプス感満載！(w)

6/25 13:25

ミヤマシオガマ(k)

キバナシャクナゲ。もう花終わり(k)

6/25 13:40

ハクサンイチゲとイワカガミ(k)
強風に震えてるよう・・・(L)
がんばれー！(w)

6/25 13:43

北岳山荘到着(L)
テントとかありえない！って気分(k)
素直に素泊まり(w)

6/25 14:09

おやつターイム(k)
keroさんのおなかを満たさないとね(w)
突風で冷えた体が温かいコーヒーとおやつでほっこり(a)

6/25 16:37

することもないのでお夕飯(k)
もう16時過ぎてるからOKでしょ〜(a)
お腹空いた！(L)
盛りだくさんのカット野菜が、出てくる出てくる〜(w)
マトちゃん大×3回？4回？(a)

6/25 16:20

keroさんの黒霧島で押さえる！(a)
このために持ってきたのよぉ(k)
でもこれで野菜からたっぷりの汁が！(w)

6/25 17:01

ワンパク仕様でギョーザ！(k)
ワンパク居ないのに…汗(a)
おぉーいワンパクぅ！(L)

6/25 17:22

wwさん特製杏仁豆腐(k)
しあわせたーいむ(a)
今回のポイントは、ナタデココ入り☆(w)

6/26 3:59

【2016.6.26】
翌日は3時半起き。まずは朝ごはん♪(k)
お腹空いた？(L)
もちろん！(k)
まずは野菜たっぷりスープ！　keroさんが早起きして作ってくれました(w)

6/26 4:08

トマトパスタにしました(k)
茄子は色合いまで気にされていましたね！(w)
しっかり朝ごはんおいしかったー(a)

6/26 5:17

感じのイイ小屋のスタッフさん達ばかりでした(L)
また来たくなる雰囲気でしたね♪(k)
余談で、本棚には数十年前のヤマケイがズラリと並んでいましたね〜(w)

6/26 5:48

翌朝・・・診療所の影にテントが一張(L)
飛ばされてなくてよかった。。。(w)

6/26 6:08

本日も強風と濃霧なり(L)
まずは北岳、目指しますよ！(k)

6/26 6:18

くじけずに登る(L)
でも足元はお花畑♪(w)

6/26 6:19

ひたすら登る！(w)

6/26 6:28

八本歯のコルからの道と合流(L)

オヤマノエンドウの群生(k)

6/26 6:32

少し離れると姿が見えなくなる(L)
真っ白とはこのこと…(w)

6/26 6:47

おっ見えた！(a)

6/26 6:50

ヤター！(k)
日本で2番目！(w)
北岳にきたー！(a)

6/26 6:59

ここはお約束の…(k)
ジャーンプ(L)
イェーイ(w)
初参加！(a)

6/26 6:59

ジャーンプ(L)
何度も撮ってもらってスミマセンでしたねー(k)

6/26 7:09

3193mに咲く花(w)
クモマナズナ(k)

6/26 7:12

3193mまで登ってきた靴たち(L)
三等賞！(k)
がんばった！(w)
えいっ(a)

6/26 7:37

風力6(w)

6/26 7:45

北岳肩の小屋で小憩(L)
aiminさん、諸事情に詳しかったなぁ(w)
私一人お腹すいてたなぁ(k)
いつものパターン(笑)(w)

6/26 8:08

小太郎山へ(L)
ザックはデポ！(w)

6/26 8:39

小太郎山への稜線(L)
この、見えそで見えない感がニクイ！(w)

6/26 8:44

ガレ場もある(L)
アルプス感満載！(w)

6/26 9:03

あれはどうやらニセピーク(L)
喜ぶのはまだ早い…(w)

6/26 9:08

南アっぽい森の中の稜線(w)
ガラッと雰囲気が変わる(a)

6/26 9:13

再びゴツゴツ感(w)

6/26 9:16

振り返れば、こんな稜線！(w)

6/26 9:16

偽ピークからの眺めもまずまず(L)
見えるところを見ておかないと!?(w)

6/26 9:17

今度こそ、目指すピーク!?(w)

6/26 9:17

なんか気分が上がる(L)
縦走気分！(w)

6/26 9:18

もう少し先に小太郎山(L)

6/26 9:35

ここで山頂を踏みとどまるか!?(w)
やっぱり行きます！(L)
背中をぐいぐい(笑)(a)

6/26 9:36

見えましたっ！(w)

6/26 9:38

小太郎山山頂(2725m)
高いのです！

6/26 10:18

登ってきた道を引き返す(w)
小太郎、雰囲気が気に入りました！晴れたときも見てみたい(a)

6/26 10:53

登山道にびっちりイワカガミ(L)

イワウメ(k)

6/26 11:01

キバナノコマノツメ(L)
よく覚えましたね！(w)

6/26 11:08

戻って来ました。デポったザックを再び(a)

6/26 11:24

小太郎尾根分岐の下はお花畑(L)

6/26 11:26

シナノキンバイ(L)

6/26 11:28

斜面に広がるお花たち(L)

サンリンソウ。葉っぱに柄があるとサンリンソウ、柄が無いとニリンソウ(k)
そうなんですか！　メモメモ！(w)

6/26 11:35

ハクサンチドリ(L)

6/26 11:35

ミヤマキンポウゲ(k)

6/26 11:48

草すべりに向かいます(L)
この界隈、エラく急でしたねー。

クロユリ。完全に見はぐってた。クヤシイ(k)

6/26 11:52

昨日登った大樺沢の雪渓(L)
けっこうな急坂！(w)

6/26 11:59

鳳凰、今日も良く見えていましたねー！(w)

6/26 12:24

カー!?(w)

6/26 12:26

草すべりはまだ草少な目(L)

6/26 12:30

池山吊尾根ですね。(w)

6/26 12:32

クラウチングスタイルで短い雪渓を滑り降りる(L)
器用に下っていましたね〜(w)

6/26 12:34

wwさんは勢い余って転倒！(L)
頭の中がとっちらかっていました(^^;)(w)

6/26 12:34

ケロさんは両手を広げてバランスよく(L)
キーーーーーン(k)

6/26 12:36

はい！(L)
お上手！(w)

6/26 12:38

白根御池に到着(L)
のどかな空間！(w)

6/26 13:29

白根御池小屋。トイレめちゃキレイ！(k)
水が豊富な場所って嬉しい(w)

6/26 12:49

おやつタイム♪(k)
ゼリーはドラフト！(w)

6/26 12:55

南アルプス天然水で入れたLArcコーヒー♪(k)
今回はコーヒータイムが3回もありましたね♪(w)
ほっこり優雅な時間でした！(a)

6/26 13:28

テント張ったら気持ちよさそう〜(k)
でも虫がたくさん(-_-メ)(L)
はい。3か所刺されて腫れあがりました…(k)

6/26 13:31

名残惜しくも下山します(k)

6/26 13:42

カメラを向けると・・・(L)
身体が勝手に反応する・・・(w)

6/26 13:50

下山あるある(L)
あるある…(w)

6/26 13:58

下る

6/26 14:17

下る

6/26 15:07

広河原山荘帰って来たー(k)
下りてきちゃったー(a)

6/26 15:09

おちゃらけ軍団(k)
なにげにバランスいい感じ(w)
片足上げ、フラフラでした；(a)

6/26 15:09

終わっちゃったヨー(k)
次！温泉！(L)

6/26 15:11

広河原から望む北岳(L)
また来るねー！(w)
隠れてるね。また来るね、北岳(a)

山梨のソウルフード・ほうとう(L)
思い出すだけで、おなかいっぱい…(w)

感想

LArc

◆キタダケソウ
　植物の「固有種」というと限られた地域に自生し、レア度が高く感じられるイメージがあります。
　中でもキタダケソウは、北岳にしか自生していない希少植物です。
　開花が梅雨と重なることからこれまでなかなか見に行く機会が作れませんでした。
　今回は、多少の悪天を覚悟のうえで出発しました。

　大樺沢雪渓を通過するころからハクサンイチゲが登山道に溢れ出します。
　花に疎いワタシとしては、パッと見た感じでは区別がつかず、恥ずかしながらどれもキタダケソウに見えます。
　似ていると言われますが、その特徴を何度か細かく教えてもらい、実物を注意深く見ると・・・・
　見つけました！キタダケソウ!
　ハクサンイチゲよりも小ぶりで、茎が細く葉の形にも特徴があり、違いが分かるようになりました。
　八本歯のコルから北岳山荘に向かうトラバース道には群生しているところもあり、たくさんのキタダケソウに会うことができました。
　今年は開花が早く半ば諦めていましたが、実際にこの目で見ることができました。
　希少な植物がいつまでもワタシ達を楽しませてくれることを願って何枚もカメラに収めました。

◆テント泊を断念
　八本歯のコルに至ると同行者の声が届かないほどの強風が体を煽り、時折、立っていられなくなりました。
　北岳山荘のテントサイトには、風を避けるように診療室と外トイレの間にひと張。
　ワタシ達もテント装備で臨んだので、「どのあたりに張ろうか」とキョロキョロしながら山荘内に入りました。
　しかし、受付で「昨日は中に人がいたのにテントがゴロリと転がった」と想像以上の風の威力を聞かされ対応を協議。
　この状況では危険と判断して小屋泊まりに変更しました。
　と、いえば聞こえがイイのですが、小屋のスタッフさんから聞いた話にワタシは一気に戦意を喪失。
　その後、「やはり強風時の設営を経験しておくべきではないか」「経験豊かな仲間がいる時こそチャンスではないか」と自問が続きました。
　でもこれは安全な小屋の中だからこその発想だろうと思います。
　実際には夜を明かすどころか設営すら満足にできなかったか、テントを吹き飛ばされる参事に見舞われていたかもしれません。
　結局、テント泊は断念しましたが、雨風の心配のない自炊小屋でワイワイと美味しい食事にありつき、ごうごうと風のうなり声を子守唄にぬくぬくと安眠することができました。

kerolina

ちょうど1年前、初めて北岳様に登りました。私の人生初の「アルプス」です。梅雨の好天に恵まれて、高山植物と山々に魅了され。アルプスに惚れたのです。そしてその時、来年は絶対にキタダケソウを見に来ようと決めました。

登りは息絶え絶えだったけど、稜線のお花畑に着いたら頭痛も吐き気も吹っ飛んだ！雨でも暴風でもガスガスでも構いません。まだ咲いていてくれたキタダケソウ。待っててくれてありがとう〜♪

そんな念願叶った今回は4人で。
私の本格登山歴はたかだか1年。経験豊富なお三方のお話しは一から十まで参考になります。各地のお山のお話しはもちろんのこと、自分との考え方の違いはもちろん沢山あって。それもまた興味深い。

「行きたいなー」と呟くと、賛同してご一緒下さる仲間がいて。今回はaiminさんにつぶやいたら、あれよあれよと仲間を募って下さいました。幸せ者です。ありがとう！

こんなお天気ではありましたが、
心はほっこり満たされて、
また来たい、そう思うのです。

LArcさん、wildwindさん、aiminさん、ありがとうございました！
口うるさくてごめんなさいでした。でも今後も絶対に守ってね。
そんな小姑な私ですが、機会あればまたご一緒させて下さい。
今回もいい週末でした♪
（これが普通の「週末」なのが、何よりも贅沢♪）

※お花の名前、一所懸命調べましたが間違ってたらご指摘下さいませ。

aimin

夏山4シーズン目
スタートは大好きなここっ

固有種キタダケソウ。
北岳山荘の手ぬぐいのイラストにあります。
こちら側から見た北岳の姿が描かれていてお気に入り。

見たい。会いたいな。思ってきたけど、
車でこれない私は6月はハードルが高くって…

それが今年！

ちょっとくらい天気が悪くたって行きたいんだ。なかなかないチャンス。
マジメにそう思ってました。

実際にお天気は良くなかった。
稜線に出ると、体が持っていかれそうになる突風を時折耐風姿勢で耐えたり
風で体温が奪われ冷たくなっていくのに
そんなことは気にしているのかいないのか…
あれかこれかとキダタケソウを探す3人。
嬉しい仲間の方々です。

小屋に着いたら、北岳山荘の方が小屋の中へどうぞってしれくれて
温かいコーヒーと甘いおやつたちで
疲れと冷えた体がほっこり生き返りました。
小屋ありがたい(泣)

翌日、小太郎(山)
(山)もいらないなぁー。小太郎っでいいじゃないか〜
そんな感じの愛着感あるお山でした。(この日はガスってたからかな！？）
分岐から空荷で往復2時間ちょい。
北アの様な稜線、シダの茂る森、青々とした谷
標高2725mもあり百高山の一つ。
でも山頂は小山にあるかのような。。。可愛らしいところ。
今度は晴れてる時に来てみようー

2日間、風とガスでほとんど周りは見えなかったけど
それ以外の所に、見たい物や楽しみがあり
とっても満足な山行になりました。

キタダケソウを見に行きたい！と仰ってくれたkerolinaさん、
計画にのっかってくれた力強いお二人wwさん、LArcさん、
楽しいこの機会をありがとうございました‼

キタダケソウは、
白くてちぃっちゃくて(？)、葉っぱがパセリ(？)で、花びらがちょっと多い
見分けバッチリです!!(笑)

wildwind

【キタさん、チョウさん】
例年、某山仲間がキタダケソウを見に行っていたけれど…。

ついに自分もそれを体験できることに!! 企画してくださったkerolinaさん＆aiminさん、ありがとうございます！

南アルプス林道が開通する6月最終週を狙っての企画。そしてよくよく考えれば、6月のアルプスは初めてだったかも？　今年は残雪の心配はなかったけれど、季節は梅雨。案の定、真っ白。。。

それでも歩行中に大きな雨に降られることはなかった。そしてくたくたになりながらも稜線まで上がり、しつこいくらいのハクサンイチゲ畑の中に、キタダケソウを見つけた瞬間は…、何かが報われた気分。さらにはチョウノスケソウといお花まであることを知る。ありがとう、キタダケ＆チョウノスケ！



【小太郎山】
まずは、行けてよかった！　

北岳界隈の稜線が3000mだとすれば、小太郎山界隈の稜線は2700m。標高を下げることで雲の下に出られ、アルプスの眺望が少しだけ望めた。これにより、分岐からのピストンとはいえ、プチ縦走ができた気分⭐

途中ですれ違った登山客には、物好きしかこない山だという。それでも真っ白の山頂の中、物好きメンバーで和めたことがうれしい。



【トレーニング山行!?】
今回は久々にテントを背負っての山行。年々重たい荷物を持つ機会が少なくなっているので…、合言葉はトレーニング！

真っ白な山行。強風の山行。。。。　となれば、合言葉はトレーニング！　いつの日かこの経験が生きるよね。

もちろん、トレーニングと言いながらも安全意識は忘れてはならない。自分のチャレンジしたい範囲を定めておくのも必要!?

だからこそか、今回は全員がテントを背負って行ったにもかかわらず、みな小屋での素泊まりを選んだ。山行前から、テントを張るかは天候次第という話題も上がっていたのだが、当日はみんなの脳裏に安全意識が働いたのかもしれない。(なんといってもあの強風はただものではなかったし…。)

ちなみに正直、個人的には雨の日のテントにはあまりいい思い出がなく…。学生の頃はテントしか選択肢がなかったけど、社会人になり小屋(素泊まり)の味を覚えた自分は…、オトナになったなぁ、なんて思う。と同時に、小屋の快適さとありがたみはココロから感じる！　小屋番さんの対応が温かいと、これまたココロに沁みてゆく。北岳山荘、ありがとうございました！


ただし!!
北岳山荘のテン場は、いつかまた泊まってみたいと思っていた。遠い記憶が覚えている。アルプス稜線にほぼ近いテン場だからこそ、テントから顔を出せば、そこには富士山と御来光が！　またいつか！

wildwind


追記
なんとLArcさん、テントを張りたがっていた!?　それならやっぱり体験すればよかったですかね!?　(でも裏を返せば、LArcさんのこれまでの山行は晴れ男っぷりが証明されていたのかも!?　いいなぁ。)
いずれまた、テント山行に行きましょう!!