北岳で七輪焼肉・嶺朋ルート〜夜叉神まで歩行
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 14:59
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,860m
- 下り
- 2,996m
コースタイム
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 12:41
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
マイカー規制ゲート手前の夜叉神駐車場もありますが鳳凰登山口ですので週末や繁忙期には満車になります。 夜叉神からはバスのみです。 乗り合いタクシーは芦安〜広河原。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜嶺朋ルート取り付きまでは遊歩道です。 ※嶺朋ルート ペンキマーク多数ですが急登、倒木、岩橋、ハイマツ帯、それなりの難路です。ルートファインディングが必要ですので経験者の自己責任で通行しましょう。 ※ボーコン沢の頭〜八本歯のコル 八本歯の頭から下りのみ滑落注意です。 ※八本歯のコル〜吊尾根分岐〜山頂 一般道の夏道で危険箇所ありません。 ※山頂〜草すべり〜白根御池〜広河原 整備されてて危険箇所はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
調理用食材
保冷バック
保冷剤
調味料
飲料
ハイドレーション
小型七輪
網
炭
着火剤
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
|
---|
感想
広河原までバスが開通して3日目。
今年もキタダケソウを見に行こうと計画があった。
休みの天気予報はまあまあ期待できそう♪
それと同時に未踏だった嶺朋ルート!
朝起きてから支度して出発。
芦安は車ですぐの登山口。
コンビニで朝ごはん買ってコーヒー飲みながら食べながら運転して芦安駐車場に5時47分、出発3分前!
時間ないのでマイカーで夜叉神駐車場まで上った。
バス時刻表だと6時07分だから余裕の支度時間があってバスに乗車!
今回は初めてキレイなバスでした、乗り心地も良くあれなら使っても良いね♪
広河原に6時50分。
すぐにスタートです!
大樺沢吊り橋を渡って進むと2つ目の東屋が見えた所で右を見ると木に赤いペイントを見つけた!
取り付きから簡単にルートイン。
ペイントを見ながら踏み跡ばかりあてにせず、状況判断して進むとルーファイも慣れてくる。
陽射しを遮る樹林帯は沢から吹き上がる風でそれなりに涼しいけど、梯子のような急な斜面を上がるので汗はいつもながらダラダラでしょ!
そのうち倒木も出てきてバリルートらしい雰囲気になってきた♪
ペイントが多数でルートを見失わない限り心配なさそう!
崩落場所では西側に展望があり、白根御池小屋を見下ろせて青空と小太郎尾根、遠くにアサヨ峰が良く見えた。
崩落地の脇を通過すると辺りの雰囲気も一辺して飽きないコースだね♪
尾根は真っ直ぐ伸びているので大きく外れることはなさそうだが、近くの赤いペイントを見失ったらミスコースと考えても良いくらいマーキングしてあった(下りの為に上から見ても多数)。
木々が少なくなると鳳凰が見えてきた♪
目の前には大きな岩場が現れるが上まで登らずに右側へ進むと遠くの木にリボンがある。
左に岩を見ながら右側の森にルートが反れると少し開けた斜面に出た。
進むとハイマツを抜けて金属製の標識があった!
嶺朋ルート入口の案内だった。
抜けたぞ!
ここまで3時間35分と計画より少し遅いかった!
まだボーコン沢の頭までは距離があるから急ぐ!
緩やかな道を進むと遠くに標識の柱が見えてきた!来たぞボーコン頭♪
ケルンの前でセルフ撮影した♪
ここでは電波あったのでSNSに写真を上げる!
既に11時00分と遅れているので急いで進んだ。
いいペースで15分くらい進んだ所で思い出したかのように「忘れた、ヤバイ」!
ボーコン沢の頭でセルフ撮影した時にミニ三脚を忘れてしまった!
迷いなく荷物を下ろして必要な物だけの空荷で急いで戻った!
忘れ物を回収して戻ったら23分もロスしたが、スタミナ消費のが問題だった。
八本歯の頭12時11分。
その先の下りを慎重に進むと大樺沢分岐に12時22分。
この先の登りではバテバテの遅歩きで12時46分にトラバース分岐を通過してその先で花を見ながら歩くと更にペースは遅く、吊尾根分岐までキタダケソウを探しながら登った!
結果1ヶ所だけ見つけれたけどヨレヨレな花だった。
山頂を目指して進むと先で花を撮影している人が居て、もしかして?と思ったら沢山のキタダケソウに会えました♪
北岳山頂に着く頃には真っ白い残念な天候。
展望はないけど風もなくて陽射しがないから休憩には良いね♪って気を取り直し、お楽しみグルメを取り出す!
ザックの中の物を全て出して底の方から七輪を取り出して準備!
炭と着火剤をセットして火をつける。
保冷バックで持ってきた牛カルビ肉、スルメイカを炭火焼き♪
時間ないからガスバーナーも使って焼いて楽しい休憩はあっという間!
今までに山頂でいろんなことしたけど、今回のはインパクトあったね!
沢山の方々に声かけて頂いた(^_^;)
写真撮ってもいいですか?ってのが多かったかな!
炭火をチタンコッヘルにあけて水で消火したのをそのままビニールに入れてしまい、熱の残った七輪は運搬用に入れてきたダンボールに入れて帰り支度した。
休憩中に考えていたけど、自分の足では草すべり下山は2時間弱かな〜、チャレンジするにはいい機会と思っての時間割が
山頂スタート15時00分
最終バス16時40分発。
タイムリミット1:40となった!
肩の小屋を通過して小太郎山尾根分岐まで20分もかかった!
以前に小太郎山からスピード下山したことあるのでこの先は時間が読めるけど、あと1:20はいけるかな??
慎重にハイペースに降りると白根御池が見えてきた!
残雪の横の夏道を下り、池の横で写真撮影している人にご挨拶すると、撮影を頼まれたのに「すみません、急いでるので」と断ってしまった。
白根御池小屋前を通過したのが15時51分。
残り49分で広河原インフォメーションセンターに行けるか?そんな事考えながらペース落とさず下り続けた。
沢の音が聞こえくると間に合うな〜余裕と思ったのか焦りはなかった!
大樺沢との分岐を過ぎると道は平らになって走ることも出来たのに残り6分を余裕で歩いていた!
吊り橋手前でバスのエンジン音が聞こえた。
橋を渡り道路を下りインフォメーションセンター前を確認するとバスは出発後だった。
不思議とショックは少なかった!
16時43分、すぐに林道を歩き出して夜叉神に向かった。
乗り遅れたら夜叉神まで歩くのは想定内だったのと山頂から1:43の記録更新も嬉しかった。
未踏の林道を歩く機会が欲しかったので汗だくでギリギリ乗車するよりも日の長い今回はチャンスと思ったのだろう!
気持ちは前向きにバス代もかからないしラッキーだな〜♪
道路をいろいろ考えながら歩いているとあっという間に時間と歩行距離は進む!
1時間位歩いた所で1台の車が止まってくれた「乗ってくけ?」工事関係の仕事帰りの方なのか、「ありがとうございます、歩きたいので大丈夫です」と断った!
走り去る車を見て、あれに乗せてもらえばどれだけ楽だろうなぁ〜って思いながら歩き続けた。
足も快調だし、この時間まだ明るいので景色も見える!
林道歩きも楽しくなってきた♪
しかしGPSで位置確認するとゴールは遠い先で気持ちも複雑な時に、また止まってくれた車がいた。
運転手さん「乗せていってあげるよ」
自分「ありがとうございます」
運転手さん「じゃあ横に乗りな」
自分「あっ、ここまで来たら歩き通したくなってしまいました、ありがとうございます」
走り去る車を見て、優しい人がいるものだな〜、せっかく止まってくれたのに悪かったかな?とか複雑な思いがしばらく続いた!
まだ半分も歩いてないので折れそうな気持ちにとりあえずの目標を思い浮かべた。
池山吊尾根ルートに入る時の鷲の住山入口だ!
あそこまで歩けば事実上この南アルプス林道を歩き繋げた事になる。
それ以降に乗せていってくれる車があれば乗るつもりで頑張って歩き続けた。
しかし鷲の住山は地図上でも夜叉神に近く林道は蛇行してるし、まだまだ先だ〜と思いながらも歩幅いっぱいで歩いた。
広河原から1時間55分で鷲の住山入口を通過。
ここからは歩き慣れた道だから距離感も分かるし気持ちも明るかったのと、少しの区間は電波が繋がるので楽しい時間(^_^;)
観音経トンネルまで来ると、オレンジの明かりが見えた!ライトが点灯してるではないか、、ヘッドライトを必要としない明るさは天国のようだった。
続く夜叉神トンネルも点灯数は少ないながらも冬の真っ暗なトンネルとは別世界!
トンネル内部も西側は補修工事により路面もキレイで壁から滴る水も2層壁の内側から側溝へ流れ落ちるようになっていて静かでした。
トンネルを抜けると携帯電話の電波も繋がり安否連絡をしているうちにゲート前に到着した。
2時間45分の林道歩きは終わってみると楽しく達成感ある結果となった!
何度も登っている北岳
今回は初めての嶺朋ルート
山頂で七輪、草すべり下山タイム更新、南アルプス林道の歩破
充実の山行となりました。
長々の文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
前代未聞です( ゚д゚)
今度よばれてもいいですか〜
北岳を眺めながら登る嶺朋ルートいいですよね!
沢山持っていったら余ってしまったので食べて欲しかったですよw
嶺朋ルートの後半でガスガスになって北岳が見えなかった(>_<)
また行かないとですね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する