北沢峠から甲斐駒ヶ岳 運動不足と暑さでバテバテに

2016年07月10日(日) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 9.6km
• 登り: 1,260m
• 下り: 1,273m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:45

6:50 北沢峠
7:56 7:59 双児山南峰
8:07 8:08 双児山
8:44 8:47 駒津峰
9:15 9:15 六方石
10:09 10:40 甲斐駒ヶ岳
11:16 11:20 摩利支天
12:03 12:03 六方石
12:28 12:28 駒津峰
13:30 13:31 仙水峠
13:56 13:57 仙水小屋
14:23 14:24 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
14:30 14:30 仙丈ヶ岳二合目登山口
14:35 北沢峠

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・コンビニ
　　高遠の小原交差点近くのセブンイレブンが最終です。
・アクセス
　　伊那ICから仙流荘（営業所）まで約40分。
　　カーナビなら仙流荘（0265-98-2312）を目的地とすればよいでしょう。
　　仙流荘のHP
　　　　http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd3/index.php?id=10
・駐車場
　　バス停横と河川敷にあります。河川敷はかなり広いので百台以上は止められそう。
・トイレ
　　仙流荘（営業所）にも北沢峠にもあります。
・南アルプスバス
　　仙流荘（営業所）から北沢峠まで
　　　　所要時間：約50分
　　　　料金：大人往復2860円
　　こちらのHPが分かりやすいです。
　　　　http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm
　　混雑時は時刻表より早めに運航開始されるようです。7/10は5時50分ころが始発便でした。

コース状況／危険箇所等

・北沢峠〜駒津峰
　　整備され、踏み跡がしっかりした登山道です。
・駒津峰〜甲斐駒ケ岳
　　直登コースは前半、岩登りが続く険しい道です。
　　手掛かり、足掛かりをしっかり確保して登ることが必要。
　　巻道コースは整備され、踏み跡がしっかりした登山道です。
・駒津峰〜仙水峠
　　急下降です。通常の登山道ですが足場に注意。
・仙水峠〜北沢峠
　　ゴーロの岩は踏みあとに沿って歩けば、割と安定して歩きやすい。
　　道を外れると浮石があったりで歩きにくいです。
　　森に入れば歩きやすい登山道です。

・登山ポスト
　　仙流荘のバス乗り場に登山ポストがあります。

写真

7/10 6:56

標高2000mオーバーの北沢峠からスタート。
朝のひんやりした空気が心地よい

7/10 6:58

原生林のこんな風景に癒される〜

7/10 7:06

久しぶりの登山で気分も高鳴りついついハイペースに

7/10 7:29

そろそろ飽きてきたぞ、と思っていたら木々の間から乗鞍、穂高の山並みが見えた！

7/10 7:38

ちょっとだけ仙丈ヶ岳

7/10 7:51

登り始めて一時間。
しょっぱな飛ばし過ぎて疲れてきた。
頑張れー！と自ら言い聞かせながら登り続ける

7/10 8:02

ようやく前方が明るくなってきたぞ！

7/10 8:03

目の前がパッと開けると青空に浮かぶ双児山が目の前だ！

7/10 8:04

中央アルプス、御岳山がはっきり見える。
その右奥にあるのがは白山かな？

7/10 8:06

仙丈ヶ岳。
この時期に残っているはずの雪がほとんど見えない

7/10 8:06

北岳方面の山々もくっきりと見える

7/10 8:07

これが双児山山頂。
休憩にはちょうど良いスペース

7/10 8:09

山頂を過ぎると目指す甲斐駒ケ岳が姿を見せました。
ここから100m弱下ってから手前の駒津峰に登り返します

7/10 8:11

行きのバスから見上げていた鋸岳

7/10 8:11

甲斐駒ケ岳から鋸岳に続く長い稜線。
左奥に見えるのは山の形から北八ヶ岳の蓼科山だな

7/10 8:11

早川尾根から鳳凰三山。
この時間は地蔵岳のオベリスクもくっきり見えました
左からモクモクと雲が沸き立ってきたぞ

7/10 8:24

双児山から15分ほど下ってから駒津峰への登り返し。
森林限界上なので周りの絶景をエネルギーに変えて頑張る

7/10 8:25

鋸岳の稜線の向こうは北アルプスの山並み

7/10 8:25

中央アルプスと御嶽山

7/10 8:26

すでに結構モモにきてます

7/10 8:26

ようやく見つけたゴゼンタチバナ。
花の写真を撮りながら足を休める

7/10 8:26

コケモモ

7/10 8:27

ハクサンシャクナゲはところどころに咲いていました

7/10 8:30

朝露が瑞々しい

7/10 8:31

こんな景色を眺めながら一歩一歩進む

7/10 8:43

ハクサンシャクナゲと仙丈ケ岳

7/10 8:46

駒津峰に到着！

7/10 8:46

いつの間にか鋸岳を見下ろす高さに

7/10 8:47

観音岳の奥に富士山が見えた！

7/10 8:47

去年歩いた栗駒山から続く早川尾根

7/10 8:47

一番手前が栗駒山。
右の稜線を下ると北沢峠です

7/10 8:47

南アルプスがずっと奥まで見える

7/10 8:49

手前の花はミヤマセンキュウ

7/10 8:52

駒津峰からみる甲斐駒ケ岳と摩利支天。
右の落ち込みがよくわかる

7/10 8:53

甲斐駒ケ岳を正面に見ながら稜線を歩いていきます

7/10 9:01

徐々に目の前に迫ってくる

7/10 9:01

中央下部の尾根が直登コース

7/10 9:01

この三角錐が美しいんだよね

7/10 9:02

摩利支天と鳳凰三山の間の雲海が甲府盆地

7/10 9:03

迫力の山容に何度も立ち止まって写真を撮ってしまう

7/10 9:12

7/10 9:13

六方石手前から山頂を見上げる

7/10 9:15

岩の部分が登山道

7/10 9:17

六方石は休憩ポイント。
結構休んでいる人がいます

7/10 9:22

さあ、直登コースへGo!

7/10 9:34

こんな岩場をよじ登っていく。
アスレチック気分だ。でも緊張感は忘れない！

7/10 9:43

直登の核心部をすぎて一息。
まだ先は長い

7/10 9:43

直登コースから左を見ると鋸岳

7/10 9:43

右を見ると地蔵岳、観音岳。
絶景が続く

7/10 9:45

山頂はまだまだ

7/10 9:46

つぼみが多いミヤマキンバイ

7/10 9:48

ハクサンイチゲ。
白くて割と大きめの花がきれいです

7/10 9:49

キバナノコマノツメ

7/10 9:49

イワカガミの群生

7/10 9:53

駒津峰から登ってきた直登コースが眼下に

7/10 9:55

雲が沸き上がってきた。
気持ちは焦るが、足が思ったように前に出ない

7/10 9:58

一歩一歩先を目指す

7/10 10:00

いや〜絶景だ！！

7/10 10:01

7/10 10:03

あ〜、鳳凰三山が雲の中。。。

7/10 10:09

戸台から北沢峠に続く南アルプス林道が見えます

7/10 10:11

甲斐駒ケ岳山頂に到着！！

7/10 10:12

青空が気持ち良い

7/10 10:14

南東側はいつも曇りがちなんだよなぁ

7/10 10:14

仙丈ヶ岳はいつも微笑んでくれる

7/10 10:18

甲斐駒ケ岳からみるこの光景がお気に入り。
しばらくボ〜っとしてました

7/10 10:18

南アルプスの山々がず〜っと奥まで見える

7/10 10:42

鋸岳に続く稜線。
いつかここを歩いてみたいと思うが、簡単には踏み込めない

7/10 10:47

下りは巻道コースで下山です

7/10 10:47

登山道が摩利支天にそのまま続いているように見えるが、実はそうじゃない

7/10 10:49

左奥に進むと黒戸尾根。
4年前の秋に歩いた長く険しく黒戸尾根が思い出される

7/10 10:50

今回は北沢峠方面に下山

7/10 10:58

白砂で照り返しがまぶしい！
ついつい小走りになってしまう

7/10 11:01

あっという間に山頂が遥か頭上に

7/10 11:07

結構下ってから摩利支天への分岐です。
久しぶりにあの頂も目指します

7/10 11:12

ただ疲れた体には結構きつい

7/10 11:15

甲斐駒ケ岳と摩利支天のコル付近に咲いていたミヤマキンバイ

7/10 11:22

摩利支天の頂上に到着！
剣が突き刺さっています

7/10 11:24

仙水峠から北沢峠に続くV字谷。
そしてその奥が仙丈ヶ岳

7/10 11:24

長大な黒戸尾根の一部。
その向こうの雲間に八ヶ岳の一部が見えた

7/10 11:26

この角度の甲斐駒ケ岳はなんか新鮮。
この迫力、写真じゃぁ伝わらないかなぁ

7/10 11:28

縦位置でもパチリ

7/10 11:39

イワツメクサ

7/10 11:40

分岐に戻ってきました

7/10 11:45

暑さにやられかなりバテ気味。
遠くに見える駒津峰を見て、気持ちも遠くなる、、、

7/10 11:47

7/10 11:56

巻道コースで唯一のよじ登りポイント。
ここで久しぶりに足が攣った！！！！
急いで塩飴なめる

7/10 12:01

六方石の巨大さがよくわかる

7/10 12:18

順光で行きとはまた違った見え方になる

7/10 12:18

攣り気味の足をかばうため、休み休み。
何度も振り返って絶景で気を紛らわせる

7/10 12:26

暑さにバテた体にはつらい稜線歩き

7/10 12:29

バテバテになりながら駒津峰に戻ってきました

7/10 12:34

かなり雲が押し寄せ、見える景色もすっかり狭くなってしまった

7/10 12:41

一休みした後、仙水峠に向かって一気に下山

7/10 12:50

雲にまかれる甲斐駒ケ岳と摩利支天

7/10 12:51

森の中に急下降

7/10 12:58

摩利支天が迫ってくるようだ

7/10 12:59

タカネバラ
ピンク色がなんだか新鮮

7/10 13:05

この鳥、ホシガラスというらしい

7/10 13:31

仙水峠に到着。
2年前はここから栗駒山に上り返しました。
今回は無理だ〜！！

7/10 13:32

ということで、北沢峠を目指します

7/10 13:34

この岩々、いつ見ても不思議な光景

7/10 13:48

ハクサンシャクナゲがきれいです

7/10 13:51

ゴゼンタチバナの群生を発見

7/10 13:52

ゴーロ地帯を抜けると、とても歩きやすい登山道。
疲れた体には癒しの道

7/10 13:58

仙水小屋の水はとてもおいしい。
今回はもうちょっと先で給水にしました

7/10 14:01

7/10 14:02

7/10 14:05

ハナチダケサシ

7/10 14:06

クモマニガナ

7/10 14:11

沢歩きは気持ちよい

7/10 14:21

沢沿いの癒しの道。
暑さにやられた体に染み渡るなぁ

7/10 14:21

カラマツソウ

7/10 14:24

長衛小屋に到着

7/10 14:26

今回はここで水を補給しました。
まんま南アルプス天然水

7/10 14:29

長衛小屋から北沢峠への登り。
いつも思うが、疲れた体にこたえる

7/10 14:39

北沢峠のクリンソウが見頃でした

撮影機器：

D700 ニコン

感想

hmnt

ここしばらく超多忙で休みもろくにとれず座りっぱなしでデスクワークの日々。さらに、たまの休日には体を動かす気力もなく家に引きこもる生活であっという間に前回の山行から一カ月以上たってしまいました。

そんな多忙な生活もようやく落ち着き、ぽっかり予定が空いた日曜日。それに合わせるかのような晴れの予報を見て久しぶりに山に行く気力が湧いてきました。

せっかくなら夏山シーズンの幕開けとして高山を歩きたい。毎年、この時期になるとそんな気持ちになるもんで、北沢峠から比較的アプローチが容易な甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳を1年おきに交互に登っています。去年は仙丈ケ岳・奥仙丈ケ岳を歩いたので、今年は甲斐駒ケ岳に登ることにしました。

久しぶりだけど、大丈夫だろうなんて軽く思ってスタート。最初は調子良く歩いていたものの、すぐに腿に疲労がたまってペースダウン。どんどん進みたい気持ちとは裏腹に体力・筋力がついてこないことを痛感。徐々に雲が沸き立ってくるのを横目に焦る気持ちを抑えながら一歩一歩進みます。さらに暑さにもやられて、ペースガタ落ちで頂上にたどり着きました。

甲斐駒ケ岳からの眺めは期待通り。プロフ写真にも使っているお気に入りの仙丈ケ岳と南アルプスの雄大な山並みを堪能出来ました。

2年前は甲斐駒ケ岳に登頂後、仙水峠まで下山して、そこから栗駒山に登り返して北沢峠に戻るなんて荒業をやりましたが、今回はとんでもない。摩利支天に寄り道するくらいが精一杯で、仙水峠に着いた時点で全く余裕なし。まっすぐ北沢峠に向かう道を選び、あっさり下山しました。

一カ月以上まともに身体を動かしていないので当たり前と言っちゃぁ当たり前なんだけど、なんだか情けない状況でした。これからの夏山シーズン、いろいろ行きたい山はあるけれど、体力・筋力をつけないとなぁと実感した今回の山行でした。

コメント

yzz

圧倒的な緑率
甲斐駒登山お疲れ様でした。
一面緑の山脈は、南アって感じがしますｗ

でもまだ７月だというのに、雪渓歩きはないのですね。
ちょっと寂しい気もします。


＞最初は調子良く歩いていたものの、すぐに腿に疲労がたまってペースダウン
意外と「調子よく登れてるなぁ」って時ほど、急に足が痙攣してショックだったりしますｗ

hmnt

Re: 圧倒的な緑率
yzzさん、こんばんは！

毎年同じ時期に見ているだけに、今年の仙丈ヶ岳の雪の少なさにはびっくりです。

それにしても久しぶりに足が攣って、激痛にもだえました。
あの痛みはもう勘弁