谷川岳 茂倉新道〜主脈縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,805m
- 下り
- 2,537m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:33
天候 | (10日)雨のち晴れのち曇 (11日)曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
(下山)平標山登山口近くの元橋バス停から越後湯沢駅まで。600円ほど。越後湯沢駅からは茂倉登山口駐車場までタクシーで4200円。上越線が本数が無く2時間近く待つ事ができなかったからタクシーを呼んだが、上越線を使って土樽駅→茂倉登山口駐車場まで歩いた方が安いので、待てる人は電車がおすすめ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 |
その他周辺情報 | 駒子の湯 |
写真
感想
以前より行きたかった谷川主脈縦走を茂倉岳経由で登山。
通常主脈縦走というと西黒尾根を起点とするのだが、登った事の無い道で行ってみたかったので、マイナールートで行ってみた。
茂倉新道は標高差1200m距離4.5kmと数値上はそれほどキツいとは思わなかった。なぜなら過去に行った事のある笊ヶ岳、白毛門はそれをしのぐ標高差/傾斜だったこともあり、登れる核心はあった。しかし、予想に反して相当キツい。原因は暑さ。
スタート時点でかなり強い雨が降っていた事も有り、止んだ後もレインウェアを着用。これが大量の汗をかき、一気に体力を消耗した。茂倉避難小屋手前で早くもダウン。その後なんとか避難小屋に着くも1時間の停滞を余儀なくされた。
大障子まで行く予定だったが、肩の小屋までがせいぜいかな、と弱気になっていた。
幸い小屋裏の豊富な冷たい水を補給すると、一気に体力回復。そのまま難なく谷川岳、そして念願の主脈に入る事ができた。夏の谷川は要注意。
オキの耳をすぎた後、雲が出始め、風も強くなった。暑さにやられていた体には逆に心地よく、さらに脚が軽くなった
肩の小屋でしばし休んだ後、小屋のご主人が主脈のうち宿泊予定にしていた大障子避難小屋までの道のりを
「大きく下った後、オジカ沢手前で急斜面、その後は緩やかなアップダウン」と教えてくれた
晴れていれば気持ちのいい景色だったかもしれない道を一旦大きく下る。
マツダランプの標識を写真に収め、さらに進むといよいよ登りにかかる。
オジカ沢ノ頭は茂倉で死んでる最中も見えていたから、絶対今日はあそこまで行けない、と思わせるぐらい大きな山だった。これが「山」ではなく「頭」に降格されているのはなぜだろうと思わせるぐらい、堂々とした山容だった。もちろん、茂倉で倒れてる最中は脅威にしか見えなかった。
オジカ沢ノ頭手前の鎖場はほぼ垂直。ストックとカメラをザックにしまい、完全に両手をフリーにしないと登れない。3mほどなので怖くはなかったが、安らかなs縦走路をイメージしていると戸惑うだろう。
5時手前で長かったこの日の行動は終わり。
幸い大障子避難小屋には私のみで広々と使わせてもらった。茂倉で汲んだ水がまだいっぱいあったので、水場にはいかなかった。
大障子避難小屋はあたりが雲に覆われていた事もあり、湿気がやや高く、ウェアは乾かなかった。翌日もこの半分汗で濡れたウェアを着なければならないのかと思うと憂鬱になった。
翌日、朝から晴れ。ご来光を見ようと、大障子の頭へ急いだ。
こちらもかなりの標高差があったが、20分ほどで登り。ご来光を待った。
しかし、雲に覆われていて、残念ながら見る事はできなかった。
目の前の万太郎を越え、いよいよ仙ノ倉に向かう。万太郎からは仙ノ倉の異様にでかい山容にひるむ気持ちと楽しみな気持ちが混じった。
しかし、ここまでで一つ問題が発生。それは靴が朝露にたっぷり浸かったため、知らぬ間にぐちゅぐちゅ。靴の中で脚が滑るぐらい安定を失っていた。登りは良いが、下りはまずい。特に万太郎から大黒の頭にかけてのアップダウンが毎回危なっかしい。
それでも容赦なく朝露で靴は水に浸される。ゲイターを普段しない事を後悔した。
大黒の頭に入るとガスが出始め、仙の倉に入るまで取れなかった
大黒の頭の岩峰と岩肌は谷川岳の畏れの象徴。厳しく切り立っていて、見るものを圧倒する。オキノ耳でも見たが、ここはもっと近くで見れる。
濡れた靴ではあったが、快調にエビス大黒の頭を抜け避難小屋に。ここで残ったジュースを飲み、体力を回復させる。それぐらい仙ノ倉はでかかった。ペースを考えずに行くと、また茂倉のようにやられるのはと思わせた。
しかし実際登ってみると、急斜面ではあったが、あっという間に着いた。まだ暑さが来てない時間帯だったからか。
平標が見えるかと思いきや、山頂にてまたしても雲。天気予報が晴れのはずだったが。
平標でも雲。山頂からの湯沢の景色を楽しみにしていただけに、次回に持ち越しとなった。
松手山を一気に下り、バスに乗って見慣れた越後湯沢に到着。
結局茂倉で起った事以外は快調の登山だったと思う。ガスに覆われて履いたが、それを込みの景色もまた幻想的で、谷川を象徴してると思った。
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