扇沢から爺ヶ岳-鹿島槍北峰 日帰り
- GPS
- 10:45
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,576m
- 下り
- 2,549m
コースタイム
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 10:38
天候 | 晴れ-曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍南峰から北峰への下りは、足下が切り立っていて岩ももろく滑落に注意! |
写真
感想
三連休はテン泊で島々から徳本峠から霞沢岳と計画していたが、あいにくの天気で中止、結局最終日の直前に急に天気が良さそうとのこと、急遽ソロの日帰りで近場の山に行くことにした。
御嶽か爺ヶ岳方面か迷ったが、先週も空木岳に行って足は出来ているので、思い切って扇沢から鹿島槍まで行ってみよう、そこで時間があれば北峰まで足を伸ばしてみようと密かに思って出発した。
ちょっと心配だった天気も、午前中は快晴で澄み渡って遠くまで見渡せ、行きはひんやりとした空気の中気持ちいい登山が出来た。
人気の山なので3連休で混雑するかと思ったが、前の2日が雨だったこともあってずっと空いていた。駐車場も山荘前の休憩場も空いていて、鹿島槍付近では学生の登山部らしき団体がちらほらと降りてくるのに出合った位で、静かな山行を楽しめた。
いつもなら雪が残る沢沿いも今年はすっかり消えていて、そこに咲く花を楽しみにしていたがすでに咲き終わっていた、シラネアオイやキヌガサソウなど見ることは出来なかった。
それでも爺ヶ岳の斜面のチングルマの大群落や爺ヶ岳付近の登山道に脇のシャクナゲ、冷池山荘上のお花畑のハクサンフウロの群生などは目を楽しませてくれた。
鹿島槍南峰までは扇沢から5時間程で到着することができた。
北峰までは30分程でいける割には、道は険しく滑落の危険も増してそれまでの安全道とは違って少しヒヤヒヤした。特に南峰からの下りは切り立った岩場はもろそうで注意したい危険箇所だ。
双耳峰の鞍部には雪が残っていて花も多く、雷鳥の親子に会えたのが良かった。
北峰からみる南峰はそそり立つような険しい急峻な姿を見せてくれた。
これが見られただけでも満足だった。
さて心配な北峰から長い帰り、先ずは南峰への岩登りの様な急登を越えほっと一息。
それから一気に下ったところまでは良かったが、お花畑はむせかえるような熱波で足が止まって、たまらず冷池山荘でいけないと知りつつビールのジョッキに手を出してしまった。
当然そこから種池山荘までの長い登りと照りつける日差しに、足の乳酸値は跳ね上がり熱中症の様になってだらだらと歩くことになった。コーラにしておけば良かった。
全行程で帰りのこの間がとても長くつらかった。
足の裏も痛くなったころようやく種池山荘に到着、靴を脱いでマッサージをしてようやく少し回復した。最後のひとがんばり、ガスで少し暑さがしのげる頃、下りの山道を慣性にしたがって半分駆け下りるように下った。登山口に戻った時には汗や筋肉痛で心身ボロボロだった。
梅雨明け間近の暑い中、こんな時は朝登るに限るが、日帰りでは帰りがきつい、できれば日が強くなる頃には深い樹林帯で涼みながら下るのがいい。
それでも暑い中北峰まで行ってこられたのは自信になった。
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