TJARの選手に会いに行こう(塩見岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 60.0km
- 登り
- 6,326m
- 下り
- 6,591m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 11:41
天候 | 11日:はれ 12日:はれ 13日:はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
出発場所 竹橋(地下鉄東西線)22:30集合22:45出発(毎日新聞社西口玄関ロビー) 京王八王子駅前(駅ビル前)24:00集合24:15発 ※ 下車場所・時間 ☆JR伊那大島駅前 3:30頃着 タクシー乗換 鳥倉登山口4:50頃着 (マルモタクシー0265-36-3333) 利用予定バス会社 新日本観光自動車・信濃バス・中山観光バス他協定バス会社 http://www.maitabi.jp/parts/detail.php?t_type=&course_no=12261 ------------------------------ 2016/08/10(水) 全国 毎日あるぺん号(車中泊) 車中泊 移動手段 2016/08/10(水) 毎日あるぺん号 往/木曽駒・戸台口 22:45出発 竹橋発 ☆行 差額: 竹橋⇒鳥倉林道ゲート(タクシー乗車) 0 円 オプション・追加手配 2016/08/11(木) その他 03:30-04:50 丸茂自動車 有限会社 大人 0 × 1 名様 = 0 円 合計 12,200円 ------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------- 帰り: 夜叉神峠ー甲府駅 1時間10分 1420円 8:41/11:01/13:26/15:11/15:51/17:21 http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2016hirogawara.htm |
その他周辺情報 | 泊まり 8/11 熊野平小屋 http://www.t-forest.com/alps/lodge_kuma.html 8/12 早川尾根小屋(無人小屋) http://www.japanesealps.net/south/hut/hayakawaone_goya.html ※シュラフとクッカーは自分で用意 |
写真
装備
個人装備 |
【ザック】 OMM/クラシック32 670g
【寝袋】SOL/Escape Bivvy 242g
【マット1】 OMM/クラシック25の背面パッド
【マット2】 山と道/U.L.Pad15sを切り取り
【ストック】 sinano/トレランポール 115cm 337g
【ライト1】 ブラックダイヤモンド/ストーム 116g
【ライト2】ジェントス/SG-325 117g
【火器】EPL GAS/REVO-3700 STOVE 133g
【ガスカートリッジ】EPL GAS/GAS CARTRIDGES/110パワープラスカートリッジ 148g
・クッカーセット合計:467g
【帽子1】MONTANE/VIA VISOR ヴィアバイザー 48g
【帽子2】mont-bell/サンシェード 12g
【ウインドブレーカー】サロモン/FAST WING GRAPHIC HOODIE 73g
【防寒着】MONTANE/FIREBALL VERSO PULL-ON ファイヤーボールヴァーソルプルオーバー 244g
【シャツ】マーモット/アセントH/S 91g
【パンツ】サロモン/JPパークトレーニングショーツ メンズ 132g
【レインウェア】モンベル/ストームクルーザー上下 257g/191g
【アンダーウェア】 ファイントラック/フラッドラッシュスキンメッシュ 48g
【ソックス1】injinji/TRAIL MIDWEIGHT 57g
【ソックス2】injinji/RUN MIDWEIGHT 45g
【予備服】586g【シューズ】LA SPORTIVA/MUTANT 320g
【ケア用品】ガーニーグー 10ml 13g
【スタッフバッグ】SEATOSUMMIT 20L 54g
【予備電池1】Panasonic/QE-PL202 160g
【予備電池2】単四電池5本 58g
無印良品/アイマスク 21g
【食料】カップラーメン2個
アルファ米1つ
ドライフーズ味噌汁1個 316g【行動食】カロリーメイト6本600kcal
スポーツようかん1本171kcal
クリフバー2本500kcal
プロテインバー189kcal 328g
【ファーストエイドキット】230g
【その他】117g
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感想
自分のトレラン人生はどこを目指しているのか。
初めは普通の登山に飽きたので、走り始め、一気に色んな山をいけるお得感と達成感から色々続けておりますが、それはもしかしたらTJARなのかもしれません。
そこで2年に1回行われるTJARを間近に見て応援するつもりで縦走してきました。
最初はまったくの逆ルートをとろうと思っていましたが、地蔵尾根を下った先の市野瀬から宿が厳しいのです。
自分はビバーグすることができないし、2日で終わってしまうのももったいないということで、鳳凰三山を付け足しました。
【出発まで】
7月の連休に行った縦走、もしくは去年いった縦走もトレランスタイルでしたが、いかんせん荷物が重すぎました。歩くことを考えればなんでもない重さですが、走るとなると重い。
ベストは5kg程度らしいですが、持っていく食料を減らすことと服を減らせば行けると思いますが、お財布事情と寒さに弱い身なので無理です。
それでもできるだけ削って7.4キロ。装備は詳しく書きましたので、別欄を参考にしてください。
【鳥倉林道ゲートー三伏峠ー塩見岳ー熊ノ平小屋】
昨年に来たときは島倉林道ゲートまではタクシーで行きましたが、今回もタクシーなことは変わりないですが、バスとセットなので初めから手配してくれていますし、値段も3人相乗りより割安でいいです。
ただバスの到着が遅れてタクシーが5時ぐらいには着かなきゃいけないというありがたい使命感を持ってくれたお陰なのか、せいなのか。久しぶりに車酔いしました。鳥倉林道ゲートにはすごい数の駐車。同じタクシーに乗っていた人に聞くと塩見岳往復が多いそうです。
自分は一気に抜けるので、手早く準備し、出発。
車酔いのためと捻挫から治りかけの足のため、最初は全然ペースがあがりませんが、それでも走っているのですぐに登山口に到着。トイレによりましたが、おそらくここで持っていた熊鈴を早くも失くしてしまいました。
三伏峠までは去年も行ったので、さっくり到着。
着く直前で「船橋さんがさっき通りましたよ〜」という会話をしているのを聞きました。やっぱりTJARの応援の人は来ているんですね。
三伏峠は関門なので、タープが張ってありましたがこじんまり。
ここに滞在して選手を待ってもしょうがないのですぐに先に行きます。
三伏山を過ぎて、本谷山に向かう先に北野選手に会いました。
握手してもらいました!
その後も何人の選手ともすれ違いましたが、北野選手は前に放送されていたので名前を憶えていましたが、他は全然分からないです。
南アルプスの山は森林限界が高いので、走りやすい道。
ただそれも塩見小屋が近くなり、塩見岳が見えてくるまで、
急登が始まり道がガレてきます。
体を持ち上げるような急登です。
でも比較的元気だったので、結構すぐにつきました。
辛かったですが、喉元過ぎれば熱さ忘れる。すぐに次に出発です。
が、塩見岳は下りもきつい!
塩見岳を離れると歩きやすい道に戻ってきて、ぽちぽち歩いていると熊ノ平小屋につきました。ぴったり予定時間どおり。
朝から行動食として事前に買っておいたおにぎりひとつとパンひとつ、カロリーメイト1つとクリフバー1つしか食べてなく、お腹空いていたのですぐにお湯を沸かしてカップラーメンを食べました。
夕食まではすることもなかったので、まったり選手がカレーを食べるのを見たり、ひざ裏が痛くなったのでストレッチとかしてました。
夕食は小屋のごはん、ここは豚の角煮が名物らしいです。おいしかったです。
ご飯を食べるともう寝るしかないのですが、あまりに早く寝ても変な時間に起きてしまいますので、まったりタイムを過ごしました。
それにしても応援で来ている人が結構いたのは意外でした。
それでも7時ぐらいに寝ました。寒くもなく、ぐっすみん
【熊ノ平小屋ー仙丈ケ岳ー長衛小屋ーアサヨ峰ー早川小屋】
何回か細かく起きて、3時前になったのですがもう寝るのはいいだろうということで準備をして暗いうちに出発。
やはりTJAR期間だから夜通し歩いたファストパッカーが多く、夜部分は寂しくありませんでした。
三峰岳付近の道は険しかったですが到着するころには明るくなりました。
その後は高度を下げて樹林帯を進みます。
道はそんなに広くないので、てくてく歩き、ここらへんは誰も会いませんでしたが6時ごろに野呂川越が近くなるとチラホラとすれ違います。
ここで水が少ない場合は両俣小屋に往復2時間をかけて水補給しなくてはいけませんが、心拍を上げないように進んだので問題なしです。
横川岳、伊那荒倉岳や細かいピークを越えつつ、時折走れる道ですが、いかんせん長い仙塩尾根で、仙丈ケ岳についたころにはついたー!というやっとの思いがありました。
仙丈ケ岳は登山者で大賑わい。
写真を簡単にパチリとしてすぐに北沢峠方面に行きましたが、こんなに賑わいあるのも北沢峠までのバスがあるからだなあと思いました。
長衛小屋まで降りてからはカレーを注文!コーラを飲んで、しばしの休息、ポカリも補給しました。
30分ほどだけ休憩するとすぐに登り返します。
今日はいっぱい進みますからね!
栗沢山までの700mの登り返しも樹林帯は歩きやすく、すばらしかったのですが、森林限界とともにそうは順調に進ませないぞ!という険しい道になってきました。
人が歩かれていないのか、整備されていないのか、栗沢山までの道の険しさに加えアサヨ峰まではハイマツが生い茂り、道が見えない事態に。
おかげで何度も脛を枝にぶつけました。
トラップのスズランテープをかいくぐり、いやらしいアップダウンを過ぎると、やっと早川尾根小屋に到着
といってももう営業していないらしいので、避難小屋としての使用になります。
このためにエスケープヴィヴィと切り取ったマットを持ってきましたから!
栗沢山からアサヨ峰、早川小屋まで全然人が会わなかったですが、小屋には先着で3名降りまして、さらに次々と来ます。みんな猛者だなあ。
中にはUTMFを完走している人も2人ほどいて、どちらの方も秋のFunTrailsの50kmに出るというので、もしかしたら会場、トレイルでまたお会いできるかもしれませんね!
小屋は戸が閉まらなかったので、開けっ放しですがそんなに寒くなく眠れることができましたが、やっぱり寝心地悪かったですね。マットはいいものを買って使うようにします。
【早川小屋ー鳳凰三山ー夜叉神峠登山口】
朝はまたも3時前から邪魔にならないように外で準備。
お湯を沸かして飲み、もらったチョコをちょっと食べて出発。
最終日なので荷物が軽いです。
でも昨日と違って樹林帯の夜明け前は寂しいですね。
真っ暗なときは寂しいので音楽を聴きながら進んでいます。
広河原峠を過ぎて、赤薙沢ノ頭らへんの崩落個所を迂回して白鳳峠を過ぎます。ここらへんで明るくなってきたのでヘッドライトとハンドライトをしまいます。
高峰を目指すのですがこれがまた急坂できつい。南アルプスは優しい道がある反面、きついところは本当にきつい。あと昨日と違って誰も会わないです。日が出ても寂しい。
高峰につくとガスってなにも見えない。
でも、とりあえずのピークは終わりです。あとは鳳凰三山を過ぎれば下りだけ。
急に山の雰囲気が変わり地面に白砂が出てきました。奇岩が見えてきて、ちょっとだけ走れるようになります。
と、すぐに地蔵岳。オベリスクにできるだけ近づいてみましたが、登るには面倒ということでやめました。
さすが小屋が近いということで登山者の姿もちらほら。
観音岳に近づくにつれてさらにポツポツと結構歩いています。
白砂の地面はおもしろいですね。
景色もいい。
でも若干滑るところもあるので、注意。
きついところもありましたが、薬師岳まで楽しめた道でした。
薬師岳小屋でトイレに寄って、飲料を補給。
ストックをしまって本格的な下りを走るぞ!と思って走り出しましたが、連日の疲れで腿と足裏の踏ん張りが効かないです。諦めてストックを出し、できるだけ早足での下山を目指します。薬師岳小屋から夜叉神登山口までコースタイムは5時間ちょっと。ということはだいたい2時間半ぐらいで降りることができれば11時のバスに乗ることができる計算です。
ガレ場が多いので踏ん張りが効かない足元は苦しいながらも素晴らしい道でした。
今よりも軽量で往復トレランもしたいものです。
夜叉神峠に着いた頃には10時と1時間残しの素晴らしいタイム。
ちょっと人と喋って登山口に降りたころにはバスの来る20分前でベストでした。
北沢峠からの人が多くて座ることはできませんでしたが、芦安から座れることができて良し。甲府には12時過ぎに着くことができて、南アルプスは東京から近くていいなあと思いました。
【最後に】
TJARで頑張る選手や応援する人たちを間近で見て、とりあえず自分の方向性として間違ってはいないけど、一番的確な道はファストパッキングかなあと思いました。確かに先に先に進む気持ちは強いですが、ある程度快適な道中にしたいという思いもあります。
でも今回、装備をいちいち計りで計って、どれを削って、水をどれだけ持つのかなど考えるのは結構楽しめました。
現在TJARに将来出れたらいいなあと口にしただけでも、大量のアドバイスをもらうことが多いので、目指すとは今後言わないことにします。とりあえずファストパッキング、ウルトラライトハイクなどをやっていくのが自分の楽しい山の方向性だと思います。
あと今回のコースですが結構きついところが多いので、同じルートを辿る方は準備をしっかりめでやったほうがよろしいかと思われます。
とても参考になります_φ(・_・
長い道程お疲れ様でした。とても楽しかったんだなぁ、ということがよく伝わってきます(笑)
あと、脚きれーですね♡
はい。きつくて楽しい山旅でした。
そーですか?足ぼろぼろだなーっていつも見て思います。
遅コメで失礼します。
八ヶ岳に続き、つなげてみたいロングコース制覇おめでとうございます。
こういうことを私もやりたいんですが、スタート、ゴールが違うと車を使えないし、面倒でなかなか意欲が湧かないですが、ソロでお見事です。
ところでこの山行を7kg程度の荷物で行かれたところで装備をチェックさせて頂きましたが、注目したのはシュラフSOL/Escape Bivvyです。
安価、収納サイズもコンパクト、軽い!良さそうですね。
気になるのはどこまでの寒さに使えるか?ですが、どんな感じだったでしょうか。普通のシュラフだと使える温度域の表記がありますが、販売サイトの商品説明には具体的にないですね。
質問になってすみませんが、よろしくお願いします。
ありがとうございます。
自分は寒がりなので、寝るときはジオラインに着替え、記載した防寒着とレインスーツ全部着ますが、若干寒いです。
あとマットも非常に寝づらいです。ガッツですね。
慣れればもっと大丈夫なのかもしれません。
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