西沢渓谷P→釜ノ沢西俣→甲武信ヶ岳→木賊山→近丸新道→西沢渓谷P
- GPS
- 15:57
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,205m
- 下り
- 2,220m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:55
天候 | 1日目:晴後曇 2日目:晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この日は会の人の企画に急遽便乗させてもらって、一泊で沢登り。沢の途中での宿泊は初めてなので期待と不安が高まる。
諸事情により私だけ自家用車での移動。盆休みと重なって渋滞予測が出ていたので、前夜から道の駅に向かい、車中泊をした。暑いので車の窓を開けておく必要があるかとか、虫よけどうしようとか思っていたが、実際には逆にTシャツ一枚では肌寒いくらいで、沢の泊まりが不安になった。
1日目
8時に他のメンバーと現地で合流し、いざ出発。西沢渓谷に入り、吊橋を渡ってすぐのところに鶏冠山の案内標識があり、そちらへと進む。しばらくはゴーロ歩きや路肩につけられた細い登山道などをひたすら歩く。昨夜の寒さで入渓に気後れしていたが、この辺りになると早く入渓したくなってくる。ホラ貝のゴルジュを見物し、山の神の付近でいよいよ沢支度をして入渓する。入渓早々メンバの一人が深さを見誤り、いきなり全身ずぶ濡れになるアクシデントがあったものの、それ以外は順調。登攀志向の強いメンバーはやや退屈してきたところでようやく核心部の始まりというべき魚留の滝。滝の左手に立てかけられている木の棒を足がかりに登って、魚留の滝を越えると千畳のナメの始まり。そのスケールの大きさに歓声を上げた。
さらにしばらく進むと、両門の滝。左手を巻いたものの、高巻きしすぎてゴルジュまで越えそうな勢いだったので、懸垂下降で、ゴルジュの入り口まで降りる。ガイド本通りツルツルの沢床に注意して進む。本当はまだ先まで行く予定だったが、幕営適地を見るにつけ、大分疲労も溜まってきていたので、切り上げることに。
担ぎあげたビールを沢で冷やし、ツェルトをタープ代わりに張る。一段落した所で乾杯。この日はご飯に、ポトフ、つまみ多数、リーダーお手製のネギ味噌なども出て満腹になった。
2日目
寝るときには酔いのせいもあってかなんともなかったが、夜が更けるとやはり寒い。寝たり起きたりを繰り返しているうちに起床予定の4時になった。食事や撤収などで出発は6時位になり、その頃にはライトは不要な明るさだった。
2日目序盤はゴーロ歩き。沢の出合を越えたあたりから初日とは違って、登れる滝が連続する。この日も天気は上々、下山も長いので多少濡れても気にならない、むしろ涼しくて好都合とばかりに水を浴びながら登る。
沢のツメに来た所で沢装備を解除していると、リーダーがトラバースするような踏み跡を見つけ、そちらに行くことにする。しかし、結局道はすぐに途絶え、沢筋を詰めることになった。思ったほど倒木等もなく順調に奥秩父の縦走路に飛び出し、水師を越えて甲武信ヶ岳へと向かう。
甲武信ヶ岳では青空がのぞいていたものの、周囲に雲が多く、遠望はほとんど利かなかった。木賊山につく頃にはあたりは真っ白になり、全く見通しがなくなり、ただただ長い下山の道を進んだ。甲武信ヶ岳には複数回登っているリーダーも近丸新道は通ったことがないというので、この日の下山ルートは近丸新道から。路肩が崩れかけであまりよい道とは言えないものの、途中で沢やレールの残骸など変化があって徳ちゃん新道よりは良かったように思う。
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