剱岳(別山尾根)と立山三山縦走≪テン泊≫
- GPS
- 29:10
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,330m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:12
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 10:45
天候 | 18日:ガス、立山三山縦走中は小雨 19日:早朝はガス、剱岳山頂時は晴れ、あとはガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html ケーブルカーとバスを使い室堂まで(立山駅〜美女平〜室堂…往復運賃4,320円) http://www.alpen-route.com/access_new/ http://www.alpen-route.com/media/access/timetable/timetable201603.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪別山尾根≫ ザレた箇所は落石注意。アップダウンが続くので安定した足場のある所で小休止をし集中力を切らさぬように。 前日の雨で岩が濡れておりブーツのフリクションに不安があったが、慎重に手掛け足掛けを確認しながら登降。 |
その他周辺情報 | 下山後に吉峰温泉ゆ〜ランドにて汗を流しました。(入湯料610円→JAF割引などで550円) http://www.rurubu.com/season/special/higaeriyu/detail.aspx?SozaiNo=160018 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今回の内容に当初は北方稜線〜仙人池〜剣沢も含んだ計画であったが、諸事情から一旦は白紙となる。ルートを見直し立山三山〜剱岳〜大日三山〜称名滝の2泊3日一般道プランでの企画で進めていたが、直前に台風が発生したことから日程を短縮し、立山三山縦走と剱岳の1泊2日の山行とした。なお当初のメンバーは7名ほどだったが、業務都合や体調不良などのキャンセルが発生し私含めて3名の参加となる。
【18日】
愛知の出発は当日の01:00、途中の休憩・仮眠を経て立山駅には何とか06:00過ぎに着くことができた。この日のケーブルカー始発は07:00。乗車客も多かったこともあり07:30発の便に乗車、そしてバスを乗り継ぎ室堂着は08:30となる。ほぼ予定通りの時間だ。まずは浄土山へ向かう途中に、登山道右側にある岩の上に雷鳥が立っている。お?!ラッキー!・・・でも天気が心配。不安が的中(?)、浄土山山頂(北峰)ではガスガスで展望が全くない。しかしそこでも再び雷鳥に遭遇。今度は3羽のヒナを連れた母鳥である。ヒナのチョコチョコとした動きに心が和む。一の越山荘に到着すると同時にぱらぱらと小雨が降り始め、レインウェアを着込む。ここには室堂から直接上がってきた家族連れが多くおり、ビニールガッパやカッパなのかよく分からない物を着ている登山客と様々な格好であった。ややガレている雄山への登山道では地元の小学生の行列に遭遇。引率の生生からは皆5、6年生と伺った。(うーん、自分の娘も同じ5年生だけど難しいかな。。。)ちなみに小学生の皆さんはヘルメットを着用。しかもレインウェアも見た感じでは問題ないものを着込んでおり、先程の山荘で見かけた集団より全体的にしっかりした印象だ。雄山を経て大汝山、富士ノ折立とそれぞれのピークで写真を撮る。富士ノ折立の山頂は登山道から少し外れているのでザックをデポ。山頂後、ザックを回収し登山道に戻ろうとしていると一人の男性(30際前後かな?)から「別山に行きたいのだがどちらに進めばいいか?」と問われたので、我々も同じ方へ進むので進行方向を指さしながら質問に答えた。周囲はガスで覆われているし方向が分り難いので、まぁ他人に聞くこともあるか、と思った(自分は聞かない)。お礼を言われた後、先行している彼の少し後を歩いていたが、どうも違う方向へ進みそうであったので「こちらではないか?」と呼びかける。すると「いや、何とかなると思う。」と言い、踏み跡のないガレた小さなルンゼを降りようとしていた。「え…?!」と思ったが、自分たちもやや外れて歩いているのは分かっていたのでまずは正規の登山道に戻ることを優先とした。しばらくしてから後ろを振り返ると、その彼らしき人物のシルエットが見えたので、ルンゼを引き返して後を付いて来てくれたようであった。(と思われる…。ちなみに、その後は別山でも剱沢キャンプ場でもその彼らしき人物とは会ってない)真砂岳、別山南峰・北峰を周り、剱沢キャンプ場へ。別山北峰ではガスの向うにうっすらキャンプ場が見え、やっとこの日初めて剱のシルエットも見え始めた時は疲れ気味の気分も高揚した。雨も上がり、と同時にテン場に到着。3人であるが諸事情で6人用テントを使用。テント中は広々でこれはこれで快適である。夕食は1人1枚づつのサーロインを焼き腹を満たす。雨があがっていたので油煙のあがるフライパンを幸い使う事ができたが、雨のままであったらと思うと…。前日はほぼ徹夜での移動であったのと、二日目の出発は03:00を予定しているので08:00前には3人とも就寝した。
【19日】
02:00に起床し、眠い目をこすりながら湯を沸かしパスタを茹でる。テントから顔を出し空を見上げると月明かりがとても明るい。そのため星はあまり見えないがガスで覆われていない剱をが見えた。今日は期待できるかも!しばらくして2人も起き、各々が朝食を摂り支度を進める。03:10出立。当然真っ暗である。再び剱を仰ぐともう既にガスに覆われていた…。ガーン…!!ヘッデンを点け剣山荘を越し登山道を進むと、ほどなく濃いガスに覆われ始める。周囲は真っ暗だが目の前は真っ白。。。思った以上に前が見えず、登山道からはみ出さないように慎重に進む。夜間のガスの中を歩くという事にここまで気を使うとは思ってもいなかった。一服剱のピークでヘルメットを装着。まったく方向感覚が無くなってたのでコンパスで確認、うっすらと見える白丸マーカーを頼りにコルまで下りる。その後のガスは少しとれ空も少し明るくなったが、変わらず展望は見えない。徐々に岩場の傾斜が増してくる。ガスなのか前日に降った雨なのか岩は湿っているので慎重に。鉄橋のある5番目の鎖場を越したあたりで日が出てきたのと同じタイミングで剱のシルエットが見えだした。一瞬でテンションが上がる!!しかも剱のバックは青空!凄い!剣の奇跡だっ!!その後も変わらず岩場は続く。さすがにカニノタテバイは鎖を頼る。最初、少しかぶり気味。タテバイの上のバンドから振り返ると前日縦走した立山の峰々がクッキリと見える。剱岳山頂に06:30頃に登頂。久し振りに360°展望に恵まれ、最近の山行でのモヤモヤが一気に吹き飛ぶ。これだから止められないなぁ〜。30分ほど山頂でのんびりしてから下山。ヨコバイを過ぎると再びガスに包まれ、その後は剱のピークが見えることは無かった。ちょうど良い時間帯に山頂に立てたようで更に満足。今回は一般道であったが、次回は源次郎尾根や北方稜線(でも早月尾根ピストンでも良い…)を絡めた山行で山頂に立てたら良いなと。またの機会が楽しみだ!
皆さん、お疲れ様でした。
立山三山は、あいにくの天候でしたが、剱岳に到着した時だけ
天気が良くなったのはせめてもの救いでしたね。
若いメンバーだけで楽しめたのは、いい経験となったと思います。
次は、源次郎尾根でしょうかね?
知っていたとは思いますが、龍王岳と剱御前は、百高山に入って
いる山ですよ。こちらも、次の機会ということですね。
kameさん、こんばんは。
残念ながら剱を見ながらの縦走はかないませんでした(^^;
テント装備での雨だとどうしても足が重くなり、そして気も重くなり…
また快晴のもとで縦走したいところです。
その分、二日目の剱では久し振りに最高の気分でしたよ
(よくよく振り返ると、GWのアサヨ峰以来の展望でした)
龍王岳は知ってましたが剱御前もでしたか・・・!抜けてました〜
(知ってても他メンバーいるので行きにくいですけど)
ボチボチちゃんとした計画立てないといけませんね
私も行ってきました。
元気はないので、剣はパス。
天候がいいので、景色がを見れたことがうらやましい。
白エビドンが食べたくなりました。
sireotokoさん、こんばんは。
はい!先ほどレコ拝見致しましたよ。
装備の違いはありますが、流石に早いですね〜
立山三山(浄土山、雄山、別山)縦走での展望無しには同情(?)致します(笑)
山行話しからは逸れますが、白エビは本当は刺身を食べたかったんですが軍資金が足りず、
天ぷらで我慢しました
でも付け合わせのホタルイカの天ぷらが旨かったのは発見でした!
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