悪天候で穂高兄弟コンプはならず 〜前穂高岳〜奧穂高岳〜涸沢岳


- GPS
- 32:05
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,156m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:42
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:27
天候 | 1日目 晴れ→雨 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1日目は岳沢小屋までは快晴のもとの登山で快適でした。重太郎新道に入ってから雲行きが怪しくなり雨になりました。夏の通り雨ではなくガチ雨で、かなりコンディションが悪くなりました。個人的には天狗岳に行ったとき以来の雨風で、眺望もなくツライ登山でしたが、無事に前穂・奥穂と行けて良かったです。前回はこのルートを逆に行きましたが、やはり重太郎新道の登りはへばります(-_-;) 前穂ピストン出来たのは良かったですが、山頂には1分位しかいれませんでした(泣) 標識を撮りに登っただけですね。奥穂から小屋までのハシゴ・クサリは雨の日は少し危険度が増しますので要注意です。
穂高岳山荘には初めて泊りましたが、さすが人気小屋だけあって混んでいました。ひとつの布団に2人と言われた時は「マジか!」と思いましたが、宿泊客が伸びなかったのか、1人1セットを確保でき良かったです。ただ非常識な登山客もいて、少々ガッカリもしました。楽しいのはわかりますが、集団で過ごすわけですから、もう少し協調性を持ってもらいたかったですね。
2日目は快晴で、日の出も見れました。北穂へ行く予定でしたが、自分も含め体調が思わしくないのと、午後から天気が崩れる予報でしたので、涸沢岳ピストンしての下山に変更しました。涸沢岳は初でしたが、右に大キレット、左にジャンダルムが見れる素晴らしい山だと思いました。雷鳥の親子も見れましたし大満足でした!
同行者のshishiさんもawaya-daizenさんも満足されたと思います。
帰りの中央道は渋滞40km はじめて勝沼でおり、下道で帰りました。お盆明けとはいえ、まだ夏休みなんだなあと痛感しながらの峠道でした(-_-;)
awaya-daizenさん ホント運転御苦労さまでした!
出発前の計画では、上高地から岳沢を経て重太郎新道から前穂高〜吊尾根〜奥穂高〜涸沢岳〜北穂高へ縦走というものでした。これにより、西穂に登ったことがある私(awaya-daizen)と、すでに奧穂と西穂を攻略しているyuichisさんは穂高四兄弟をコンプリートするハズでした……が、そうそううまくはいかないものですね。
特にへたれハイカーの私は、穂高に「まったく顔じゃないよ」といわれた思いです(^_^;)
以下ワタクシのへたれな感想です。
スタートは上高地。
河童橋を渡って前穂高岳登山道を進みますが、岳沢小屋まで行くのに早くも息があがります。路面に岩が多いものの、そんなに険しい感じはないですが…スロースターターのアタシはなかなかエンジンがかからないので、と言い訳しておきます(^_^;)
岳沢からは重太郎新道。
6月に西穂を登った際にこの急登を眺めて「オレには無理だな」と思ったものですが、まさか登ることになるとは……で、予想に違わずココロがポッキリ折れる道でありました。木々に囲まれていたりで高度感はないのですが、とにかく急傾斜。ヒーヒーいいながら、岩をよじ登りハシゴを上がります。
ただでさえシンドイのに、それまで晴れていた空が見る間に曇って、さらには雨が降り出しました。これがまたタイミングの悪いことに、岳沢パノラマあたりから道が本格的な岩稜帯になってきます。
ごくふつーのハイカーさんにはさほどではないかもしれませんが、岩場は慣れてないアタシは滑らないようおっかなビックリです。
そんなこんなでどうにかこうにかして紀美子平に到着。
この時点でもういっぱいいっぱいのアタシは、前穂高登頂を断念。先の行程はまだまだ長いので体力を温存しようと思った……といえば聞こえはいいかもしれませんが、単にオジケヅイタんですね(´・ω・`)
shishi18kgさんも残ることになり、yuichisさんのみ前穂高山頂にアタックします。その間アタシは荷物番。そしてラーメンを作って食べます。
待っている間にも天候が回復することはなく、雨&霧が続きます。やがて戻ってきたyuichisさんとともに今度は吊尾根に向かいます。
吊尾根もやはり6月に西穂に登った際にその姿を眺めて「本当にオレあそこ行くんかい?」と思ったポイント。基本は稜線下の岳沢側をトラバースする道で、そんなに難度は高くないと紹介されていることもあるようですが…しかし何度も何度も岩を乗り越えますし、クサリ場なんかもあるし、やはりへたれハイカーにはなかなかシンドイ道でしたよ(´・ω・`)
ただ、高度感はさほどありませんでした…って、霧のため視界不良だったためかorz
ともあれどうにかこうにか奧穂高岳山頂に到着。
天候不良のためまったく眺望なし。ジャンダルムすら見えませんでしたorz
とはいえ、国内TOP3の高所に到着したのは感無量でしたね。個人的はには最高所の更新です。
奧穂高岳山頂から穂高岳山荘まではキビシイ下りです。ガレている箇所も多いので、下りが苦手なアタシは涙目です。
しかしガレ場なんぞは序の口で、山荘にほど近いポイントのクサリ&ハシゴをクリアした先の岩場の下りは……ほとんど半泣きでしたorz
翌日は晴れ。
夜明けとともに山荘にほど近い涸沢岳に登りますと、雷鳥の親子がお出迎えしてくれました。
涸沢岳山頂ではモルゲンに染まる穂高岳&周辺の峰々の眺望が広がっていました。間近に見る大キレットは…まさにキレッキレ。よくあんなトコ行こうと思いますね。アタシは行かないな(^_^;)
そして、本日予定の北穂までの道のりもよく見えましたが、こっちはこっちでなんちゅールートですか。細いわ急だわ…見れば見るほどアタシにはとてもたどり着ける自信はありません。しかも台風が3つも近づいていて、天候も心配。昨日のような気象状況はもう懲り懲りです…。
そんなこんなで、今回は北穂行きはオミットしてもらいました。
いったん白出のコルに戻って、ザイテングラードから涸沢に下ります。
ザイテングラードもなかなかにキビシイ道と聞いていましたが、重太郎新道に比べるとずいぶんと楽…とまではいいませんが、そこそこスムーズにこなせた感じ。
涸沢カールの雄大な景色の中を進み、涸沢小屋でいったん休憩。
この先は樹林帯の中を進みます。路面は相変わらずの露岩ですが、傾斜は重太郎新道やザイテングラードに比べるとずいぶんと穏やかです。
本谷橋を過ぎると露岩も少なくなり、これぞアタシの好むようなゆるゆるロードとなってくれます。こういう道ばっかりならいいのになー(^o^)
横尾山荘を過ぎると、路面はさらに整備されて道幅も広くなります。これはもう林道ですね。歩きやすいんですが、まぁちょっと退屈でもあります。
徳沢を過ぎ、明神館の辺りまで来るとハイカーのほか観光客と思しき人たちでかなりの賑わい。上高地までたどり着きますと、ものスゴイ人出にちょっとビビリましたねぇ。
ってなわけで上高地バスターミナルへと無事に戻って参りました。なかなかにシンドイ山行ではありましたが、ノドモト過ぎればで、やっぱり楽しかったですね。
穂高四兄弟のコンプはなりませんでしたが、まぁそー簡単にできるものじゃないですよね。課題が残るのも悪いこっちゃないと思います。
遅筆につき詳細レポートはいずれブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/zatsubun/
涸沢小屋でお話ししたと思います。
タンタンと申します。
暑い山行でしたので、朝からのビールも格別でしたね。
タンタンさん yuichisです。 メッセありがとうございます。
奥穂お疲れさまでした。また涸沢での色々なお話しありがとうございました。トマトも美味しかったです。
ご馳走様でした!(^^)!
確かに暑い山行でしたけど、天気もって良かったですよね。 あのビールの為に下山したようなものでしたから(笑)
またどこかの山で出会いたいですね! その時はまた宜しくお願いします<m(__)m>
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