剣山・次郎笈・一ノ森(キレンゲショウマ咲き残り・ガスのち晴れ)
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- GPS
- 07:26
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,775m
- 下り
- 1,785m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:17
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■はじめに
家庭の事情で四国に行くことになりました。山に行く「自由時間」がとれたので、剣山に行くこととしました。
剣山は登山口の標高も高く、山そのものは簡単に登れますがが、アクセスが難関です。美馬インターから40km以上あるだけでなく、一車線の道路は場所によってはすれ違いが困難な状況です。
ちなみに、徳島県には井川腕山スキー場がありますが、ここも狭くて長い難路で、日本のスキー場のなかで1,2を争うハードアクセスなスキー場です。
このように四国の観光地は有名なところであってもアクセスが厳しいところがありますので注意が必要です。
■剣山の山頂。ガスでがっかり。
駐車場は晴れていましたが、山頂方面はガスがかかっています。途中、次郎笈が見えたこともあり、山頂に到着することにはガスがとれるだろうと楽観的に登ります。駐車場から山頂の標高差は550mくらいですので、あっさり山頂に到着。しかしガスの中。がっかりです。
■次郎笈へ。ガスでがっかり。
楽しみにしていた剣山から次郎笈への道ですが、ガスガスです。高知側は雲がとれているようですし、雲厚も薄いのでまもなく晴れるだろうと期待しながら向かいますが、到着時点ではまだガスの中。がっかりです。食事をとりながら時間をつぶして待ちますがやっぱりガスの中。あきらめて再び剣山に向かいます。
■一ノ森へ。ガスでがっかり。
2度目の剣山の山頂ですが、やっぱりガスの中。がっかりです。仕方がないので一ノ森へ向かいます。一ノ森への道も晴れていたら良い感じの道でした。一ノ森ヒュッテ前のベンチで休憩して時間をつぶしますが、いっこうにガスがとれる雰囲気がありません。一ノ森の山頂もガスの中。がっかりです。
■行場へ。キレンゲショウマはあるか?
展望がないときは花見の山行きに切り替えるのが鉄則です。キレンゲショウマの咲き残りがあることを期待して行場に向かいます。行場は古い祠や神社、「不動の岩屋」(洞窟で入れるらしい)やクサリのある「おくさり」など修行の歴史を感じさせるものがあります。
行場の一角にキレンゲショウマの咲き残りがありました。キレンゲショウマは剣山独特の花で、レンゲショウマに似ているとのことで命名されたとのことですが、レンゲショウマとは形が全く違います。レンゲショウマはキンポウゲ科、キレンゲショウマはユキノシタ科で親戚でもありません。
なお、7月に東京の御岳山にレンゲショウマを見に行きましたが、そのとき、駒鳥売店近くにキレンゲショウマが栽培されており、ちょうど見ごろでした。駒鳥売店のおばちゃんが「キレンゲショウマは四国の剣山で咲いている貴重な花」と説明してくれましたが、本当に四国の剣山で見ることができて良かったです。
■晴れてきた。本日三度目の剣山山頂へ。
行場で時間をつぶしているうちに、どうやら山頂も晴れてきたようです。刀掛の松まで降りましたが、再び登り返します。
ようやく3度目の剣山の山頂では青空になりました。次郎笈や一ノ森方面も展望が得られ、美しい山々を見ることができました。なかでも次郎笈への道はとても素晴らしく、これは、再び次郎笈に向かうしかありません。
■最高の稜線! 本日二度目の次郎笈へ。
次郎笈までは登り返しも150程度です。これほど、気持ちよく歩けるところはそうそうないなぁと思いました。もし東京から近かったら大人気でしょう。
結局、剣山の周辺をあちこち歩き回りましたが、楽しい山歩きでした。
■祖谷そば。不思議な魅力。
下山後、駐車場ちかくの店で祖谷そばを頂きました。祖谷そばは、蕎麦の一種ですが、麺は黒っぽく、太く、短めです。やわらめで、ぶちぶち切れます。だし汁の色はうすく、四国のうどんの汁と同じだと思ってよいでしょう。四国に来たら、ぜひ、食べてみてください。
なお、四国の愛媛県でも、年末になると、祖谷そばの袋入り生めんが、スーパーに山積みされます。年越し蕎麦では乾麺ではなく祖谷そばが一般的だそうです。だし汁はもちろんうどんだしと同じです。私も、初めて祖谷そばを食べたときは、これが蕎麦か!と驚きましたが、なぜか、また食べてみたくなる、不思議な魅力のあるそばです。
sat4さん、こんにちは。
前回も思いましたが、ほんとに歩きたくなる稜線の
眺めですね。
「次郎笈が近づいてきました」の写真など
思いっきりそそられます。
ガスから晴れになり、2度目の次郎笈から再び一ノ森
へ行きたくなる気持ちも共感します(笑)
四国のお山、いついけるか分かりませんが
必ず何処かでとおもっています。
松山に友人がいるので、そこへ寄りながらかなあ
なんて。
youtaroさん、こんばんは。
この日の早朝は、剣山だけ雲がかかっていたので、晴れてよかったです。
次郎笈は美しい山で、歩いて楽しい稜線の道です。
今回は行きませんでしたが、
見の越〜剣山〜次郎笈〜三嶺〜名頃と縦走し、
名頃からバスで見の越に戻るというプランも考えていました。
将来、四国の山来られる機会があるのなら、三嶺もお勧めです。
(三嶺は私も未踏ですが)
(自転車利用なら見の越にデポして、名頃から登り始めもありですね。)
sat4さん、こんばんは
TVでしか見たことがないのですが、
三嶺〜剣山の伸びやかな稜線は是非歩いてみたいです。
関東でもこれだけ長い魅力的な稜線はなかなかないのでは。
それにしても一日で三回の剣山山頂、最後に晴れてよかったですね。
キレンゲショウマ、確かに紛らわしい名前ですね。
「科」まで違うとは、何でこんな名前をつけたのでしょうか。
祖谷そば、柔らかくブチブチ切れると聞くと、
とても食べようという気がおきませんが、
それでもまた食べたくなるとは一体どんなそばなのでしょう???
hirokさん、こんばんは。
キレンゲショウマなんとか間に合って良かったです。
似ているから命名されたとのことですが、全然似ていないですよ。
次郎笈から見た感じ、三嶺の方まで気持ちよさそうな稜線がつながっていました。
三嶺〜剣山。自転車を使えば周回できますよ。
(私はバス利用のプラン(剣→三嶺まわり)を考えましたが、CTの70%で可能)
祖谷そば。
ぜひ、食べてみてください。
たぶん絶句すると思いますが、忘れられない食感になります。
地図を見たら微妙に赤線がダブっているなぁ・・・と思ったら、天気
拙者は剣も次郎も三嶺にも行ったことはありませんが、あの笹原の道、いつ見ても気持ち良さそうですね。
ルンルンルン・・・って気分でしょうか(→実際には凸凹あって、そんなに易しいことではないでしょうけど)。
祖谷そばは、「見た目は蕎麦だけど、食べたらうどん」のような理解かな?
yamabeeryuさん、こんばんは。
そうなんです、降りようと思ったら天気が良くなったので再び登っています。
もともと標高差少ないですし、縦走路の登り返しも少ない。
おかげで、念願の、笹原の道を歩くことができました。
yamabeeryuさんも、ぜひ、訪れてみてください。
祖谷そば。だしはうどんとだいたい同じです。
しかし、四国のうどんは腰が強いですが、祖谷そばは腰が弱い。
歯ごたえは、つるつるしこしこではなく、もっちりです。
食感は「そばがき」を麺状にしたような感じ、です。
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