上高地-槍沢-槍ヶ岳-大喰岳-中岳-南岳-天狗原-上高地
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- GPS
- 54:07
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 2,201m
- 下り
- 2,191m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:04
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:21
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 9:26
天候 | 快晴、快晴、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復)上高地(高速バス7,400円)16:15-22:20頃新宿(予定は20:57着)アルピコ交通5806便 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から槍沢を経て槍ヶ岳山荘までは、とても整備されています。 体力に見合ったペースで歩けば、安全なコースです。 槍ヶ岳山頂の往復は、順番待ちを覚悟していましたが、山頂での撮影待ち8分込みで1時間ほどで戻ってこられたので、空いていれば、40分くらいなのでしょうか。手がかり、足がかりはしっかりあるので、高度感に堪えられるかどうかが問題です。高所恐怖症の僕は、ただ、ただ我慢でした。 槍ヶ岳から南岳までは、快適な3000mの尾根歩きです。クサリ、ハシゴや両手を使わないと越えられない岩場があります。 南岳から天狗原への下りは、細い急な尾根下りで、気を抜けない道です。 岩原もありますが、ペンキマークを見落とさないようにすれば、迷うこともないと思います。お盆の時期で、雪渓歩きは、天狗池の近くだけでした。 水場は、槍沢の天狗原分岐の上のところが最後で、南岳小屋は水が有料なので、多めに補充しておくとよいでしょう。 |
その他周辺情報 | 徳沢のソフトクリームは、おいしかったです。 上高地バスセンターの沢渡行きのバス待ちは、ものすごい行列でした。 マイカーで上高地散策に来ている人がとても多いようでした。登山の人には、この行列は、しんどいだろうな、と思います。 僕が予約していた新宿行きは満席でしたが、松本、新島々へのバスは、少し待てば乗れていました。 |
写真
感想
会社の夏休みの前半、初日が山の日。上高地への直通バスの予約に遅れ、夜行列車の予約も取れず、なんとか松本を通る夜行バスが取れたものの、電車、バスを乗り継ぎ、上高地に着くのは8:20。槍ヶ岳山荘まで、14時までに着くのは、無理そう。初日は、槍沢ロッヂ泊とする。上高地早朝着なら、2日目北穂泊で、奥穂を回ってこれるかなと考えたが、そもそも大キレットに、そんなに簡単に挑戦していいものか、というのもある。今回、バスが取れなかったことで、無謀な挑戦をせずに済んだ、ということかもしれない。
山で、風邪を引いた、あるいは、風邪を山でこじらせた、というのは初めてだ。風邪の対処法は、食べて、寝る。どこまで回復するか分からないが、努めた。翌日の行動は、朝起きて、調子を見て決めようと、眠った。随分早くから眠ったので、夜中、トイレに起きた。槍沢ロッヂの前の空は狭く、星は見えたが、流れ星は見えなかった。
朝、目覚めたときには、あまり調子はよくなく、本当なら4時に出ようと思っていたが、ぎりぎりまで回復を待とうと、じっと横になっていた。そのときで、下山6割、槍沢停滞2割、槍ヶ岳ピストン2割くらいかな、と思っていた。
朝ご飯の時間になって、同室の人も、全員起きた後、少し身体を動かしてみて、調子を測ろうと、荷物をまとめた。どうせ、遅くなったのだし、急いでもしょうがないので、小屋の外のベンチで、朝用の弁当を広げて、食べた。食べたら、大分元気が出てきた。少し登ってみて、具合が悪かったら、すぐ下りてこようと、歩き始めた。すがすがしい空気のせいか、睡眠と栄養のおかげか、ゆっくり歩く分には、なにやら、歩き続けられそうな感じだ。歩けるとなると、せっかくだから、槍ヶ岳まで行ってみたいという気持ちなる。
生まれて初めて、野生のクマを見た。丹沢にはクマがいて、熊棚や、クマの糞を見たことはあった。赤石、悪沢に行ったときには、クマが引っ掻いたと見られる木の幹を見たこともあったが。随分離れていたし、回りに人が大勢いたので、緊迫した感じはなかった。こんなに大勢の人が歩くコースで、というのが驚きだった。
南岳小屋の前の空は広く、天の川も、ペルセウス流星群もよく見えた。流れ星が消える直前にポッと、明るく光るのは、はじめてみた。
3日間とも快晴で、我ながら、自分の晴れ男度の高さには恐れ入った。
結局、3日目も後半は、ヘトヘトで、体調は戻ってはいなかったが、今まで写真で見ていた素敵な景色を十分に堪能した、すばらしい山行になった。
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