笠ヶ岳(笠新道↑小池新道↓)【激登の果てに見た景色】
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- GPS
- 34:45
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,624m
- 下り
- 2,705m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:32
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 9:32
天候 | 9/2 晴れ 午後は曇りがち 9/3 晴れ 午後はヤリホの山頂は雲に覆われていた |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
▽新穂高温泉 ・松本ICを下りて70km弱。山岳道路なので運転は慎重に ・ここは北ア登山基地の最前線となっていますので、駐車場確保には難儀します ・本日も0時で深山荘登山者用駐車場はまさかの満車!金曜日ですよ? ・新穂高温泉の駐車場マップは以下をご参照 http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/map201602ver4.1.1.pdf ・ちなみに本日(9/2金曜)、P4(市営新穂高第2駐車場)も4時過ぎで満車でした。ここは有料(6時間500円!)です ▽鍋平登山者用駐車場 ・暗いと分かりづらいですが、段々畑みたいに4段あります(写真参照) ・本日は0時半頃で3割ほどでした ・帰りは歩くと結構キツイ登りとなりますが、ロープウェイを使えば楽チン(400円+荷物6kg以上は100円) ・新穂高ロープウェイ↓ http://shinhotaka-ropeway.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況 ▽鍋平駐車場→新穂高温泉登山指導センター ・結構下ります。看板が随所にあるので迷うことはないと思います ▽新穂高温泉登山指導センター→笠新道登山口 ・遊歩道です ▽笠新道登山口→杓子平 ・急登ではあるのですが、整備が行き届いておりそれほど急登には感じない ・途中樹間から見える槍・穂に感動 ・杓子平まで笠ヶ岳本体は見えません ・杓子平に飛び出た際の感動は言葉では表現出来ません(絶叫必至) ▽杓子平→抜戸岳 ・これまでの疲れからか、ここが一番キツかった ・上部は落石注意 ・これまでと違って日陰が一切なくなるのが辛いところ ▽抜戸岳⇆笠ヶ岳山荘 ・絶景稜線です ・見た目ほどのアップダウンではありません ・唯一の日陰、抜戸岩で暫し横になりました ▽笠ヶ岳山荘⇆笠ヶ岳山頂 ・一見常念岳のように見えますが、10分程度で登れます ▽抜戸岳→鏡平山荘 ・槍穂・裏銀座の大展望絶景稜線です ・大ノマ岳・弓折岳など、結構なアップダウンですので侮れませんが ▽鏡平山荘→新穂高温泉(小池新道) ・非常に整備されています。濡れてなければ危険箇所はありません ・秩父沢の5分ほど上に最高の水場あり ☆登山ポスト 新穂高温泉登山指導センターにあり |
その他周辺情報 | ☆登山後の温泉 ▽中崎旅館 奥飛騨の湯 ・本日もここにしました。青白い硫黄泉が掛け流されています。湯の花大量 ・食事は3時までですが、ここの「飛騨牛朴葉味噌ステーキ」は絶品です http://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000178286/ |
写真
感想
裏銀座や槍を歩く際に、必ずと言っていいほど目がいってしまう山。
槍ヶ岳と並ぶ北アのランドマーク、笠ヶ岳に初挑戦です。
この山へのアクセスは3パターンあって、.リヤ谷経由は上級者向けとの事で無し、急登で有名な笠新道か、小池新道で鏡平経由でぐるっと周回していくか、です。
帰路は絶景稜線で名高いを歩きたかったため、登りは△鯀択せざるを得ない。
男なら一度はテン泊装備で登っておきたい笠新道。気合を入れて挑戦です。
どんな急登が待っているのかとビクビクしながら、笠新道登山口の水場で喉を潤す。
正直、杓子平までは長いは長いのですが、(北アらしく)整備が行き届いていてそれほど急登には感じませんでした。
樹林帯で涼しいし、座れる大岩が多くなかなか良い道でした。
そして杓子平まで登り詰めると、、、なんという絶景!
確かに槍穂の稜線も凄いのですが、山肌の美しさにおいては、鷲羽とか、ここ笠ヶ岳の方が断然上ですね。
杓子平で談笑しながら大休止。
ここから先は高低差もあまりないのでゆっくり歩こうとか思って進み始めたのですが、これまでと違って日陰が全くありません。
重さと、睡眠不足と、これまでの疲労が重なり、なんとコースタイムオーバーで笠新道分岐(抜戸岳付近)に辿り着く。
ここからの笠ヶ岳へ連なる稜線の展望も素晴らしかった。
小休止後歩き始めるものの、なかなか思うように足が動かず、唯一の日陰であった抜戸岩で10分ほど仮眠してしまいました。
やっとテン場に辿り着いたら、今度は小屋まで10分ほどの登り。
最初から最後まで厳しい山でした。
それだけに、ビールの美味さはハンパなかったですね。
テントを張り仮眠したら、なんと20時。
満天の星空のもと、持参したワイルドターキーを飲みながら本を読む。至福のひと時です。
翌朝、笠ヶ岳山頂より御来光。
今日も暑くなりそう。早目に行動しないと。
しかも10時に嫁さんと鏡平山荘で待ち合わせしているのです。
素早くテントを撤収し、昨日とは全く異なる足取りで、絶景稜線と名高い弓折岳までの道を歩き始める。
アップダウンはそこそこあるのですが、とにかく展望が素晴らしい!
槍穂は勿論のこと、黒部五郎岳、薬師岳、剱岳、立山、鷲羽岳・・・名だたる名峰が聳え立っています。
待ち合わせ時間にはもともと間に合わなそうなので、ゆっくり展望を楽しみながら歩こう。
嫁さんは8時半に鏡平に着いたようで、とても待っていられないとのこと。
先に進んでもらい、弓折岳の山頂で感動の再会。
鏡平山荘で計3杯のかき氷を食べ、整備された小池新道を下りました。
なかなか厳しい山行であり、暑さ・重さへの弱さを改めて露呈する事になりましたが、テン泊装備で、笠新道を歩けた事はある程度の自信にはつながりました。もう登りませんが(笑)
kazu405さん、こんにちは。笠ヶ岳のレコ、楽しく拝見しました。私も8月上旬に笠ヶ岳を同じルートで登りました(鍋平駐車場に回されたのも同じです😅)。やっぱり笠ヶ岳の山容と笠ヶ岳〜弓折乗越間の稜線歩きは最高ですね!あと、すごく共感したのは、秩父小沢の水場。あそこの水は、ホント冷たくて美味しいと思いました(笑)
Kubo-junさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
先ほどKubo-junさんのレコを拝見いたしましたが、御花畑が凄いですね。
その時期も羨ましいですが、おそらく私には暑すぎて無理だと思います(^_^;)
杓子平から先は抜戸岩しか日陰がなく、本当に苦しい思いをしました。
行きはなかなかキツかったですが、帰りの稜線歩きと、鏡平のかき氷、秩父沢の水場は、確かに至福の時でした!
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