薬師岳(2926m) ミッドナイト登山


- GPS
- 09:55
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:55
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜でも明瞭に歩けるコースで個人的には好感が持てるルート。 ただ、このコース、長く途中で逃げ場がないので装備はキチンとしていく必要あり。 天候悪化など状況が悪くなった場合はすぐに戻るようにしたい。 折立にジュース自販機、トイレ有。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
グローブ
防寒着
日よけ帽子
ザック
ザックカバー
行動食
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
---|
感想
天気 曇り
開始日時 2016/09/17 01:13 終了日時 2016/09/17 11:03
水平距離 22.4km
経過時間 9時間49分 移動時間 8時間46分
秋雨前線と台風の影響ですっきりしない空模様が続いている。
また、台風16号の接近と共に土曜日の午後から雨の天気予報だ。
これらを考慮して、16日金曜日の晩から折立に移動、深夜登山、
午前中には帰途につく作戦とした。
有峰林道のゲートは20:00まで。19時過ぎに料金所を通過。すでに辺りは暗い。
工事は4か所ほど(片側交互通行)。
途中で簡単に夕食を取り折立に向かう。長いトンネルを超え折立に到着。
駐車場ではテーブルで食事を取っている登山者の姿が見えたので迷惑をかけないように臨時駐車場へ。
登山口を過ぎダートを500mほど進むと臨時駐車場だ。数台しか停まっていない。
21時前に仮眠を取る。満月が姿を現してまぶしい。
24時過ぎに目覚めるが浅い眠りで寝た心地がしない。雲が厚くなっているが悪化する気配はない。
着替えて装備を確認して出発する。今回は初めてのコースなので下調べモードだ。
天候悪化などがあればすぐに戻るつもりだ。足元も念のため登山靴だ。
上部は寒さが予想されたので長袖やウィンドストッパーのグローブも持参。
1:13スタート。登山道入口から太郎坂が始まる。木立の締まった道が続くが粘土質が
露出した部分は深い溝もある。2000m位まで勾配のある坂が続くので慎重に歩く。
ただ、ナイト登山だが満月の光が周囲を照らすのでいつもよりストレスは感じない。
2:08 標高1680m辺りでアラレちゃんのイラストが出迎えてくれた。写真を取り進む。
次第に小石交じりとなり登山道らしくなってきた。
しばらくしても誰にも合わない。ミッドナイト登山はじぶんだけののようだ。
2:32 1869mの青淵三角点に到着。ベンチがいくつもある。周囲の景色は分からない。
小休止を取り先に進む。
標高1900mを超えると表面が砕けている大きな一枚岩の道を登り切ると木道が始まる。
勾配も緩くなりそのまま1943m地点に至る。小高い丘で何もない。小石が多く歩きにくい。
緩い坂が続くので標高はあまり稼げない。意外に時間がかかる。
3:32 五光岩ベンチ到着(標高2169m)。暗闇に薬師岳を確認。
太郎平小屋までの稜線も見えるが遠近感がないので遠く感じる。
GPSで標高を確認しながら進む。
4:15 太郎平小屋に着くがまだ暗い。出発準備の女性登山者に挨拶して薬師岳方面に転じる。
木道を10分程進み、薬師峠まで下り。遠目に明かりが点ったテントが見える。
4:31 薬師峠通過。
ここから沢筋の今日一番の登りとなる。川底にある大きな岩が続く。5分程先では水が豊富だ(補給可)。
標高が上がると涸れた沢となり緩い勾配となる。まだ暗いのでペイントやリボンを慎重に確認しながら進む。
沢から外れるとすぐに木道の平原に飛び出す。5:00 薬師平到着。周囲が少し明るくなる。
薬師平からすぐに登りとなる。ガレ場の坂が続くが、広大な東南尾根など薬師岳の全容が見えてきた。
山頂も確認でき意外に近く感じる。天候は相変わらず曇で展望はあまり良くない。
槍・穂高は明瞭ではない。山稜に差し掛かると風が出る。
富山方面も展望が広がるがモヤあり。有峰湖や太郎平など近いところは良く見える。
この辺の気温は10℃を切っている。2701mのピーク脇を過ぎると薬師岳山荘に出る。
丁度日の出の時間帯で数人の宿泊者が風景写真を取ろうと外に出ていた。
薬師岳方面に人影はない。避難小屋まで脆い細かな石のつづら折れの道だ。
少し辛いが我慢して登る。風がさらに強くなり指先が冷たい。
6:00 薬師岳避難小屋跡。西の風が冷たい。気温は5℃位。
避難小屋を風除けにしてウィンドブレーカーとグローブ(ウィンドストッパー)を装着。
ようやく一息つけた。ここから山頂まで岩稜帯を進む。東側に発達したカールが良く見える。
途中で二名の登山者とすれ違い。軽装なので山荘の宿泊者だろう。
6:25 薬師岳山頂到着。立山・剣岳方面の展望も広がるが予想外に暗い。
また、富士山も確認できた。写真を取ったり社にお参りする。
また、ここでおにぎりを食べ下山に備える。
6:46 山頂から下山開始。
6:59 薬師岳避難小屋跡通過。
途中で暑くなり、ウィンドブレーカーを脱ぎ手袋を外す。
雷鳥を一羽確認。オスだろう。必死にエサの木の葉を突っついていた。
上りでは分からなかった黒部五郎岳や北ノ俣岳、太郎山、太郎小屋が良く見える。
広葉は少し始まったようだ。薬師平や太郎平近辺で高原を前景とした山々が絵になった。
7:50 薬師平を通過し、薬師峠へ向かう河原の道に差し掛かる。下りなので岩を伝う感じで楽勝だ。
8:14 薬師峠に到着。テントは二張りほどに減少。
薬師へ向かう登山者と全くすれ違わなかったので多くが奥黒部方面へ向かったものと思われる。
薬師峠の登り返しは一気に登り切る。太郎平小屋まで続く木道で何となくつま先が痛いと感じた。
8:30 太郎平小屋で記念品を買って先に進む。薬師岳方面の写真を取りながら下る。
太郎平からの下りでストックを利用する。ストックを支点にジャンプする感覚で進む。
9:04 五光岩を過ぎる。やはり小石が散乱する長い下りは脚力を奪う。
標高2000mを切る辺りから急激に標高を落とす。
折立から上ってくる登山者と多数すれ違い、都度、歩みを止める。。
ストックを使いながらガンガン降りる。折立手前で膝が笑い出した。
10:51 折立着。さすがに暑く自販機でジュースを飲み干す。
11:03 駐車場。予想よりも長い距離だった。
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