ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 968171
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

湯俣で野湯を楽しみ、竹村新道で急登に苦しむ。

2016年09月24日(土) ~ 2016年09月25日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:26
距離
36.2km
登り
2,336m
下り
2,340m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:42
休憩
1:38
合計
4:20
14:47
14:48
46
15:34
16:07
29
湯俣温泉晴嵐荘
16:36
17:40
16
2日目
山行
9:35
休憩
2:21
合計
11:56
5:04
123
7:07
7:09
79
8:28
8:33
55
9:28
9:29
4
9:33
10:08
46
10:54
10:55
56
11:51
11:54
91
13:25
14:57
48
15:45
15:45
72
16:57
16:59
1
17:00
ゴール地点
天候 9月24日(土):曇り
9月25日(日):晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●クルマ:七倉山荘前駐車場(無料/約50台/13時頃到着時ほぼ満車)
●タクシー:七倉ゲート〜高瀬ダム(2100円/10分程度)
コース状況/
危険箇所等
●高瀬ダム〜湯俣温泉〜噴湯丘
高瀬ダムから林道終点までは、ダム湖畔の平坦な林道歩きです。
高瀬ダムを出発するとすぐに長さ約1kmのトンネル内を歩きます。
1つ目を出るとすぐに2つ目のトンネル、しばらく進んで3つ目のトンネルとなります。
4.5kmほど進むと林道終点へと至り、ここから登山口となります。
工事車両はここまで入ることができます。
登山口からは引き続き平坦な道を高瀬川の右岸に沿って進みます。
桟道もしっかりと整備されています。
登山口から1.5kmほど進んだところに名無避難小屋があります。
名無避難小屋からさらに高瀬川に沿って3.5kmほどダラダラと進むと
ようやく晴嵐荘のある左岸に渡る吊り橋へと至ります。
噴湯丘へは水俣川と湯俣川の出合からロープで湯俣川側に降りて右岸を遡りますが、
数日間降り続いた雨のせいでしょうか、すでにここから膝くらいの水量があり、
噴湯丘のある左岸への渡渉は断念しました。

●湯俣温泉〜湯俣岳
高低差およそ960mの登りです。晴嵐荘の裏からスタートするとすぐに急登となり、
崩落地の脇を進むとほどなく展望台のある1644ピークへと至ります。
展望台を過ぎると樹林帯の中を九十九折に登っていきます。
足元は大きな木の根の段差としっかりと刈り払いされた熊笹帯となります。
傾斜が緩み始めると湯俣岳山頂はもうすぐです。湯俣岳は展望はありません。

●湯俣岳〜真砂岳
湯俣岳からは鞍部まで高低差100mほど下った後、
南真砂岳に向かって高低差450mほど登り返します。
登山道は木階段が増え始め、標高2350m付近の崩落地から森林限界を超えます。
P2409からは南側(湯俣川側)が崩落していて登山道が切れ落ちているので要注意。
南真砂岳のピークは登山道から少し外れたところにあります。
南真砂岳からはそれまでと比べると穏やかなルートとなり、
緩やかにアップダウンを繰り返します。
標高2700m付近の東側の崩落箇所をトラバースして尾根に復帰すると、
登山道はザレ場となり、真砂岳の山頂直下で正規ルートはトラバースして
真砂岳分岐へ至り裏銀座の稜線乗ります。
裏銀座ルートから外れ、回り込むように双耳峰の鞍部を経由して山頂へと至ります。
竹村新道から山頂へ直登する薄い踏み跡もありました。
 
 
【9月28日 1日目】
ビールにお酒、食材やらを詰め込んで高瀬ダムから遅いスタートです
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【9月28日 1日目】
ビールにお酒、食材やらを詰め込んで高瀬ダムから遅いスタートです
歩き出すとすぐにおよそ1kmのトンネルが現れます
歩き出すとすぐにおよそ1kmのトンネルが現れます
予報ではちょっと雨がぱらつく感じでしたがなんとか大丈夫そうです(photo komemame)
予報ではちょっと雨がぱらつく感じでしたがなんとか大丈夫そうです(photo komemame)
トンネル内はライトが付いているのでヘッデンの必要はありません
3
トンネル内はライトが付いているのでヘッデンの必要はありません
サルが柵から去る(photo komemame)
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サルが柵から去る(photo komemame)
ここのところの悪天で高瀬ダムの湖面はエメラルドグリーンと濁ったところがパッキリ分かれています
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ここのところの悪天で高瀬ダムの湖面はエメラルドグリーンと濁ったところがパッキリ分かれています
4.5kmほど進むと広場へと至ります。ここが林道終点
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4.5kmほど進むと広場へと至ります。ここが林道終点
いちおう登山口の標識が立っています
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いちおう登山口の標識が立っています
ここから登山道。引き続き平坦な道が続きます
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ここから登山道。引き続き平坦な道が続きます
長い桟道
名無避難小屋
左右が急峻になってきました
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左右が急峻になってきました
気持ちのいいルートです
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気持ちのいいルートです
晴嵐荘の建物とテントが見えてきました
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晴嵐荘の建物とテントが見えてきました
けっこう賑やかなのかな
2
けっこう賑やかなのかな
吊り橋を渡って(photo komemame)
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吊り橋を渡って(photo komemame)
まずは晴嵐荘にテントを張りに向かいます
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まずは晴嵐荘にテントを張りに向かいます
本日の我が家、ポン!
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本日の我が家、ポン!
テントを張り終えるとすぐに温泉に向かいます
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テントを張り終えるとすぐに温泉に向かいます
水俣川を遡ると北鎌尾根。湯俣川を遡ると伊藤新道
水俣川を遡ると北鎌尾根。湯俣川を遡ると伊藤新道
水俣川と湯俣川の出合からロープで湯俣川側に降ります
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水俣川と湯俣川の出合からロープで湯俣川側に降ります
湯俣川の右岸を遡ります
湯俣川の右岸を遡ります
煙が上がっているのが見えてきました
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煙が上がっているのが見えてきました
あれ?この辺りはフツーに歩けたはずだけど…、ここのところの悪天続きで今回も水量が多いようです
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あれ?この辺りはフツーに歩けたはずだけど…、ここのところの悪天続きで今回も水量が多いようです
足を濡らしながら進みます
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足を濡らしながら進みます
ちびたい
河原のあちこちから煙というか湯気が上がっています
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河原のあちこちから煙というか湯気が上がっています
前方にミニ噴湯丘
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前方にミニ噴湯丘
エメラルドグリーンと地獄の茶褐色とのコントラストが独特1
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エメラルドグリーンと地獄の茶褐色とのコントラストが独特1
エメラルドグリーンと地獄の茶褐色とのコントラストが独特2
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エメラルドグリーンと地獄の茶褐色とのコントラストが独特2
噴湯丘アップで(photo komemame)
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噴湯丘アップで(photo komemame)
こちらはミニ噴湯丘。今後の成長に期待
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こちらはミニ噴湯丘。今後の成長に期待
噴湯丘よりもさらに先に進むも渡渉ポイントはなく引き返します。今回も水量が多く噴湯丘への渡渉は断念
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噴湯丘よりもさらに先に進むも渡渉ポイントはなく引き返します。今回も水量が多く噴湯丘への渡渉は断念
テキトーなところを探して温泉と川の水とうまく混ぜながら湯船を作りますが、あまり深く掘れず寝湯みたいな感じで浸かりました(photo komemame)
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テキトーなところを探して温泉と川の水とうまく混ぜながら湯船を作りますが、あまり深く掘れず寝湯みたいな感じで浸かりました(photo komemame)
お見苦しいところをお見せして申し訳ございません!
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お見苦しいところをお見せして申し訳ございません!
温泉卵を仕込みます。が後ほど悲しい結果に
2
温泉卵を仕込みます。が後ほど悲しい結果に
湯の花ゆらゆら
温泉に浸かっていると雲が取れ始め、表銀座の稜線が見えてきました。ギザギザは燕山荘と燕岳の間のイルカ岩とかメガネ岩とかかな
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温泉に浸かっていると雲が取れ始め、表銀座の稜線が見えてきました。ギザギザは燕山荘と燕岳の間のイルカ岩とかメガネ岩とかかな
夕方になり青空が見え始めました
夕方になり青空が見え始めました
暗くなり始めてきたので引き返します。けっこう暖まったなぁ
4
暗くなり始めてきたので引き返します。けっこう暖まったなぁ
テン場まで戻りました
2
テン場まで戻りました
さて夜のお楽しみ。メスティンで生米炊いている間に、まずは塩コショウでロース
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さて夜のお楽しみ。メスティンで生米炊いている間に、まずは塩コショウでロース
カルビはタレで
メインは豚丼。温度が低すぎてうまくできなかったほとんど生の温泉卵を乗せて(涙)。この後飲みすぎていつテント&シュラフに入ったのかも覚えておらず(汗)。夜中トイレで起きると三日月と星がキレイに見えていました。「こりゃ、明日は登らなきゃいかんな〜」と思いながら再びzzz…
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メインは豚丼。温度が低すぎてうまくできなかったほとんど生の温泉卵を乗せて(涙)。この後飲みすぎていつテント&シュラフに入ったのかも覚えておらず(汗)。夜中トイレで起きると三日月と星がキレイに見えていました。「こりゃ、明日は登らなきゃいかんな〜」と思いながら再びzzz…
【9月25日 2日目】
5時過ぎに晴嵐荘をスタート。展望台付近明るくなり始めます
2
【9月25日 2日目】
5時過ぎに晴嵐荘をスタート。展望台付近明るくなり始めます
眼下に湯俣川。登り始めから急登であっという間にこの高さへ。こちら側からは噴湯丘へは下れないな
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眼下に湯俣川。登り始めから急登であっという間にこの高さへ。こちら側からは噴湯丘へは下れないな
硫黄岳と眼下には水俣川
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硫黄岳と眼下には水俣川
双六岳方面
う〜シンドイ。竹村新道の急登のせいか飲みすぎたせいか…。
2
う〜シンドイ。竹村新道の急登のせいか飲みすぎたせいか…。
大天井と牛首
少しだけ赤く焼けました
少しだけ赤く焼けました
熊笹地帯はしっかりと刈り払いされていました
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熊笹地帯はしっかりと刈り払いされていました
komemameにどんどん引き離されます
1
komemameにどんどん引き離されます
晴嵐荘から2時間ほどで湯俣岳に到着。うげぇ〜南真砂岳まで2時間もあるのかぁ、オエ〜
晴嵐荘から2時間ほどで湯俣岳に到着。うげぇ〜南真砂岳まで2時間もあるのかぁ、オエ〜
山頂は三角点のみで視界もありません
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山頂は三角点のみで視界もありません
湯俣岳から鞍部まで下り始めると裏銀座の稜線が樹林の間から見えてきました。正面が野口五郎。紅葉が進んでいてビックリ!
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湯俣岳から鞍部まで下り始めると裏銀座の稜線が樹林の間から見えてきました。正面が野口五郎。紅葉が進んでいてビックリ!
面白いことに湯俣岳を境に裏銀座方面は紅葉が進んでいます
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面白いことに湯俣岳を境に裏銀座方面は紅葉が進んでいます
この景色を見てなんとか持ち直しました
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この景色を見てなんとか持ち直しました
どっしり南真砂岳!
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どっしり南真砂岳!
樹林帯では黄色も目立ち始めています
1
樹林帯では黄色も目立ち始めています
標高2350m付近の崩落地から森林限界を超えます
標高2350m付近の崩落地から森林限界を超えます
雲を纏った槍と北鎌尾根。手前は硫黄岳
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雲を纏った槍と北鎌尾根。手前は硫黄岳
槍の穂先に滝雲
穂先アップで(photo komemame)
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穂先アップで(photo komemame)
大天井岳
青空の面積が大きくなってきました
青空の面積が大きくなってきました
眺望が開けてテンション上がります
2
眺望が開けてテンション上がります
槍方面は刻一刻と表情を変えます
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槍方面は刻一刻と表情を変えます
湯俣岳の鞍部から南真砂岳に向かって高低差450mほど登り返します。
3
湯俣岳の鞍部から南真砂岳に向かって高低差450mほど登り返します。
裏銀座の斜面の紅葉が美しい
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裏銀座の斜面の紅葉が美しい
いつの間にやらこんな季節
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いつの間にやらこんな季節
餓鬼〜餓鬼のコブ〜唐沢
1
餓鬼〜餓鬼のコブ〜唐沢
秋ですなぁ
南真砂も北側斜面の紅葉が素晴らしい
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南真砂も北側斜面の紅葉が素晴らしい
(photo komemame)
P2409からは南側(湯俣川側)が崩落していて登山道が切れ落ちています
1
P2409からは南側(湯俣川側)が崩落していて登山道が切れ落ちています
青と黄色
振り返ると一直線に伸びる表銀座の稜線。北燕〜燕〜燕山荘〜蛙岩。手前に先ほどまでいた湯俣岳
2
振り返ると一直線に伸びる表銀座の稜線。北燕〜燕〜燕山荘〜蛙岩。手前に先ほどまでいた湯俣岳
木階段をヒーコラ登ります(danyama)
木階段をヒーコラ登ります(danyama)
ハイマツの緑と紅葉のコントラスト
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ハイマツの緑と紅葉のコントラスト
南真砂岳への最後の登りに取り掛かります
4
南真砂岳への最後の登りに取り掛かります
パッチワーク
ハイマツ帯を登ります
ハイマツ帯を登ります
カラフル
正面に真砂岳
こちらは野口五郎
8
こちらは野口五郎
山頂まであと少し!
山頂まであと少し!
南真砂岳山頂に到着
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南真砂岳山頂に到着
山頂より。唐沢〜餓鬼のコブ〜餓鬼岳
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山頂より。唐沢〜餓鬼のコブ〜餓鬼岳
山頂より。表銀座(北燕〜燕〜燕山荘〜蛙岩)と手前は湯俣岳
1
山頂より。表銀座(北燕〜燕〜燕山荘〜蛙岩)と手前は湯俣岳
山頂より。大天井岳
1
山頂より。大天井岳
山頂より。鷲羽
山頂より。水晶
山頂より。これから向かう真砂岳
7
山頂より。これから向かう真砂岳
さて、真砂岳へと向かいます
さて、真砂岳へと向かいます
まずは鞍部まで下ります
3
まずは鞍部まで下ります
南真砂岳を振り返ります
2
南真砂岳を振り返ります
南真砂岳からはこれまでとは変わって気持ちの良い稜線歩きです
3
南真砂岳からはこれまでとは変わって気持ちの良い稜線歩きです
真砂岳を正面に捉えます
3
真砂岳を正面に捉えます
天気はめまぐるしく変わります
天気はめまぐるしく変わります
大天井をバックに(photo komemame)
2
大天井をバックに(photo komemame)
真砂岳が近づきました
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真砂岳が近づきました
さあ、最後の登りです
2
さあ、最後の登りです
高瀬ダムへと落ちる谷筋の紅葉が素晴らしい1
5
高瀬ダムへと落ちる谷筋の紅葉が素晴らしい1
高瀬ダムへと落ちる谷筋の紅葉が素晴らしい2
1
高瀬ダムへと落ちる谷筋の紅葉が素晴らしい2
標高2700m付近で東側の崩落箇所をトラバースします
標高2700m付近で東側の崩落箇所をトラバースします
鷲羽が雲の間から姿を現しました
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鷲羽が雲の間から姿を現しました
ルートは山頂直下でガレ場へと変わります
ルートは山頂直下でガレ場へと変わります
水晶が見え始めました
7
水晶が見え始めました
真砂岳山頂直下でルートは真砂岳をトラバースします
1
真砂岳山頂直下でルートは真砂岳をトラバースします
裏銀座の稜線と水晶岳
8
裏銀座の稜線と水晶岳
そして槍
真砂岳分岐に到着
真砂岳分岐に到着
眼下に五郎池が見えます。遠くから底が見えるくらいの透明度
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眼下に五郎池が見えます。遠くから底が見えるくらいの透明度
改めて水晶。紅葉が素晴らしい
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改めて水晶。紅葉が素晴らしい
裏銀座の稜線に乗ると赤牛もバッチリ見えました
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裏銀座の稜線に乗ると赤牛もバッチリ見えました
裏銀座の稜線を進みます
1
裏銀座の稜線を進みます
背後には水晶
背後には赤牛
背後に野口五郎
真砂岳山頂まであと少し!
1
真砂岳山頂まであと少し!
真砂岳に到着
頂上標とパチリ
山頂より。ガスの中僅かに槍
山頂より。ガスの中僅かに槍
山頂より。水晶
山頂より。赤牛
山頂より。野口五郎
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山頂より。野口五郎
山頂より。餓鬼〜唐沢
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山頂より。餓鬼〜唐沢
山頂より。手前に湯俣岳と背後に表銀座の稜線
2
山頂より。手前に湯俣岳と背後に表銀座の稜線
山頂より。南真砂岳の背後には大天井と喜作新道
5
山頂より。南真砂岳の背後には大天井と喜作新道
山頂より。眼下に五郎池
3
山頂より。眼下に五郎池
さて、下山開始です
1
さて、下山開始です
下りは真砂岳分岐を経由せずにダイレクトに山頂から尾根を下りました
下りは真砂岳分岐を経由せずにダイレクトに山頂から尾根を下りました
湯俣岳をバックに
1
湯俣岳をバックに
真砂岳を振り返ります
2
真砂岳を振り返ります
(photo komemame)
正面には南真砂岳
正面には南真砂岳
鷲羽岳は完全に雲が取れました
3
鷲羽岳は完全に雲が取れました
天気は概してよくて登ってよかった
1
天気は概してよくて登ってよかった
西側は切れ落ちています
西側は切れ落ちています
鞍部から南真砂岳まで登り返します
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鞍部から南真砂岳まで登り返します
南真砂岳。くっきりとハイマツ帯と紅葉が分かれています
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南真砂岳。くっきりとハイマツ帯と紅葉が分かれています
地面の色がキレイだったのでパチリ
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地面の色がキレイだったのでパチリ
南真砂岳まで登り返します
南真砂岳まで登り返します
真砂岳を振り返って
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真砂岳を振り返って
縦位置で鷲羽
唐沢〜餓鬼のコブ〜餓鬼岳
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唐沢〜餓鬼のコブ〜餓鬼岳
あ〜快適
湯俣岳へと続く登山道周辺は紅葉が進んできます
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湯俣岳へと続く登山道周辺は紅葉が進んできます
(photo komemame)
周囲は急峻な尾根&谷が取り囲んでいます
周囲は急峻な尾根&谷が取り囲んでいます
(photo komemame)
(photo komemame)
北燕〜大下りの頭まで平な稜線と手前は湯俣岳
北燕〜大下りの頭まで平な稜線と手前は湯俣岳
手前に硫黄尾根、奥が北鎌尾根
手前に硫黄尾根、奥が北鎌尾根
南真砂岳を振り返ります
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南真砂岳を振り返ります
樹林帯へ突入
さよなら南真砂岳
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さよなら南真砂岳
苔が美しい
湯俣岳まで戻り急斜面の下りが続きます
湯俣岳まで戻り急斜面の下りが続きます
燕岳を見上げます
燕岳を見上げます
蛙岩(photo komemame)
2
蛙岩(photo komemame)
燕〜燕山荘の稜線が間近(photo komemame)
2
燕〜燕山荘の稜線が間近(photo komemame)
北鎌尾根と槍が岳
2
北鎌尾根と槍が岳
眼下には湯俣川と噴湯丘も見えています
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眼下には湯俣川と噴湯丘も見えています
噴湯丘アップで(photo komemame)
1
噴湯丘アップで(photo komemame)
急斜面の下りが続きます
急斜面の下りが続きます
急斜面の下りが続きます
急斜面の下りが続きます
東電の取水施設
晴嵐荘に到着
テントまで戻ってきました。お腹が減ったので撤収前にお昼ご飯を食べることに
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テントまで戻ってきました。お腹が減ったので撤収前にお昼ご飯を食べることに
チキンラーメンにハムと卵を添えて
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チキンラーメンにハムと卵を添えて
撤収後、高瀬ダムに向かって戻ります。吊り橋の上から高瀬川をパチリ
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撤収後、高瀬ダムに向かって戻ります。吊り橋の上から高瀬川をパチリ
ぼちぼち疲れたなぁ
ぼちぼち疲れたなぁ
正面は針ノ木、手前は七倉岳
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正面は針ノ木、手前は七倉岳
桟道を戻ります
ダム湖は相変わらず濁っています。正面は針ノ木岳。手前は七倉岳
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ダム湖は相変わらず濁っています。正面は針ノ木岳。手前は七倉岳
高瀬ダムに到着。お疲れさまでした!
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高瀬ダムに到着。お疲れさまでした!

感想

楽しみにしていたシルバーウィークの山行は悪天でお流れ。
他にやることもなく、せっかくの休みを無為にダラダラと過ごしてしまい、
後悔でストレスが溜まっていた平日。
予報をチェックすると今週末も天気は芳しくない。
ムキーッ!もうガマンの限界。
それならば、雨でも楽しめるところを探すべし。

「山がダメなら温泉でしょ!」安直な発想で検討した結果、
土曜日の朝ゆっくりと出発して湯俣でテントを張って、温泉掘って、
ビール飲んでまったり過ごそうということに。
ここだったら雨でも楽しめるし、ちょっと歩いた気分にもなれるし。
日曜日はうまくいけば晴れ間も多少見られそうなので、
天気次第で歩いたことのない竹村新道を真砂岳まで往復しよう。
ダメだったら温泉三昧でオッケー。

ちなみに…、湯俣へは12〜13年前のGWに行きましたが、
その時は雪解けの増水で噴湯丘側に渡渉することができず、
今回は噴湯丘へ渡ることも動機の一つ。

1日目は8時過ぎに家を出て、大町でお酒や食材(主に肉)を買い出し。
のんびりと七倉ダムへ向かい、高瀬ダムを出発したのは13時半過ぎ。
晴嵐荘に到着後テントを張ってから温泉に向かいます。
しかし、今回も湯俣川は連日の悪天で増水していて、噴湯丘までたどり着けず、
手前の川原でテキトーな場所を探すことに。

シャベルで掘り返して地面から湧き出る源泉と
川の水をうまく調合しようとするけどうまく混ざらず。
「熱ッ、冷たッ、熱ッ、冷たッ、熱ッ、冷たッ、熱ッ、冷たッ」と叫びながら。
これはこれで楽しい時間。ここはホントに童心に返れる場所だな。

夜は、歩く距離&時間が短いのを良いことに、
いつも以上に持ち込んだアルコール類をすべてを平らげただけでなく、
隣のテントの方からウイスキーまでたくさんいただき、
ベロンベロンに酔っ払ってしまって最後はほとんど記憶なし。

2日目。
夜中にトイレで起きて寝ぼけナマコで空を見ると
三日月と星がキレイに見えていて、
夢現つで「こりゃ、やっぱり登らなきゃイカンよな」と思った記憶あり。
目覚ましが鳴るとこれが現実に。

スタートするまで漕ぎ着けたものの、二日酔いで竹村新道の急登がシンドイ。
komemameにどんどん引き離されながらも湯俣岳に到着。
湯俣岳からは紅葉が進んでいる裏銀座の稜線が見えたおかげで持ち直しました。
南真砂岳〜真砂岳までは紅葉した気持ちの良い稜線歩きをエンジョイできるまでに。
野口五郎まで行こうかなとも思いましたが、
七倉のゲートが閉まる時間があったので断念して(キリッと大人の判断)、
大人しく下山(ホントはしんどかっただけ)。

当初はまったりと過ごすだけの予定でしたが、
メリハリの効いた2日間に。
噴湯丘への道のりは、またまた次回の宿題だな。
 

ここ最近の山に登る人の心はみんな同じだったはず!
ここのところの天気の恨めしさ…
からだが鈍ると、もやもや〜っと気まで滅入ってしまう。
やっぱり山ってのは、心も健やかにしてくれるものなんだなぁ。

今回の湯俣温泉は、からだに溜まりに溜まった老廃物とか
いらない感情をきれいさっぱり流し去るのに最適でした〜。
あぁ!さっぱりしたーって感じです。

ここに来るのは10年以上ぶり。
まだ山登りをはじめていない頃で、
高瀬ダムからの平坦な道を歩くのすらいっぱいいっぱい。
歩きはじめから、フリースにアウターにいっぱい着込んで、
着ぶくれした自分の姿を思い出すと笑ってしまいます。
一応体力には自信があったから、最初は飛ばして歩いていたけど、
すぐバテバテになった。
テントで一夜を過ごすのも、炊事場のない場所でごはんをつくるのも
はじめての経験で、都会っ子(?笑)の私からしたら、
新鮮というより、いろんなことが不便すぎて、
四苦八苦した記憶だけが残っている。
温泉に入るのに山道歩いたり、激流を渡ったり、
こんなにワイルドなことしないとならないなんてありえないよねー、
って思ってたなぁ。
あぁ、なつかし。
そんな思い出の残る湯俣、こうして年月を経て行ってみると、
快適で気持ちがよくて、とにかく楽しいばかりでした。
まったくもってワイルドじゃないし。
この10年でいろんなこと平気になったし、
できるようになったんだなぁと、つくづく思う。

今回のメインイベント、温泉はというと、
水量が多くて激流を渡ることができなくて、
(小屋の人も「今日は水量多いから渡らない方が…」と言ってました)
渡らずに湯が沸いて入れそうなところを探して
気分だけ味わいました。
地熱の温度がとても高くて、河原の砂に足を置いていると、
火傷してしまいそうなくらい熱い。
そこをうまく掘って川の水を混ぜて入るのだけど、
なかなかうまくいかないもので。
あちーっ!つめたい!あちーっ!つめたい!の繰り返し。
ちょっとは気持ちよかったし、これはこれで楽しくて大満足でした。

夜は、ごはんを炊いて、肉を焼いて・・・
おとなりのテントのご夫婦と夕食をご一緒させていただいて、
お酒を飲みながら山の話に花が咲き、
いつもと違う時間を過ごすことができました。

翌日。晴れ予報は当たり、久しぶりの晴れ晴れ登山でした。
驚いたのは、湯俣岳から先の紅葉!
緑のなかに赤や黄色やオレンジのもこもこがいっぱい。
紅葉はまだまだ先のことって思っていたから、
これはほんとにサプライズ!一気に気持ちがあがりました。
真砂岳まで、秋らしいさわやかな空の下、最高の稜線歩き。
あと少しの元気と時間があれば、
すぐそこにある野口五郎までいきたいところだったけどこの日は断念。
きっといつもならdanyamaが「行く」って言いそうですが、
やや二日酔いの様子で…「テン場まで降りられるかな…」
なんてびっくり&レアな弱気発言。
というわけで、当初の計画通り真砂岳までで引き返すことに。

晴嵐荘に戻ると、今朝あったテントはほぼ撤収されていて、
新しいテントがちらほらとあるだけ。
小屋のトイレをお借りしましたが、とてもきれいで臭いもなくて、
小屋も清潔感があって快適そうでした。
ここに泊まるのが目的の人がいるというのも納得。

ふつうの土日にテン泊で山にくることは滅多にできないけど、
今回は強行でも来てよかった。
初日の温泉、楽しい夕食、二日目の山歩き、
気持ちのもやもやも晴れました。

山に行ける自分の健康なからだと、
日頃私を支えてくれるすべての人に感謝。

おしまい。

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