破線地図読み 乾徳山〜ゴトメキ〜大弛峠へテント縦走
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- GPS
- 28:58
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,185m
- 下り
- 649m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:07
天候 | 24日:曇のち豪雨 25日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●乾徳山登山口〜乾徳山 歩きやすい樹林帯の登山道から、見通しの良い扇平の草原、そして最後は岩場のクサリ場急登といろいろ変化があって面白いコースで人気があります。最後のクサリ登りに自信のない人は巻いて山頂にたどり着くことも出来ます。 ●乾徳山〜黒金山〜オオダオ 乾徳山頂からの下り始めはちょっと注意が必要。その後はシャクナゲもある稜線アップダウン歩き。黒金山からオオダオは下り基調で後半は樹林帯と笹原のミックスとなり、やがて一面笹原のオオダオに到着です。鞍部にあるオオダオは富士山と乾徳山を一望できる好展望地で、テント幕営に丁度良い場所です。但し、水場は富士山の見える方向に稜線からかなり下ったところになるため、出来れば乾徳山登り途中の錦晶水で水補給して行くことをおすすめします。 ●オオダオ〜ゴトメキ〜白檜平 今回はこの区間を地図読み&ルートファインディングを学ぶ区間に設定。 ゴトメキまでは幅広な稜線、踏み跡のわかりにくい倒木の多い笹原が続き、ルートファインディングの力が試される場所です。ピンクテープが要所にあるので、それを追って慎重に進めば大丈夫です。ゴトメキ以降は踏み跡も明瞭になり、快適に下れば白檜平です。 ●白檜平〜北奥千丈岳〜大弛峠 白檜平からの入り口が解りづらい以外は、ピンクテープを忠実に追っていけば問題のないルートです。ほぼ樹林帯の歩きですが、奥千丈岳から先はメイン尾根の真ん中を進むので、より明瞭なルートになります。北奥千丈岳は金峰山や甲武信ヶ岳を抑え、奥秩父の最高標高点(2601m)で、大岩の重なる山頂部は広くて展望も良い休憩地です。ここから大弛峠までは、もう危険なところや迷いやすいところはなく、特に大弛峠までの下りに入ると、木階段や木道が延々と整備されたとても人工的な道になります。峠手前には大弛小屋があります。 |
その他周辺情報 | ●花かげの湯(日帰り温泉:600円) 塩山駅から車で10分ほど。内湯と露天とサウナがあって、地元の人で賑わっていました。食事処も併設されています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
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感想
今年入った山岳会で新人オブザーバーで私をサポートしてくれているS司さんが企画・主催したテント泊縦走&地図読み訓練。テント泊とコンパス・地図を使っての破線ルート歩きで登山経験値をあげたい女子2人のサポート?役で参加してきました。ここのところハードな山行や新ジャンルの山行が続いていたので、久しぶりにマッタリとノンビリにサポート山行できるかなと思っていましたが、初日午後から夜半まで続いた大雨での山行とテント設営、2日目の迷いやすい幅広尾根でのルートファインディング経験など、終わってみれば意外とガッツリ私自身も鍛えられた山行になりました。
スタートから乾徳山まではなんとか天気は持っていましたが、乾徳山スタート直後からは雨。黒金山ルートは殆ど人に会わない寂しいルートになりますが、雨の中、女子2人もなんとか頑張って歩き通し、夕方に予定通りオオダオへ到着。雨でズブ濡れになりながらも何とか4人でテント設営を完了して、ようやく一息。外は相変わらずの雨のため、そのまま夕食&宴会に移行。本日の女子2人の頑張りを祝しての乾杯(S司リーダーがキンキンに冷やしたビールを担ぎ上げてくれたおかげ)と、網焼きベーコンをはじめとしたガッツリ食材、私が持参したワインで気分も良くなり、〆の炊き立てご飯で、英気を養って就寝(私は一番にバタンキュウ)。想定以上の降雨でどうなるかとの途中での懸念も乗り越えて、初日は何とか無事終了。
2日目。雨は夜半には止んでいて、朝起きてみるとオオダオの笹原からは富士山の絶景が正面に大きい。やっぱり天気が良いと気分もアゲアゲになります。
前日の濡れものを日光で干しつつ、2日目は初日よりも行動時間は短い予定なのでノンビリ朝を過ごしました(2日目の行動用の水をS司リーダーが補給してくるのを待ちながら)。
ノンビリ9時前にオオダオをスタート。ここからゴトメキまでは迷いやすいルートということっもあって、S司リーダーがコンパスの使い方と地図の見方を伝授し、女子2人がルート先導役で進みます。私は最後尾からGPSで位置確認しつつ、時折、次の目標ポイントまでの行程具合や標高差を教えて2人を元気づけたりで、進みます。
トサカからゴトメキのルートは幅広い稜線、倒木の多い笹原の疎林帯でテープを見失うと正解ルートが解らなくなるルートでした。それでもS司リーダーの的確なルートファインディングのためのアドバイスと女子2人のテープ発見の早さで、迷いまくることなく、ほぼコースタイムでゴトメキに到着。
ゴトメキ以降は奥秩父らしい苔むした樹林帯のルートで踏み跡もしっかりあって、コースタイム以上の歩きで、順調に白檜平、奥千丈岳、北奥千丈岳へ。
好展望地の最高峰・北奥千丈岳では、前日のガスガスとはうってかわった四囲の眺望。深い樹林の尾根が続く奥秩父の稜線風景を堪能しました。
あとは大弛峠へ下るだけとあって、ここで2日間の2人の健闘を讃えつつの大休止でノンビリ。
大弛峠で予約してあったジャンボタクシーに余裕で間に合い、初日の降雨で心配された山行も2日目の終日好天で楽しく実りの多い縦走山行になりました。
こういうのも単独でスタスタ歩くのとは違った良さがありますね(^^)
そしてこの2日間で登山経験値をかなり上げた女子2人の今後の成長も楽しみです。
がんばれ、O山さん、W梅さん! そしてS司リーダーお疲れさまでした。
コメント
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kazさんアップ待ってましたー。
いやーオオダオの笹原は思わず行きたくなる雰囲気ですね♪朝テントから出てすぐに富士山が見える、たまらないな〜^^。
ゴトメキあたりの苔と樹林帯の中を歩くのも気持ちよさそう。
なんてすばらしい雰囲気だろう。これはいつか歩かないとと思うルートですね。
初日の夕方は雨&ガスガスの笹原だったところが、朝には一転して最高の眺望の笹原に一変してて、みんな大感動でした。ナイスロケーションなテン場でしたよ。
オオダオ〜ゴトメキ〜白檜平〜奥千丈岳〜北奥千丈岳あたりは、奥秩父らしい苔むした樹林帯で、ホントに気持ちイイ縦走ルートでした、おすすめです!
でもYAMAさんにはライトすぎるかもね(^^;)
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