記録ID: 984498
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沢登り
丹沢
早戸川水系 円山木沢〜無名ノ頭北尾根
2016年10月16日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 815m
- 下り
- 797m
天候 | 晴れのち曇り(稜線一時小雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・久しく崩落法面工事のため通行止めであった早戸川林道も以前と同じく 魚留橋まで車で入れるようになったのはありがたい。 ・トイレは丹沢観光センター(長い間休業中)が使える。 ・登山届ポストは近場にないので、事前に神奈川県警HPから登山届web登録。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■早戸川水系 円山木(えんざんぎ)沢 早戸川のメジャーな沢の中では一番手強くも面白い沢。 前半に25m大滝やゴルジュ内連瀑、逆Y字状20m滝など息つく間もなく 現れる滝たちが手強く面白い。 後半はガレが詰めまで続くが、奥の二俣を左沢に入ると上部で涸棚のクライ ミングも楽しめる。 遡行グレード:2級(初心者には厳しい) 〜畍誉醂啼擦僚点である伝道から右の登山道には入らず、そのまま真っ直ぐ 伝道沢の橋を渡り径路を最後まで歩いて早戸川に下りた対岸に流れ込むのが 円山木沢。出合右手の大岩(中が空洞の岩小屋)が目印になっている。 標高710m。 ⊇亶腓垢阿3m滝を流芯右から越えるか巻くかして越えると、3m、2段6mと 小滝が続く。主に右から小さく巻ける。 すると4m滝を前衛に25m大滝が出てくる。 直登するなら流芯右壁だが、落ち口手前がスラブで手掛かり疎く難しい。 高巻きは手前右側の土ザレを登り小尾根からだが、最近崩れた印象。 今回は4m滝よりも下流から巻き始め、一本ガレ小沢を渡って低い壁基部を トラバースして急な土ザレを登ってから大滝より20m上流へクライムダウン。 I弦800mで正面に支流の涸棚が現れ、本流は右(南南東)へ曲がってゴルジュ となっている。 CS2m小滝の先には小釜を持った8m滝があり、おそらくこの沢の一番の核心 であろう。 以前は小釜を股まで浸かり残置の架かった右壁を直登(元蕁棔砲靴燭、今回は 高巻きをしてみた。 前述の支流涸棚20mを直登し(卦蕁法右手の森林を少し右上してからちょっと 斜度の緩んだ狭い平地へトラバースし、8m滝の上流で7mほど懸垂下降。 すぐ出てくる10m滝は左壁を直登する。中間部に残置ハーケンが2個ほど狭い 間隔であった。ビレイポイントは落ち口より5m先の木かその手前の岩にスリング 架ける。(卦蕁 その後も3m、5m滝が続き、少し距離を開けて8×12m滝、2段6m滝。 い垢杏弦880mで視界が開けた箇所にきれいな逆Y字状20m滝が現れる。 左の草付壁を登って緩やかなスラブ帯になっている落ち口へ登る。(卦蕁次 まだまだ滝は続く。 3m、2段6×10m(右壁卦蕁法3条幅広4m、トイ状15×25m、 3段8×12m、CS5×10m、3m、ヒョングリ状2条4m、4mそして 最後はS字状3m滝でようやく連瀑も終わる。(標高980m) これらは概ね右手から小さく巻き続けられる。 イ海譴茲蠑緡部はほとんどガレゴーロとなる。 1040mに2m直瀑、1055mにCS4m、そして1060mでこの沢の二俣だ。 水量比は3:1で水の多い左俣は3条6m滝で合わさる。 左俣について触れると、3条6m滝は左流芯を卦蕕播个蝓1100m二俣(水量比 3:2)を右沢に入るとすぐに水涸れとなり、1180m三俣で中央に入って 2段12m涸棚の中央をクライミング(ここは元蕁法 1250m二俣状を左に入り4m棚を越えた後、右の小尾根を登って無名ノ頭の北側 に詰める。 右俣に入ると2段2m小滝、幅広4条3m(右壁卦蕁次法2段2×6m小滝を 越えれば1090m辺りで一旦水涸れとなる。 延々続くガレゴーロを歩くと水は再び細い流れを見せるが、これは1120mで 左からの湧き水によるもので、その上は完全に水涸れ。 あとは4m涸棚、2m土状棚のみで円山木ノ頭へガレが続いている。 『東京周辺の沢』に記述があった大きな涸棚は見当たらなかった。 ただ1190m二俣状の左沢は踏査していないので不明。 μ橘哨瞭北尾根を今回は下降ルートとする。 無名ノ頭から北へ少々の踏み跡を追って下降。ところどころ枝が被ってくるが 尾根を外さず下れば、これもところどころ木に古いテープが巻かれてはいる。 1110m辺りが少々迷いやすい。 890mはこの尾根唯一の小ピークなので外さないようにする。 800〜780m辺りは広い植林の太った尾根と凹地なので北東方向へ進んで北尾根に 乗る。 そこから先は「ここ下りられるの?」と一瞬思わせるほど急斜面。 植林と広葉樹の境辺りに崩れ気味の植林作業踏み跡が小さくジグザグとある。 早戸川林道に下りる最後は北向きの小尾根に乗れるよう薄い崩れ気味の踏み跡を 追えば、下に林道が見えてくる。 もちろんこの尾根を下るには読図力が必要となる。 後半には一部古い植林作業踏み跡が北西側に向かっているものがあるので要注意。 無名ノ頭から本間橋まで迷わなければ1時間半〜1時間45分程度。 |
写真
撮影機器:
感想
円山木沢は5年振り。
やはり早戸川の中では一番面白い沢だ。
onさん>写真アップよろしく。
え〜っ、円山木沢ってこんなにイイ沢だったの〜!
私が知らなかっただけか〜〜。
早戸川はヒルだらけ、ってイメージで若干敬遠気味でした。
気温は10度、もう寒いかと思ったけど
前半に滝が凝縮されていて、どんどん登るのであまり気にならなかった。
来年、もしゴルジュに入るなら、エイドの練習しないとかな?
おまけ
林道と並走する早戸川本流もこれまた美しい。
沢もいいのだけど、この渓流の遡行もいいんじゃないのと思ってしまった。
林道と並走なので、もし遡行したら、ずっとガードレールが見えて興ざめなんだろうけど、エスケープと考えればそれもまたよし!?
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