霞沢岳。秋色の徳本峠テント泊で。
- GPS
- 28:19
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,651m
- 下り
- 1,648m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:06
- 山行
- 1:54
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:59
天候 | 10/22(土)曇り時々晴れ、10/23(日)晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
徳本峠〜霞沢岳間は、登降が続く。 特にK1ピークがロープのかかる急登。 御小屋尾根から阿弥陀へ至るところと似ている。 |
その他周辺情報 | 徳本峠テント場。1人700円。公称キャパは10張であるがもう少し張れる。詳細は写真参照。 1番近い水場は、明神方面に15分程下りたところ。しましま側からは最期の登りにかかる力水で調達を。 小屋でも1ℓ200円で購入可。 トイレは和洋各1、男性用小1。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
軽アイゼン
|
---|
感想
霞沢岳は、4年前の夏、海の日に行っただけ。
しかも、その時は霞沢岳まで往復したもののガスガスで眺望ゼロであった。ちゃんと景色が望める時に再訪しなければと思っており、
3年前のピーカンな秋の日に徳本でテント張ろうとした折、小屋の人に、
「霞もいいけど、まだ時間が早いから、中村新道を大滝経由で蝶ヶ岳まで行ったらいいよ」と小屋の人に唆されてそっちへ行ってしまった。それはそれで、静かな中村新道では誰にも会わずに貸切で歩けて良かったが、今思うと、徳本峠のテン場はキャパが少ないので、こんな朝早くからテント張られたら困る、と、ていよく追い払われた気がしなくもないが…。
昨年の秋は島々からクラシックルートで徳本へ向かってしまったし…。
ということで、なんとなく機会を逸していたが、週末の天気予報が当初より好転。久々に霞沢岳に再訪したいと妻が言ってきた。
この秋は天候不順で、夏以降テン泊していなかったのに、出張中の妻から「徳本峠でテント。広いステラリッジでいこうよ!」とメールが。
うーん。。ステラリッジは広々しているが、重い。最近はプロモンテや今年買い替えたタニなどの軽量テントに慣れきってしまったし…。
「食料は全て妻が持つなら、やむなし」と返事をし、残業で帰って来ない妻に、「先に寝てるから、食料適当に準備して持ってくること」とメールして寝る。
土曜日中に霞沢岳往復するなら早く行かねばならないが、秋は日が短いし…。
土曜日朝の上高地。何か妻の荷物が異様にデカくないか??
が、いつもの大量の防寒着持参だろうと推察。
上高地は、黄葉シーズンで結構賑わっていたが、
明神でトイレ休憩した後、静かな徳本峠への道へ。
秋色の道。しかし、今日は秋とは思えない暑さ。
徳本峠で水も買えるが、途中の第二水場で大量に水を汲んでいく。
妻に先に行ってテント受付と場所取りをしておくよう指示。
徳本峠に上がると、妻がコーラを買って待っていた。
テントは樹林帯に一張りあるのみ。
風が強そうだったら樹林帯に張ろうと思ったが、風も無いため
眺望の良い穂高側の一等地に設営。
御誂え向きにベンチもある。
テントを張ったらついゆっくりしたくなり、早く行こうよという妻に、まぁゆっくり朝飯食べてから、と抑えてのんびり。
前回歩いたタイムから、山頂で昼飯にしても往復6時間みればよいし。
とゆっくりお湯を沸かしたりして朝飯にしていたら50分も経ってしまった。妻が、ガスっちゃうよ!と急かすので渋々霞沢へ向かう。
このジャンクションピークまでの登りは嫌いなのだが仕方ない。
ジャンクションピークからは、御嶽山や八ケ岳もよく見える。
そこから小湿地のぬかるみゾーンまでまた降り、P1までまた登る。
前回このあたりは完全なガスガスであったので、こんな風に景色が見えるのか、と興味深かった。
行く手のK1.K2や霞沢岳がよく見える。
前回も思ったが、このK1までのロープのある急登が本当に急である。
妻がいつも御小屋尾根の阿弥陀山頂付近に似ている、というところ。
よれよれとK1ピーク到着。
先に着いていた妻が、シマシマ方面の紅葉綺麗とか、ここから穂高がこんなに綺麗に見えた良かったね、とか話しかけてくるが、ゼーハーしていたのでロクな返答できず。
ここからは稜線伝いだから楽ちんだね、と妻が言うが、アップダウンあるんですけど…。と、ブツクサ言いながら先へ。
昨晩徳本小屋に泊まった人達と何人かすれ違った。前より歩く人も増えたようだ。
霞沢岳山頂は誰もおらず。貸切で眺望を楽しみながらランチにする。
焼岳や穂高が近い。そして真下を覗くと上高地の赤い屋根。
ふと見ると乗鞍の手前に、懐かしの十石の避難小屋も見えるではないか。
こんな風に見えるのかとうれしくなる。
単独の方が来たので、入れ替わりに帰路につく。
我々の後で、今日この尾根を辿ったのはお二人しかいなかった。
静かなルートを徳本峠まで戻ると、テントが意外に増えていた。皆さん、明日霞沢岳へいかれるらしい。
コーラを買ってテントに入ったら、急ににわか雨が!
まさにタイミングぴったりで濡れずにすんだ。
まったりチータラなどつまんで少し昼ねし、夕飯にする。
と、ここで妻のサプライズ!!
なんとザックから取り出したのはいつも家で使っている鍋と、鍋具材一式!実にビックリした。
昨夜遅く帰ってきた妻であるが、自分が寝ている間に買い物に行って色々調達してきたらしい。冷えてきたので、鍋がメチャクチャウマかった!
趣向を変えた鍋が旨くて、ついつい平らげてしまい、ヤバイ感じに…。
実に実に美味しかった!
しかし、家庭用鍋でなくても、山用の同程度の大きさの鍋があった筈なのであるが?どうやら妻には見つけられなかったらしい。
これは柄が折れないから嵩張ったであろう。
ホカロンを大量持参してしたが、今年はあたたかく、夜も寒くなかった。
翌朝は晴れ。今日のよほうはさほどでもなかった筈だが?
しましまに下りると車の回収が面倒なので上高地に下りるだけなので、のんびりと穂高のモルゲンを眺めながら朝飯。
テントの人は皆さん霞沢岳へ向かい、とても静か。
いつもは暗いうちにさっさとテント撤収するが、珍しくのんびりと過ごす。たっぷり朝飯食べてゴロゴロして後、ようやくテントを撤収し、
秋色の沢を下って帰途についた。
眺望クリアな霞沢に再訪できて良かった。
以前より人もおおくなったが、また何度でも訪れたい。
例年よりあたたかいとはいえ、秋のテントは鍋がウマい。
上高地はちょうど黄葉の時期。
下山後は先日もお世話になったしるふれいで汗を流して自宅へ。
良い週末となった。
コメント
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懐かしい徳本峠、昨年の8月後半に行きましたが・・・
・・・虫と蒸し暑さにしてヤラレました。
虫の総攻撃はスゴイもんですよ。
やっぱり、秋がベストかと思ってましたが、良いタイミングで行かれ
ましたね。穂高が見える場所にテント張れるなんて
朝だから張れたかと思いますが、羨ましいです
姐さんと一緒に8月に行かれた時は、虫が多かったようですね
以前7月に行った時は、虫はさほどいなかったです。
でもガスガスで眺望ゼロで、霞沢岳では山頂標識しか見えませんでした^^;
今回は、クリアな眺望で本当に良かったです。
テントは最高の場所に張れたので、翌朝もついテントからの景色を眺めたりして、珍しくのんびり過ごしてしまいました。
まだまだ、コースによっては楽しめますね。
去年、小屋閉めのころの時期に行こうとして転進してしまい、行かれなかったのが悔やまれます。
こんな日程がいいですね。
やっぱり、鍋は最高ですね。
そうですね。特に今年は暖かくて雪も遅く、
殆ど無雪期状態でしたし。
一応軽アイゼン持参しましたが、凍結もありませんでした。
寒い時期の鍋はウマいですよね
食べ過ぎ注意ですが。
食卓が華やかですね
鍋とフライパンはダンゼン家庭用の方が使いやすいですよね
山用は間口が狭くて深いからお鍋には向かないと思う。
霞沢は去年行ったけど、ステキな所でまた行きたいと思っています。
お花がたくさん咲きそうなとこだったから初夏が良いかなと思ってましたが、秋も良いですね。
第三テン場って有ったんですね。
(場所があるのは見てたけど、テントは張ってなかったから、あそこもテン場なんだ)
珍しく妻が頑張ってくれて、
鍋と食材一式を前夜仕込んで、サプライズで背負ってきてくれました
自分は寝ていたので、支度している物音に全く気付きませんでした。
家の鍋が出てきた時にはビックリしましたよ!
急いでパッキングしたとかで、柄が背中に当たって痛かったらしいですが
おかげで食べ過ぎましたが、非常にウマかったです
第3テント場はこの日は2張。下はふかふかの草地ですが、小屋のモーター音が気になる人には気になりそうな場所でした。
ここはまったりできていいので、また行きたいですね。
冒頭の写真…「何泊するの? 」と
思わず突っ込んでしまいましたよ
愛情がいっぱい詰まっていたんですね
K2には行きたいリストに常に上位にあるのですが
中々タイミングが合わなくて^^;
紅葉の季節も素晴らしいですね
来年は行けるかな?参考にさせていただきます
確かに妻は、すれ違う方達に、「凄い荷物!!」と言われていました^^;
寒がりな妻は、防寒着や防寒道具をいつも大量に持参するので、
またずいぶんと持ってきたなとは思っていたのですが、
鍋釜(釜は無いか^^;)野菜ほか大量の鍋具材一式を担いでいたとは知りませんでした
名前が格好いいですよね。P2は眺望無しですが、
K1.K2は大展望が得られます。霞沢岳の山頂はハイマツに囲まれていますので、座っての眺望はK1が1番良いかと。
来年にでもぜひお出かけ下さい。
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