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Yamareco

記録ID: 990238
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰南嶺(笹山・大籠岳・広河内岳)

2016年10月22日(土) ~ 2016年10月23日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
17:28
距離
23.9km
登り
2,660m
下り
2,661m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
0:58
合計
6:43
距離 7.2km 登り 1,936m 下り 49m
5:31
16
5:47
5:48
77
7:05
41
7:46
7:47
91
9:18
9:19
89
2日目
山行
8:28
休憩
1:40
合計
10:08
距離 16.7km 登り 729m 下り 2,622m
6:59
7:04
45
7:49
77
9:06
10:27
20
10:47
10:51
107
12:38
12:46
140
15:06
15:07
18
15:25
15:26
10
天候 ◆10/22(土)
 晴れのち曇り
◆10/23(日)
 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
 奈良田第2駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
◆奈良田→笹山
 第2駐車場から奈良田湖方向に進み湖に架かる吊り橋を渡る。
 ダム方向に進んで立入禁止のトンネル入り口を右折すると登山道入口。
 九十九折りの急登ののち尾根筋。
 伝付峠方面への分岐まで樹林帯。
 踏み跡明瞭。
 赤テープ豊富。

◆笹山→広河内岳
 基本稜線歩き。
 白河内岳山頂直下を除きおおむね踏み跡明瞭。
 赤テープ、赤ペンキ、ケルン豊富。

◆広河内岳→奈良田
 眼下の大門沢下降点を目指す。
 大門沢下降点からハイマツ帯を抜けて広河内川の右岸を歩くところまで急降下。
 少し傾斜が緩くなって大門沢小屋。
 大門沢小屋から丸太橋を渡っていったん左岸へ。
 ほどなく丸太橋を渡って再度右岸へ。
 2か所支流に架かる丸太橋を渡る。
 2か所目は水量が少なかったため渡渉。
 取水口の吊り橋を渡り、砂防ダムの工事現場を抜け吊り橋を渡ると登山口。
 林道を下って開運隧道入口で県道と合流。
 第2駐車場まで道なり。

◆補給箇所
 コース上、大門沢小屋を除いて無し。
 ただし、この日は管理人不在。
 水場は開放。

◆トイレ
 コース上、大門沢小屋を除いて無し
 携帯トイレ必須
その他周辺情報 ◆日帰り温泉
 奈良田の里温泉
  550円/大人
5:30広河原行きのバスを見送る
2016年10月22日 05:32撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 5:32
5:30広河原行きのバスを見送る
支度を調え出発
2016年10月22日 05:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 5:43
支度を調え出発
塩見橋を渡る
2016年10月22日 05:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 5:47
塩見橋を渡る
結構揺れる
2016年10月22日 05:49撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 5:49
結構揺れる
奈良田集落
2016年10月22日 05:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 5:51
奈良田集落
立入禁止のトンネル手前を右折すると登山道入口
2016年10月22日 06:08撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 6:08
立入禁止のトンネル手前を右折すると登山道入口
たくさん落ちてる
2016年10月22日 07:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/22 7:18
たくさん落ちてる
水場は確認せず
2016年10月22日 07:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 7:47
水場は確認せず
カサカサ心地よい
2016年10月22日 08:03撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 8:03
カサカサ心地よい
一瞬展望が開けて北岳
2016年10月22日 09:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/22 9:13
一瞬展望が開けて北岳
このあたりが幕営可なのか・・・
2016年10月22日 09:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/22 9:29
このあたりが幕営可なのか・・・
伝付峠への分岐
2016年10月22日 10:48撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/22 10:48
伝付峠への分岐
笹山(黒河内岳)南峰(2717.6m)
2016年10月22日 10:49撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 10:49
笹山(黒河内岳)南峰(2717.6m)
笹山(黒河内岳)北峰(2733m)
遠望は塩見岳
2016年10月22日 11:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 11:18
笹山(黒河内岳)北峰(2733m)
遠望は塩見岳
荒川岳
2016年10月22日 11:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 11:18
荒川岳
鳳凰三山とその左に八ヶ岳
2016年10月22日 11:21撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 11:21
鳳凰三山とその左に八ヶ岳
谷に広がる紅葉
2016年10月22日 11:23撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/22 11:23
谷に広がる紅葉
鍋喰って
2016年10月22日 15:59撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 15:59
鍋喰って
うどんで締める
2016年10月22日 16:16撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/22 16:16
うどんで締める
翌朝・・・
2016年10月23日 05:54撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
10/23 5:54
翌朝・・・
奥秩父の峰々
2016年10月23日 05:54撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 5:54
奥秩父の峰々
鋭鋒は北岳、左に農鳥岳
2016年10月23日 05:55撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/23 5:55
鋭鋒は北岳、左に農鳥岳
荒川岳と赤石岳
2016年10月23日 05:55撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 5:55
荒川岳と赤石岳
日の出を迎える
2016年10月23日 06:01撮影 by  ILCE-5000, SONY
7
10/23 6:01
日の出を迎える
塩見岳と蝙蝠岳
2016年10月23日 06:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
4
10/23 6:02
塩見岳と蝙蝠岳
ここからしばらく樹林帯
2016年10月23日 06:03撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/23 6:03
ここからしばらく樹林帯
樹林を抜けると塩見!蝙蝠!
2016年10月23日 06:31撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/23 6:31
樹林を抜けると塩見!蝙蝠!
秋空に向かって緩やかに登る
2016年10月23日 06:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 6:43
秋空に向かって緩やかに登る
赤石山脈らしくチャートがころころ
2016年10月23日 06:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 6:45
赤石山脈らしくチャートがころころ
ハイマツと岩稜帯でプチ迷い
2016年10月23日 06:50撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 6:50
ハイマツと岩稜帯でプチ迷い
白河内岳(2813m)
右から塩見岳、蝙蝠岳、荒川岳
2016年10月23日 07:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:02
白河内岳(2813m)
右から塩見岳、蝙蝠岳、荒川岳
この稜線を往く!
徐々に北岳が隠れる
2016年10月23日 07:00撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/23 7:00
この稜線を往く!
徐々に北岳が隠れる
塩見岳が姿を変えてきた
2016年10月23日 07:03撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
10/23 7:03
塩見岳が姿を変えてきた
右前方に鳳凰三山
2016年10月23日 07:06撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:06
右前方に鳳凰三山
農鳥岳に向かって出発
2016年10月23日 07:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 7:13
農鳥岳に向かって出発
ふっと足元にブルーベリー!?
2016年10月23日 07:14撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 7:14
ふっと足元にブルーベリー!?
頼りになるケルン
2016年10月23日 07:15撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:15
頼りになるケルン
陰影が美しい
2016年10月23日 07:19撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:19
陰影が美しい
程よいアップダウン
2016年10月23日 07:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:34
程よいアップダウン
ところどころに標識
2016年10月23日 07:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 7:43
ところどころに標識
単独行を楽しむ
2016年10月23日 07:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
10/23 7:47
単独行を楽しむ
大籠岳(2766.98m)
2016年10月23日 07:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 7:51
大籠岳(2766.98m)
白峰南嶺はまだ続く
2016年10月23日 07:52撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 7:52
白峰南嶺はまだ続く
グッと下って広河内岳へ
2016年10月23日 07:58撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 7:58
グッと下って広河内岳へ
谷が紅葉に染まる
2016年10月23日 08:05撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 8:05
谷が紅葉に染まる
広河内岳(2895m)
本山行最高峰
2016年10月23日 09:08撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:08
広河内岳(2895m)
本山行最高峰
中央アルプス
2016年10月23日 09:09撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:09
中央アルプス
乗鞍岳と穂高連峰
2016年10月23日 09:09撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 9:09
乗鞍岳と穂高連峰
鳳凰三山
2016年10月23日 09:10撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 9:10
鳳凰三山
白峰南嶺・・・良い稜線
折り返そうか・・・
2016年10月23日 09:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:11
白峰南嶺・・・良い稜線
折り返そうか・・・
しかしこの景色・・・
2016年10月23日 09:19撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:19
しかしこの景色・・・
槍穂も天気良さそう
2016年10月23日 09:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 9:34
槍穂も天気良さそう
仙塩尾根が横たわる
2016年10月23日 09:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 9:34
仙塩尾根が横たわる
農鳥岳まで行ってしまおうか
2016年10月23日 09:37撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:37
農鳥岳まで行ってしまおうか
ホシガラスがやってきた
2016年10月23日 09:38撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 9:38
ホシガラスがやってきた
大門沢下降点に向かう
2016年10月23日 10:37撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 10:37
大門沢下降点に向かう
塩見・荒川は見納め
2016年10月23日 10:44撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 10:44
塩見・荒川は見納め
大門沢下降点で鎮魂の鐘を一回鳴らす
2016年10月23日 10:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 10:51
大門沢下降点で鎮魂の鐘を一回鳴らす
下り始めはハイマツ帯
2016年10月23日 10:55撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 10:55
下り始めはハイマツ帯
シナノキンバイ・・・のわけないか・・・
2016年10月23日 11:05撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 11:05
シナノキンバイ・・・のわけないか・・・
急傾斜で今日初めての登山者
2016年10月23日 11:25撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 11:25
急傾斜で今日初めての登山者
沢を挟んで紅葉が広がる
2016年10月23日 11:56撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 11:56
沢を挟んで紅葉が広がる
まだ秋が残る風景
2016年10月23日 12:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:02
まだ秋が残る風景
谷の両サイドが秋色
2016年10月23日 12:03撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:03
谷の両サイドが秋色
登山道脇も
2016年10月23日 12:10撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:10
登山道脇も
ここは橋の右側を徒渉
2016年10月23日 12:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:18
ここは橋の右側を徒渉
ここは慎重に
2016年10月23日 12:24撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:24
ここは慎重に
大門沢小屋はひっそりと
2016年10月23日 12:38撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:38
大門沢小屋はひっそりと
小屋を発って左岸へ
2016年10月23日 12:49撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:49
小屋を発って左岸へ
右岸に戻って
2016年10月23日 12:57撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 12:57
右岸に戻って
鬱蒼とした登山道を軽快に下る
2016年10月23日 13:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 13:13
鬱蒼とした登山道を軽快に下る
橋があるのはありがたい
2016年10月23日 13:50撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 13:50
橋があるのはありがたい
ここは左側を徒渉
2016年10月23日 13:52撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 13:52
ここは左側を徒渉
トレランさんに先を譲る
2016年10月23日 14:09撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 14:09
トレランさんに先を譲る
発電所取水口の吊り橋
2016年10月23日 14:23撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 14:23
発電所取水口の吊り橋
最後の吊り橋を渡る
2016年10月23日 14:36撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 14:36
最後の吊り橋を渡る
登山口から林道歩き
2016年10月23日 14:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 14:40
登山口から林道歩き
意外と長い・・・
2016年10月23日 15:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 15:02
意外と長い・・・
ゲートを過ぎると
2016年10月23日 15:04撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 15:04
ゲートを過ぎると
開運隧道
2016年10月23日 15:07撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 15:07
開運隧道
ゴール間近で広河原行バスとすれ違う
2016年10月23日 15:24撮影 by  ILCE-5000, SONY
10/23 15:24
ゴール間近で広河原行バスとすれ違う
ゴール!
2016年10月23日 15:36撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
10/23 15:36
ゴール!
奈良田の里温泉で汗を流す
2016年10月23日 15:49撮影 by  SH-01H, SHARP
10/23 15:49
奈良田の里温泉で汗を流す
撮影機器:

感想

◆名前の響き
 しらねなんれい・・・
 白峰三山の南、標高2800m前後の高地を南北に連なる尾根が白峰南嶺です。
 しなやかで穏やかな音の響きから憧れを持って地図を眺めていました。
 破線ルート(難路)とされていて「迷」や「上級者向き」の文字になかなか勇気がわかず行くことをためらっていました。
 塩見岳や荒川岳を間近に望みながら稜線歩きができることや広河内岳からの展望の良さをレコで見るうちに半ば堪えられずに計画を立てました。
 コースは奈良田を起点として笹山(黒河内岳)から白峰南嶺を広河内岳まで北上し大門沢下降点から奈良田に向かう周回ルートとしました。

◆2000mの登高
 5:30奈良田発広河原行きのバスを見送り、塩見橋に向かいます。
 動き出したバスの運転手さんに「乗りますかぁ〜?」と声をかけられました。
 バスの中はほぼ満席で、乗りませんと答えたワタシを奇異な目で見ているように感じられました。
 奈良田集落を右手に見ながら長い吊り橋を渡り、発電施設の脇を通過して登山口に至ります。
 九十九折の急登はなかなか緩くならず、滴る汗をぬぐいながら徐々に高度を稼ぎます。
 時折右手に稜線が見られるのでそれを励みに2000mの登高に励みました。
 伝付峠に向かう登山道と別れるとすぐにぽっかり開いた笹山(黒河内岳)南峰に到着しました。

◆緩やかに連なる山稜
 展望が開けない笹山南峰とは対照的に北峰は塩見岳から南に延びる蝙蝠尾根が間近に見られます。
 その左手には荒川岳、富士山を挟んで奥秩父連嶺、鳳凰三山、鋭く尖る北岳、白峰三山の一角・農鳥岳がグルリと取り囲んでいます。
 農鳥岳に向かう稜線は高低差があまりなさそうに見え緩やかに蛇行しながら伸びていて、白く細い登山道も確認できました。
 難路とされていただけに少し安心です。

◆白峰”難”嶺?
 白峰南嶺全体を通して赤ペンキや赤テープが多く施され、また、ケルンも沢山置かれているので、通常の注意を払えば問題はありません。
 しかし、笹山から見た白峰南嶺が緩やかに見えたことから少し油断していたのか、若干迷ってしまいました。
 場所は白河内岳山頂手前で、稜線を外れてハイマツと岩稜帯を縫うように進む箇所です。
 気が付けばハイマツに行く手を阻まれることがありました。
 ワタシのスキルの低さを除外しても、踏み跡が四方八方に見られる箇所があって漫然と歩いていると登山道から逸れてしまいます。
 特に白河内岳山頂は広く平らなため、霧で見通しが利かなかった場合や雪で目印が見えなくなると、難易度がグッと上がる気がします。
 人の入りが少ないこともあり、「難路」であることは間違いなさそうです。

◆ひとり静かに
 日の出とともに笹山を出発しました。
 笹山北峰直下の樹林を抜けると開放的な稜線歩きになります。
 ゆっくり、じっくり、一歩一歩踏みしめるように進みます。
 次第に塩見岳が姿形を変え、広河内岳に到着するころには真裏に回り込んでいました。
 反対に北岳は農鳥岳に隠れて見えなくなっていました。
 そんな違いに一喜一憂しながら途中何度も立ち止まりクルリと回って景色を眺め、またゆるゆると進んでクルリと回る・・・
 そうこうしているうちに山行最高峰・広河内岳に到着しました。
 ここまで来ると中央アルプスが全貌を現し、乗鞍岳や槍穂といった北ア南部も望めました。
 広河内岳では1時間以上滞在し、大展望を満喫することができました。
 名残惜しく大門沢下降地点まで下り、その間、誰にも会うことなくひとり静かに白峰南嶺の稜線歩きは終わりました。

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コメント

先を越された!!(笑)
こんにちは!

LArcさんが白峰南嶺!?!?
と、食い付き気味な感じで一気に閲覧いたしました

そろそろ行っておきたいな…と思っていたエリアで、何処で宿泊すればいいのか悩ましかったりしたのですが、なるほど、という感じです!
今年はもう難しいので来年、参考にしたいと思います
2016/10/26 12:05
ジョーさん★
 食いついていただきありがとうございます(*´ω`*)
 しぞーかと山梨の県境、白峰南嶺行ってきました!
 「なるほど」の場所はもちろん整備されていませんが、マナーを守って来た時よりもキレイにをモットーにお邪魔してきました。
 ここは補給が難しいことやハードな登高、降雪の心配もあって行けるタイミングが思ったより短いのかなという印象です。
 来年までお預けは残念でしょうが、仕方ありませんね。
 拙いレコですが、参考になれば幸いです。
2016/10/26 22:26
こっち?!!!
LArcさん こんにちは〜

週末、雲取方面に向かって手を振っておりました。
LArcさんお元気〜?おめでとー♪って。
が、全然方向違ってたし特におめでたくないし


通なルートですね
お天気 もまずまずだし紅葉 も見れてるし、シーズン終盤に何ともよい単独行されていてステキです

南の奥の方に行ったことが無いんですが、
ここらへん一体社有林なんですか?!!
山小屋を経営しているだけかと勘違いしてました。
スゴイ会社があるもんですねぇ

南アルプスは私にとっては近そうでやっぱり遠いところなんですが、こんな素敵なレコを拝見するとまた行きたくなってきちゃいます。
今度お話し聞かせて下さ〜い
2016/10/26 20:14
kerolinaさん★
 こっちですよぉ〜\(^o^)/
 もちろん私にとっても近そうで遠い南アルプス。
 雲取も候補に挙がっていたのですが、今シーズン最後のチャンスと思い行ってきました。
 たまたま行った時期が紅葉にもあたりイイ思い出になりました。

 白峰南嶺は百名山が含まれていないせいか、それほどメジャーなルートではないようです。
 そのおかげで山頂からの展望はどこも独り占め!
 名峰・塩見岳と荒川岳がよく見通せる場所なので「通」ではないワタシでも存分に楽しめました。
 社有林を開放していただいているスゴイ会社には感謝です。
 
2016/10/26 22:26
カッコいい♪
なかなか、カッコいいルートを選びましたね。
ここをさらっと登れてしまうLArc さんもカッコいい♪
細かい感想もありがとうございます。
私も行ってみたい場所ですし、参考にさせてもらいます!

青空の稜線、スバラシイですね。
秋の色づきもなんだか嬉しくなりますね。
しかも単独。誰にも邪魔されない空間を、
存分に満喫されたようですね。

今シーズンも終わりますね。
といえども、まだまだLArc さんなら
あちこち行くんでしょうねー!
2016/10/27 13:54
wwさん★
 カッコいいルートですよね。
 でも稜線まで登るのが大変でした。
 さらっと登れたなんて・・・ひぃひぃ言ってました。
 ただ登ってしまえば想像以上の気持ちよさ!
 大きな山塊がドーンとしていて重厚でした。
 稜線を歩いている間、前後に誰もいないので、独り占め感がひしひし湧いてきます。
 天気にも恵まれ、来てよかったぁ〜って心から思いました。
 で、やっぱり発症した帰りたくない症候群。
 シーズン終盤ですが、もう少し楽しみたいですね。
2016/10/27 22:58
南嶺.....
突然すみません。
だいぶ前の子供の頃、旧増穂町に映画館があり、名前を南嶺といいました。
やっと名前の意味がわかるようになりました。
ありがとうございました。
2016/11/7 15:37
itigo123さん★
「南嶺」という映画館があったんですね。
 きっとその町から白峰南嶺が望めたのでしょう。
 白峰南嶺に想いを寄せて名付けたのかもしれませんね。
 どんな映画を上映していたんでしょうね。
 コメントありがとうございました。
 
2016/11/7 21:29
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