荒れ放題の西丹沢・大室指ルート 大室指BS→大室山→犬越路→檜洞丸→西丹沢自然教室
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
【歩行時間:7時間25分】
天候 | ⛅曇り→☂雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR横浜線・橋本駅北口から始発バスを3本乗り継いで、道志村の大室指(おおむろざす)バス停に向かう計画です。予定のバスはゞ極椡慄霧6:20→三ヶ木6:52 ∋哀木6:55→月夜野7:40 7醋詭7:50→大室指8:03(長又行き)。 ところが、中央線で八王子駅に向かっていると「横浜線は鴨居駅での人身事故が発生したばかりで、全線で運転を見合わせている」とのアナウンスがありました。 仕方なく、相模湖駅まで行き、三ヶ木行きバスに乗りました。接続はしていないので不安でしたが、今回は幸運にも間に合いました。 JR中央線・日野駅5:40→隣の豊田駅で大月行普通電車に乗り換え5:48→相模湖駅6:10 ⊃斉狎鄰羆交通バス[桂橋経由・三ヶ木 行き] 相模湖駅BS 6:31→三ヶ木BS 6:53 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000801432-1/nid:00128918/dts:1477767600 神奈川中央交通バス[月夜野 行き] 三ヶ木BS 6:55→月夜野BS 7:40 土日曜のみの運行です。 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800867-1/nid:00128750/dts:1477767600 ど抻竜淹獲バス[長又 行き] 月夜野BS 7:50→大室指BS 8:03 休日のみ運休。出発前に運転手さんが「このバスは案内放送が流れません。ですので皆さん、降りられるバス停を教えてください。」と乗客全員に聞き、聞いたバス停で停車します。 SUICA等で支払う場合、バスを降りる際に運転手さんが料金設定をした後、「ICカード乗車券をタッチしてください」と言われて初めてタッチします。 http://www.yamanashibus.com/pdf/rosen/nagamata-tukiyono.pdf 【帰路】 ”抻竜涵兎逎丱后\消安自然教室BS→新松田駅BS 今回は16:25発に乗りました。新松田駅着は17:34と1時間余かかります。運賃は1180円也。季節により時刻表が異なるようですので注意。 http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/timetable/160915/01_sa.pdf ⊂田急線・新松田駅→町田駅 JR横浜線・町田駅→八王子駅 JR中央線・八王子駅→日野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは、山梨県道志村の大室指(おおむろざす)から神奈川県山北町の西丹沢自然教室へ、西丹沢の大室山と檜洞丸(ひのきぼらまる)を経由するルートを歩いています。 「山と高原地図」では「28 丹沢」編に記載があります。 【大室指BS→大室山】 バス停からは、舗装道を登って集落の中を突っ切っていきます。間もなく1か所目のゲートが見えてきますが、ここは施錠されており、左手の迂回路を進みます。2か所目のゲートは施錠されておらず、ここを開けて山中へ入ります。ここまでの区間に、地図では大室神社があるように見えますが、私は気づきませんでした。 未舗装の林道(と言っても、使われていない様子)を進み、渡渉(路面は舗装されています)後、間もなく終点に突き当たります。 ここからは踏み跡が無く、道迷いしやすいので注意が必要。林道終点の左手から樹林帯の中に入り、大室沢の右岸を歩いていきます。よく見ると、時折ピンクや黄色のテープが木に巻かれていますので、それを「心の支え」にしながら奥へ進みます。 地図を見ると、もう一度沢を渡って斜面に取り付くのが分かります。渡渉箇所にはピンクテープが見えるのですが、周辺は荒れ放題。沢(涸沢になっています)は大きな倒木で埋まり、どうやって越えようか迷う感じ。その先の斜面は土砂が流出して道が流されており、這いつくばって登りました。 そして沢からは斜面に付けられた道を登っていきます。ようやく踏み跡が分かるようになる安心感の一方、九十九折の急登になります。椿分岐には朽ちかけた標識(大室山山頂までで唯一の標識)があり、この辺りからは尾根歩きとなります。尾根には踏み跡はありません。勾配は引き続きキツく、全体的な雰囲気は奥多摩の稲村岩尾根のような感じでしょうか。足元は踏まれていないので、落ち葉が堆積してフカフカしていますが、急斜面だと歩きにくいです。 だいぶ登ると大岩が見えてきますが、これが雨乞石でしょう。上には数人が乗れるほどです。岩上からは道志山塊などを眺めることができ、絶景を楽しむことができます。朽ちた木道の残骸を見ながら、今暫く歩きにくい道無き尾根を歩くと、広場のある大室山山頂に到着。樹木で覆われ、眺望は今一つといったところです。 【大室山→犬越路】 大室山山頂からは4方向に道が分岐しており、多数の案内標識が立っていますが、唯一道が鮮明なのは加入道山方面です。この道は大室山から三国山に続く甲相国境尾根にあたります。 歩き始めて間もなく、加入道山(かにゅうどうさん)と犬越路(いぬこえじ)への分岐(標識あり)がありますので、私は犬越路へと左折しました。ここまでは雲の合間に青空も見えるほどでしたが、甲相国境尾根の南側は雨雲がかかっており、雲の中を下っていきます。足元は笹が生い茂り、道は辛うじて見える程度。雨に濡れた葉でズボンがビショビショに濡れます。雨も降ってきました。 急坂を九十九折に降下し、鎖場を通過。少々登り返して大杉丸を越え、再び下っていくと犬越路避難小屋の建物が見えるようになります。大室山は標高1588m、犬越路は1060mですので、500mも降下したことになります。 避難小屋にはトイレがあります。ここは晴れていれば景色が良いのですが、本日はノービュー。犬越路は、神ノ川(かんのがわ)・用木沢(ようきさわ)・大室山・檜洞丸への登山道の十字路になっています。現在、用木沢方面は登山道が一部荒れているようです。私は檜洞丸へと進みます。 【犬越路→檜洞丸→つつじ新道→西丹沢自然教室】 犬越路からは登り基調で、アップダウンを繰り返していきます。道は明瞭で迷うことはありませんが、瘦せ尾根になっている箇所が多く、路肩の踏み外しに注意したいです。小ピークが繰り返し現れますが、露岩になっていて段差が大きく、鎖が取り付けられている箇所が数か所あります。 檜洞丸までは、小笄(ここうげ・1288m)、大笄(おおこうげ・1510m)、熊笹ノ峰(1588m)を経由するのですが、各所に標識はありません。小笄から大笄へは急峻で、鎖場や鉄梯子が断続的に現れます。 檜洞丸山頂(1601m)へは、崩壊地から続く木製階段を登っていきます。山頂は広く、晴れていれば気分も良いのですが、雨で寒いため今回は山頂直下の青ヶ岳山荘でビールを購入することもなく、そそくさと下山することにします。 つつじ新道分岐までは10分余、石棚山稜方面へと下り、分岐を右折後はゴーラ沢までひたすら下ります。雨で濡れていると、木道が滑りやすい箇所があり、私は一度、肝を冷やしました。つつじ新道は下部では石ゴロですし、段差が大きい箇所があるので諸々注意したいです。 ゴーラ沢出合で渡渉後は、土道を2匱紂∪消安自然教室に向けて歩いていきます。 【全体的に】 大室指から大室山までは、全く整備がされていません。そもそも、道志村への公共交通機関のアクセスが悪いですし、大室指に駐車場もありませんので、人が踏んでいる痕跡もありません。沢沿いの道は迷いやすくルートファインディングが必要。また、ルートの一部は荒れ放題になっています。沢から上は急登で歩き応えがあります。山頂までの区間は携帯の電波が全く入りませんでした。標識は椿分岐にしかありませんが、分岐といっても道は全くの不鮮明です。初心者のみの入山は避けた方が良いでしょう。 大室山から檜洞丸までは、犬越路を挟んで標高差500m余の下り→上りとなり、体力を使います。晴れていれば西丹沢の景色を楽しむことができ、ツツジの時季を除けば丹沢主脈のような人の多さも無く、静かな山歩きを楽しむことができます。 今回ルートに水場はありませんが、檜洞丸直下の青ヶ岳山荘で購入が可能です。トイレは犬越路避難小屋のほか、青ヶ岳山荘にあります。 私のau携帯は、大室指〜大室山とゴーラ沢付近で電波が入りませんでした。 |
その他周辺情報 | 西丹沢自然教室 http://www.kanagawa-park.or.jp/nishitanzawa/ 山北町立中川温泉ぶなの湯 武田信玄の隠し湯といわれる中川温泉にある日帰り温泉入浴施設です。露天風呂あり。 http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241 ラーメン大西(新松田) 新松田駅から少々歩きますが…。強気な価格設定の人気店です。 https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140902/14003350/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
先週の週末は、私が大好きな新潟へまたまた登山に出掛けようと思っていたのですが、新潟の天気は雨予報。それに「たまには美術館にも行きたいなぁ」という気持ちもあり、つい日和ってしまいました。 (; ̄ー ̄A へへへ…
そして今週。
涼しくなると、つい丹沢に行きたくなる私は、西丹沢の大室山から檜洞丸へと縦走に出掛けることにしました。
道志村への公共交通機関のアクセスは悪く、マイカー利用にすると道志側に戻って来なければなりません。今回の大室指からのルートは未踏でしたが、思い切って出かけることにしました。余裕あれば、檜洞丸からは石棚山稜を経て、西丹沢県民の森→玄倉林道で玄倉まで行きたいと思います。
大室指BSへは、橋本駅北口から始発バス3本を乗り継がなくてはなりません。しかも、この乗り継ぎが可能なのは土曜日限定です。ところが、橋本駅に通じる横浜線が人身事故で不通になっているではありませんか。
万事休すと思いましたが、バスを乗り継ぐ三ヶ木バス停へは、相模湖駅からもバス便があることを思い出し、一か八か行ってみることにしました。
相模湖駅前のバス停で時刻表を覗くと、なんとも微妙な時間にバス便があります。
バスの運転手さんに「三ヶ木発6:55発の月夜野行バスに間に合うか」と尋ねると、「このバスは6:55頃に三ヶ木に着く。いつもなら間に合うが、接続はしていないので道路状況によってはダメかもしれない。」と。でも、営業所に電話を入れてくれて、事情をお話してくれました。ありがとうございました。
大室指からの登りに使ったルートは、廃道かと思えるような放ったらかし状態。古くなっていますが、時折、ピンクテープが見えたので何とか道を探すことができました。ただし、迷いやすいことに変わりはありません。利用される方はご注意ください。
大室山から檜洞丸への縦走は、鎖場や鉄梯子が断続的に現れる面白いルートです。晴れていれば景色も良く、気分の良い尾根歩きが楽しめるでしょう。
今回は、檜洞丸山頂で14時でした。このまま玄倉へ向かうと林道に降りる頃には日暮れになると思われます。雨も本降りですので、つつじ新道で下りましたが、日が長い時期なら十分に歩けそうでした。始発バスに乗っても、大室指到着が午前8時ですから、日が短い時期は行動範囲が結構狭くなってしまいますね。
11月には、丹沢は山肌が紅葉してとても綺麗。これからが楽しみです。
では、また。
こんにちわ、satotakeさん
先週は パスで、美術館に行かれたんですね。
バスを3本乗り継ぎ、人身事故で機転きかせてスタート地点変更・・
私ならあきらめちゃいそうですが
予定ルートショートカットしたとはいえ、ガッツリで!!
天気は イマイチでちょっと残念だったようですが。。
いつもながら詳しいレコで、このコース歩く人の参考になりますね
私はこの週、残す百高山に向かう予定でいましたが、
ちょっと喉が痛かったりで・・ でのんびりでした。
今週は3日から屋久島にいってきま〜〜す
(^o^)コ(^-^)ン(^0^)バ(^-^)ン(^0^)ハ
pikachanさん、いつもありがとう。
今回も山歩きをしながら、「pikachanは、今頃どのあたりを登っているのかなぁ。」と思っていました。
温泉でしたか、いいなぁ。喉の調子は良くなりましたか?
いよいよ屋久島ですね。晴天に恵まれることが何よりなので、そうなるように願ってます。
pikachanレコを参考に、私もいつか行ってみたいですよ。
素敵な山行の記録、楽しみにしてます。ヾ(=^▽^=)ノ
菩薩様 毎度遅コメ失礼します。
縦走したいと思っていたルート👌交通の便の悪さもなんのその山行素晴らしいです。いつの事になるかですが、有り難くお気に登録させていただきました。こんな怪しいお天気での山行は憑依以外はムーリーなので。クリックする度ドキドキで、いつか晴れの日トライしたいヾ(@⌒ー⌒@)ノ
obanyanさん、こんばんは〜。
毎日、お忙しいことと思います。そして、obanyanさんは体調いかがですか?
山行いつになる事か…
でも、その思いがきっと、次回の山に行った時の 幸せな気持ちに繋がりますね。
きっと、素敵な時間が待っていると思います。
前回レコが丹沢でしたし、お家からも近いと思いましたので、(๑•̀ㅂ•́)و✧ obanyanさんは興味を持ってくれるといいなと思ってました。
狙い通りでしたぜ。へへへ
私は11月に休日出勤の予定がチラホラ。でも、合間にどこかに出かけようかなと思っています。憑依は如何ですか?
ちょっと前の北岳レコのように、またコラボしましょうよ。
毎日、お疲れ様です。
体調には十分気を付けて、元気に過ごしていてくださいね。
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