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Yamareco

記録ID: 1052869
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【唐松岳】強風・極寒の八方尾根。鼻水が止まらない♪

2017年01月26日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.3km
登り
971m
下り
971m

コースタイム

ルートは手書きでログは取っていません。
スタート先頭、下山最後くらいな超スローペースです
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八方ゴンドラB駐車場
コース状況/
危険箇所等
白馬村の下界にある自宅の台所の流しも氷が張っていた程、寒い1日でした。
完全な防寒と寒さに強い体づくりが必須。

先週と比べると歩きやすい雪質でした。
過去5日前に白馬村ふもとで50僂寮兩磧3日前に20僂寮兩磧
前日、前々日は曇りで降雪少な目。
当日未明は放射冷却により低温。表層の雪は比較的締まっていました。
朝一でトレースがなくツボ足では膝上まで埋まる箇所が数か所あり。
冬道の小屋手前の細尾根直下まではスノーシュー使用。危険個所はアイゼン、ピッケル使用。
好天だったため登山者が多くトレースが比較的踏み固められ、下りはツボ足で歩きやすかったのでスノーシューの利用はなし。

予報では穏やかな風か、無風だったのに、風速10m以上はあり時折突風で体感温度もかなり低くなり、凍り付くような非常に寒い1日でした。
八方尾根は樹林帯がなく風をよけるところがまったくないので、寒さ・風対策は必須。

!!!視界不良時は道迷いに注意!!!
八方山から丸山までは非常に広い尾根で道迷いが発生しやすく、トレースがない場合はケルンを頼りに忠実に進んでいく。(トレースも100%信用しない)
※BCスキーヤーが多くトレースを頼りすぎると、唐松岳ではなく両サイドの沢へのBCスキーのドロップポイントに引き寄せられる可能性もあります。

※往路では石神井ケルンを過ぎて八方ケルンに直接進みがちですが、直線で行くと一旦下ってまた登りかえすようになるので、トイレの小屋を北側に巻いて第二ケルンから八方ケルン、第三ケルンへと進んでいけばアップダウンのロスは最小限でこの方が楽だと思います。夏道もこのルートです。

八方尾根では個人的に過去に視界不良でさまよったことがあり、上部の細尾根よりも一見安全そうなケルンが随所にあるこの辺りの方が危険地帯と認識しています。視界不良時は各ケルンごとにコンパスを合わせて進むくらいの気持ちが必要かと思います。
天気が良くても強風の時は地吹雪でトレースが消え、吹雪の時は自分でつけたトレースも一瞬のうちに消えるので、もし迷えば自分の足跡で戻れば良いなどと思わない方が良いかと思います。

アイゼン、スノーシュー、ピッケル、ストック、ビーコン、スコップ、ゾンデ、無線機、手袋予備2足など冬山の基本装備は用意しましたが、寒くて鼻水が止まらなく、手袋がびしょびしょになりました。鼻水対策は今後の課題。
その他周辺情報 ◆八方池山荘 http://hakubakousha.com/index.php/mountain-lodge-info/happouike
村民割引で1泊夕食 6,960円
カード決済が可能に。Wi-fiがあるけどドコモの4Gの方が速かった。

◆ハイランドホテル 天神の湯 http://www.hakuba-highland.net/hotspring/
日帰り入浴 11:00〜20:00(19:30最終受付)
中学生以上 600円、3歳〜小学生 300円
※26日ふろの日で半額の300円でした。

◆ジェラートショップ 花彩 http://www.js-hanairo.com/
コーンまたはカップ W350円。

◆グリル こうや 洋食屋さん
オムライス、パスタのおしゃれなお店。
どれを食べてもおいしいので、お勧めです。
ぜひ、これを装備していきたいですが予算が足りません。
2017年01月25日 14:37撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 14:37
ぜひ、これを装備していきたいですが予算が足りません。
今回は八方池山荘に前泊。
つい最近カード決済ができるようになったそうで、カード決済初めての客となりました。
2017年01月25日 14:55撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 14:55
今回は八方池山荘に前泊。
つい最近カード決済ができるようになったそうで、カード決済初めての客となりました。
今日は八方池山荘で新年会です。
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今日は八方池山荘で新年会です。
八方池山荘の夕食。
2017年01月25日 17:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 17:58
八方池山荘の夕食。
電気も通っていて水も豊富。お風呂もあり旅館みたいな山小屋です。
2017年01月25日 20:28撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 20:28
電気も通っていて水も豊富。お風呂もあり旅館みたいな山小屋です。
1月のゴタテでこんな天気滅多にないですね。
2017年01月25日 20:57撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 20:57
1月のゴタテでこんな天気滅多にないですね。
しかし寒い、志賀高原なんか最高気温でも-4℃
2017年01月25日 20:58撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/25 20:58
しかし寒い、志賀高原なんか最高気温でも-4℃
2017年01月26日 06:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2017年01月26日 06:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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浅間山ムーン。
2017年01月26日 06:25撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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浅間山ムーン。
雪に閉ざされた白馬村。
2017年01月26日 06:27撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪に閉ざされた白馬村。
放射冷却の朝、とにかく寒い。
2017年01月26日 06:34撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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放射冷却の朝、とにかく寒い。
上信越、頚城の山。
2017年01月26日 06:35撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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上信越、頚城の山。
浅間山サンライズ。
2017年01月26日 06:53撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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浅間山サンライズ。
八方ケルン。
2017年01月26日 06:54撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八方ケルン。
2017年01月26日 06:59撮影 by  DSC-WX350, SONY
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白馬三山に朝日が当たる。
2017年01月26日 07:10撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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白馬三山に朝日が当たる。
鹿島五竜に朝日が当たる。
2017年01月26日 07:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鹿島五竜に朝日が当たる。
八方池付近通過中。
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八方池付近通過中。
またもや第三ケルンでカメラが低体温症になり、これ以降しばらく作動せず。
2017年01月26日 07:13撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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またもや第三ケルンでカメラが低体温症になり、これ以降しばらく作動せず。
スノーシューやストックで踏み固められ、その周囲の雪が風で飛ばされ、スノーシューやストックの跡が浮いてくる
2017年01月26日 08:03撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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スノーシューやストックで踏み固められ、その周囲の雪が風で飛ばされ、スノーシューやストックの跡が浮いてくる
夏は尾根より少し南側斜面をトラバースする箇所でも、冬は雪崩の危険があるため尾根上を歩くルートとなります。
2017年01月26日 08:45撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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夏は尾根より少し南側斜面をトラバースする箇所でも、冬は雪崩の危険があるため尾根上を歩くルートとなります。
不帰が迫ってくるともうすぐ丸山。
2017年01月26日 08:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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不帰が迫ってくるともうすぐ丸山。
丸山へも尾根を通って直上。好きなところを歩けますが、この辺も深く潜るところ。
2017年01月26日 08:52撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 8:52
丸山へも尾根を通って直上。好きなところを歩けますが、この辺も深く潜るところ。
先週リタイヤした丸山ケルン。
2017年01月26日 09:06撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 9:06
先週リタイヤした丸山ケルン。
丸山から少し行けば山頂が顔を現しました。
2017年01月26日 09:15撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 9:15
丸山から少し行けば山頂が顔を現しました。
2017年01月26日 09:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
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細尾根のところもツボ足で少々潜ります。
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細尾根のところもツボ足で少々潜ります。
天気は良いのですが風が強くて寒い。
2017年01月26日 10:09撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 10:09
天気は良いのですが風が強くて寒い。
剱岳が見える瞬間は嬉しいものですね。
2017年01月26日 11:19撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 11:19
剱岳が見える瞬間は嬉しいものですね。
バテバテで不帰スキーチームに抜かれる。
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バテバテで不帰スキーチームに抜かれる。
唐松岳山頂。
槍ヶ岳から日本海から360度丸見えだったのですが、カメラがイマイチ不調で景色の写真が少ない。
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唐松岳山頂。
槍ヶ岳から日本海から360度丸見えだったのですが、カメラがイマイチ不調で景色の写真が少ない。
2017年01月26日 12:04撮影 by  SO-01H, Sony
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1/26 12:04
2017年01月26日 12:05撮影 by  SO-01H, Sony
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1/26 12:05
エビのしっぽというよりかライオンの頭ですかね。
2017年01月26日 11:54撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 11:54
エビのしっぽというよりかライオンの頭ですかね。
情報を聞きつけて後から追いかけてきた、izshunさん&yokowvさんと山頂直下ですれ違うも、登山靴は瞬足を履いてたのか下の樺で追いつかれました。
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情報を聞きつけて後から追いかけてきた、izshunさん&yokowvさんと山頂直下ですれ違うも、登山靴は瞬足を履いてたのか下の樺で追いつかれました。
遠くまで見渡せてきれいですね
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遠くまで見渡せてきれいですね
稜線手前のトラバースはサイドが切れ落ちていて少し怖いですね。登ってきたときはトレースがなくてタジタジでした。
2017年01月26日 12:45撮影 by  TG-835 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/26 12:45
稜線手前のトラバースはサイドが切れ落ちていて少し怖いですね。登ってきたときはトレースがなくてタジタジでした。
花彩でジェラートを食う。腹話術に出てきそうなizshun氏の瞳が素敵ですね。
2017年01月26日 17:48撮影 by  iPhone 6, Apple
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1/26 17:48
花彩でジェラートを食う。腹話術に出てきそうなizshun氏の瞳が素敵ですね。
そしてグリルこうやへ。
2017年01月26日 18:39撮影 by  iPhone 6, Apple
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1/26 18:39
そしてグリルこうやへ。
運転手ではなく車掌を務めるmurao3だけがビールを飲む。
2017年01月26日 18:43撮影 by  iPhone 6, Apple
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1/26 18:43
運転手ではなく車掌を務めるmurao3だけがビールを飲む。
このオムライスは絶品ですね。
2017年01月26日 19:08撮影 by  iPhone 6, Apple
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1/26 19:08
このオムライスは絶品ですね。

感想

先週に引き続き唐松岳へ。
先週はドカ雪後直後で深い雪に苦しみましたが、それに比べて今週は直前の降雪から日にちがあいていて、夜半過ぎからの星空への放射冷却で雪質は先週に比べてかなりマシでした。
1月に滅多にない後立山の登山日和ともあって、平日にかかわらず20人くらい登っていました。そのうちの半分は不帰を滑るスキーヤーやボーダーでした。
予報では微風だったのに実際は強風で、気温も低く体感温度はマイナス二桁だと思います。しかし天気は雲一つない快晴。
八ヶ岳など南の方の山と違って、豪雪地帯の後立山では1月2月は晴れる日が少なく、数年前は40日間太陽が出なかったことがあるくらいです。
遠くに住んでいれば、休みの日にその好天の日を引き当てるのはかなりの低確率で難しいことですが、地元の特権と自営業で時間に融通が利くことを駆使した、とても贅沢な1日でした。

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