野伏ヶ岳〜快晴・小白山から周回+水芭蕉と花図鑑・白山中居神社・浄安杉
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 07:45
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,490m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
帰り道で、美濃市の小倉山へハイキング→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-106030.html
天候 | 快晴 ・白山の登山天気(日本気象協会) http://tenki.jp/mountain/famous100/point-187.html |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道がない残雪期限定の山 ・野伏ヶ岳へ向かう林道は、下部の一部を除き全面積雪 ・杉山の三等三角点は、完全に姿を現していた。小白山と野伏ヶ岳の三角点は雪のかなり下。 ・杉山への登りの一部、雪がなくなりやぶこぎ、トレースはほとんど見えなくなっていた。 ・小白山北峰の最後の登り部で、少しだけやぶこぎ ・橋立峠付近の一部でやぶこぎ ・上りはアイゼン使用。野伏ヶ岳のダイレクト尾根は、全面積雪。尻セード全面滑走可能、牧場跡から駐車場までの下りでスノーシュー使用。 ・白山中居神社 http://shirotori.gujo.to/html/kanko/hakusanchukyo.htm ・石徹白の浄安スギ(岐阜県の天然記念物)http://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku-bunka-sports/bunka-geijutsu/bunkazai-zuroku/bunkazai-zuroku/tenki/gujyousi/itoshiro.html |
写真
右側に西武グループが営業から撤退した福井和泉スキー場、ゲレンデは真白でここから蛇鏡山と木無山にまだ雪面で登れそうに見えた
マンサク、タムシバの芽、フキノトウ、キクザキイチゲ(白)、キクザキイチゲ(薄青紫 Spring ephemeral:春の妖精)、スミレ、蛇(神社の住民)、ザゼンソウ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ(神社に群落と見学コースがあった)
感想
今年は、残雪量が多く、わずかなヤブコギだけで、快晴良展望の春山が楽しめた。雪が締っているうちに稜線へ出るために早朝からスタート。小白山北峰東稜線の手前にある杉山へ向かった。最初が急勾配で雪面の見極めを誤り、雪のない尾根に出てしまい、しばらくヤブコギとなってしまった。
杉山のピークに立ち寄ると、三角点周辺は完全に雪が解けていて三級宝石が見ていた。すこし西に雪面があり、樹木が埋もれていて絶好の野伏ヶ岳の展望地となっていた。その先は複雑な凹凸のルートとなり、途中から単調ナブの尾根となった。小白山北峰到着後、小白山に立ち寄り朝食とした。ここからは360度の絶景で、南東には三角形の見慣れない形状の恵那山が頭だけ出していた。高賀山や遠く鈴鹿山脈まで見渡せた。伊吹山の北面には残雪があり、真白な能郷白山を荒島岳が見えた。
いったん橋立峠まで大きく下り、一部やぶが出ている稜線の急坂を上り野伏ヶ岳山頂に到着。ピッケルを使い、素手でクマザサにつかまりながら、よじ登る際に指を切ってしまった。何度も同じ失敗をするが、忘れてしまう。大した出血とはならず。軍手を外すべきではなかった。山中には、休憩用の窪みが造ってあり、登山者4名と山スキーの方2名がいた。登山者2人から小白山の状況を聞かれ、その後小白山へと向かわれた。先週の野伏ヶ岳はもっと真白だったとのこと。雪が緩む前に下山を開始、尻セードに好条件で、適度にブレーキがかかった。約標高差500m近く尻セードが楽しめた。ゴアテックスの雨具を付けたが、防水が効かなくなっていてお尻がびしょびしょになってしまった。
途中で、スキーやスノーボードを担いだ方とすれ違う。調子に乗って滑り降りていくと、リュックにくくりつけたあったスノーシューの片足がなくなっていた。上を見上げると見える範囲の位置に落ちていて、回収に上り返しすこととなった。和田山牧場跡で、単独の外国人の山スキーの方とすれちがった。プラスチックのそりで尻セードで滑ってきたとジェスチャーしたが(Sled=ソリが思い浮かばなかった)、日本語がペラペラの方で、普通に会話ができた。またテントを撤収しているパーティーがあった。池に立ち寄ると、水面に雪がたまっていてシャーベット状になっていた。山頂からこの池が見えていた。周辺には池塘群があり、尾瀬のような感じかも?
牧場跡の先は、杉の植林地の踏み跡をたどってショートカットすると林道下部では、一部で雪がなくなっていた。フキノトウが多く見られた。キクザキイチイゲは、目を凝らしてなんとか薄青紫色の一輪のみが見つかった。また林道を少し南に向かった水場にザゼンソウが咲いていた。白山中居神社に初めて立ち寄ってみた。入口近くにミズバショウの群落と遊歩道があった。一部が雪に埋もれていた。少しだけ白い花のようなものが見えた。神社には、立派な杉が多数あった。周辺を散策すると『浄安杉』の矢印があり、雪の残った遊歩道を上っていくとその大木があった。根元で4本の大木が一体になっているように見えた。
駐車場から帰路へ。途中のウイングヒルス白鳥リゾートのスキー場が営業中で、そこから野伏ヶ岳が望めた。大日ヶ岳の登山口の桧峠を下っていくと、途中の道路から阿弥陀ヶ滝が見えたので、停車して撮影してみたが、距離が遠くて今一だった。水量は大そうだった。少し斜面を上ったと時に、運良く白いキクザキイチゲの群落に遭遇、他の花を探してみると、ショウジョウバカマとスミレが咲いていた。されに県道を下って行くと、西前谷の民家の前にミスバショウの群生地があり、小ぶり白い花が見頃だった。
野伏ヶ岳の春山を周回でき、稀に見る澄みきった快晴の良展望で(やはり早朝がベストだった。)、写真を撮り過ぎてデジカメのメモリーがオーバーフローして、削除しながらの撮影となった。あちこち立ち寄り過ぎた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する