阿弥陀岳北陵 奇跡的に晴れた!
- GPS
- 10:31
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 1,461m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ〜くもり〜雪〜晴れ〜雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口〜南沢〜行者小屋〜赤岳・阿弥陀分岐までは雪が締まっていてアイゼンがよく効きます。阿弥陀分岐〜山頂までは粉雪が薄く積もっていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | 美濃戸口〜行者小屋まではチェーンアイゼンのほうが楽そうです。最初から最後まで14本アイゼンを付けていたので疲れました(笑) |
感想
厳冬期の阿弥陀岳へ、一度は登ってみたいと思っていました。バリエーションルートがあるのは知っていましたが、どれもソロでは難しそう。それでも北稜はソロで登っているかたもいるので、自分も行けるのではないか、と狙っていました。
他のかたのヤマレコを見て思ったこと…
●雪の急斜面ならアイゼンを駆使すれば行けそう。
●急斜面とはいえ灌木があるし、登りやすそう。
●岩稜も簡単に登れそう。
ちなみに、この日に北稜を登ったのは僕だけだったようです。途中、行者小屋〜赤岳・阿弥陀分岐までは、北稜へ行くというソロ男性と一緒になりましたが、天候判断で赤岳へ変更、展望荘一泊で翌日阿弥陀へ変更されていました。一緒に展望荘一泊もお誘いされましたが、夜勤の都合でご一緒できず…残念。
北稜の問題は第1岩稜取り付きまでのルートでした。まず、中岳沢と北稜の分岐で迷いました。一方はトレースが明瞭、もう一方(北稜方面)は薄く雪が積もっています。ただ、樹林帯に続いていたので、右側へ曲がりました。果たして正しいルートなのか、やっぱり不安になります。樹林帯から上はバリエーションなのでテープの目印はありません。トレースは土日のがあるだろうと。それでも、トレースには薄く雪が積もっていて「誰もいないじゃん!やばいな。」と思いました。 滑落したら春まで発見されないパターンなので、その時点でドキドキです。
第1岩稜とりつきまでの灌木帯からは、正しい足跡なのかもよくわからない状態でした。とりあえず、正しいと思ったほうへ登りきると岩稜が現れて一安心です。灌木帯は急登でしたが、ピッケルとアイゼンの前爪を使用し、灌木を掴んで登りました。滑落したら止まらなそうなので、絶対に滑落しない、を心がけて慎重に進めば問題なかったです。
第1岩稜はホールドもよく掴めますし、慎重に行けば問題なかったです。ボルダリングで6級か7級くらいかな。冬靴とアイゼンがあるので、足上げが大変でした。
第2岩稜は、氷雪がついていてホールドが掴みづらく、カチもち&ピッケルを打ち込み登りました。左を巻けるそうですが、トレースもなく切れ落ちていて巻けなそうでした。
全体的に、片手は灌木か岩をつかむことが多いので、ダブルよりシングルアックスのほうが登りやすいんじゃないかと思います(僕はシングルでした)。誰もいないので当然渋滞もなかったのですが、これ、混んでいたら登り待ちが大変そうです。灌木などにセルフビレイできるようにしておかないと、足が疲れそうです。
帰りに阿弥陀岳の一般道を中岳方面へ下りましたが、ここもかなりの急登でした。ここを上り下りできるなら、正直なところ、北稜も行けると思いました(責任は取れませんが)。
ところで、八ヶ岳山荘の無料コーヒーは美味しいですね。薪ストーブにあたりながら、今日の登攀を思い出しながらのひととき、最高でした。
nyajilaさん、初めまして!
ソロの北稜、楽しめてヨカッタですね!
大昔(1967年の1月&1972年の2月)に私もこのルートを登りました。
レコを拝見していると、当時とちっとも変わってないですね。とっても懐かしかったです。
そうですね、第1岩稜も第2岩稜も注意すればソロで十分行けますよね。
当時はピッケル1本と8本爪の鉄製アイゼンで登りましたから、nyajilaさんが書いているように、ダブルアックスは出番がないですよね。
そうそう、北稜よりも中岳のコルへの下りの方が、よっぽど難しかったと私も思い出しました。
これからもお気を付けて楽しんで下さいね〜!
f15eagleさん、こんにちは! コメントありがとうございます☀
このルート、僕が生まれる前からあるんですね。f15eagleさんが登攀されたころはアイゼンも8本でしたか。当時はアイゼンも折れることがあったと、聞いたことがあります。
いまでこそ、ゴアテックスのハードシェルや12本爪アイゼンなど道具が進化して、安全に登攀できますし、道具の力も大きいのかなと思います。
しかしこのルートは登っていて楽しかったです。僕も少々ハードな山行きが好きなので、どこかでお会いするかもしれません(笑)
f15eagleさんも登攀お気をつけて! お会いしたら、山談義を聞かせてくださいね😊
こんにちは。
たぶん朝の駐車場でお会いした者です。
こちらは赤岳〜硫黄岳のじゅうそうでしたが途中から吹雪いてきちゃって真っ白な世界でした。南峰登ってる時は良かったんですけどね(^_^;)
無事の下山お疲れ様でした
mamepyonさん、こんにちは!
あの日の天気は晴れたりガスったり、雪が降ったり不安定でしたね。夕方下山時に晴れたりしてやられたと思いました(笑)
しかし、mamepyonさんの健脚ぶりには驚きました。途中、南沢を駆けるように登っていて、凄かったですよ。
僕が下山した時、まだmamepyonさんのクルマが隣にあったので、無事だったかなと心配でした。お互い無事に下山できて何よりです。
またどこかの山でお会いしましょう!
行者まで一緒に向かったものです
阿弥陀登頂やりましたね!
詳しい説明ありがとうございます
中岳沢は怖いですが御小屋ルート〜美濃戸はトレースがまず無いとのことで致し方ないですね、そちらで下山して正解だと思います
私はあの後文三郎から赤岳に登り次の日は阿弥陀へ向かわず横岳〜硫黄経由で下山しました
阿弥陀登頂できなかったのは残念でしたが自分の体力がかなり消耗していたのとスタミナが思った以上に低下していたこと、阿弥陀はピストンも可能だと判断して先のルートへ変更しました(一日で周回するのは苦手なんですよ)
北稜は今週末にでもリベンジします
やはり北稜攻めてこその阿弥陀ですよね
またどこかの山でお会いしましょう
oyamasuki_yさん、ありがとうございます😊
あの時、ご一緒できず残念でした。でも、赤岳に行かれたのは正解だったと思います。
僕も阿弥陀岳〜赤岳縦走を予定していましたが、中岳コルからの登り返しを見て、さすがに心が折れました(笑) 赤岳鉱泉泊まりなら可能でしょうけど、日帰りであの距離はキツイですね。
北稜、ホントにおすすめですよ。とはいえバリルート。気をつけて楽しんできてくださいね(^^)/
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