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Yamareco

記録ID: 1074564
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

天国のような楽園、唐松岳(北ア)

2017年02月27日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:54
距離
9.2km
登り
948m
下り
931m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
0:15
合計
5:52
9:04
17
9:21
9:21
10
9:31
9:31
15
9:46
9:47
81
11:08
11:16
49
12:05
12:06
19
12:25
12:29
55
13:24
13:24
38
14:02
14:02
31
14:33
14:33
8
14:41
14:42
5
14:47
14:47
9
14:56
14:56
0
14:56
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
 八方尾根スキー場のゴンドラリフト、アダム、アルペンクワッド、グラートクワッドを乗り継いで八方池山荘へ。往復料金はそれぞれ1,780円、560円、560円でした。平日はゴンドラリフトは8:00から(週末祝日は7:30)から運転していました。グラートクワッドの最終便は15時40分でした。
コース状況/
危険箇所等
 比較的締まった雪面に新雪が積もっています。新雪はほとんど無いところから吹き溜まって膝下程度の所まで。人気のお山なのでトレースが期待できますが、ラッセルがご心配な方はワカンがあっても良いと思います。今後気温が高くなると踏み抜き地獄が懸念されます。ハイマツの付近(分かりづらいですが)には深い穴が空いているところがあり、ハマると大変かもしれません。
稼働前のアルペンクワッド前ですが、まだちょっと雲があります。
2017年02月27日 08:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 8:13
稼働前のアルペンクワッド前ですが、まだちょっと雲があります。
八方池山荘前からスタートするときには雲が晴れて快晴に。
2017年02月27日 09:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/27 9:06
八方池山荘前からスタートするときには雲が晴れて快晴に。
紺碧の空の下に白馬三山がドーン。
2017年02月27日 09:09撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:09
紺碧の空の下に白馬三山がドーン。
振り向くと下界は雲海の下。
2017年02月27日 09:23撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/27 9:23
振り向くと下界は雲海の下。
正面には早速唐松岳〜不帰ノ嶮も見えます。
2017年02月27日 09:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:24
正面には早速唐松岳〜不帰ノ嶮も見えます。
左手には五竜岳〜鹿島槍ヶ岳。
2017年02月27日 09:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:24
左手には五竜岳〜鹿島槍ヶ岳。
雲海の上を散歩中。
2017年02月27日 09:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:31
雲海の上を散歩中。
このような光景が広がっていたとは。
2017年02月27日 09:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:35
このような光景が広がっていたとは。
不帰ノ嶮がちょっと大きく見えてきました。
2017年02月27日 09:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 9:43
不帰ノ嶮がちょっと大きく見えてきました。
雲海の上を飛行するジェット機(自衛隊機か)。
2017年02月27日 10:03撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 10:03
雲海の上を飛行するジェット機(自衛隊機か)。
下ノ樺を通過。
2017年02月27日 10:07撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:07
下ノ樺を通過。
五竜岳と雲海。
2017年02月27日 10:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 10:15
五竜岳と雲海。
え、マジ、この斜面を登るの?
2017年02月27日 10:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:29
え、マジ、この斜面を登るの?
八丁坂よりも全然緩いです。
2017年02月27日 10:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:31
八丁坂よりも全然緩いです。
雲海が晴れてきた。
2017年02月27日 10:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 10:49
雲海が晴れてきた。
不帰ノ嶮がさらに大きく。
2017年02月27日 10:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 10:49
不帰ノ嶮がさらに大きく。
え、マジ、またこの斜面を登るの?
2017年02月27日 10:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:54
え、マジ、またこの斜面を登るの?
登ると丸山ケルンに。
2017年02月27日 11:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 11:08
登ると丸山ケルンに。
え、マジ、またまたこの斜面を登るの?
2017年02月27日 11:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 11:17
え、マジ、またまたこの斜面を登るの?
不帰ノ嶮がもっと大きく。
2017年02月27日 11:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 11:22
不帰ノ嶮がもっと大きく。
最後の斜面を登ります。
2017年02月27日 11:36撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 11:36
最後の斜面を登ります。
痩せ尾根に近づき、ストックをデポしてピッケルに変更。
2017年02月27日 11:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 11:41
痩せ尾根に近づき、ストックをデポしてピッケルに変更。
稜線手前のちょっとした岩場。
2017年02月27日 12:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:00
稜線手前のちょっとした岩場。
ここを乗り越えると。
2017年02月27日 12:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:00
ここを乗り越えると。
立山連峰〜剱岳がドーン。
2017年02月27日 12:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:04
立山連峰〜剱岳がドーン。
いったん下って唐松岳の稜線を上るビクトリーロード。
2017年02月27日 12:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:05
いったん下って唐松岳の稜線を上るビクトリーロード。
近づくとヤバイ雪庇。
2017年02月27日 12:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:06
近づくとヤバイ雪庇。
最後の斜面。
2017年02月27日 12:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:10
最後の斜面。
後もう少しなのに、ここを登るのがキツイ。
2017年02月27日 12:19撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:19
後もう少しなのに、ここを登るのがキツイ。
ようやく山頂に到着。
2017年02月27日 12:25撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
2/27 12:25
ようやく山頂に到着。
そして五竜岳。
2017年02月27日 12:28撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:28
そして五竜岳。
立山連峰〜剱岳。
2017年02月27日 12:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:29
立山連峰〜剱岳。
毛勝三山。
2017年02月27日 12:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:29
毛勝三山。
不帰ノ嶮〜白馬岳方面。
2017年02月27日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:30
不帰ノ嶮〜白馬岳方面。
新潟県の頸城山塊。
2017年02月27日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:30
新潟県の頸城山塊。
中央〜南アルプス方面は靄で良く分かりませんね。
2017年02月27日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:30
中央〜南アルプス方面は靄で良く分かりませんね。
広角側で再度五竜岳。
2017年02月27日 12:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 12:30
広角側で再度五竜岳。
広角側で立山連峰〜剱岳。
2017年02月27日 12:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 12:31
広角側で立山連峰〜剱岳。
広角側で不帰ノ嶮〜白馬岳方面。
2017年02月27日 12:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 12:31
広角側で不帰ノ嶮〜白馬岳方面。
山頂は風速は微風、気温も零度をちょっと下回る程度で極めて穏やか。
2017年02月27日 12:38撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 12:38
山頂は風速は微風、気温も零度をちょっと下回る程度で極めて穏やか。
頂上で長野県名物お焼きを頂きました。焼きたてでなくとも美味しい。
2017年02月27日 12:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 12:44
頂上で長野県名物お焼きを頂きました。焼きたてでなくとも美味しい。
五竜岳をアップで。
2017年02月27日 12:52撮影 by  XQ1, FUJIFILM
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2/27 12:52
五竜岳をアップで。
立山をアップで。
2017年02月27日 12:52撮影 by  XQ1, FUJIFILM
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2/27 12:52
立山をアップで。
剱岳をアップで。
2017年02月27日 12:52撮影 by  XQ1, FUJIFILM
5
2/27 12:52
剱岳をアップで。
毛勝三山をアップで。
2017年02月27日 12:53撮影 by  XQ1, FUJIFILM
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2/27 12:53
毛勝三山をアップで。
富山平野は雲の下。
2017年02月27日 12:53撮影 by  XQ1, FUJIFILM
2/27 12:53
富山平野は雲の下。
不帰ノ嶮〜白馬岳方面をアップで。
2017年02月27日 12:53撮影 by  XQ1, FUJIFILM
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2/27 12:53
不帰ノ嶮〜白馬岳方面をアップで。
頸城山塊をアップで。
2017年02月27日 12:53撮影 by  XQ1, FUJIFILM
2/27 12:53
頸城山塊をアップで。
北アルプスを撮影。
2017年02月27日 13:03撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:03
北アルプスを撮影。
ボーダーの方がもはや滑落としか思えないところからドロップイン。
2017年02月27日 13:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 13:04
ボーダーの方がもはや滑落としか思えないところからドロップイン。
残念ですが帰りの時間もありますので、下山します。
2017年02月27日 13:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:10
残念ですが帰りの時間もありますので、下山します。
また登り返して。
2017年02月27日 13:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:15
また登り返して。
稜線から最後に立山連峰〜剱岳を撮影。
2017年02月27日 13:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:24
稜線から最後に立山連峰〜剱岳を撮影。
唐松岳の稜線も最後に撮影。
2017年02月27日 13:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/27 13:24
唐松岳の稜線も最後に撮影。
稜線からの核心部、と言えるほどでもないですがこんな感じ。
2017年02月27日 13:32撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:32
稜線からの核心部、と言えるほどでもないですがこんな感じ。
八方尾根を下山していきます。
2017年02月27日 13:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:45
八方尾根を下山していきます。
午後の五竜岳。
2017年02月27日 13:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:47
午後の五竜岳。
これからの下山する八方尾根。
2017年02月27日 13:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:48
これからの下山する八方尾根。
不帰ノ嶮を撮影。
2017年02月27日 13:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 13:52
不帰ノ嶮を撮影。
振り返っての八方尾根。
2017年02月27日 13:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 13:55
振り返っての八方尾根。
雪原をドンドン下山します。
2017年02月27日 14:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:04
雪原をドンドン下山します。
雲は大分晴れました。
2017年02月27日 14:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:10
雲は大分晴れました。
上ノ樺〜下ノ樺
2017年02月27日 14:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:11
上ノ樺〜下ノ樺
逆光で。
2017年02月27日 14:20撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:20
逆光で。
不帰ノ嶮が小さく。
2017年02月27日 14:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:31
不帰ノ嶮が小さく。
広い雪原が続きます。
2017年02月27日 14:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:31
広い雪原が続きます。
落とし穴に注意。
2017年02月27日 14:31撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:31
落とし穴に注意。
まだまだ下山します。
2017年02月27日 14:35撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:35
まだまだ下山します。
白馬三山の下にちょっとガスが。
2017年02月27日 14:36撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 14:36
白馬三山の下にちょっとガスが。
トイレ小屋が見えてきた。
2017年02月27日 14:37撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:37
トイレ小屋が見えてきた。
ガスると恐い広い雪原。
2017年02月27日 14:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:44
ガスると恐い広い雪原。
雲が広がってきました。
2017年02月27日 14:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:44
雲が広がってきました。
不帰ノ嶮の見納め。
2017年02月27日 14:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:44
不帰ノ嶮の見納め。
ちょっとガスが沸いてきましたね。
2017年02月27日 14:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 14:47
ちょっとガスが沸いてきましたね。
八方池山荘が見えてきました。お疲れ様でした。
2017年02月27日 14:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 14:50
八方池山荘が見えてきました。お疲れ様でした。

感想

【感想/記録】
 2日間の山行後の月曜日は山行の予備日として休暇を頂いており、土日、日月のどちらかお天気が良い日程で山行を計画。結局お天気が良い土日で決行しましたが、ホテルで天気図をチェックしていたら、なんと月曜日は高気圧が日本の上にやって来るため晴れそう。事前天気予報が外れてお天気は良い予報へ代わり、ヤマテンの予報もなんと快晴。北アルプス北部が晴れる絶好のチャンスならば山に行くしか無いと思い、今年はまだ行っていない唐松岳へ行く事に。

 速攻で松本市内のホテルを予約、駒ヶ根市から移動途中でスーパーTSURUYA ツルヤ(ここ商品が豊富でイイネ)で食料を調達。山行の準備をしますが2日間の山行の疲労が残り、50才をとうに過ぎたおっさんの体力で、さらに累積標高差約900mの唐松岳に登頂できるか体力的に心配。でも朝は4時過ぎには目が覚め、山行の準備をして6時にはホテルを出発し八方尾根スキー場を目指します。

 長野自動車道を走っていると、快晴で太陽がまぶしいかと思っていたら雲が多め。豊科ICから一般道路を白馬村へ向かうと、ますます雲が増え曇り空になり、本当に晴れるのかと不安に。八方尾根スキー場の駐車場には7時半前に到着し、8時のゴンドラの始発から乗り継ぎ、八方池山荘には9時前に到着。お天気は最初はガスが多めだったのが、リフトの始発を待っている間にドンドン晴れて快晴に。事前の情報通り八方尾根の雪面は比較的硬く締まっており、その上に新雪が積もったよう。最初からアイゼンとポールを装着し、9時過ぎに出発。

 最初から白馬三山や五竜岳、鹿島槍ヶ岳も見えて、テンションアップ。ちょっと八方尾根を登って後ろを振り返ると、青空の下に雲海が広がり、ヤマテンの予報通り絶好の登山日和でした。先行者のトレースがあるのでラッセルは必要なく、アイゼンもサクサク決まり気持ちよく歩けますが、最後まで歩き通せるか不安。でも体調は良さそうで、順調に標高を上げていけます。シャリバテにならないように、行動食は早めに食べていきました。

 今日は目の前には迫力のある不帰ノ嶮(かえらずのけん)から唐松岳もはっきりと見えます。この先はなだらかな尾根と急な斜面が交互に現れますが、八丁坂よりも斜度は穏やかでストックで問題無く登れました。でも急な斜面は立ち休みしながらでないとキツイですね。お天気は良いので日射しが強く、日焼け防止のネックゲーターを着けていたら、暑くてたまりません。結局下ノ樺手前でハードシェル、ネックゲーター、薄手のフリースグローブを外してしまいました。丸山ケルンに到着して休んでいると、ちょっと寒くなってきたので、またハードシェルを着て出発。また急な斜面を乗り換えていくと、岩場のある痩せ尾根の手前にでましたので、ストックをデポしピッケルに換装。ちょっとした岩場と急斜面を乗り換えて稜線にでると、剱岳や立山連峰がドーン。今日唐松岳に来て良かった。

 ここからはいったん下って最後の唐松岳への稜線を登るのが疲れた体にはキツかった。12時25分頃にようやく山頂に到達。お天気は快晴で、剱岳、立山連峰、五竜岳、北アルプスの山々や新潟の頸城山塊などが見えます。しかし、気温が高いためか、ちょっとモヤがあって遠くの中央、南アルプスなどはよく見えませんでした。風はほとんど無く穏やかなので、撮影後は山頂で北アルプスを見ながら昼食という贅沢を楽しみました。でもじっとしていると寒くなってきたので、ベンチレーションをすべて閉め、防風グローブをはめて、最後にまた少し撮影。

 帰りのリフトの時間がありますので、13時5分には下山開始。振り返りながら唐松岳や不帰ノ嶮や、前に見える八方尾根や頸城山塊などの山々を撮影しながら下山。途中の斜面で尻セードを試みるもセード板が無くては中々滑れませんでした。調子良く下山していくと、15時前には八方池山荘に到着。山頂から2時間かからず下山できました。

 長野県中信の乗鞍岳、南信の木曽駒ヶ岳、北信の唐松岳は信州冬山のゴールデントライアングルと呼ばれていますが(ウソです)、この山々を3連登する、ゴールデントライアングル登頂は達成感が大きかったです。この間は山行後にホテルに到着しビールと食事、次の日の山行準備、山行記録の編集とアップ、起きてまた山行を繰り返し充実した三日間でしたが、やっぱり疲れました(笑)。

【注意点や反省点】
 稜線手前の痩せ尾根はアイゼンを引っかけたりして滑落しないように。頂上手前の稜線は長野県側に雪庇が発達していますので、近寄って踏み抜かないように。八方尾根も広く目印のケルンが見えないくらいにガスってホワイトアウトになると道迷いとなる可能性も。
 八方尾根スキー場リフトのチケット売り場には可愛い女性の外人が対応され、オッサンは舞い上がりそう(笑)。バックカントリーの外人さんからは写真撮影を頼まれたり、あいさつされても英語で対応ができませんでした(>_<)。気の利いた英会話ができるようになりたいですね。帰りはサングラスに髭を生やしたちょい悪オヤジ風の格好良い外人さんが、軽四を運転していたり、白馬村の国際度はかなり上がっています。
 
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
  845
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
 84
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
  13
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
  156
ウォーキングの距離(km)
 19.7
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
 25,368
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
 57〜135
体重
 不明 -> 63.4

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
唐松岳 白馬八方尾根
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
八方池⇔唐松岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
八方尾根コース
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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