雨中の行軍・丹沢主稜東西に横断+大倉尾根
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- GPS
- 38:34
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 3,808m
- 下り
- 4,774m
コースタイム
<2日目・主隊>
丹沢山発6:38-不動の峰7:21-鬼ヶ岩7:52-蛭ヶ岳8:22-蛭ヶ岳出発8:40-臼ヶ岳10:03-神ノ川乗越10:35-金山谷乗越11:12-青ヶ岳山荘(檜洞丸)12:09-(昼食)-檜洞丸出発12:54-ゴーラ沢出合14:33-ツツジ新道入口15:11-西丹沢自然教室15:22-新松田行きバス乗車15:40
〈2日目・別働隊〉
6:40丹沢山発-7:47塔ノ岳-8:15発-8:50花立山荘-9:10発-9:50堀山の家-11:30登山口-11:45大倉バス停付近
天候 | 7日=雨、霧▽8日=快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路=主隊・西丹沢自然教室〜小田急新松田駅下車▽別働隊・大倉バス停〜小田急渋沢駅下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<1日目>宮ケ瀬湖畔の三叉路バス停から歩き始めました。登山口は分かりやすい場所にあります。登山口から数分登りますと、地元の皆さんが設置してくれたヒル撃退スプレーの置き場所がありました。ここで靴などに噴霧できます。 宮ケ瀬から丹沢山まで晴れていれば、危険箇所はほとんどありません。ですが、今回は雨と霧が出ていたため、随所で滑りやすくなっていました。片側が切り立った巻き道、岩場などでは緊張を強いられました。 また、高畑山出発直後に標識をしっかり見ていなかったため、誤った方向に進んでしまいました。650鍛賄世泙波根筋を降下したところで、「おかしい」と気づき、尾根を登り返しました。ここで1時間20分ほどロスしました。さらに体力も消耗しました。本間ノ頭まで長い長い登りが続き、疲弊しました。その後もアップダウンが続き、雨も容赦なく降り、難渋しました。 なお、ヒルの被害には遭いませんでしたが、高畑山〜本間ノ頭間の落ち葉にヒルがいました。尺取り虫のような動作で盛んに動き回っていました。要注意です。 <2日目> 主隊=丹沢山から蛭ヶ岳までは、素晴らしい展望を楽しみながらの気持ちよい尾根歩きを堪能できます。最大の難所である鬼ヶ岩の鎖場も慎重に降りれば大丈夫です。ただ、蛭ヶ岳を越えてからはつるべ落としのような急坂の下りとなります。鎖場・ロープ場も数ヵ所あり、かなりの緊張感を強いられます。冬季の滑落に注意喚起する立て札があり、途中には遭難者を悼む小さなケルンと真新しい花束もありました。標高差で恐らく300m以上は下り、また同じぐらい登り返して臼ヶ岳に到着。その後は細かいアップダウンを繰り返しますが、金山谷乗越から檜洞丸にかけては再び相当な急斜面の直登となります。前日から蓄積された疲労が一気に出た感じで、かなり苦しかったです。檜洞丸からの下山路としたツツジ新道も、ガレた急坂続きで膝への負担がつらく感じられました。ゴーラ沢を右岸から左岸、左岸から右岸と2回徒渉した後は平坦で歩きやすい道になり、最後は林道を300mぐらい歩いて西丹沢自然教室に到着しましたが、足はヨレヨレの状態でした。 別働隊=別働隊にはクラシゲ、イシカワ、リョン、ネギが参加しました。クラさんは早立ちで丹沢山を猛ダッシュで下りました。残る3人はのんびり風景を楽しみながらの山旅となりました。富士山がとてもきれいでした。丹沢山〜塔ノ岳〜大倉尾根〜大倉バス停は危険なところはありません。慎重に歩行すれば大丈夫。大倉バス停そばの食堂「黒門」に昼食で初めて入りました。「稲庭うどんキノコあんかけ」600円は、地元のキノコと野菜がたっぷり。価格も手ごろでお腹一杯になりました。 |
写真
感想
◆今回の反省点は、道に迷ったことです。ちゃんとした標識があるのに、です。それも9人もいながら、標識を見落としたり、誤ったルートに足を踏み入れているのに疑問を持たなかったり。原因は何か。自分の問題として考えれば、二つあると思う。ひとつは先頭に任せっきりだったこと。二つ目は事前の地図読みをしっかりして、きちんと予習してきたことで、「ルートを間違えるはずがない」と慢心していたことだと思う。もし途中で気づかなかったらと思うと、雨でもあり、ぞっとします。
◆本間ノ頭はとても遠かった。雨と霧で心理的にそう思ってしまうのかもしれないが、長い坂を歩いても歩いても着かない、という感じでした。ですが、本間ノ頭を過ぎてしまえば、あと三つ(煩悩、太礼、瀬戸沢)はあっという間でした。それよりも、「丹沢山1.0キロ」の標識を見てからも長く感じた。「まだか、まだか」と思いながら、とぼとぼ登ってました。
◆みやま山荘の食事はいつもながら、おいしいものばかりでした。夕食は鴨肉のロース、朝食は五目ご飯と手の込んだものばかり。本当に山小屋?という豪華さです。
◆つまみは自炊しました。シェフ長の餃子屋さんがストーブを二台も持ってきてくれたり、本職シェフのkoma0314さんがフォァグラを持ってきてくれたり。フォァグラなんていつ食べたのか記憶がないくらい。小屋番さんも「ここでフォァグラを焼いたのはおそらく初めて」と話されてました。
◆翌日は一転、大快晴。雲海に浮かぶ富士山に感激。このために苦労して登ってきたのだと実感。別働隊は、のんびりと山旅を楽しみました。大倉尾根は春のうららかさで、富士山がずっと見えていました。
◆下山後は、食堂「黒門」で乾杯。鶴巻温泉に移動し温泉。ああ、ぜいたく。女性陣を見送った後は、新松田駅で主隊を出迎えました。バスから降りるみんなはどことなく元気がないように見受けました。ロングコースだったんですね。大変でした。駅前の居酒屋さんで乾杯し、二日間の行程を顧みました。
gyozayaです。
今回、先頭を歩きました。が、道を誤るという結果を招きました。
「高畑山には巻き道と頂上を通る道があり、巻き道が荒れている」ということで高畑山の山頂を経由するルートをとりました。
ガイドブックによれば「高畑山を下って、左手に青宇治橋からの道を合わせて登りになる」とあったのに、そこの分岐点を見落とし、前述の記述と勘違いして「左が巻き道」と思って進みました。実際はこれが青宇治橋に下るルートでした。
そのために皆さんに約1時間20分のロスを強いてしまいました。送電線の付近で何となくおかしいと思った時点で、高畑山から下りた分岐点まで戻ればよかったです。
翌日は快晴でした。丹沢山から蛭ケ岳に向かう尾根はわたくしが丹沢で一番好きなルートです。前日の雨の中をこのルートを歩くより、快晴の翌日に通ることができて、良かったと思います。
ただ、前の晩、飲みすぎました。足が上がりません。これも反省です。
でも、かねてから踏破したいと思っていた蛭〜檜間を縦走できて満足しました。大変だったけど。
みやま山荘のホームページです…
http://miyamasansou.web.infoseek.co.jp/
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