少年の日以来の立山登山＆縦走

2013年08月24日(土) ~ 2013年08月25日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,466m
• 下り: 1,463m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:35
• 休憩: 1:10
• 合計: 4:45

10:35 みくりが池温泉
10:55 立山室堂山荘
11:05 10:15 玉殿岩屋
12:30 13:10 一の越山荘
14:00 14:30 浄土山
14:30 みくりが池温泉

2日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:23
• 合計: 7:10

7:30 みくりが池温泉
8:20 一の越山荘
8:20 8:30 雄山
9:20 10:05 立山
10:25 10:35 大汝休憩所
10:40 富士ノ折立
11:12 11:20 真砂岳
12:40 剱御前小舎
13:30 13:40 浄土橋
14:40 みくりが池温泉

天候

1日目：ガス
2日目：曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

富山駅横の地鉄の駐車場に駐車（直行バス利用者は無料）。
富山駅から室堂直行バス。

その他周辺情報

みくりが池温泉
http://www.mikuri.com/

写真

8/24 9:24

9時過ぎに室堂に到着するも、雨。取り敢えず、今日の宿のみくりが池温泉へ。途中、雷鳥に出遇う。

8/24 9:24

雨の日でも、山はこうやって楽しませてくれる。

8/24 10:32

20数年振りに見た地獄谷。昔は歩けたのに、今は通行禁止。

8/24 10:32

8/24 10:33

みくりが池温泉の喫茶店で作戦会議していたら、雨はやんでいた。取り敢えず、一ノ越までは行ってみますか。

8/24 10:57

室堂。日本最古の山小屋。子供の頃にも見ている筈だが、あんまり記憶にない。やっぱこういうのは歳を取ってからでないと興味がね。

8/24 11:00

大分融けて空洞化している雪渓。

8/24 11:01

スプーンカットが海原のよう。

8/24 11:01

ちょっと寄り道して、玉殿の岩屋方面へ。

8/24 11:03

8/24 11:04

こっちの方まで来るのは初めてだ。

8/24 11:05

凄い岩肌をしている。

8/24 11:06

ミルフィーユの如き板状節理。

8/24 11:08

8/24 11:40

雷鳥沢方面。

8/24 11:42

8/24 11:43

だいぶん空洞化。

8/24 11:45

8/24 11:45

8/24 12:06

厚ぼったい雲に覆われているが、視界が利くので良かった。人が少ないのもいい。

8/24 12:10

ミヤマキンポウゲ。

8/24 13:17

一ノ越到着と同時にガス＆凄まじい強風。雄山への稜線ルートは危険を感じたので、目的地を浄土山に変更。

8/24 13:54

人が少ないためか、ライチョウの庭状態。

8/24 13:56

8/24 14:00

浄土山への道。

8/24 14:02

イワギキョウ（チシマギキョウ？　濡れているのでちょっと判らん）。

8/24 14:04

「風の形」がついてしまった終盤のチングルマ。

8/24 14:35

下山ルートを見る。

8/24 14:35

8/24 14:37

8/24 14:41

エゾシオガマ。

8/24 14:48

やっと晴れてきた！

8/24 14:57

ほぼ室堂まで降りてきた。

8/24 15:00

ここからのみくりが池も初めての眺め。

8/24 15:03

板状節理。噴火の痕跡が至る所に。

8/24 15:06

8/24 15:09

室堂平から浄土山を見上げる。

8/24 15:11

8/24 15:28

8/24 15:53

翡翠のような色の水面。

8/24 15:54

もうちょっとで宿。でも、初心者にはこんなアップダウンですらきつく感じてしまう・・・。

8/24 17:53

入道雲の先端部分か。

8/24 18:41

人が外に行きだしたので、私も出てみた。すると、夕焼けである！

8/24 18:42

これは、明日の期待大である！

8/24 18:42

8/24 18:43

8/24 18:45

刻一刻と変わる色彩。

8/24 18:46

8/24 19:20

7時20分、夕食！　刺身が出るとは思わなかった！　芦峅寺の郷土料理「つぼ煮」も。

8/25 7:10

二日目。昨日見えなかった立山がクッキリ！

8/25 7:10

山頂の人の列まで見えるがな！

8/25 7:11

全部クッキリ！

8/25 7:15

では登山開始。

8/25 8:04

空に一筋の間隙が！

8/25 8:04

雲の層の境目か。

8/25 8:22

お、日本海も見えた。

8/25 8:26

一ノ越到着。昨日とは打って変わって穏やかな天気。

8/25 8:27

餓鬼岳が見えてきた。

8/25 8:29

龍王岳。

8/25 8:33

8/25 8:33

燕、大天井、烏帽子、三ツ岳、野口五郎岳も。

8/25 8:37

さあー登るぞ！

8/25 8:43

ちょっと上がっただけでこの高度。

8/25 8:44

富山平野も見えてきた。

8/25 8:46

大日連山もはっきりと！

8/25 9:07

もう少しだ〜。

8/25 9:22

到着〜！

8/25 9:22

この風景、ほんとに何十年振りか。

8/25 9:46

御前沢雪渓（氷河）。2012年に日本初の現存氷河と認定。

8/25 9:47

8/25 10:03

雄山山頂から見た大汝方面。ガスが素晴らしい効果を出している。

8/25 10:03

厚ぼったい雲が頭の上にはあるが、別山までクリアに見える。

8/25 10:06

室堂平も手に取るよう。

8/25 10:06

雷鳥坂のジグザグが見える。

8/25 10:07

雷鳥沢のキャンプ場から新室堂乗越。

8/25 10:16

大日越しの富山平野。

8/25 10:27

大汝山頂（3015m）から雄山を振り返る。

8/25 10:27

大汝山頂から富士ノ折立を望む（下に大汝休憩所の屋根）

8/25 10:29

山頂の標識。

8/25 10:38

大汝休憩所前で大休止。

8/25 10:56

富士ノ折立を下り、真砂岳へ。

8/25 10:56

剱岳も大分見えてきた。

8/25 10:59

内蔵助山荘と剱岳（奥に朝日岳、白馬岳（山頂は雲）、鑓ヶ岳、天狗の頭を望む）

8/25 10:59

8/25 11:00

8/25 11:02

結構急な下りだったなぁ。

8/25 11:02

室堂側のガレた急斜面

8/25 11:02

8/25 11:07

雄山の山頂が遙か彼方に。

8/25 11:08

内蔵助カールの雪渓（鑓ヶ岳、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳を望む）。

8/25 11:19

真砂岳山頂から岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳（下に「猫の耳」）、蓮華岳、スバリ岳、針ノ木岳、七倉岳を望む。

8/25 11:25

真砂乗越から朝日岳、旭岳、白馬岳、鑓ヶ岳、天狗の頭、唐松岳、五龍岳を望む。

8/25 11:25

真砂乗越から旭岳、白馬岳、鑓ヶ岳、天狗の頭。

8/25 11:26

真砂乗越からの鹿島槍ヶ岳。

8/25 11:27

真砂乗越から別山乗越、別山南峰＆北峰。この先、時間が足りないかと思い、別山は巻いてしまった。

8/25 12:25

そして剱岳！

8/25 12:26

剱をこんなに間近に見るのは初めてなので、みんな大興奮。

8/25 12:29

記念撮影。

8/25 13:33

急ぎ足で雷鳥坂を下った。

8/25 13:52

浄土沢・・

8/25 13:52

・・と、その橋。

8/25 14:06

いつかはここのキャンプ場でも泊まってみたい。

8/25 14:16

火山ガスの影響で、植物が凄い色に。

8/25 14:18

血の池。

8/25 14:18

8/25 15:20

みくりが池に帰ってきた。お疲れ様でした！

撮影機器：

DMC-FS7 Panasonic

感想

でぶねこ山

少年の頃に登った立山。あれから二十数年・・・。その間、幾度も思い出に浸りながらも、登るのにこんなにも年月を要してしまった。
富山県民にとっては感慨の深い登山だろう。当時の記憶はあんまり蘇らなかったが・・・。（しかし驚いたことに、みくりが池温泉では、夕食時に小学校の同級生と偶然の再会をした）。

今回は、雄山の先のまだ見ぬ風景を見たいという気持ちが強く、縦走という事となった。雄山から大汝方面の縦走路に一歩足を踏み入れた時、不思議な感覚に襲われた。身が引き締まるような、未知の世界に踏み出すような気持ちに。そして、登山後はくたくたになりながらも清々しい気分になった。

こうやって長い年月を経て同じ山に登るのは、何か自分では気が付かない心のもやもやみたいなものを整理するのに良かったのではないかと思う。記憶の奥底に眠った立山の上に構築された少年の日以降今日までの記憶を、さらに新しい立山を重ねて分解・再構成出来るのではないか・・・、と。やや暴走気味な考えであるが、まあそれでよい事にしておく。