大笠山 〜自転車利用の静かな残雪トレッキング〜
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- GPS
- 11:32
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 2,014m
コースタイム
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:32
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
普段はGWになると林道ゲートは開き、車が通行できるが、今年は開通が遅れているとのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<ゲート〜登山口> 林道は完全除雪済み、ロードレーサーでもOK! <登山口〜標高750m> 吊り橋は通れるようにカバーがかかっていた。最初の急登は鉄ハシゴ5本と鎖場がある。足下はスパッと切れ落ちているので、見ない様に。それ以降は雪がない登山道。 <標高750m〜1300m> だんだんと雪が出てくる。今日は早めにアイゼン、ピッケルに換装して、突破した。 <1300m〜山頂> 基本稜線をつめるが、アップダウンあり。欲を出してうまくトラバースしようと思わず、素直に安全なルートをとるべし。斜面に亀裂多数あり。全層雪崩も今後出てくるだろう。 |
その他周辺情報 | くろば温泉がおススメ。600円なり。ここの露天風呂は最高で、春は桜と残雪。夏は緑と湖。秋は紅葉が映える湖。冬は一面雪の世界。ニシデンさんによると、ここの露天風呂でカモシカが目の前を歩いて行ったそうだ。 |
写真
最近、気になってた厚焼き玉子サンド作って持って行きました♪
チカさんのタケノコの煮物は絶品(≧∇≦)
ニシデンさんのチマキは冷たくても美味しいし、その味付けが絶妙♪しかも包んであるのが朴葉ですから、そのこだわりがスゴイ。思わず作り方をレクチャーしていただきましたよ(*^-^*)今度、挑戦しようっと(ka)
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ワカン
GPS
ビーコン
ゾンデ
ショベル
ヘルメット。
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感想
大型連休の入り口になるが、日帰りで残雪の山に行こうと相談した。中宮温泉からの笈ヶ岳か、桂湖からの大笠山か。笈ヶ岳はこの時期限定のルートだが、先週末からかなりレコが上がっていて、中宮温泉への道が開通する今週はさらに多くの登山者が集まるのではないか。大笠山は、例年開いている桂湖への道が今年は未だだと言う。ならこちらの方が静かな山旅が出来るだろうと、自転車アプローチで大笠山に行くことにした。先週のkusunokiyaさんのレコが大変参考になった。
であい橋奥のゲートに朝5時集合、他に車2台。こちらも案外登山者が多いのかと思ったら、釣り人とキャンパーであった。キャンパーの人は桂湖のキャンプ場に入れるかと思って来たらゲートが閉まっていて、どうしようかと考えていた。
アプローチのサイクリングは距離7.7km、境川ダムまでの前半で標高差200mほど登る。軽いヒルクライムだが、kazumiさんは普段スポーツサイクリングをしている人ではなく、自転車はChikauさんからの借り物。1時間以上かけてのんびり上がり、その間Chikauさんはkazumiさんを、ギアの変え方、選び方、サドルの高さなど甲斐甲斐しく指導していた。桂湖周りは新緑と残雪が綺麗、山桜、スミレ、カタクリなどが咲く桃源郷に居るのは我々だけでひっそりしている。道は桂湖奥まですっかりきれいになっており、これでどうしてゲートを開けないのか不思議である。
登山口からまず吊り橋を渡る。先週はなかった筈の床板が嵌められていて楽勝。渡ってすぐに連続の梯子、鎖場を抜けて急坂が続く。次第に雪が出て来てつながって行き、標高950mで雪の急斜面になった所でアイゼン装着。やはり雪道歩きの方が楽しい。
順調に高度を稼いで1500m、あと300mだと思えばさにあらず。ここから標高1500m台のピークが4つ続いて、越える度に約50mずつ下りてまた登る。際どい痩せ尾根もあるこの約1時間が消耗だった。これを抜けて後は登るだけだという段にkazumiさんが足攣り兆候を訴え、じっくり行きましょうと少しペースを落とす。残り標高差100m足らずというところで今度は僕のハムストリングが攣ってちょっと待った。またChikauさんには風邪による不調があったが、誰にも大崩れはなく結果無事に山頂到達。
山頂からの眺めは、先ず何といっても大笠山と向かい合う笈ヶ岳。そこまでのルート、大きく落ち込む稜線を見てやはり大変そうだな、でも次は大笠山に1泊で行きたいものだな、と思う。大笠山の奥に白山、左に目を移して行けば、三方岩岳、三ヶ辻山、人形山などが見えているが、北アルプスは霞んで見えない。
登りの途中から風が強く、時折耐風姿勢が要るほど。山頂にベンチがあるが強風からは逃げようと避難小屋に行ってみる。扉は見えているが、開けるためには戸袋の雪を掘らないといけない。小屋入りはやめてもう少し山を下り、風の弱い小平地を見つけてランチタイムとした。今日みたいな荷物を持ちたくないコースでも一品は光るものを用意して分け合うのがIMS。kazumiさんの卵たっぷりのサンドイッチ、Chikauさん自宅で掘ったタケノコの煮物、僕は朴葉で巻いた中華ちまき、今日も期待を裏切らなかった。
ランチ後の下り、最初は大股のキックステップで快調、快調。魔の1500m帯は辛抱の登り返しと緊張の痩せ尾根下りに露出夏道のアイゼン歩きで行きと同じだけ時間をかけた。その後標高1000m近くまで順調に下るが、次第に雪切れの迂回、落とし穴が増えてくる。900mでアイゼン外すまでが雪のあるところもないところも急斜面で要注意だった。完全夏道になって桂湖が近づく。フィックスロープの急斜面、鎖場、連続梯子を経て吊り橋に到達。自転車に乗り、途中ふきのとうを集め、爽快ダウンヒルを楽しんでフィナーレとなった。
大日岳や笈ガ岳など、GW最初の行き先に迷っていたが、「静かな山に行こう」というニシデンさんの意見に二人とも賛同し、自転車利用の大笠山に行くことになった。カズミさんはMTBを持っていないので、急遽折り畳み式の自転車を用意して、乗ってもらったが、やはり身体に合わないサイズのもので、最初から辛い思いをさせてしまった。すいませんでした。
また、私は風邪気味で体調が今ひとつだった。登りはお二人に少し迷惑をおかけしたと思うが、敬愛するYSHR先生もおっしゃる通り、自然はおおいなホスピタル!午後からは体調も回復してことなきを得た。
このルートは新緑と残雪の白、そして青空とトリコロールを存分に楽しめる極上のルートであると思う。しかし、途中のアップダウンの多い稜線は体力を消耗し、時にはトラバースをしたくなる。そこはグッと我慢の子だ。残雪期は安全第一でハイクしてもらいたい。
IMPの山行では、ランチタイムも楽しいが、今日もこんなにハードなルートなのに、お二人ったら、また美味しいものを用意してくださり、景色を見ながら、楽しい時間を過ごさせてもらった。感謝です。おかげで風邪も完治して、明日から仕事頑張れます。ニシデンさん、カズミさん、おつきあいありがとうございました。
まだ未踏の笈ヶ岳と大笠山。
どうせなら、大笠山経由で笈ヶ岳とは思ってみたものの・・・
これ、かなりハードそう。
しかも調べてみたら、桂湖のゲートが5月下旬じゃないと開かないとのこと。
(事前に桂湖ビジターセンターに電話して確認しました)
マジかっっ ! ! !
石川側からの笈ヶ岳は混みそうだから、静かな大笠山へ行こう♪とのニシデンさん
からの提案に、それもそうだなと即OK。
あっ、でもひとつ問題が・・・ゲートから登山口までどうする?え?自転車 ! !
そりゃあ、お二人さんは自転車もしてらっしゃるから楽勝でしょうが・・・
ワタシといえば、そうねぇ最後に自転車乗ったのが3年前とか?そんな感じ(^^;
でしたが、何事もチャレンジということでチカさんに折りたたみ自転車をお借りすることに。
山も自転車も登りはタイヘン ! ! !
優しいお二人に支えられ、どうにか登山口まで到着。
お尻が痛くて大変でした・・・
悲しいかな、若いときに比べて大殿筋が落ちてしまってるのでしょうな(:_;)
大笠山への登山道は思ってたより整備されてる印象でした。
しかし、いきなりの急登の連続でいつの間にか太ももが悲鳴。
もう山頂が見えてるよ〜のあたりから太ももがたびたび攣ってしまい、お二人には
ご迷惑おかけしてしまいました。
ランチ後はすっかり回復し、太ももは大丈夫でした。
下山中、急登に入ったあたりで緩んだ雪で軽い滑落。
急登を慎重にのつもりで、足出すときにお尻ついたら、そのまま足元の雪崩れて
勢いよく滑ってしまい、木々にぶつかって停止。腕と肩を打ってしまい、軽いアザが。とっさのときって、ピッケル使えないものですねぇ。これも日頃の訓練必要ですね。こちらもお二人にはご心配おかけしました。
今回の山行で感じたこと、ワタシって弱いなぁ〜と(^^;
やはり、お二人ともタフです。前々から知ってはいましたが。
山、山スキー、マラソン、トレラン、自転車・・・と多趣味。
チカさん、体調イマイチながらすごい早さと判断力。さすがです。
しかも遅いワタシをずっと気遣ってくださいまして、ありがとうございました。
ニシデンさんに関してはニシデンさんも人間だった ! !んだと安心しました(笑)
というのは足が攣ってたから・・・ニシデンさんは無敵だと思ってた(^^;
かなり親近感です〜♪
長くハードな山行でしたが、終わってみれば楽しかったデス。
考えてみたら、前回行ったのが初雪山。
というわけで、まともな山行は約一ヵ月ぶりでした。
楽しい仲間とお天気にも恵まれ充実した一日でした。
筋肉痛のおみやげも嬉しかった♪
2日後くらいが一番筋肉量が増えてるんだよね(≧∇≦)
皆様こんばんは
ヤマレコをやめれこさせたい中毒者です。
いつかここを登りたいのですが、とても大変そうですね。
あの屈強お姉さまが弱音を吐くんですから。プロテインは飲んでないんですか?
わたしじゃ無理かな?
それでも、お昼はしっかりととってらっしゃいますね
PS:No30 kazumiさま 美貌だから顔を出すようになったのですか?
いつもイケメンたち(私も含めて)に囲まれての山行、うれしそうですね
Mipapaさん、はじめまして。カズミンは弱音吐いてませんよ。最後まで所謂カズミさんでした。大笠ぜひお薦めします。十分な装備で!
Chikauさん
失礼いたしました。
私はAtsuなんです。以前何度かChikauさんともコメントしました(記憶違いでなければ)。
ハンドルネームをAtsumiyaからMipapaに変更しました。
kazumiさんの従兄です。
今後ともよろしくお願いいたします。
そっか~! 失礼しました。これからもよろしくお願いします。いつかご一緒したいですね。
Atsu兄改めMipapaさん、
kazuminはいつも女王様ですよ。
プロテインより、ビール飲んだら最強!!
300名山の大笠山に、200名山の笈ヶ岳は、100名山の荒島岳より上だと僕は思ってますので、機会をとらえて是非登ってください。
あ、荒島岳も良い山ですよ。とても
Atsu兄、今回はさすがに弱音吐きました
私まだまだ・・・
というより、ふたりがスゴ過ぎるんですけど
プロテインは毎日飲んでるよ(笑)
筋肉もそれなりだよ
機会合えば、また一緒に山へ行きましょう
そして、ありがとうございます<(_ _)>稚拙なレコなのにそう言ってもらえて少しは報われます☆そしてあのトラバースつけてスミマセン。全然楽になってないのにめちゃめちゃ怖いトラバースでした・・・。この山のアップダウンは巻けないことが大いに分かった山行でもありました。自分もいずれ笈ヶ岳までこの稜線で行きたいと思います。キレイなレコありがとうございます(*^-^*)
kusunokiyaさん、はじめまして、すごい健脚ですね。たまにレコ見せてもらってます。今回もレコ参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
kusunokiyaさんのレコのお陰で登山口まで自転車で問題なく行けると分かり、その上もかなり安心して臨むことができました。
雪上ルートの殆どはもうトレースは見つからない状況でしたが、あの斜面のトラバースの所だけははっきりしてました。
僕らが行ったときの雪の状態では、足元崩れたらヤバイんじゃね、と思い稜線上がっていってもっと緩い所で少しだけトラバースしました。
いつかどこかで出会えたりしたら嬉しいと思います。
kusunokiyaさん、コメントありがとうございます
レコ、大変参考になりました
ありがとうございました
それにしても、よくあんなとこ一人で行きましたね
心折れそうになりませんでしたか?
素晴らしい体力と精神力 ! ! !
機会合えば、どこかでご一緒しましょう
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