GWジャンダルム→奥穂→大キレット→槍【戦慄の縦走物語】
- GPS
- 80:00
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,493m
- 下り
- 3,533m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:20
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:30
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:45
天候 | 5/3~5晴れ 5/6雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの難易度や危険度は雪の量、質、荷物の量などによって変わってくる。今回は雪の量は多めと聞いていたが、鎖や梯子は利用できるところが多かったように思う。無雪期の悪場よりもむしろ、傾斜の比較的緩いところの雪のクライムダウンが問題で、雪質が不安定だったり硬すぎたりしてロープを必要とするところが多かった。登りに関しては一般ルートなので問題無。全体的に気温が高いせいか雪がすぐに緩んでいて神経を使った。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
サングラス
カメラ
シェラフ
ビーコン
ゾンデ
スコップ 登攀用具
|
---|---|
共同装備 |
テント ロープ
|
感想
ジャンダルム界隈、北鎌尾根よか全然難しかった件
理由は明快。アップダウンの(ダウン)が激しいから、キタカマよか西穂ー奥穂の方が。
西穂越えてからの下りはほとんどロープだかクライムダウンだかのオンパレード。クッソ〜、無雪期は馬の背以外大したことないのに
ワタクシの素人判断の身勝手なチャートだと、
無雪期→ジャンダルム<北鎌尾根
積雪期→北鎌尾根<ジャンダルム
と、なる。
あんまり厳しいもんだから、後続のトシさんに「稜線に上がってはダメだぁ〜」的なLINEを幕営地から送った。
【西穂高岳→槍ヶ岳】
全行程で緊張の糸が少々ほぐれたのは
・奥穂高岳山頂〜涸沢岳山頂
・中岳コル〜槍ヶ岳山頂
のみ!
あと、3000mの稜線でテントを張り続けてくのは神経使った。雪山テン泊とは言っても安全な小屋横のテン場に張るワケじゃない、装備無くしたら命に関わる設営&撤収・・
あ、あとは絶対的な体力不足を感じた。ロープ操作の未熟さはもっと感じた。度重なるクソ重いザックの昇降、ロープたたみで腕力オワタ。クライミング不足も痛感した。奥穂山荘に到着して終わった気にもなり、強い気持ちも足りなかった。
何も足りていないって?
「ロワーダウン。ここは懸垂。クライムダウンせぃ!ムンターでキサマを降ろす」
ミル・マスカラスのように次々と夜の48手・・じゃなく、千の技をシーンに応じて繰り出すリーダーの判断、異次元の実力に見えた他パーティーのアイゼンワーク、いろいろと勉強になった。
出会った2Pのゴツさにも辟易した。4人組と3人組、揃いも揃って全員サイヤ人。
ワタクシがクライムダウンする局面ではズンズン二足歩行で降り、ワタクシがロープ使う局面ではフリーでガシガシ抜けてくクレイジー7人衆。マイリーダー含めたら8人衆。疎外感感じますよねー
なもんで彼らの前には出られなかった。ワタクシの様な者を擁するPが先行したのでは後続に大渋滞をお見舞いさせるハメになる。
ま、無事下山出来たので良しとしましょう😊お天気良かったぞ⤴
今年のGWは勤務の都合で休みが後半、メジャーなとこはトレースがしっかりあるので面白くない、だけど相方は怪我から復帰したばかりであんまりなところに行ってはヤバい。
で、今一つ新鮮味には欠けるが、一度歩いておこうと思って、西穂高から槍までの縦走を企画した。まあ正直言って少々甞めていた。軽量化なんか考えず食料をたっぷり持っていったら荷物は25キロほどになった。
初日はGWのど真ん中なので、ロープは長蛇の列になることを恐れて朝の4時30分から乗り場に並んだ。そこにいたのは昨晩から寝ていたと思わしき若者3名。彼らも同じコース路行くとのことだった。
当然一番のロープに乗り、西穂高口から登り始めた。気温が高く荷物が重いので異常にしんどかった。本番前の準備運動にしてはハードに体を使い漸く西穂高の山頂に着いた。今回は同時に3パーティ。先頭を社会人らしき4人Pが突っ走り、その後を学生山岳部OBパーティが追い、最後に我々がよたよたと続く。大まかに言ってこういう図式であった。
西穂高を出て、いきなりの急な雪壁をクライムダウン。そこはロープ無しで行けたが次の箇所には迷わずロープを出した。雪が柔らかくて少々心もとないのと、この重荷ではバックアップなしでは怖い。
そんなんで、先を行くパーティとの差は初日こそ同じテン場で追いついたが2日目からは完全に千切られた。実力の差はいかんともしがたいのである。そういう訳で一度も先頭に立ってきれいな雪を踏めなかったのは残念だが認めなくてはならない。
まあ、正直言って今の我々の実力ではトレース付では面白くないなどという贅沢を言えるような状況ではなかったのである
それはともかく、この時期の、西穂高、奥穂、槍というメジャーなピークを結ぶというこのルート。やってみればずいぶん面白かった。
登攀的な意味合いで言えば、いわゆるバリルートのような難しさは無い。西穂高、奥穂、北穂、槍のいずれのピークにしてもピークハントそのものには食指は動かない。だがそのすべてを繋げ、なおかつ全装備をを背負い、長いルートを歩きとおすのはそれに勝るやりごたえがあった。最近は軽量、速攻ばかりが流行っているが、そういった山行のベースを作るうえでも3日以上の休みが取れるならばこういう山をもっとやりたいと思った。
で、今回体力的にきついと言うほかになにが難しかったか?それは下りをいかに処理するかに尽きる。無雪期には平凡な斜面が、雪を纏うと、とたんに困難なセクションになる。小屋泊り程度の荷物ならばともかく、全装備を背負っての場合だとクライムダウンするのか、ロープを出すのか、懸垂か、吊下しかと色々な引き出しが必要だし、技術があればもっとスムーズに快適に通過できるだろうと思わせる部分が多く有った。この時期、超メジャーな白馬主稜、鹿島東尾根、北鎌尾根辺りで人のトレースを追うなら、同じトレースを追うにしてもこの長いルートの方がやりごたえはあったと思う。このルートを選んでよかった。でもやっぱりトレースの無い雪を踏みたいので来年は時期を早めようと思う。
爆買いの中国人さんと自堕落という文字が.....。うける〜!
天狗ノコルまで行ったけどジャンまで行ったらよー帰ってこかもって思って帰りましたよ。
本当にお疲れ様でした。
随分な言い草ですよねー、全く失礼しちゃうわ(笑)
しかしジャンダルム近辺はあまり思い出したくないメモリーです
ただただ、私には別世界。
そして 食らいつく その ワクワク感と命がけ感・・??
が 私もその場にいる様に感じる。
ソコに行けるのが 羨ましい限り。
わかる事。
ピンクのテムレス が欲しい
オッサンなのに夢、追い求めてます(爆)
カコミドさん、ピンク似合うから発売されると良いですね。
メーカーに☎しときます😄
うゎ~!!次元というか!異空間というか!2Dの僕にはやってる事がよくわかりません。すごっ!なのはわかりますが(なんとなく?)
確実なピッケルとアイゼンワークだからのクライムダウンなんですね!このあとにつながる言葉がわからないです...お疲れさまでした。
ワタクシ以外、そうした全員技術を持ってましたよケンスイさん(^^;;
後ろにくっついてついてっただけですからワタクシは✌
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