愛宕三山 - 八丁尾根〜竜ヶ岳〜バリルート〜地蔵山〜三頭山〜芦見谷〜愛宕山〜中尾根
- GPS
- 11:29
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,097m
- 下り
- 2,114m
コースタイム
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:30
標高グラフには、実際には通っていない場所が通過ポイントとして表示されてしまっています。
参考にされる場合、以上の点にご注意を。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■八丁尾根 清滝川と西ノ谷の沢の合流地点付近から取り付きました。 清滝川に近い位置からだと危険なはずなので、写真の位置から取り付きましょう。 登り始めは踏み跡を進むなり、尾根芯を進むなり、個人の好みという感じ。 その後はジグザグ道を進み、傾斜が緩むと別ルートからの道と順次合流。 八丁山のピークはしっかりと確認できませんでしたが、それぐらい緩やかな起伏の道が続きます。 傾斜が増した後にしばらく進むとネットに出合いますが、右に迂回すると、すぐに林道に合流します。 ■竜ヶ岳〜バリルート〜P917〜地蔵山 芦見谷川の合流地点が竜ヶ岳の登り口。 急坂ですが、登りは特に問題なしで、下る際には注意が必要だと思います。 竜ヶ岳山頂に到着後、今回はバリルートで地蔵山方面へ向かいました。 ヤマレコMAPのみんなの足跡は分かれているようで、今回は南側のルートを結果として進みました。 前回時に見つけていた目印から進もうとしたけれど、今回は雑に探したせいか目に入らず、そのまま竜ヶ岳の隣のピーク方面へ。 尾根に乗ると目印らしき物があり、もう少し辺りを窺った後に下りやすそうな所から降下開始。 少し進むとと支尾根ははっきりとして来て、引き続き慎重に下りますが、思っていた程の急斜面ではなく、程なくして滝谷の沢の合流点付近に到着。 登り返しはロープ沿いを進みましたが、ヤマレコMAPのみんなの足跡は少し北寄りにもあるようです。 その後、踏み跡を見失ってしまい、急斜面にかなり苦労しながら登りました。 以前にP917側から少しだけ下った事があり、その地点までははっきりした踏み跡を辿ったので、その後もそれなりの踏み跡があると思われるけど、どうなんでしょうか。 以上、あまり参考にならない感じですが、正しいルートを進み損なった点からも言える通り、中級者以上向けのルートでしょうね。 自分には少し荷が重かったです。 P917から地蔵山は明瞭な道です。 ■地蔵山〜芦見峠〜三頭山 地蔵山から芦見峠までは特に問題なし。 以前、三頭山への道が分からずに撤退した経験があるのだけど、実際には特にややこしい訳ではなく、どうして間違えたのかも確認できました。 道ははっきりしていて、特に問題なし。 ただ、途中で道を逸れて、尾根をそのまま進んでしまったようだけど。 途中の分岐をやり過ごせば、山頂です。 関電の巡視路でもあり、山頂からの下山も道ははっきりしています。 途中、P642方向への支尾根に進まないようにし、傾斜がきつくなり始めた辺りから黒階段が登場。 これに従って進んだ後、正しいルートから外れてしまったようで、ここでも急斜面を下る羽目になりました。 まあ、正しいルートも急斜面なはずですが。 林道に到着後に少し進むと、巡視路に通じていると思われる橋が崩落していました。 実際に歩いてみての感想としては、三頭山からの下山は芦見峠方面に戻るのが良さそう。 星峠方面へ進むという選択肢もあるので、機会があれば確認してみます。 ■林道〜芦見谷〜愛宕神社〜中尾根 芦見峠からの道と合流するまでは問題なし。 その後は所々で荒れている箇所もありますが、歩行には支障なし。 林道終端の手前から沢沿いのトラバース道の区間は倒木が多く、これを避けながら進みます。 その後、芦見谷川を何度か渡渉しながら進むと、竜ヶ岳の登り口に到着します。 芦見谷川の水量が多いと渡渉が困難になるので、注意が必要。 初めて無雪期に芦見谷の右俣を進みましたが、渡渉の多い普通の登山道という感じですね。 支沢と合流する際に進行方向に注意するぐらいで、特に問題なし。 水場を経て、ジープ道に合流し、愛宕神社へ。 表参道で水尾分かれまで来て、水尾方面へ少しだけ下った地点から中尾根ルートへ進みます。 植林帯の踏み跡は明瞭ではないけれど、ほぼ大丈夫なはず。 雑木帯のジグザグ道をひたすら下るとネットに行き当たり、その横を注意しながら下れば米買道と出合います。 しばらく進むとツツジ尾根と似たような雰囲気となり、やや荒れ気味のゾーンなどを経ると、登山口に到着。 |
その他周辺情報 | 清滝と愛宕神社にトイレがあります。 |
写真
感想
愛宕山界隈の未踏のルートを歩くべく、予定を組みました。
それだけでは味気ないので、クリンソウの群生地に寄るなどして、できるだけ楽しく歩こうという感じ。
しかし、色んな意味で疲れる山行となりました。
以下、いつも通りに長文です。
阪急嵐山駅から始発の清滝行きのバスに乗り、清滝バス停に到着。
ここからスタートです。
どこから八丁尾根に乗るか悩みましたが、3月に沢ノ池に出かけた帰りにチェックした地点から登る事にしました。
月輪寺登山口近くから登るのが一般的なようだけど、こちらの方が傾斜が緩やかそうだし、せっかくのチェックを活かしたいとの思いもあったので。
京都一周トレイル北山93の地点で舗装路を離れ、堂尻川沿いへ下り、少し進むと清滝川との合流地点です。
しばらく京都一周トレイルのルートを進むと潜没橋に出合い、3月に来た際と同様に対岸に渡渉し、少し手間取った後に尾根の取り付き地点に到着。
どんな感じなのか少し心配していたけど、登ってみると特に問題はなく、気になるのは暑さぐらい。
登り続けて傾斜が緩んだ後、南からの道と合流し、月輪寺方面からの道とも合流。
そのまま進んでいると、P473を過ぎてしまっているのに気付きました。
引き返して、この辺りかなと少し周りを伺いましたが、何も見当たらず。
おそらく十分に引き返していなかったと思われ、P473である八丁山の山名プレートのチェックはできず。
緩やかな起伏の尾根道を進み、P452付近に着きますが、八丁山と同様にピーク感に乏しく、プレートは発見できず。
しばらく進むとネットに出合い、ネット沿いを右へ迂回して、林道に合流。
すぐそこからP683へ向けて取り付き、少し歩いてP683辺りと思われる地点に到着するも、ここでもプレートは見当たらず。
意気消沈したまま歩き、首なし地蔵のあるサカサマ峠に到着。
今回も芦見谷川の左俣にあるクリンソウの群生地へ向かいます。
しかし、クリンソウの花は少ししかなく、がっくり。
龍の小屋へ向けて進むと、所々にクリンソウは咲いているものの、数は少ない。
花が落ちているのが見られ、シカに食べられているのではないかと推測しました。
龍の小屋を経て、竜ヶ岳の登り口に到着。
ここからは急な登りだけど、回数を重ねたのと、他の山での経験もあってか、普通に楽しい道という感じなのです。
途中でこれまでと違う方向を選択したものの特に問題はなく、竜ヶ岳山頂に到着です。
しかし、すぐにピークハンターさんのプレートが見当たらないのに気付き、周囲を見渡してみるも、どこにもなし。
なくなってしまったのでしょうか?
ショックを引きずりながら下山し、バリルートの取り付きへ向かいます。
前回時に目印らしき物を目にしていたので、それを探しますが見つからず、そのまま斜面を登り、尾根に乗ります。
辺りを見回していると目印らしき紐が見え、もう少し進んだ辺りが下りやすそうだったので、そこから降下開始。
少し進むと薄い踏み跡が見え、すぐに尾根がはっきりとし始めます。
そこからは順調に下ると、滝谷の沢が見えて来て、右俣と左俣の合流地点付近に到着。
前回は左俣をじわじわと下って来ましたが、今回は別ルートで転がるように到達。
沢を少し下ると辺りは鮮やかな新緑に彩られていて、幸福感に包まれる思いです。
前回も見られたクリンソウがあり、ここではきれいに咲いていました。
合流点に戻り、地蔵山側のP917へ向けて急斜面の登りです。
登り始めるとすぐにロープがあり、これに沿って進みますが、足元の踏ん張りが効かないのも手伝い、登るのが大変。
ヤマレコMAPのみんなの足跡は少し離れた辺りのルートを通っているものもあり、そちらの方が進みやすいのかも?
急な斜面なのに加え、暑さと周りを飛び回る虫にも煩わせられ、とにかく苦しい。
気付けば踏み跡は全く見当たらず、みんなの足跡からも離れた位置を進んでいて、軌道修正を試みるのだけど、これも一苦労。
何とか踏み跡らしきものに乗るも、程なくしてそれも見失い、もやもやとしたままP917に到着。
プレートを撮影しようとするのだけど、周りを虫が飛び回り、顔を流れる汗も加わってイライラが最高潮に。
逃げるように反射板の下の影になった所まで来て、虫除けを大量に噴霧。
周囲の虫は激減し、ここで少し早めの昼食です。
P917から地蔵山への道はいつも通りの歩きやすい道で、すぐに山頂に到着。
ここのプレートも健在で、一安心。
1年ぶりとなる芦見峠方面へ向け、下山です。
西向地蔵に手を合わせた後、アセビの繁茂ゾーンを抜けると、下り基調の道が続きます。
まずまず良い雰囲気の森林を過ぎると植林帯となり、芦見峠の手前は送電線が走っていて、この後に向かう三頭山方面が見えています。
芦見峠に到着後、P590をチェックし、芦見峠に舞い戻り。
1年前に来た際には三頭山への道が分からずに撤退したので、今回は成長度が試されるのです。
この先の分岐を前回と同じく左に進むと、すぐに右からの道が見えて来て、これが三頭山への道だと気付きます。
昨年のミスがはっきりと分かり、すっきりしました。
しばらく進んでいると鉄塔近くに着き、ここから振り返ると地蔵山と竜ヶ岳がきれいに見えていて、山の大きさが実感でき、ちょっと感動。
この後はほぼルート通りに進み、分岐をやり過ごすと、三頭山山頂に到着。
見晴らしもなく、地味な山頂という印象。
下山の道も地味で、傾斜が急になった辺りで関電の巡視路でよく見かける黒階段となり、その後はまた踏み跡を見失い、急斜面を強引に下る羽目になりました。
ここも何とか無事に下り終え、林道に乗りました。
しばらくは舗装路が続き、その後は未舗装になり、まだかまだかと進むと芦見峠からの道が合流して来ます。
この先は昨年も歩いた道で安心して進みますが、過去の大雨などによって荒れている箇所があります。
歩行には特に影響はありませんが。
前回も来た滝谷の沢との合流地点を過ぎ、林道終点付近からトラバース道の倒木をやり過ごして、渡渉を何度かこなすと、竜ヶ岳登山口に戻って来ます。
ここからの進路で少し迷いましたが、予定通り芦見谷を登って行きます。
無雪期に歩くのは初めてですが、今年の2月の苦労はどこへやらという感じで、進みやすいルートでした。
水場でのどを潤した後、ジープ道に合流。
予定では三角点に立ち寄るはずでしたが、疲労と時間を考慮し、今回はご勘弁という事にしました。
白髭社から愛宕神社へ向かい、ここまでの無事を感謝すべく参詣。
社務所前の休憩所で食事休憩とし、帰りのルートをメールで送信。
トイレに寄ると、新設されていたトイレが全て撤去されていました。
改善のための一時的な措置だと良いのだけど、どうなりますか。
水尾分かれに到着し、水尾方面へ少し進んだ位置から中尾根ルートへ向かいます。
少し薄暗くて踏み跡が明瞭でない植林帯を抜けると、雑木のジグザグ道が飽きるほど続き、やっとの事でネットゾーンに到達して、これを右に迂回して注意しながら下ると、米買道との出合です。
ここからも意外と長く、まだかまだかと思いながら歩き続けると、やっとの事で中尾根ルートの登山口に到着です。
ここから保津峡駅までは舗装路で、行程を振り返りながら黙々と歩くと、程なくして駅に到着し、ここでゴールです。
しかし、電車にはぎりぎり間に合わず、25分間の待ちを余儀なくされました。
のどが渇いていたのでペットボトルの飲料を買いましたが、これもすぐに飲み干してしまい、疲れていたのを実感。
暑さ、急斜面、虫、クモの巣などに悩まされ、苦しめられた山行でした。
無事に歩き終え、ルートの確認もできたので、良しとしましょう。
初めて歩いた3つのルート、当分は歩かないでしょうね。
そんな事を書いておきながら、気が付くと足が向いている可能性もあるのだけれども。
他にも確認したいルートはいくつもあるので、少しずつ歩いてみようと思います。
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