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記録ID: 115461
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ハイキング
奥多摩・高尾

天目山 酉谷山 熊倉山(東日原から三ツドッケ黒ドッケ熊倉山城山コースで白久駅へ)

2011年06月07日(火) [日帰り]
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miketama その他1人
GPS
10:48
距離
21.0km
登り
1,667m
下り
1,994m

コースタイム

07:34東日原バス停→09:42一杯水避難小屋09:51→10:19三ツドッケ山頂→
10:49ハナド岩→11:20七跳山尾根分岐11:30→12:18酉谷山避難小屋12:30→
12:48黒ドッケ山頂13:08→13:35小黒山→13:35大血川分岐→14:47檜岳→
15:17宗屋敷尾根ノ頭→15:53熊倉山山頂15:58→17:42城山コース登山口入り口林道→18:05谷津川林道コース入り口→18:23白久駅
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き;05:39JR青梅線拝島駅→06:55奥多摩駅 07:02西東京バス東日原行き→
07:25東日原バス停
帰り;18:36秩父鉄道白久駅→18:54御花畑駅→19;25西武秩父駅レッドアロー池袋行き
コース状況/
危険箇所等
・三ツドッケまで
 道標、テープがありますが、明らかに登山道、踏み後は左方向なのに右側にピンクリボンがあり、その先にも印があるので進んだら、フェンスがあり、「立ち入り禁止」の道なき道へ踏み込んでしまいました。すぐ正規ルートへ上れましたが。
・黒ドッケまで
 長沢背稜、危険箇所はありませんでした。
・熊倉山まで
 酉谷山山頂には「→熊倉山」の道標はありません。
 {酉谷山1718,3m}の標高杭の後ろの谷を下ります。道らしい道はなく、赤テー プを目指して下ります。倒木、落枝、落葉が多い急降下です。いったん落ち着く と、整備されていない登山道になりますが、赤テープ、黄テープ、白リボンを見 失わないで進みます。思っていたより赤テープありました。
 小黒山までの上り、檜岳への上り、宗屋敷尾根ノ頭への上り、どれもかなりきつ
 いです ピークはこの三つだけではなく、アップダウンは何回もあります。
 宗屋敷尾根ノ頭付近は急峻な岩場があります。
 国土地理院の地図を持って行きました。
・熊倉山城山コース登山口まで
 急坂です。
 滑りやすく、岩場も多いです。
 
・水場は酉谷山避難小屋。一杯水は未確認です。
・トイレは駅、東日原バス停、一杯水避難小屋、酉谷山避難小屋。
 白久駅は駅勤務員勤務時間外で使用出来ませんでした。
・6月4日に行かれたlizhijpさんのレポがとても参考になりました。
 


 
ヨコスズ尾根に来た時のお約束でパチリ。
…って誰と約束したというわけではありませんが(^^)。
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ヨコスズ尾根に来た時のお約束でパチリ。
…って誰と約束したというわけではありませんが(^^)。
明るい印象になりました。
一杯水避難小屋。
明るい印象になりました。
一杯水避難小屋。
三ツドッケ山頂1576m。
きつい上りも報われます。
富士山も見えました。
三ツドッケ山頂1576m。
きつい上りも報われます。
富士山も見えました。
静かな山頂に楽しいプレート。
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静かな山頂に楽しいプレート。
酉谷山避難小屋から。
登山道から建物が見えてきたときはワクワクしました。
本日はレンジャー隊以外の方はこの手前でお1人お会いしただけでした。
酉谷山避難小屋から。
登山道から建物が見えてきたときはワクワクしました。
本日はレンジャー隊以外の方はこの手前でお1人お会いしただけでした。
黒ドッケ山頂1718,3m。
この後ろが熊倉山への「道」です。
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黒ドッケ山頂1718,3m。
この後ろが熊倉山への「道」です。
山頂は小鳥の声のみ。
立ち枯れの木々の荒涼さの中にミツバツツジが彩りを。
静かでした。
山頂は小鳥の声のみ。
立ち枯れの木々の荒涼さの中にミツバツツジが彩りを。
静かでした。
小黒山への道。
こんな道。
小黒山への道。
こんな道。
小黒山1650m。
字が消えかかっていました。
小黒山1650m。
字が消えかかっていました。
「→クマクラ」
案内は本当にうれしいのですが、ここでまだ四分の一の行程です…。
「→クマクラ」
案内は本当にうれしいのですが、ここでまだ四分の一の行程です…。
霧が立ち込める暗い森の中にも花は咲きます。
見惚れているのでもなく、王子さまの助けを待っているのでもなく、あまりの急登に足が止まってしまいました。
檜岳への途中です。
霧が立ち込める暗い森の中にも花は咲きます。
見惚れているのでもなく、王子さまの助けを待っているのでもなく、あまりの急登に足が止まってしまいました。
檜岳への途中です。
あまりの急登に…、、、
サボって休憩しているのではなく、写真撮影です。
やはり檜岳への途中。
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あまりの急登に…、、、
サボって休憩しているのではなく、写真撮影です。
やはり檜岳への途中。
檜岳1451m。
宗屋敷尾根ノ頭。
晴れていたら、どんな景色が展開されていたのでしょうか。
宗屋敷尾根ノ頭。
晴れていたら、どんな景色が展開されていたのでしょうか。
熊倉山山頂1426,5m。
この、素っ気なさがまた、良くて。
熊倉山山頂1426,5m。
この、素っ気なさがまた、良くて。
こ〜んな木を見つけて喜ばないと、耐えられない急勾配の連続でした城山コース。
こ〜んな木を見つけて喜ばないと、耐えられない急勾配の連続でした城山コース。
城山コース林道に出たどー。
城山コース林道に出たどー。
撮影機器:

感想

以前から行きたいと思っていた黒ドッケ、酉谷山へ行って来ました。
昨年、雲取山からの下山ルートを長沢背稜で、と決めていましたが悪天候でかなわなかったのと、名前になんだか魅かれるものがありまして。

奥多摩駅は丹波行きのバスは4人グループ、2人グループが2組?位。そういえば先週はあのバスはわたし1人だった。
本日の東日原行きはわたしたち2人のみ。
同行者は川乗橋から鳥屋戸尾根、蕎麦粒山、三ツドッケを経て黒ドッケに行きたかったらしいが、コースタイムを計算したらわたしには
どうしても無理、
なのでヨコスズ尾根から行くことになりましたが、ミーティングの段階で、
「黒ドッケから熊倉山へ下りてみたい」。
熊倉山の山頂に
「酉谷山方向、遭難者続出」
「こちらは酉谷山、下山日野コースは向こう。Uターンするならまだ間に合う!」
と、静謐な山頂の神社の祠の先に賑々しくプレートが掲げてあり、こんなところは行くことはないだろうなぁと思っているコースへ、 
行く !?

甘い誘惑、危険な罠。


以前ヨコスズ尾根に来たのはまだ積雪もあり、見通しの良い尾根道をきついながらも楽しんで上った記憶があります。
ジグザグの急登を上り、杉林を過ぎればブナ、ミズナラの新緑の森だ。

季節、体調、加齢によって目に入るものは変化します。
一杯水避難小屋から三ドッケ山頂に岩場を、以前よじ登れたのは本当にわたしなのか、しかもあの時は雪だったのに ?

山頂からは曇り空ながらも、見晴らしの良さには息をのみます。
富士山も見えます、

今日は先をいそぐので、ゆっくり出来ずそそくさ出発です。

長沢背稜はアップダウンの少ない道で、静かに高度が上がっていく、本当に静かな道でした。
梯子の橋を渡り、七跳山尾根分岐で遠くから話し声と鈴の音が聞こえてきます。
東京都レンジャー隊の方々で、危険箇所等あったらお伝え下さい、とのことでした。

その後、酉谷山避難小屋の下の、三叉方面に下るぐっと落ち込んだ場所のアミ(フェンス)に鹿が絡まり、動かないでいるのを救助に行かれていました。
上から同行者が見て、鹿は動いていなかったみたい、です。

長沢背稜までまた上り返し、川苔山東の肩のような最後の急坂を上ると黒ドッケ山頂です。

地図を確認して時間を計算して、まず見える小黒山を目標にして下ります。
道ではなく、迷った時に山原を横切る、といった感じで先に見える平坦地を目指します。同行者はどうやって降りられたのか踏み後さえつかない落葉の積もった急坂です。
目指す、ただただ尾根道のテープと先をゆく同行者を見失わないように。

不思議と、破線ルートで遭難者が多い山という恐ろしさは感じませんでした。
急峻なアップダウンがこれでもかと現れるせいか、エスケープルートはない緊張感のせいか、霧も立ち込めてきてきましたが、聞いたことのない小鳥のさえずり、サルの奇声、動物のフンの多さ、そのフンを避ける、同行者にフン情報を伝える、早く熊倉山まで行かなきゃ、
そんなかんなでわたしで3時間の道のりでした。
同行者のような健脚なら単独で2時間かからないかもしれません。

熊倉山からは好展望は望めないかわりに、宗屋敷尾根ノ頭、真っ白でなーんにも見えませんでしたが晴天を約束された日に上れたらなんだかすごい景色が見られそうで…

ですが、
アップアップダウンダウン覚悟の上で、です。

熊倉山からの下山は今回は城山コースをとりましたが、
…こんなとこ、上るひと、いるの…?
といった、ひたすら下りで下りでモチロン急な。
わたしは何度滑ったことか。
さすがの同行者も滑り、痛がる。
下り、時々上り。
じゃーん !!と巨大な岩まで出現してくる。
もう、かんべんしてよ〜、と思いながら上るとまた、下る。
最後の頃には上りがあると、下りよりマシになってくる。
それでも、フカフカの平坦な道などがたまに現れると
「熊倉山っていいところだね〜」


やっと、なんとか終わりも近づいて参りましたといったジグザグの下り道になったのですが、
下れども、下れども…
幸いなことに、ゴロ石のない道でしたが
下れども、下れども…

城山コース登山道入り口の林道に出たあとのファイナルミッションは白久駅へ45分以内に到着する事です。
…って、もう、ギリギリじゃん?!
靴とストックの泥を落とす、切符は同行者が買い、わたしは飲み物を購入する、
電車に間に合う大前提でシュミレーションして、鈴を外す時間も惜しいからリンリンいわせながら駅へ駅へ。

途中、谷津川林道コース入り口に出会いました。
崩落のため、通行禁止の黄色いテープが渡してあります。

入り口の案内板にクスッとさせるようなことが書いてあったのを思い出しましたがそれをゆっくり確認することは今日は出来ません。
このコース、再開はいつかな。

急ぐ中、熊倉山が雲にすっかり隠れて見えなくなった、と同行者が振り返ってみながら言う。
長いコース、無事に下りて来られてよかった。
無事といえば無事電車にも間に合いました。
なんと、わたしたちだけの貸し切りでした  45270歩。





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