ドキドキ★八ヶ岳の初級バリエーションに挑戦 & 山の妖精ホテイラン【阿弥陀岳南陵】動画付き
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- GPS
- 10:48
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,643m
- 下り
- 1,475m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 10:48
天候 | ・晴れ ・天気図:http://www.tenki.jp/past/2017/06/11/chart/ ・気温 :昼6度程度 ・風 :山頂は風速6-7m らくらくウェザーニュース・windguruより ■服装 薄手のベースレイヤー ・舟山十字路 → 無名峰では、薄手のウィンドシェルジャケットを重ねた。 ・無名峰 → 阿弥陀では、雨具を重ねた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿方面→JR富士見駅 中央線 JR富士見駅→グリーンプラザホテル 徒歩2h グリーンプラザホテル→舟山十字路 徒歩1h ■帰り 美濃戸口(16:20)→JR茅野茅野駅(17:00)バス JR茅野茅野駅(17:28)→新宿方面 特急あずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・エアリアの地図には、クライミング経験者以外は立ち入ってはならないとある。少し難易度の高い登山道(表妙義など)から鎖やハシゴを外したようなレベル感に感じた。 ・核心はP3の取り付きとルンゼの登り。今回は凍結していたのでやや難度が上がっていた。ルートファインディングについては、P3の取り付きだけわかりにくいが、基本踏み跡は明瞭で迷うことはない。 ■舟山十字路~立場山 ・危険箇所はない。 ・駐車場の分岐を右に折れ、進む。すぐ阿弥陀聖水と呼ばれる水場があり、水が汲める。 ・旭小屋までは作業車両が通れる林道となっている。 ・旭小屋から立場山の稜線に出るまでは少し急登。 ■立場山~無名峰 ・危険箇所はない。 ・立場山までは一般登山道のような様相で道は明瞭。 ■P1~P4 どのピークも左に巻くと覚えると分かりやすい。 ■P1 ・左に巻くことが出来る。 ・ホールドが大きいので直登も可能だが、剥がれるホールドがたまにある。 ■P2 ・左に巻くことが出来る。 ■P3 ・P2を超えるとすぐ。踏み跡に沿ってP3のピークを正面に左側に巻くと、ロープを使ってクライミングをするという直登コースの取り付きがある。さらに20mほど下ると、フリーで登れるルンゼ(岩溝)コースの取り付きにがある。水が流れているので判る。(流れていないこともある) ・この取り付き部分は、意外と核心。ワイヤーがあるのでセルフビレイを採ることも出来る。 ・下部は傾斜の緩い岩のルンゼ。初めは30-40度くらい?徐々に傾斜がキツくなる。ルンゼ中央部を歩くのが楽だが今回水が流れ、しかも凍っていた。スリップのリスクを避け、左の壁をトラバースするように歩いたが、ホールドの小さい50-60度の壁をトラバースしながら登る感じになる。 ・上部は60-70度ほどの急傾斜の草付きとなる。ルンゼの終了点まで登ると右上に向かって踏み跡があるのでそこを辿ると傾斜が緩いので楽。 ■P4 ・左に巻くことが出来る。特に難しくはないが全体的にガレているので注意。なお、一箇所崖が切れているところがあるが、道幅は広い。 |
その他周辺情報 | ■グリーンプラザホテル 舟山十字路から徒歩一時間の位置にあるホテル。山小屋に泊まるのと同じくらいの金額感だが。地のモノ食材を使った料理は一見の価値あり! http://www.gplazahotel.com/ ※同じく舟山十字路から1時間半に位置する立場川キャンプ場にテントを張ってピストンする手もあるが、かなり早く歩かないとテントを回収できない。 |
写真
「ハーブの意味がない」
「エシャロットはらっきょうだよね」
という感想。((((;゜Д゜)))))))
いいのです。男の料理は理科の実験なんで。
装備
MYアイテム |
![]() 重量:0.23kg
![]() |
---|---|
個人装備 |
ベースレイヤー
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
インサレーション
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
ストック
カメラ
ヘルメット
|
共同装備 |
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
ガス
バーナー
コッフェル
カップ
|
感想
最近外岩のクライミングを目指し、ジム通いをしていることもあり、登山もクライミング要素が入ったルートを歩きたいと、西上州や八ヶ岳の岩場のルートを検討するようになってきている。
そんなこともあり、前回、権現岳からキレットを経て赤岳まで縦走した時も、並行して走る阿弥陀の南陵の稜線を横目で見ながら、夏も登れないのかな〜と気になっていた。
阿弥陀岳南陵といえば、冬のバリエーションルートの入門的な位置づけとして有名。しかし調べて見ると、冬だけでなく、夏も登っている人がいて、バリエーションルートの入門的位置づけとなっているとのこと。
難易度的にも無理はなさそうと判断できたので、コレも一つの出会いと登ってみようということにしたのである。
ただこのルート、公共交通機関を使うと、相当スピードを出さない限り山小屋か、茅野近辺で前日泊することになる。
どうせならと赤岳頂上山荘に泊まって、今話題のツクモグサを見に横岳に寄って帰ろうかという話で進めていたが、
なんと土曜日の天気予報では
『15:00から風速30m!!!!』
((((;゜Д゜))))
という状況。
・初めてのルート
・バリエーションルート
・風速30m
このトリオはなかなかヤバい。
一昨年、風速30mを体験したが
ふっとばされそうになって撤退したことがある。
さすがにツクモグサは諦め、登山口の舟山十字路から1時間のところにあるホテルに前日泊して日帰りにする計画に急遽変更した。
今回、印象的だったのはあまり人が入っていないナマの自然観と、ルートファインディングの面白さだ。岩を登るのは普通に楽しいのだが、今回、特に無雪期に自由に道を選んでいけるという感覚ははじめてだったので、新鮮で面白かった。
踏み跡も明瞭。程よい緊張感で、岩登り的にも、ルーファイ的にも楽しめて良かった。
P3にはルンゼのコースと別に直登コースがあり、こちらはロープのクライミングの入門的な位置づけになっている。
今回はまだマルチピッチのクライミングの準備が出来ていないので見送ったが、準備が出来たらチャレンジしてみたいと考えている。
cajaroaさん、おはようございます。
レコを読ませていただき、動画を拝見し、登ってみたいルートと何だか一人でドキドキしてしまいました♡
岩場も楽しそうですね!
登れるものなら一人で行きたいですが、ちょっと無理かなぁ〜〜😞
お尋ねしますが、この様なルートを登る時は、登山靴ってどんなものを履いてらっしゃいますか❓
岩場を登り易い靴の購入を検討中で、ご参考迄にお聞かせくだされば嬉しいのですが・・スミマセン🙇♀
ak0211さんこんにちは!
登れる、登れないの判断、難しいですよね。
ただ、クライミングの経験されてるなら、あと、こういうことができれば・・・とか考えやすいので、準備や戦略は立てやすいと思いますよ!
ぜひ!
岩場用の登山靴は、私は軽登山靴が好きなせいもあり、スポルティバTX4 という、アプローチシューズを使っています。先日妙義で初投入してみましたばかりです。
アプローチシューズと言うのは、クライマーが岩の取り付きまで登山するための靴で、簡単なクライミングが出来るようにできています。靴のつま先にクライミングゾーンというエッジングやスメアがやりやすいような形状になっており、個人的な感覚としては、細かいホールドに立ち込みやすいという感触を得ています。
欠点もあって、防水になっていないものが多い。登山靴ほど分厚くないので岩とか蹴ると響く。ソールパターンが若干浅目なものもあるので、モノに寄ってはザレ場を注意する必要があることがあるので、何泊もする縦走にはあまり向きませんが、最近はゴアテックス製でパターンが深く、ミッドカットの登山靴仕様のものも出てきているようです。
※ちなみにうちの相棒はROWAの、プレダッツォ GT ウィメンズという、クライミングゾーンの付いている岩場用の登山靴を使っています。こういったタイプは登山靴感覚で使えます。
cajaroaさん、こんにちは。
詳細な情報をありがとうございます。
購入の際の参考にさせて頂きます(*^_^*)
魅力的なルートは、ぜひ挑戦してみたいですが、もし一人で登ったとしても「コレはちょっと無理かなぁ⚠」と判断した時は、アッサリ撤退して下山します💦😂
cajaroaさん、maamさん、おはようございます。今回も大変お疲れ様でした。
阿弥陀岳南陵、噂には聞いており興味ありましたがこのような岩陵帯なのですねー。詳細がわかりとても有り難いです。70度というのはちょっと経験のない斜度ですし、ルーファイ含めやはり安易に立ち入ってはいけないルートだということもよく把握できました。でもとても面白そうな岩場が続くのですねぇ。いつか行ってみたい...。
舟山十字路からの静かな森の様子、阿弥陀登頂以降の一般道、どれもTHE・八ヶ岳ですねー。それにしてもあの飛行機雲を違う角度からお二人が見てらしたとは、改めて不思議なご縁を感じます。空にバツが描かれた時間もホンの僅かでしたよね。
あと、行動された時間からだと美濃戸口には私の方が数十分遅く到着してますので、お二人のバスの時間にもう少し余裕があり、尚且つ私がチョイ早く美濃戸口に着いていたらJ&Nでお会いできていたかなぁと、それだけが心残りです(^^)
ryoさんこんばんは!
岩の方が上りやすいので、maamが草付きを避け気味にルートを取ったので傾斜が強くなってしまいましが、ルートのとり方次第でもう少し傾斜は殺すことはできたと思います。言葉や写真だと伝わりにくいですが、鎖のない長い鎖場が続くような感じでした。
青空めがけて登っていく爽快感と、達成感はとっても気持ち良かったので、ぜひいつか!
空の飛行機雲がクロスしたクイズ、maamがたまたま撮ってたので、真似して見ましたが、やって見て、あらためて不思議なご縁を感じました。
あれって、飛行機ニアミスなんじゃないなんて話していてそのまま忘れていたのですが、
ryoさんもみていたんだ・・・思わず載せてしまいました。
数十分の差だと、僕らがバスの発車前後につかれたのですか
僅差でしたね。またどこかでニアミスするかもしれませんね。
そのときはお会い出来たら!
cajaroaさん、maamさん、こんばんは🌙
八ヶ岳のVRで、こんな絶景の中で、クライミングが楽しめる場所があるんですね✨
ルーファイの技術と、クライミングのスキル、あると、色々と楽しめる幅が広がっていいですね👍
岩の攻略、ある意味、身体能力だけではなく、頭脳プレーもありで、面白いですよね♪
ルンゼ、トラバース、難易度高めで、そこを華麗に歩かれているのがステキです
ついつい、岩を行ってしまうという、maamさんの趣向、私も何だか通じるものを感じました
つがいホテイラン、ステキなコンビを組まれているお二人のようですね💕
machagonさんこんばんは
八ヶ岳のバリエーションルートはたくさんありますよ!
ただハイグレードハイキングというより、アルパインで、しかもほとんどはマルチピッチのルートです。こういった、文字通りフリーで登れるようなクライミングルートはめずらしいです。
こんなところを結構根掘り葉掘り、探しているのですが、ちょうどいいルートってなかなかないんですよね。景色も良かったし、岩も楽しいかったです!
熊倉山も良さそうなだなーと思っているので、秋の紅葉の時期にでも、静かな山旅と、紅葉刈りをしに、ひっそりとおとづれてみようかと思っています。
ばったり出会ったりして!?
cajaroaさん、maamさん
おはようございます!
ご夫婦でこういう山行が出来るのが羨ましいです〜
確実にスキルアップされていて、怖いルートを安全に通過されているのが分かります。
それにしても八ヶ岳攻めますね〜
なんという贅沢でしょうか
ツクモグサ✿は残念でしたが冷静なご判断、流石です!
お疲れ様でした〜
bicycleさんこんばんは!
いやいや、いつも一緒に行くのもたいへんですよー
たまには一人で行ったら?なんていうこともあります。
こないだ赤岩尾根縦走の計画立てたのですが、私が、直前で、ルーファイミスった時のリカバリのリスクが高いと言い出し、計画をぶっ潰した時は、さあ大変。
冬に赤岳鉱泉情報で、雪崩のリスクがあった時に赤岳縦走を取りやめようとした時は、大げんかになりました。(笑)
本当は西上州とかも攻めたいんですが、実は八ヶ岳にテント泊するのとコスト変わらないんです。中央線沿いに住んでるので、アクセスはいいんですよ。
ただ2回連続小屋泊まり、ホテル泊まりはさすがにお財布に厳しいかったな。贅沢しちゃいました!
車を持っていないので、谷川とか、西上州はレンタカーだと、車の運転が核心部です(笑)
私たちから見ると、bicycleさんが羨ましいです。
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