天気が崩れる前に 宝剣岳 木曽駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 448m
- 下り
- 454m
コースタイム
天候 | 晴れ 昼から曇り・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駒ヶ岳ロープウェイ菅の台駐車場6:30到着時は40台ぐらいでした。 7:05に菅の平駐車場始発の臨時バスが出ました。 駒ヶ岳ロープウェイの始発は満員でした。 復路 14:25のロープウェイはいっぱいで並んでいた列の後ろは乗りきれず、1本後を待ちました。バスは臨時便が出ていたようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷は乗越浄土手前まで残雪の上を歩く。乗越浄土までの後半部分は雪が腐っている上に斜度があるが、登りはステップが切ってあるのでチェーンスパイクやつぼ足の人もいた。下りはつぼ足、チェーンスパイク、軽アイゼンの人たちは苦労していたようだった。私たちは12本爪(妻は10本爪)アイゼンとピッケルだったのでおもしろいようにかなりのスピードで下山してこられた。 宝剣岳は鎖場が山頂すぐ下まで続き、高度感がある。慎重に上り下りをすれば問題ないが、足もとが切れ落ちている岩場を登る場所もあるので高所が苦手な人は苦しいかもしれない。 頂上木曽小屋〜中岳鞍部の巻き道はまだ整備が行き届いていないようで少し荒れ気味。(細いけれど通れる) 中岳鞍部〜天狗荘間の巻き道は岩場を上り下りする難所が何カ所かある。 |
その他周辺情報 | トイレは「千畳敷駅」と宝剣山荘内(200円)宝剣山荘は休憩300円 天狗荘 駒ヶ岳頂上山荘 頂上木曽小屋はまだ営業をしていなかった。 帰りは「家族旅行村 こぶしの湯」バス・ロープウェイの半券で4人まで50円引き ただ、私たちが行ったときは男湯の岩風呂が修理中で入れなかったので510円だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
アイゼン(前歯があるもの)
ピッケル
ヘルメット
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共同装備 |
予備靴ひも
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
ツェルト
ナイフ
カメラ
水2ℓ
|
感想
25日(日)から雨の予報だったので、24日(土)の午前中を狙って残雪の中央アルプスへ妻と二人で出かけました。千畳敷カールの様子を確認して、アイゼン・ピッケルにするか、軽アイゼンにするかそれともチェーンスパイクにするか迷いましたが、ヤマレコの記録も参考にさせていただきながら、結局前歯のある12本爪アイゼン(妻は10本爪)とピッケルを用意しました。ただ、カールから上は残雪を歩くことはなさそうなので、12本爪アイゼンが付く底の堅い冬季用の靴では稜線歩きがつらいかなとも思いながら・・・
朝6:30に菅の台駐車場に入ると30〜40台ぐらいはすでに駐車していました。バスは7:15に駅方面から来るはずなのですが、バス停で待っている登山者の数を見てでしょう、バスターミナル始発の臨時便を10分前に出してくれました。このバスは、しらび平まで急カーブが多いので、立って乗ることはできません。全員が座らなければならないので、利用者が多いと乗り切れないのです。
しらび平駅発一番のロープウェイは満員でした。
千畳敷駅に着くとカールはまだ雪の中。アイゼンを着けて歩き始めます。カールの登りになるまでは斜度が無いのでアイゼンが無くても大丈夫なのですが、途中で付ける場所に苦労しそうなので最初から付けました。軽アイゼン、チェーンスパイクの人たちもいました。つぼ足の人もいたかもしれません、トレースがしっかりとしていてステップが切ってあるのでわりと登りやすいです。ただ、斜度が急になってからチェーンスパイクの人に尋ねたら「滑って登りにくい」とは言っていました。雪が腐っていて12本爪でも歯がかまないところがあるのです。
私はピッケルを使いましたが妻はストックで登り切りました。
乗越浄土からの道にはほぼ雪はありません。
宝剣山荘前に荷物をデポして宝剣岳を目指します。
バスターミナルでもいっしょだった数名の若者の集団が、やたらにテンションが高く、大声で話し合っているので「むむむ・・・自分たちに聞こえるぐらいの声で話せばいいのになあ・・・」と思いながら宝剣岳へ進みます。この方たちは後から宝剣岳山頂でも会いました。
宝剣岳へは岩場・鎖場が続きます。足の下は切り立った崖というところも通過するので高所が苦手な人には気の毒です。幸い私も妻もこういう所は好きなので楽しんで登りました。山頂は狭く、岩場なのでのんびりとはできません。遠くの山々は雲やガスで見えませんでしたが、空木岳や南駒ヶ岳、三ノ沢岳、駒ヶ岳が美しく見えました。
下山して荷物を持って中岳を越えて駒ヶ岳に向かいます。キバナシャクナゲ、ミヤマキンバイが美しく咲いています。中岳あたりからは紫のオヤマノエンドウ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、イワウメなども見ることができました。
中岳、駒ヶ岳はなだらかな稜線歩きです。こんな所を歩いていると、夏山用の底が少しやわらかいシューズの方が歩きやすいなあと思いながら登りました。
駒ヶ岳山頂で昼食をとり、木曽小屋へ下山、巻き道を中岳の鞍部へ戻りました。この頃から曇ってきて、ガスも出始めました。「午前中勝負!」ということで宝剣岳に最初に登っておいたのはよかったです。
中岳も巻き道をすすみましたが、ここは岩場もあって、「難所有 積雪期通行止」の標示がありました。
乗越浄土からカールの下山はアイゼン・ピッケルが大活躍。他の方たちが難渋している圈▲好謄奪廚寮擇辰討覆ぜ侈未鬚なりのスピードで降りてきました。悩んだけれどやっぱり、アイゼン・ピッケルを持ってきてよかったと思いました。
計画ではものすごくゆっくりの計画を立て、17:00最終のロープウェイに間に合うように16:30過ぎに千畳敷駅に戻ってくるつもりでしたが、2時間以上早く戻ってくることができました。
北アルプスや富士山、南アルプスなどは見えなかったけれど、雪と岩と気持ちのよい稜線歩き、そして咲き始めた花々を堪能することができました。
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