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Yamareco

記録ID: 1187382
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

(過去レコ)北岳・嶺朋ルート

2012年09月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.1km
登り
1,782m
下り
1,782m

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
1:30
合計
8:30
6:10
15
広河原
6:25
65
白根御池分岐
7:30
7:35
35
二俣
8:10
8:20
35
左俣コース最終水場
8:55
9:05
25
八本歯ノコル
9:30
10
吊尾根分岐
9:40
10:20
15
北岳
10:35
10:40
15
吊尾根分岐
10:55
11:00
10
八本歯ノコル
11:10
11:15
40
八本歯ノ頭
11:55
12:00
145
ボーコン沢ノ頭
14:25
14:30
10
ハイキングコースの東屋
14:40
広河原
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
広河原から見上げる北岳
2012年09月29日 06:11撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 6:11
広河原から見上げる北岳
青空に映える紅葉とバットレス
2012年09月29日 08:48撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 8:48
青空に映える紅葉とバットレス
農鳥〜間ノ岳〜中白根
2012年09月29日 08:59撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 8:59
農鳥〜間ノ岳〜中白根
八本歯ノコルから北岳
2012年09月29日 08:59撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 8:59
八本歯ノコルから北岳
八ヶ岳
2012年09月29日 08:59撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 8:59
八ヶ岳
高嶺〜鳳凰三山
奥は小川〜金峰〜北奥千丈〜雲取
2012年09月29日 09:44撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:44
高嶺〜鳳凰三山
奥は小川〜金峰〜北奥千丈〜雲取
辻山の奥に大菩薩〜小金沢連嶺
2012年09月29日 09:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:45
辻山の奥に大菩薩〜小金沢連嶺
中央アルプス、右奥は御嶽山
2012年09月29日 09:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:45
中央アルプス、右奥は御嶽山
奥は北アルプス
2012年09月29日 09:47撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:47
奥は北アルプス
中央アルプス
恵那山から経ヶ岳まで
2012年09月29日 09:47撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:47
中央アルプス
恵那山から経ヶ岳まで
仙丈〜鋸〜甲斐駒
仙丈の左奥は乗鞍、鋸の右奥は美ヶ原
2012年09月29日 09:48撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:48
仙丈〜鋸〜甲斐駒
仙丈の左奥は乗鞍、鋸の右奥は美ヶ原
甲斐駒
手前は栗沢山〜アサヨ峰、小太郎山
2012年09月29日 09:50撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:50
甲斐駒
手前は栗沢山〜アサヨ峰、小太郎山
八ヶ岳の奥は根子岳〜四阿山〜浅間山
2012年09月29日 09:50撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:50
八ヶ岳の奥は根子岳〜四阿山〜浅間山
農鳥〜西農鳥〜間ノ岳〜塩見
2012年09月29日 09:52撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:52
農鳥〜西農鳥〜間ノ岳〜塩見
七面山〜笊ヶ岳〜青薙山
2012年09月29日 09:52撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:52
七面山〜笊ヶ岳〜青薙山
恵那山
2012年09月29日 09:53撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:53
恵那山
富士山
2012年09月29日 09:53撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:53
富士山
乗鞍から槍まで
乗鞍の手前は中ア・経ヶ岳
仙丈ヶ岳頂上の奥は焼岳
2012年09月29日 09:53撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:53
乗鞍から槍まで
乗鞍の手前は中ア・経ヶ岳
仙丈ヶ岳頂上の奥は焼岳
北岳頂上の様子
2012年09月29日 09:54撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 9:54
北岳頂上の様子
地蔵と標識
2012年09月29日 10:05撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 10:05
地蔵と標識
大樺沢を見下ろす。
中央が二俣
2012年09月29日 10:06撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 10:06
大樺沢を見下ろす。
中央が二俣
コルから八本歯ノ頭
2012年09月29日 10:56撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 10:56
コルから八本歯ノ頭
八本歯ノ頭から見下ろす紅葉
2012年09月29日 11:10撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:10
八本歯ノ頭から見下ろす紅葉
八本歯ノ頭のケルン型遭難碑
2012年09月29日 11:11撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:11
八本歯ノ頭のケルン型遭難碑
八本歯ノ頭もボーコン沢ノ頭も富士山が絶景
2012年09月29日 11:11撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:11
八本歯ノ頭もボーコン沢ノ頭も富士山が絶景
八本歯ノ頭からボーコン沢ノ頭へ続く尾根
奥は観音〜薬師〜辻山
2012年09月29日 11:11撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:11
八本歯ノ頭からボーコン沢ノ頭へ続く尾根
奥は観音〜薬師〜辻山
尾根の途中から振り返るバットレス
2012年09月29日 11:30撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:30
尾根の途中から振り返るバットレス
八本歯ノ頭を振り返る。
2012年09月29日 11:31撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:31
八本歯ノ頭を振り返る。
ナナカマド
2012年09月29日 11:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:45
ナナカマド
ウラシマツツジ
2012年09月29日 11:50撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:50
ウラシマツツジ
ボーコン沢ノ頭のケルンには四面に方位が刻字されている。
【西 八本歯を圣て北岳頂上に至る】
2012年09月29日 11:54撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:54
ボーコン沢ノ頭のケルンには四面に方位が刻字されている。
【西 八本歯を圣て北岳頂上に至る】
【北 赤拔沢口を圣て広河原に至る】
2012年09月29日 11:54撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:54
【北 赤拔沢口を圣て広河原に至る】
【東 池山御池小屋を圣て芦安に至る】
2012年09月29日 11:54撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:54
【東 池山御池小屋を圣て芦安に至る】
【南 池山吊尾根砂払い 海拔2830m】
2012年09月29日 11:55撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:55
【南 池山吊尾根砂払い 海拔2830m】
ボーコン沢ノ頭の一風景
2012年09月29日 11:55撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:55
ボーコン沢ノ頭の一風景
ボーコン沢ノ頭から農鳥〜間ノ岳
2012年09月29日 11:56撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:56
ボーコン沢ノ頭から農鳥〜間ノ岳
ケルン型の大きな道標の建つボーコン沢ノ頭
2012年09月29日 11:57撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 11:57
ケルン型の大きな道標の建つボーコン沢ノ頭
嶺朋ルート入口の看板
2012年09月29日 12:08撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 12:08
嶺朋ルート入口の看板
正面から見るバットレスは壮観
左は八本歯ノ頭
2012年09月29日 12:09撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 12:09
正面から見るバットレスは壮観
左は八本歯ノ頭
ルートの状況
2012年09月29日 12:16撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 12:16
ルートの状況
赤抜沢ノ頭越しに地蔵岳のオベリスクが微かに見えていた。
2012年09月29日 12:27撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 12:27
赤抜沢ノ頭越しに地蔵岳のオベリスクが微かに見えていた。
古びた道標≪帰
2012年09月29日 13:00撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 13:00
古びた道標≪帰
古びた道標≪侠
2012年09月29日 13:41撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 13:41
古びた道標≪侠
大樺沢に架かる吊橋
2012年09月29日 14:37撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 14:37
大樺沢に架かる吊橋
野呂川に架かる吊橋
2012年09月29日 14:38撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/29 14:38
野呂川に架かる吊橋
撮影機器:

感想

【山行記録投稿=2017年08月04日】

今回、北岳へ行ったのは嶺朋(れいほう)ルートを歩くのが目的。
嶺朋ルートというものを知ったのは昨年8月、両俣小屋から北岳へ上がり、北岳山荘で泊まった時に他の登山者から聞いた。ひどく荒れており、とても勧められないと言っていた。
池山吊尾根のボーコン沢ノ頭から北へ延びる嶺朋尾根がルートで、昭文社の山地図にもルートがあるということだけ書かれている。

今年の9月初め、ネットで知り合った山好きの女性と間ノ岳へ登る。その際、北岳山荘に泊まり、一週間前にこのルートを下ったという山荘のスタッフから詳しい情報を得る。
そのスタッフの話では展望が良いとのことだったので、好天の日に下ってみたいと思い、機会を狙っていた。

芦安駐車場から始発の乗合タクシーで広河原へ。登山届には日帰りであること、嶺朋ルートを下ることを明記し、6時10分、朝日に輝く北岳を見上げて広河原橋を渡る。

未踏のやぶルートが何時間で下れるか・・・
余裕を持たせるため登りはハイピッチで歩き、八本歯ノコルでサブザックにカメラと少量の水・食料を詰め替えて北岳へ。

9時40分に北岳登頂、八ヶ岳連山の中ほどに雲が掛かっているものの、北アも中アも全山がパーフェクトな眺望。過去4回は何れもガスの多いすっきりしない眺望だった。5度目にして初めて満足できる眺望が得られ、10時20分に山頂を辞する。

八本歯ノ頭へ向かう途中で、コルから先では行き会うことはないだろうと思っていた他の登山者に会う。話をすれば、夜叉神峠を今朝の5時15分に走ってスタートしたと言う。
歩けば12時間以上掛かる区間を6時間足らずで駈け上がったのだ。しかも、体調が悪いので北岳へは行かないでコルから広河原へ下りたいと言う。世の中には凄い人がいるものだ。

八本歯ノ頭は北岳バットレスを正面から眺める絶好の展望台だが、コルからすぐなのに寄り道して訪れる人は非常に少ないようだ。
ナナカマドやウラシマツツジが紅葉する中、素晴らしい眺望の吊尾根をボーコン沢ノ頭へ向かう。

コンクリで固めた大きなケルンの建つボーコン沢ノ頭で数分間小休止し、その少し先数十mの所に池山吊尾根の道標がある。
ほぼ直角だが、右折すれば歩き沢橋で、嶺朋ルートは斜め左に入る。
裸地化した緩やかな尾根を10分ほど下ると、『嶺朋ルート入口 広河原へ3時間』と書かれた道標がある。

ここからハイマツ帯〜ダケカンバやナナカマドの混生林の疎林帯を経て、標高2550m付近から針葉樹林帯となる。
疎林帯では背後に巨大なバットレスを擁する北岳、左手に小太郎山、前方に鳳凰三山、地蔵のオベリスクも見える。
早川尾根の赤薙沢ノ頭の奥には赤岳、それから左に横岳〜硫黄岳〜阿弥陀岳〜天狗岳〜蓼科山までよく見える。
撮った写真を拡大すると横岳の大同心、小同心も写っていた。アサヨ峰の右には甲斐駒、左には鋸岳の山頂部が尖っている。奥秩父や大菩薩方面は見えない。

針葉樹林帯では地面を這う姿勢で倒木下をくぐる所が数ヶ所、嶺朋ルートと書かれた、小さな古びたブリキの標示板が3枚ほどある。
ルートは全体的に直線状に下る部分が多いが、鎖、梯子、ロープは全くない。激下りではあるが、岩場でもスタンスやホールドがうまい具合にあり、危険を感じることはない。

やぶ漕ぎするほどの難路ではなく、足元は常に見えている。岩場や針葉樹の大木に付けられたペンキマークが多過ぎるほどあり、迷う心配はないが、目印が全くなければ進めないほど踏み跡・ルート跡は判然としない。

ルート入口の道標には広河原まで3時間とあるが、下りでも普通に歩いて3時間半は要するだろう。
途中の森林限界までは眺望が素晴らしいので、晴れた日に下山路として歩くには良いルートだ。

広河原発芦安駐車場行きの最終便は16時10分、その前は15時00分。
眺望の良い上部では写真を撮ったりしてゆっくり下っていたが、標高差1300mにも及ぶ嶺朋尾根は下れども下れども下山しないという感じであった。

14時25分、近くに東屋のある遊歩道へ降り立った際は安堵感から大きなため息が出る。もう下山したのも同然で、水をがぶ飲みして5分の小休止。

大樺沢と野呂川に架かる二つの大きな吊橋を渡り、14時40分、広河原のバス乗り場へ着く。
振り返れば北岳がまだ雲に隠されず、泰然とそびえていた。今日一日を無事に遊ばせてくれた山へ深謝し、帰途に就く。

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北岳、間ノ岳:二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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