柴犬くんと眺めたT字尾根 御池岳
- GPS
- 09:35
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
天候 | スタート直前まで小雨。 少しずつガスも消え、ただ車に戻ったとたんに夕立! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から国道を渡ったところに登山届の用紙と登山ポストのようなものがありました。 ただ用紙を入れるようにはなっておらず、中に置いた紙は風が吹けば飛ぶような状態で、個人情報をそこに残すことには抵抗感がありました。 標高400〜500mあたりでふと足元を見るとくつにヒルがついていました。 それも1匹や2匹ではなく片足ずつに10匹以上がうごめいていて、靴ひもの穴にまで入っていました。 冷静に、とはとてもいえない心境で靴を脱ぎ、両足すべてヒルを払い落として靴を履きなおすのに20分。 奇跡的にかまれる前に気がついて、精神的ショック以外の被害はなかったのですが、腕まくりをしていた両肘のあたりを黒いアブのような虫に30ヶ所ほど刺され、すこしむくんでいます。 夏の山、侮るなかれ・・・ |
写真
感想
仕事が変わって平日に動けなくなったおかげで、山への欲求が頭の中でパンパンに膨らんでいました。
先週動けなかった分を、今回の山行で発散してやろうとまた無茶な計画・・・
鈴鹿の御池岳を登りたい。(前回藤原岳からの縦走を断念したのを取り返しに)
それもどうせならなるたけ低いところからと、地図を眺めて見つけたのが西北稜ルート。
車を置く以上ピストンになるのは仕方ないと、(ピストンの予定だったんです!)朝の早よから歩き始めます。
今回も地図読みのチェック表を頼りに張り切って登りますが、花にも目を引かれ、ついついレンズを向けては時間をロスしています。 (時間を「ロス」とは思っていませんが・・・)
小さい花を撮ろうとしゃがみこんだとき、シューズが少し変なのに気づいてよく見ると、大小さまざまのヒルのパレード! 靴の甲にも裏にも靴ひもの穴にも、すべてのヒルが中へ中へとうごめいていました・・・
そこからしばらくは心が反応することを拒否して空白のまま、手足は機械的に、一見冷静にヒルを靴から払い落とす作業に没頭していました。
ネットの情報で、ヒルの生息域は標高500mまでとありましたが、そこを大急ぎで過ぎると次のチェックポイント(標高610m)以降では確かにほとんど見なくなりました。
(内心ではかなりショックだったようで、往路では路傍の花を気にかける余裕もなかったのです)
鈴ヶ岳を越え、鈴北岳山頂で涼しい風に吹かれて一休み。
御池岳が姿を現します。
そこから割とはっきりした登山道を歩いているつもりだったのですが、何かおかしい・・・
人に踏まれて硬い地面じゃなくて、耕された畑のような道・・・
シカの獣道でした。
シカの通る道は、ヒトの足で踏み固められた地面ではなく、蹄で掘られ、耕されてすぐに植物が芽を出せる地面でした。
すでにここまででシカの家族には出会いまくりで20頭ほどいたでしょうか。 ピュッという警戒信号の鳴き声も何度も響いていました。
ボタンブチで少し早い昼食を、と腰を下ろすと先に着いていたのが山慣れた様子の男性と柴犬君。
挨拶を交わし、聞くと毎回柴犬君は同行しているとの事で、彼にとってもすっかりおなじみのポイントのようです。
何回も来ているというその方に教えてもらったのがT字尾根。
夏より雪のある時期のほうが登り易いと少し不思議な場所のようで、また宿題ができたようです。
帰りはここまでの道を戻るだけ。
今まで登りより下りで迷っているケースが多いので、地図上でルートを間違えやすいポイントには印をつけています。
ここまでやってる!と安心したわけでもないのですが、道を間違えました。
しかも印を」つけたポイントで、予想通りの間違え方!
いつの間にか道は消え、傾斜はどんどん急になる。
立つだけで足元の土が崩れて、しりもちはつくわ全身泥だらけになるわでさすがに情けなくなりました。
遥か下から聞こえる車のエンジン音だけを頼りに下り続け、550m下の国道に下り立ったのは斜面を下り出してから90分後のことでした。
しかも駐車位置まで3km!
ボトルに残った最後の水を大事にしながら車に着いたときは嬉しかったな!
今回の反省は、地図を見るときの集中力の欠如。
「ここは要注意」と分かっていながら無策に素通りしてしまったことを教訓にすべし!
次回は伊吹山・・・かな?
コメント
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山ワンコはみんな良い顔してますね。
T字尾根は一部痩せた岩尾根があります。
さほど難しく無いですが、御池からの下降点は少しわかりにくいかも。
地図読みチェック表とは、綿密に練られてますね。
ボタンブチから見下ろしたT字尾根の存在感にちょっと惹かれています
気持ちの余裕を取り戻したときに挑んでみたいルートです。
todokitiさんの助けを求めますので、ご教授よろしくです
チェック表 は今回作り込む時間を取れなくて、形だけの内容になってしまいました
それでも歩きながら修正や危険予測のデータとして使えたはずでした。(今回ルートをはずした地点は、地図上に尾根を間違えやすいと赤矢印のチェックを入れていました)
その通りにルートを誤ってしまって、恥ずかしい話です
まだ修行の身 なれば、ご勘弁を!!
ヒルの話は聞くだけでもヒィ〜ってなります
鈴鹿に行きたいんですけどやはり気になるのはヒル情報。
御池岳は勝手にですがイメージ的にまだマシかなって思ってたのに・・・
地図読みは難しいですよね、私も間違えた後にありゃりゃ・・・って気付くことが多いです
先日、私のレコの方で
>先週は「漢検」で動けなかった分、今週末は槍が降っても出かけます
とコメントされていたので、心配でしたが、槍は降らずに、途中から青空が見えて良かったです
ワンちゃん、風格がありますネ
登山者を山頂まで導いてくれそうな雰囲気があります
鈴鹿はヒルが多いところだったのですね
最強sistersのお父さん にも苦手がありましたか
今回のルートの中でも密度にバラつきがあって、多分一番の密集地帯で立ち止まってしまったようです
中国だったか、肩こりの治療で首筋にヒルを乗せて血を吸わせるのを見たことがあります。
・・・だからなんやねん情報でした
pippiさん、こんばんは!
恐怖の大王は足元から・・・でした
それよりも日ごとに大きくなっているのがルート間違いの反省
次回はこうしよう! とか、失敗のたびに ノウハウが増えていくのは正直うれしいことです。
(・・・といいながら、同じような失敗を繰り返す未熟者ですが)
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