山スキー背負って立山周回


- GPS
- 17:52
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
- 山行
- 0:42
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 0:44
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 3:26
- 合計
- 10:57
天候 | 15日:曇り時々晴れ 16日:曇りのち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雷鳥沢から一ノ越ルートは残雪多く、また橋が渡されておらず要渡渉。難易度高いです。 |
写真
感想
もともとは剱岳の長次郎谷をスキーで滑ろうと思っていたのですが、どう見ても天候がよろしくない。しかしこの時期は予報も難しいので現地入りしてから直前の予報で判断しようとテント泊装備に雨対策、登攀用具、そして山スキー道具と満載で室堂に向かいます。
三連休の初日に立山駅の駐車場がいっぱいになるのは予想できることです。しかし初日だけ晴れとなればかなり集中するでしょう。遠方からの出発なので前日入りするにも不利な条件、好天を恨めしく思いながらも初日はお昼前に出発して夕方に立山駅に入ります。
予想通り一番近い駐車場にもいくつか空きがありました。それでも駐車スペース以外のところにも可能な限り駐車してあるのを見ると熾烈な戦いが想像できます。
立山駅の売店でスキーを入れるビニール袋を購入します。300円です。その代わり手荷物料金は不要になりました。ピックストックは持ってきた袋に入れて行きます。
さて最終便のケーブルカーはガラガラと思いきや、韓国からの団体さんもありそこそこ満席です。そのほかに登山者は数組、もちろんスキー持っている人はいません。
美女平駅でバスに乗り換えますが、乗り換え時間は3分です。季節外れなスキーを係りの人に渡して荷物室に入れてもらいます。ついでに巨大ザックも。荷物室にはペットボトルなどの水気のものは入れられないので、手持ちで乗り込みます。
ケーブルカーの前の便で来てバス内で待っている人も含め、バスはほぼ満席と最終便にもかかわらず盛況です。1時間弱ウトウトとして明日朝に備えます。
室堂ターミナルに到着。施設内の売店などはもう閉店しており閑散としています。そんな中でスキー板と巨大ザックを持った変態が一人。ターミナルの外に出て準備をしますが、天気もよく薄暗いながらもいい眺めです。
雷鳥沢キャンプ場まではやや下り基調なのでまだ楽です。地獄谷からの硫黄の臭気がやや強めな感じです。テント場はまあまあ賑わってますがそれでも最盛期の半分くらいでしょうか。明日の9時には雨が降り出す予報ですからみなさん日帰りにするでしょう、と思いつつも多くのテントがありました。
テント場に到着したらまずは申し込みをします。一人一泊500円です。簡易水洗トイレ(和式)、水場もあり快適です。
設営は雪の上とそうでないところが選べますが、やはり雪の上は冷たいですしこの時期の雪の上は意外と汚れるので小石の上にしました。
明日はとりあえず12時に起きて1時出発を狙うために、夕飯を済ませたらビールも飲まずに寝ました。(実はビールがぬるかった)
翌朝は真夜中のアラームで起床。最新の天気予報見るもやはり9時くらいから雨。まずは乗越まで急登を進むことにします。ここでペースが速ければ剱岳も考えましたが、剱御前小舎まではCTとさほど変わらず。風も強い。闇の中ヘッデン点けて別山尾根を剱岳に向かって登る人が10人程度か。冷静に考えるとこの風の強さ、雨の予報は強く降ることも。長次郎谷の雪渓歩きだと雨で落石の危険も高まりますし、ガスガスでスキー滑降するのも単に危険なだけなので剱岳は諦めて別山から雄山まで回る計画に変更しました。
別山と真砂岳は未踏なので、暗闇の歩きは神経を使います。真砂岳あたりから明るくなってきて、休憩がてらご来光もどきを拝みます。標高の高いアップダウンをスキー背負って歩くのはやはりハードですが、これも試練です。ちなみに稜線上は特に滑るところはなく、内蔵助雪渓を滑って登り返すのが一番マシなようです。
そのまま順当に富士の折立、大汝山とピークも踏んで、雄山はスキー持っての参拝は神聖な場所を汚すだけですから辞退しました(汗)
雄山を目指す登山者はかなり多く、ガスが出て小雨が降り始める中みなさん登って来られます。この頃には山頂付近はガスガスで視界はありませんでした。
一ノ越からは雷鳥沢にスキーで戻ります。しかしここは目印の赤布なども用意されておらず、ハードル高そうです。ルートを見誤ると藪の洗礼を受けますので慎重に滑ります。滑ると言っても凹凸の大きな雪面はとても難しく、それを強引にターンしながら滑る様はそれはそれで面白みがありますが、滑ってて気持ちのいいものではありません。2回ほど雪が切れてましたがなんとか雷鳥沢に到着・・・と思ったら沢を渡る橋がまだかかっておらず、渡渉を強いられました。他にもルート不明な部分も多く、まだここは通ることを想定していないようです。
そうこうしているうちに雨脚も激しくなって、急いで雨具を着てテントに向かいます。雨は降ったり止んだりで、しばらく待っていると必ず止みました。
テントに入って残り物の食料でお昼にし、雨も止んだので撤収して帰る準備を整えます。
ここから室堂までのルートは登り基調なので、湿った道具とスキーでかなりハード。またガスガスでルートも分かりにくいところもありました。何度かルートを尋ねられましたが、GPS持ってないと難しいところです。
そして無事に室堂ターミナルに到着。スキーを袋に入れたり準備を整えて、バス待ちの列に紛れ込み、そこからは車中の人になりました。
ケーブルカーの乗り継ぎもスムーズで、立山駅に到着して片付けていたらまたしっかり雨が降り出しました。着替えることもなく荷物を放り込み、立山を後にしました。
帰路は滋賀県に入ってから渋滞が激しく、三連休のハードさを思い知らされました。
スキー滑降は雪の状態も悪く別段楽しくもないのですが、まだ内蔵助カールが残っているとか、御前谷も行けるだとか考えて計画を考えてしまうところが悲しい性。長次郎谷も宿題で残りましたしまた改めてお邪魔するつもりです。もちろんスキー背負って(笑)
雪を求めて東征してくると思っていましたが、ついにこの日が来ましたね。ボクは朝日岳の雪を見て、モモちゃんならここまでシートラするなあ〜って思っていました。弾丸山行が多いのでなかなか無理だとは思いますが、余裕があって前日入りする時は教えてください。富山の変態もどきの方々(おっと失礼)にも声をかけて、歓迎飲み会を企画しますよ。
チカさんコメントありがとうございます!
実はシーズン中、毛勝山に行ってみたかったのですがズルズルと7月に入って山スキーヤーがいなくなってから立山入りするという出遅れ感満載です
栂海新道も歩いてみたかったのですが土曜日早朝スタートが難しかったので涙を飲みました・・・
飲み会は是非お願いしたいです〜土曜日が天気が悪い、なんて時はチャンスですね
ももちゃん、まいどです。
時間差でビミョーにニアミスしてますね。ぼくらは、八ツ峰上半部縦走を予定していましたが、リーダー判断により剱沢テン場をピストンしただけに終わってしまいました。関西からの移動は大変なので、とても残念ですね。
しかし、お好きですね・・・
頭がさがります。
クマ
クマさんコメントありがとうございます!
ほんと、微妙にニアミスでした。八ツ峰上半部縦走ってかなり刺激的ですね。あの天候で八ツ峰はないと思いますので、中止は正解だと思います。何か別のコースを歩けるとよかったのかも知れませんが、ツアーで私みたいに0時起きの1時出発・・・なんて変態行為は難しいですね
それにしてもスキー背負って空気薄いところの縦走ってやっぱりハードです。甘くないです
雷鳥沢キャンプ場もまだまだ雪が多いのですね!
私だったら残雪上に張ってしまいそうですが湿気がキツそうなのでやっぱり土の上で(笑
夏は暑くてあまり好きじゃないので早く秋そして冬になって欲しい〜
ご一緒した3月と4月のキャンプが早くも恋しいです(笑
nakkiさんコメントありがとうございます!
7月でこの雪は想像以上でした
このまま立山で山スキー続けたら途切れることなく次のシーズンに繋げられるのではないかという妄想が広がってます(笑)
夏は暑いのでペースが上がりません・・・私も今から冬が待ち遠しいです
また冬の百四丈滝テント泊やりましょう
こんにちは!
真砂岳で御来光待ちの写真のグループの者です。
スキー担いで体力あるなぁ〜!どこで滑るんだろう?と思っていました(^_^)
御来光は今一でしたが、早朝の剱・後立山の景色は綺麗でしたね!
fujitacさんコメントありがとうございます!
あんな早い時間にもうピークに立たれてたので、どれだけ早くに出られたのかなと思ったら内蔵助山荘泊まりだったのですね
朝早く出て正解でしたね。そのあと雨になりましたがいい景色を拝めてラッキーでした
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