鳥海山(鉾立)
- GPS
- 09:31
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,417m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:31
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
● 御浜小屋〜七五三掛:ただただお花見コース ●七五三掛〜外輪山コース経由七高山;左側は崖だがまず落ちる心配はない。一部道がわかりにくい部分もあるが問題ないだろう ●七高山〜御室:急な崖&ゴーロ。今回歩いた中では一番危険かも。滑落とかはあまりないでしょうが落石が心配。被害者にも加害者にもならないよう気を付ける。 ●御室〜新山:見た目よりは全然登りやすいが周りをよく見て慎重に慎重に。 ●御室〜千蛇谷:雪渓ありますがツボ足でも大丈夫。 |
その他周辺情報 | ♨あぽん西浜 400円 シャンプー、ボディーソープ、石鹸、ドライヤーあり。無料ロッカー、サウナ、露天風呂あり 大平山荘 420円 シャンプー、ボディーソープあり。ドライヤーなし。「天然水風呂」 |
写真
感想
《しばらく山に登る話にはならないので読み飛ばしてください》
栗駒山頂から初めて見た鳥海山の秀麗無比なる姿は今でも忘れられない。あの姿を目にして憧れを抱かない登山者はいないのではないだろうか。
去年鳥海山へ行くことを予定していたのだがてんくら予報に惑わされ秋田駒に変更したのだが(それはそれですばらしく良かった)今年は多少の雨なら行こうと決めていた。
7月の最終金曜日を休みにし、前乗りして駐車場で車中泊を予定。せっかく時間があるので途中寄り道を計画しまずは大石田町でそばを食すこととした。開店10分前に到着した時には2台しかなかった車が開店時間と同時に来るわ来るわ、あっという間に満車になった。人気店は凄い。本来なら大盛を注文したいところだが次のために並で我慢する。
続いてすぐ近くの豆腐屋さんらしい店の団子を食べに行く。残念ながらクルミとずんだん(ずんだじゃないんだね)団子は品切れ中だったので、だだちゃ豆ずんだん団子240円とあんきなこ団子180円を注文。想像以上の盛りにビックリ。なぜスプーンが置いてあるのか最初は不思議だったが理由がよくわかった。
お次は鶴岡の加茂水族館へ。夏休みとあって混雑しておりあまりゆっくり眺められなかったがライトアップされたクラゲはなかなかに優美であった。
途中の書店で文庫化されたよねぽの本を購入し遊佐駅へ遊佐カレーを買いに行く。しかし臨時休業でやっておらずガッカリ。。。道の駅に寄ってみるが目ぼしいものは残っておらず仕方がないので向かいのデイリーで夕食、朝食、行動食まで購入する。
あぽん西浜で入浴を済ませ鉾立の駐車場に到着。昼飯をたらふく食べたにもかかわらず腹が減ったのですぐに夕食をとる。一式積んできた布団に横になりながら本を読んでいたらいつの間にか寝てしまっていた。その後何度か寝たり起きたりを繰り返し、夜も明けていない3時30分に行動開始。朝食を食べ、歯を磨き、色々準備をしてさぁ憧れの鳥海山へ登るときがきた。
《ここから山登り》
4時30分、数名の登山者が登って行ったところで自分も出発。あたりは薄暗く上空は薄っすらと雲に覆われていた。まずは整備された階段を登る、いや正確には脇のスロープを登っていく。既に色々と花が咲いていたがどうせノイジーな写真にしかならないだろうから後で撮ることとして先に進む。途中の展望台からはまだ山頂が見えていたが数時間後どうなっているか、それは運次第だ。
少し明るくなってきたところで写真を撮りだす。立ち止まるとたちまち虫が寄ってくる。たまらず虫よけスプレーを体中に吹き掛けると撤退してくれた・・・かにみせかけて、安心していたところで両耳の裏を襲われた。耳なし芳一か。。。
載せてはいないが出だしのテンションで写真を撮りまくりながらゆっくりゆっくり進む。2時間後御浜小屋に到着。あのペースでコースタイム通りということは相当にゆるいコースタイム設定なのだろうか。
御浜小屋のトイレは改修中で使用することができなかったので(追記:使用できたそうです)すぐに鳥海湖方面へ向かう。
鳥海湖の上部にでると笙ヶ岳から鳥海湖、新山の姿が目の前に広がりすばらしい!の一言である。正直自分としてはピークハントよりこのような景色が見られることの方が登山の楽しみとしては大きい。この景色を眺めながら5分休憩。そうしている内にたちまちガスってきてしまい何も見えなくなってしまった。当初は青空が見えているようであれば鳥海湖の方へ降りてみようと計画していたのだがそれはまたの機会にするとして先へ進むこととした。
御田ヶ原から先はハクサンイチゲとチングルマが咲き誇っていた。どちらの花も群生で咲いている状態は初体験だったが上手くは撮れなかった。。
七五三掛を経由し外輪山コースへ向かう。以前として北側からガスが入っては消えを繰り返していたが南からは薄暗い雨雲が近づいてきていた。
外輪山コースへ入ると植生が少し変わった。イワブクロ等砂礫地帯に咲く花が目立ち始めた頃とうとう雨が降ってきてしまった。レインウエアのを着、ザックカバーを掛ける。今年はレインウエアの稼働率が高いなぁなどと考えながら下に置いたカメラを持ち上げた瞬間、ストラップが岩に引っかかりカメラが手から滑り落ちレンズフードがふっ飛んで行った。フードを固定するプラの部分が欠けてしまったが幸いレンズに支障はなく写真を撮ること自体に影響はなくホッと胸をなでおろす。
帰り道の千蛇谷の雪渓を確認したり湯ノ台コースを眺めながら外輪山を歩いていると御室小屋が見えてきた。ここまで来たら七高山はすぐ目の前だ。既に雨もあがりスイスイ進んでいくと標高2229mの七高山に到着。パっと見向かいの新山とどちらが高いのか分からない。
七高山で休憩後御室へ向かう。途中の崖は今日一の要注意登山道といっても良い程の場所だった。後から団体さんが来そうな雰囲気だったので落石の恐れもあるのでさっさと抜ける。御室までには一部雪渓が残っており外輪山から見下ろした時には恐そうであったが実際行ってみたら全然平気であった。
御室小屋のトイレでチップを払い利用させてもらう。休憩もそこそこにザックをデポし新山を目指す。よく写真で見ていた岩場登りは空身だったせいか思いのほかすんなりと登ることができた。
新山は予想通りガッスガスで残念ながら周りは何も見えなかった。10分程待ってみたが晴れそうもなかったので下山を開始する。帰路は胎内くぐりのコースへ行ったつもりだったがどこでどう間違えたのか分からないが狭い場所は通らず出てきてしまった。やや急な雪渓を歩き再び御室小屋へ戻る。
10分の休憩後下山開始。千蛇谷コースへ向かう。こちらはまだ長めの雪渓が残っていたので念のためにとチェーンスパイクを装備していたら5,6歳位の女の子が街中を散歩でもするかのような恰好でパパさんと一緒に雪渓を歩いてきた。おじさん少し居たたまれない気持ちになりながらも雪渓を渡り切ると今度は学校行事中の小学生達に遭遇。連続こんにちは攻撃に応戦しながら休憩する。それにしても日帰りで鳥海山に登るって結構ハードな行事じゃないだろうか。まぁ案の定子供たちより父兄の方がゼイゼイ言って歩いていたが(笑)
七五三掛へのしんどい登り返しを終えるとまた雨も降りだし周囲はガスに覆われてしまい疲労もあって帰りに撮ろうとしてた花も撮らずに下山してしまった。
憧れの鳥海山、噂に違わぬ花の多さに大変満足することができた。一方景色はというとガスっていることが多く、こちらはまた次回以降も満喫する余地を残した。これは鳥海山がまた来いよと言っているのだと捉えることとした。
さて次はどの季節にどこから登ろうか、お楽しみはまだまだありそうだ。
kokoさん こんにちは。
プチ(食レポ?)旅行と鳥海山を満喫されたようで、お疲れ様でした。
鳥海山のお花達、期待を裏切りませんよね。
私は1日違い、日曜に登ってきました〜。歩きやすい石畳の道、緩やかに広がる鳥海湖付近の景色から、御室から新山山頂までの岩岩と変化に富んで、素晴らしい山でした。
岩登りは、マーク通りに行けばいいのですが・・・、ビビりの私には悲鳴に近い声が出てましたね(笑)
栗駒はじめ近隣の山から、また鳥海山を眺めた時に、きっと思い出すでしょう。
ヽ(^o^)丿
minkさん こんにちは。
いつもは登山以外は温泉ぐらいしか観光らしい事はしていないので今回は色々と事前に調べて楽しんできました。前日に作った団子(味付けなし)が無料でどうぞと置いてあったので思わず残った餡を付けて食べそうになりました(笑)
新山の岩登りは岩が動かないので想像していたよりは恐くなかったです。そういえば途中すれ違った小学生の団体も山頂まで行ったのか気になりました。自分も小学生の頃、行事で栗駒山に登った思い出があったのでこうしてまた山に登っているのですが鳥海山ともなればより深い思い出となり、あの中の数人はきっと山に嵌るでしょうね。地域の学校の恒例行事なのかもしれませんがただのマラソン大会なんかよりよっぽど有意義な気がします。
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