南八ヶ岳縦走 硫黄岳・横岳・赤岳(夏山修了山行)





























- GPS
- 15:28
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,840m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:53
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:29
【7/29(土)】6:10美濃戸口→7:05美濃戸山荘→8:55赤岳鉱泉→10:37赤岩の頭→11:26硫黄岳→11:55硫黄岳山荘→12:45台座の頭→12:58横岳(奥ノ院)→14:43赤岳天望荘(泊)
【7/30(日)】6:23赤岳天望荘→7:39赤岳→8:00文三郎尾根分岐→9:03行者小屋→10:09中ノ行者小屋跡→11:31美濃戸山荘→12:31美濃戸口※6班の記録
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
装備
個人装備 |
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
日焼け止め
保険証
カラビナ
スリング
|
---|---|
共同装備 |
シェラフ
無線機
|
感想
夏山修了山行・南八ヶ岳縦走に参加しました。今回の参加者は42名、大人数ですが6班に分かれ整然と行動でき、他の登山者に迷惑をかけることはなかったと思います。
【7/29(土)】5:20貸切バスで美濃戸口1480mに到着、各自朝食のあと、6:00から班毎に5分間隔で順次出発、柳川北沢を通って、9:15赤岳鉱泉2215mに着きました。濃厚な八ヶ岳農場アイスクリームなどをいただき出発、ここからは急登です。天気も悪く視界不良ですが頑張って歩きます。赤岩の頭2656mを経て11:00硫黄岳2760m到着、もちろん爆烈火口も見えませんが、登頂できた嬉しさで全員ハイテンション。11:30硫黄岳山荘2650m到着、ここで長めの休憩。コーヒーやカレーライスがいただけます。
硫黄岳山荘より南はコマクサの群生地、歩きやすいです。相変わらず展望が悪く雨も強くなってきた中、歩き続けます。横岳2825m辺りはハシゴや鎖の連続でかなりの難所、14:40赤岳天望荘2739m到着、足も重くなりかなり疲れました。
【7/30(日)】4:30起床、6:00曇り空の中、全員簡易ハーネスを装着し、今日も班毎に5分間隔で順次出発、赤岳2899mを目指します。霧と雨の中、視界は10m程度、ほとんど手さぐり状態で、慎重に登ります。赤岳より南の下りも難所が続き、気が抜けません。
文三郎尾根の中段で一時、青空が覗き、登山者から歓声が湧き起こりました。束の間ですが、荒々しい山肌を見ることができました。8:40行者小屋2350m到着、ここで長めの休憩の後、柳川南沢を下ります。
11:00美濃戸山荘到着、ソフトクリームをいただき、後続の班の到着を待って集合写真、先に到着していた関東からのグループが『君の瞳に恋してる』を楽しそうに歌っていたので、「ジャージーボーイズのファンですか」と聞いてみました。12:30美濃戸口へと戻りました。
私は2年前に右ひざの腸脛靱帯を痛め少し山から遠ざかっていたこともあり、6、7月は極力トレーニングに参加しました。その甲斐もあって、何とかメンバーについていけました。悪天候でしたが、思い出深い山行となりました。(KIT)
【7/29(土)】美濃戸までの道は、車の追い抜きが多く忙しい。合間で連峰見上げるも視界不良。ひたすら前進あるのみ。柳川南沢と北沢の出合いの山荘、冷やし野菜を見ているだけで癒される。赤岳鉱泉までの北沢コースは緩やかな登りが続き丸木橋を何度も渡渉。赤岩の頭までは九十九折りの急坂になり、班の入れ替え(譲り合い?)が幾度か。
硫黄岳の頂きはちょっとした岩原。東側には壮絶な爆裂火口があると伺うが、相変わらずの天候で脆そうなエッジが少し覗くのみ。主稜線では山梨側の眺望を少し期待するも見事なガス景色!! 硫黄岳山荘で総CLから待機指示を解除されたNさんと合流。何とか全員で赤岳天望荘に行けそうとの情報。歩荷ワインと同行できて嬉しいです。
大ダルミから横岳までの砂礫地を進む中、眠気がさして高山病を疑うもバスでの睡眠不足が原因のようです。Uさんの花解説に救われます。雨露で濡れたコマクサの花道もなかなかです。
終盤には鎖や鉄梯子の掛かる痩せた岩稜があり、足元が切れ落ちているので本来は高度感満載のはずだが……。恐怖感もそこそこで無事、赤岳天望荘に到着。激しい雨でしたが風雷に会わなかったのが何より。
【7/30(日)】いよいよ主峰、赤岳へ。混雑渋滞と逆ルートハイカーとの離合で牛歩状態。山頂に着いても混雑は解消されず赤岳神社への参拝済ませ早々に下山開始。文三郎尾根に入り一瞬の晴れ間で視界が広がる。振り向けば先程まで立っていた赤岳の頂も素晴らしいが、一面溶岩帯の斜面に立っていることを自覚。今更ながら見事な火山体であることに感動します。リバースしたい気持ちを断ち切る。
南沢伝いの樹林帯は結構長く感じる。これが八ヶ岳の山裾の奥深さですか。美濃戸山荘で集合写真後、ラストスパート。往きは使わなかったショートカットを試みるも、ナビと格闘しながら躊躇していると、殿の総CLから「悩むくらいなら戻る。時間ロスするよ!」確かに最後尾班で迷惑掛けてしまいます。下山するまで、いや帰宅するまでが山行、油断禁物と肝に銘じる。(SAT)
昨年の夏山修了山行はこちら、
2016年07月30日(土) 〜 07月31日(日)甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳(夏山修了山行)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-929906.html
7年前の夏山修了山行は今回の逆コース、花いっぱい、好天でした。
2010年07月30日(金) 〜 08月01日(日)夏山修了山行 南八ヶ岳 赤岳・横岳・硫黄岳縦走
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72722.html
山は何時も違った顔を見せてくれます。今回は天候不順でガスや降雨の中の岩稜歩きでした。遠くの山を眺めることは出来ませんが、足元の草花や濡れた岩肌を観察することができました。アルビノ種に出会い、濡れた鎖や岩肌と登山靴の相性を確認できたのは得難い経験です。
6班に分かれたグループ行動、苦しい登り坂では励まし合い、核心部ではスキルを確認、山小屋ではいろんな話しに盛り上がります。山好きは、人も好きです。いろんな人生経験に触れる、これも山の魅力ですね。
赤岳からの下り、ふと振り返ると視界が開け山がその姿を一瞬見せてくれました。雲間に浮かぶ山肌は”美しく”目に飛び込みます。また、”山に戻っておいでよ”と言っているようです。
また仲間と山に行きましょう!
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